洋食屋『キッチン白鳥』を営む白鳥剣(田辺誠一)。彼には『運び屋』というもう一つの顔があります。そんな剣の元にバイトとして天野杏奈(影山優佳)が入ってきて、二つの仕事を手伝い始めます。
今回の依頼人は元カレスマホを渡してほしいという麻衣子(立石晴香)。その相手は人気芸人で、彼には女優でモデルの妻がいました。つまり、不倫だったのです。
さらに麻衣子は不思議な時間指定をしてきて・・・。
目次
ドラマ『ハコビヤ』 前回振り返り
食屋・キッチン白鳥を営む白鳥剣(田辺誠一)。彼には“運び屋”というもう一つの顔があります。そんな彼の洋食屋にバイト希望の天野杏奈(影山優佳)がやってきます。
ある日、平野壮馬(戸塚純貴)がギターと楽譜を元相方の一ノ瀬奏太(山口大地)に運んでほしいという依頼が運び屋に舞い込みます。
杏奈は運び屋の仕事にも興味を持ち、手伝うことに。
一ノ瀬の居場所を探し出した剣と杏奈は一ノ瀬が病気だったことを平野に報告。平野は、2人で作った音楽を続けると涙ながらに決心したのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『ハコビヤ』第2話あらすじと感想
元カレのスマホ
町の洋食屋『キッチン白鳥』は、今日も忙しいランチ営業を終えました。
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店主の白鳥剣(田辺誠一)は、バイトの天野杏奈(影山優佳)を帰そうとしますが、杏奈も運び屋を手伝うと言って聞きません。
杏奈がいつものように矢継ぎ早に質問をしていると、ホットココアを注文する女性・麻衣子(立石晴香)が現れました。
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麻衣子の依頼は、「元カレにスマホを渡してほしい」というもの。
そして、渡したら写真フォルダを開けるように伝えて欲しいということです。
依頼書を見ると、届け先は「飯沼彰」とあります。
その名前を見て杏奈はビックリ。今世間でブレイク中の人気芸人(おいでやす小田)だからです。彼だけでなく、妻も女優でモデルの紺野あずさ(東風真智子)という人気女優でした。
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「どうやって出会ったんですか!?」
杏奈は遠慮なくインタビューを始めます。
麻衣子は小学校教師をしていて、子供たちが真似しているのを見ているうちに自分もハマってしまい、SNSをフォローしたところDMが返ってきたといいます。
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麻衣子はさらに「時間通りに届けて欲しい」と言います。
依頼書には「18時10分」とあります。
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何の時間かと尋ねても、麻衣子は答えづらそうにしています。
剣は「言いづらいなら言わなくてもいい」と言って、スマホを受け取りました。
情報集め
18時までは時間がありますが、剣は早速調査に出かけます。
ついてくる杏奈に「時給は出ないぞ」と言いますが、杏奈は「働きを見てから言ってください!」と返してきました。
15:00 受け渡し時間まであと3時間10分。
この時間に出かけたのにはワケがあります。
この時間は飯沼が劇場でネタを披露しているのです。
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出番が終わると、剣はすぐにコアなファンらしき女性たちに声をかけ、今日のスケジュールを聞き出してきました。
生放送特番のシークレットゲストに登場すると聞いた剣たちは、テレビ局へ。
待機中、剣は飯沼の情報を集めるため、ラジオやSNSをチェックします。
杏奈は飯沼の妻である紺野あずさのYouTube動画を見始め、毎週金曜日に生配信をすることを突き止めました。
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テレビ局に入ると、飯沼彰の出演は17時までで、番組の最後まで出ないことがわかりました。剣は番組のプロデューサーに近づき、話を聞き出します。
プロデューサーによれば、17時に局を出たいというのは飯沼からの要望で、打ち上げも断られてしまったということです。用事があるとのことですが、時間をかなり気にしていたので、よっぽど大事な用なのだろうということでした。
16:55 飯沼が局を出てきたので、剣たちは後を追います。
17:33 黒い大きな帽子をかぶった女性をピックアップして自宅に向かいます。
18:02 飯沼たちを乗せた車が自宅に到着。どうやら一緒に乗っていた女性は妻のあずさのようです。
杏奈は妻の前で不倫の証拠となる写真を見せて、麻衣子は修羅場を期待しているのではと考えました。
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18:10
剣たちは時間通りに飯沼邸のインターホンを押します。
「飯沼彰さんにスマホのお届けです。」
飯沼と共に応対したあずさは「不倫相手ですか?」と聞いてきました。
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あずさは、子供がいるし、離婚はしないがけじめはつけるので安心して欲しいと相手に伝えてほしいと言いました。
気まずい雰囲気が流れる中、杏奈が気を遣って今夜行われる生配信について話を切り出すと、あずさは「今日はこの人が出る」とうつむく飯沼を指しました。
「自分がやったことを日本中に謝ってもらうんです。」
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自ら暴露するというのはさすがに可哀そうな気がしてしまう杏奈。
しかし、あずさは「一番かわいそうなのは私です」ときっぱり。
「世界で一番信じていた人に裏切られたんですよ」
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一人息子には、配信後「お父さんは家族を裏切る最低の人だ」ときちんと話すと、あずさの意思は固いようです。
いたたまれなくなった杏奈はスマホを渡したからと席を立とうとしました。
しかし、剣は動きません。
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あずさも飯沼も、中身を見たがりませんでした。
しかし、剣は「依頼だから」と強引にスマホの画面を開かせます。
ファンのために
飯沼がしぶしぶ写真フォルダを開くと、そこにはSNSに投稿された飯沼彰ファンの子供たちの姿がたくさん保存されてありました。
剣は麻衣子は、子供たちのために飯沼には仕事を続けて欲しいのかもしれないと考えていました。
最後に会った時も麻衣子が「あなたのお笑いに救われてる子供たちやファンはどうなるの?」と話していたと飯沼は言います。
麻衣子は、飯沼の息子のことも気にしていました。
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「は?私が引けってこと!?」
あずさは、勝手に不倫しておいて、その言い分はなんだと怒りだしてしまいました。
飯沼は土下座をして「俺のギャグを待っている人がいるから2人の問題にさせてほしい」と泣いて懇願しました。
「今まで通りの飯沼彰にさせてください!」
あずさは「ふざけるな!」と激怒します。飯沼はただ「お願いします」と土下座を続けるばかりでした。
剣たちは「お届け物は以上です」と言ってサインをもらい、飯沼邸をあとにしました。
18:30になり、杏奈は祈るような気持ちで生配信の開始を待ちます。
しかし、番組内容は通常通りで謝罪ではありませんでした。
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子供のために
結局、あの時間指定は何だったのか・・・。
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剣は、飯沼がラジオで「子供が塾のために毎週金曜日18時10分に家を出る」と話していたことを覚えていました。
そこからあずさの配信が始まるまでの間夫婦が話し合う最大限の時間を、麻衣子は設けたのだろうと推察されます。
剣は、そもそも暴露なら週刊誌に持っていくだろうと、麻衣子には別の狙いがあるのではないかと考えていました。
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その後、結局飯沼は週刊誌によって「3股不倫」を報じられてしまい、活動を制限されることとなってしまいました。
「子供たちは関係ないのに・・・」
麻衣子は思わずつぶやきます。
でも、不倫をした自分にそんなことを言う資格はないということも分かっています。
だから、時間指定の理由も言えずにいたのでした。
もしかしたら、自分が止めなければ、飯沼が週刊誌より先に謝罪していたら、世間の反応も変わっていたかもしれない。
自分は余計なことをしたのかもしれない。何が正解だったのか・・・。
麻衣子が迷っていると、剣は「多分正解なんてありません」と言いました。
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「ただ、あなたの思いはしっかりと届けさせていただきました」
杏奈は、運び屋の仕事は必ずしも皆を幸せにするわけではないのだと学びました。
剣は「だから、中途半端な気持ちならやめた方がいい」と忠告しました。
しかし杏奈はやめる気などありませんでした。
「運び屋の世界を本気でもっと知りたくなってきました!」
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杏奈は、依頼人に何故ホットココアを出すのかと質問しました。
ココアにはリラックス効果があります。だから依頼人にはまず心を落ち着かせてもらうために、ホットココアを出しているのだと剣は答えました。
ホットココア。
杏奈には、小さい頃の記憶に強く刻まれている思い出があったのです。
ドラマ『ハコビヤ』 第2話 感想&まとめ
今回は人気芸人に遊ばれた女性が、子供たちのために妻が進める謝罪生配信を止めるため、スマホを届けてほしいという依頼でした。
結局、依頼人の願いは週刊誌によって失敗に終わってしまいましたが・・・。
調査をする段階で、剣さんたちがあまりに簡単にテレビ局に潜入してしまったので、それは少し都合が良すぎるのでは・・・と思いましたが、それはご愛敬ということで(笑)
ところで、杏奈には一体どんな過去があるのでしょうか?気になります!