ドラマ『ハコビヤ』 第3話 8歳の依頼人の友達の正体は・・・。

©「ハコビヤ」製作委員会

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店にやってきた運び屋の依頼人・沙耶(志水心音)は8歳の少女。

ネットで知り合ったリコという友達にぬいぐるみを届けて欲しいというのが今回の依頼。

最近病んでいたリコを心配する沙耶。

剣(田辺誠一)と杏奈(影山優佳)はリコの親と思われる西村(升毅)を訪ねますが、冷たく突き放されてしまい・・・。

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ドラマ『ハコビヤ』 前回振り返り

今回の依頼人は元カレスマホを渡してほしいという麻衣子(立石晴香)。その相手は人気芸人で、彼には女優でモデルの妻がいました。つまり、不倫だったのです。

さらに麻衣子は不思議な時間指定をしてきました。

それは、相手の家の子供に知られないようにした配慮でした。女優の妻は自分の動画チャンネルの生配信で夫に自分の秘密の告白と謝罪をさせようとしていました。

麻衣子は動画配信を止めたかったのです。しかし、結局芸人の悪事は週刊誌にバラされることとなったのでした。

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【ネタバレあり】ドラマ『ハコビヤ』第3話あらすじと感想

8歳の少女

洋食屋「キッチン白鳥」でバイトをする杏奈(影山優佳)は、その忙しさとモンスター客対策に配膳ロボットの導入を提案します。

moyoko

ロボットなら、嫌な客も気にしませんし、何より時間に正確です。

店主の剣(田辺誠一)は、その提案を即却下します。

そこに、やってきたのは8歳くらいの小さな女の子。

「ホットココアください」

moyoko

少女がハコビヤの依頼にやってきました。

沙耶と名乗る少女(志水心音)はお年玉の1万円を差し出します。
杏奈は慌てて「受け取れない」と言いますが、沙耶は「子供扱いしないで」と言います。

moyoko

大変失礼いたしました!

沙耶が届けて欲しいのはクマのぬいぐるみ。
これを「リコ」という友達に届けて欲しいと言います。
沙耶とリコはネットで知り合ったため、お互い顔も声も知りません。
リコは家から出ないでいるということで、学校にも行っていないようです。

moyoko

沙耶ちゃんは一度住所を聞きましたが、教えてもらえなかったそうです。

沙耶は、リコが最近病んでいる様子なのを心配していました。
チャット画面を見せてもらうと、「私っていらないのかな」「消えた方がいいのかな」とネガティブな発言が続いています。

moyoko

確かに、これは心配です。

しばらくして、急にリコと連絡が取れなくなってしまいました。
沙耶にはリコ以外に友達がいません。自分が辛いときにリコに助けてもらったので、今度は自分が助けたいと話す沙耶。

そして、沙耶はクマを渡す時に握手をするように伝えて欲しいと剣と杏奈に伝えました。

「お荷物、丁重にお届けいたします!」

リコの父親

剣は杏奈を助手席に乗せ、チャットにあったリコの親がいると思われる大学へ。

moyoko

そこの「西村工学システムラボ」というところに親がいるみたいです。

剣がいつもの調子で大学内の職員に取り入り、情報を引き出します。
ラボの西村教授は教育熱心で研究が全ての人。自分の子供にも厳しいともっぱらの噂だということです。

2人がラボに向かうと、早速西村教授らしき人の怒鳴り声が聞こえます。

moyoko

やっぱり厳しい人みたいですね。

剣が「リコちゃんにお会いしたい」と声をかけると、西村教授(升毅)はいぶかしげな表情。
杏奈がリコの友達からプレゼントを預かって来たと説明すると、西村教授は「くだらない」と一蹴します。

「あんなもののために時間を取らせるな!」

moyoko

あんなもの・・・??

剣と杏奈は、その後西村ゼミのオープンゼミを見学します。
研究員たちが「世界に通用するようなシステムを作る」とアピールしている中、1人だけ「1人でも悩んでいる人がいたら、その人の力になれるような研究がしたい」と発言する研究員がいました。

moyoko

とても気まずそうな顔をしています。教授に怒られるからでしょうか?

案の定、西村教授はその研究員・小田切に「うちの格を下げるな」と叱責していました。

「社会の役に立たない研究者はいらないんだよ!」

その現場を目撃した杏奈は、娘のリコにもそんなことを言っているのだろうかと憤ります。
そして、「今日はもう遅いから」と切り上げようとする剣に、「私は少しここに残ります」と言って車を降りて行きました。

次の日、リコの親に会いに行くために車に乗り込んだ剣と杏奈。
実は杏奈は、昨夜西村教授を待ち伏せして、尾行し、教授の住所を割り出していました。
杏奈は教授が留守の間に、リコに会ってぬいぐるみを渡すつもりでした。
しかし剣は「そこにリコちゃんはいない」と言って大学に向かいます。

リコの正体

剣が調べたところによると、西村教授は1人息子がいるだけで、娘はいないということです。

moyoko

では、リコは誰・・・? 大体の予想はついていますが。

剣は、昨日教授から叱られていた小田切という研究員を訪ねます。

「リコちゃんの親はあなたですね?」

実は、リコは小田切が開発したAI『LICO』だったのです。

moyoko

やっぱり・・・!

LICOは、悩んでいる人に寄り添うAIで、SNSで該当する人に話しかける設定になっていました。
剣は沙耶からもらったチャットのやりとりを見て、返信のタイミングがある一定の法則で行われていたため、リコが人間ではないと見抜いていました。

小田切がLICOを開発した理由は、小さいころ友達がいなかった自分と同じような子のために、友達になれる存在を作りたかったからです。

moyoko

何故急に返信をしなくなったのでしょう?

それは、西村教授が止めたからです。
そこで小田切はSNSの運用を止めました。しかし、西村教授はLICOの存在自体を認めておらず、「すぐに消せ」と命じていました。

LICOのフォロワーは100名程度。西村教授にとっては「お遊び」にしか映りません。

「はっきり言って、才能の無駄遣いだ」

でも、小田切は人間の友達になれるAIの存在を諦めきれません。

「影響の小さな研究はいらないんだよ!」

moyoko

そんな~・・・。

沙耶の思い

剣は「リコちゃんにお届けがあってやってきました」とぬいぐるみを取り出します。
教授はAIにぬいぐるみ遊びはできないと鼻で笑います。

しかし、このぬいぐるみはただのぬいぐるみではなく、ボイスレコーダーが内蔵されているハイテクなぬいぐるみでした。

剣はLICOの代わりに、小田切にクマの手を握ってもらいます。

すると、ボイスレコーダーから沙耶のメッセージが流れてきました。
そこには、リコを心配していることと、自分にとってリコは親友だということ、そしていつかリコの声が聴いてみたいということが語られていました。

「リコちゃんのお友達の少女からのメッセージです」

教授は、「くだらない!」と一蹴します。
しかし、小田切は「くだらなくない!」と反論しました。

「僕は、自分の研究を誇りに思います」

moyoko

LICOの液晶画面にも「私も沙耶ちゃんと話したい」と表示されています。

剣は何故チャットを見て相手がAIだと気がついたのでしょうか?
それは、昨日の昼間の杏奈の発言がヒントになっていました。

「機械は人間と違って時間に正確です!」

moyoko

ということは、また杏奈は助手として仕事をした・・・?

クマの財布

杏奈は、沙耶になんと報告した方がいいのか悩んでいました。
リコに会った2人に対し、沙耶はどんな子だったかと聞いてきます。

そこへ、沙耶宛てに店に電話がかかってきました。
相手はLICOです。
沙耶は、目に涙を浮かべながらLICOとおしゃべりをしました。

moyoko

沙耶役の女優さん、お見事な演技です!

剣は「今はまだその時じゃない」と、LICOの正体を沙耶には明かしませんでした。
でも、いつかは知る時が来てしまいます。

「大丈夫だ。あの2人なら」

moyoko

2人はお友達ですからね。

一件落着した後、杏奈は新メニューの試作を始めました。
ところが、その段階で明日使うはずの卵を全部使ってしまいました。

「今から買ってきます!」

慌てて財布を取り出した杏奈は、手が滑って財布を落としてしまいました。

moyoko

財布にはクマのパッチワークがついています。

剣はその財布を見た時、かつてその財布を握りしめてホットココアを頼んだ少女がいたことを思い出していました。

ドラマ『ハコビヤ』 第3話 感想&まとめ

今回の依頼人の少女より以前に、小さい女の子がハコビヤを訪ねて来ていました。

その少女は杏奈と同じ財布を持っていました。

どう考えても杏奈がその少女ですよね。ということは、杏奈は知ってて店にやってきたということですね。

これ以降、杏奈と剣の関係が徐々に明らかになってきそうです!

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