ドラマ『ハコビヤ』 第4話 不良少女の誕生日には意外な秘密が!

©「ハコビヤ」製作委員会

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今回の依頼人は「娘のバースデーケーキ」を届けて欲しいという三恵子(中島ひろ子)。

家出をしてしまった娘に三恵子が作ったケーキを届けて欲しいとのことですが、自分で渡せないのには訳がありました。

杏奈(影山優佳)は、せっかく作ってくれたのだからと慎重にケーキを運びますが、娘の葵は受け取ってくれませんでした。

剣(田辺誠一)は、依頼人の家を訪ねた時、あることに気がつきます。

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ドラマ『ハコビヤ』 前回振り返り

店にやってきた運び屋の依頼人・沙耶(志水心音)は8歳の少女。

ネットで知り合ったリコという友達にぬいぐるみを届けて欲しいというのが今回の依頼。

最近病んでいたリコを心配する沙耶。

剣(田辺誠一)と杏奈(影山優佳)はリコの親と思われる西村(升毅)を訪ねますが、冷たく突き放されてしまいます。

実は、リコの父親は西村の研究室の研究員、小田切でした。リコは小田切が寂しい子供たちのために作ったAIだったのです。

剣と杏奈は、そのことは沙耶に黙っておくことにしました。2人なら大丈夫と信じて・・・。

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【ネタバレあり】ドラマ『ハコビヤ』第4話あらすじと感想

手作りケーキ

ランチ営業後、杏奈(影山優佳)は雑誌の占いを見て、何やら解せない顔をしていました。
恋愛運の部分で、「迷ったら受け止めて」と書いてあったからです。

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そう言われても・・・と首をひねる杏奈。

占いはこっちの状況無視だから、困ると、杏奈が剣(田辺誠一)に話していると、午後のハコビヤの客がやってきました。

今回の依頼人・三恵子は、娘の葵に手作りのバースデーケーキを渡して欲しいとのこと。

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「18才おめでとう」と綺麗にデコレーションしてあります。

何故自分で渡さないのかと、杏奈が尋ねると、葵はただいま絶賛家出中とのこと。

「何度も迎えに行こうとしたんですけど、とても近づけなくて・・・」

葵がいると思われる場所は、地域で有数の不良のたまり場でした。

moyoko

トー横みたいな場所ってことですね。

場所が怖いのもそうですが、三恵子にとって最も怖いのは娘自身でした。
話をしてくれそうにもないし、無視されると思うとなかなか体が動かないのです。

「でも、たった1人の大切な娘なんです」

三恵子は、その気持ちを娘に伝えるために、毎年作っているケーキを作ったということです。

家出した娘

剣と杏奈は早速繁華街へ。
聞き込みをすると葵がよくいるという場所がわかりました。

葵の友達という少女に杏奈が事情を話すと、少女の顔が曇ります。
そこに葵が戻ってきました。

「お荷物をお届けに参りました」

それが母親からの誕生日ケーキだと知ると、葵はケーキの箱を地面に叩き落しました。
杏奈が「せっかくお母さんが作ってくれたのに」と言うと葵は吐き捨てるようにこう言います。

「何が誕生日だよ」

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母親だけでなく、誕生日自体にも拒絶反応を示しました。

剣たちは受け取ってもらえなかったケーキを持って三恵子の自宅へ向かいました。
そして、葵の様子はどうだったのかと心配する三恵子に、剣は壁に飾ってある写真を見せてほしいと言いました。

リビングの壁には、誕生日ごとに撮ったという葵の写真が飾られていました。
葵が大切にされていることがよくわかり、何故あんな態度をとっているのか理解が出来ない杏奈。

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剣は写真を見て何か気がついたことがあるみたいです。

親子関係

剣と杏奈は再び葵のいるたまり場へ向かいます。
当然葵はケーキを受け取ろうとしません。

箱の中身がケーキだと知った不良たちは、葵の誕生日だと知って騒ぎ始めます。

「いい加減にしろよ!なんなんだよ誕生日って」

「わかってる。今日じゃないって言うんだろ」

moyoko

え??

剣は、リビングの写真が1歳からのものしかないことに気がついたのです。
実は、今日は三恵子夫妻と葵が出会った日で、つまり葵は養子なのです。

moyoko

しかも、赤ちゃんポストに入っていたので誕生日がわかりません。

ある日、葵は家の引き出しに入っていた戸籍を見て、自分が養子だということを知ってしまいました。
親にウソをつかれていたこと、今まで祝ってもらっていた誕生日が本当の誕生日でないことを知り、ショックを受けた葵は家を飛び出しました。

moyoko

なかなかすぐには受け止めきれませんよね。

剣と話を続けたくない葵は、渋々ケーキを受け取ろうとしました。
しかし、剣は「渡せない」と言います。

そこに、杏奈に連れられて三恵子が姿を現しました。

母親になるということ

三恵子は葵に、出自を隠していたことを謝り、今では後悔していると伝えました。

三恵子は事実を明かしても、娘から母親と思ってもらえるのか自信がなかったのです。
血のつながりがないことが不安で、自分が“母親”になることに精一杯でした。
そして、葵が出て行った時に、迎えに行っても拒否されるかもしれないとさらに不安が増してしまったのです。

moyoko

不安のあまり逃げ出してしまったんですね。

でも、三恵子は「もう逃げるのはやめる」と言います。
葵に嫌われようと、無視されようと、自分は葵と生きてきたことに変わりはありません。

「私はあなたの母親だから。」

三恵子が「誕生日おめでとう」と言ってケーキを差し出すと、葵はどうするのか迷った様子でした。

「迷っているなら、受け止めた方がいいんじゃないか?」

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剣はまた杏奈の言葉からヒントをもらっています。正確には占いですが。

葵はケーキを受け取り、素直に「ありがとう」と言いました。
それから三恵子は不良たちと共に歌を歌って葵の誕生日を祝いました。

「やっぱり母の愛は偉大だな~」

満足げに試作品の『肉じゃがオムライス』を頬張る杏奈。
今度店で“おふくろの味フェア”をやろうと提案するも、剣に即却下されてしまいます。

“母の愛”。
杏奈はかつてこの店で母親からクマの財布をプレゼントしてもらいました。
そして、再びこの店を訪れた杏奈は「私をお母さんのいるところに運んでください」と剣に依頼したのです。

ドラマ『ハコビヤ』第4話 感想&まとめ

今回は不良になった娘にバースデーケーキを運んでほしいという依頼。

最終的に剣たちが運んだのは、ケーキとお母さんでした。不良の仲間たちが良い子で良かったです!

杏奈は、どうやら“母親”というキーワードに強く反応するようですね。

ハコビヤにお母さんのいるところに連れて行って欲しいと頼んだということは、杏奈は母親と離れ離れになっているということです。

剣は恐らくもう気がついていると思いますが・・・しばらく見守りましょう!

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