リボルバー電池により、新たなフォームとなったシャーク1。かつて大爆発を起こした浅草橋事件の再来を危惧した山田は動揺しますが、果たして細道と電池少女たちは無事に秋葉原を守ることはできるのでしょうか。いよいよ最終回を迎えた『逆転世界ノ電池少女』第12話のあらすじを見てみましょう。
目次
アニメ『逆転世界ノ電池少女』第11話のあらすじと振り返り
ガランドールを真国に売り飛ばそうとする宗方とともに、アラハバキの基地を逃げ出した細道。絶体絶命との状況となったアラハバキですが、これまで着ぐるみ姿だった田中が真の姿を現したことで逃げ出したメンバーが戻ってきていました。
逃げ出した細道に苛立ちを隠せない友紀の横で、りんは細道が作りかけのザバーンのプラモを赤く塗ろうとしていたことを知ります。
それはザバーンの幻のフォームであり、りんは細道が帰ってくることを信じようとしていました。
ミサの手により電波ジャックを行なった電池少女たちは、ニュース番組から細道に呼びかけます。
そのメッセージに感化された細道は、単身でガランドールに乗り込んでアラハバキの本部に帰ろうとします。
そこに真国が立ちはだかりますが、電池少女3人が乗り込んだリボルバー電池によってシャーク1は赤いフォームに変形するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『逆転世界ノ電池少女』第12話あらすじ・感想
赤いザバーンの力
国際展示場を運ぶ飛行船が秋葉原に近づくなか、リボルバー電池によって赤い状態となったシャーク1。
動揺する山田をよそに、田中は「シャーク・ザ・バーン(shark the burn)」という真の姿だと説明します。
田中泉
そのとき、シャーク1の前にはハヤテの乗った伽藍が登場し、りんはアキバフェスで一緒に遊んだ相手だと気がつきます。戦うことに躊躇するりんを前に、ハヤテは心酔するアカツキのため、りんと戦うことを選ぶのでした。
さらにりんはときめきエネルギーの消費により戦闘不能となったため、すぐさま友紀にバトンタッチ。
ハヤテの一撃を難なく受け止め、ザコ敵を一掃します。ムサシのビーム攻撃を受けたガランドールは、さらにミサがメインとなり、チートアイテム(定規)を使った連射攻撃に。
見事ムサシを圧倒しますが、消費が激しいためにミサはダウンしてしまうのでした。
田中泉
浅草橋事件の真相
再びシャーク1にモードを切り替えようとする細道とりんですが、山田によって止められそうになります。しかし、「ここで諦めたら一生後悔する」というりんの強い意志により、ふたりはシャーク1で戦うことを譲りません。
それでもなお反対する山田を、かつてパートナーだったミミがビンタします。そこで、ミミは浅草橋でかつてガランドールが暴走した本当の理由を話し始めるのでした。
まだ山田とミミが若かりし頃、ふたりはガランドールのパイロットと電池少女という関係でした。
浅草橋での戦闘で「未来を守る」という山田の言葉に、「あなたと私、ふたりの未来ね」と返したミミ。そこで山田はつい、否定してしまったことにミミが冷めてしまったことが原因でした。
田中泉
最後の戦い
一方、りんはハヤテがアカツキに好意を抱いているのを知ったうえで、ときめきや愛情に優劣がないこと、そしてそれを否定するのなら全力で立ち向かうと宣言します。
見事にハヤテの武器を吹き飛ばしたシャーク1でしたが、最終防衛ラインを国際展示場が超えてしまっただけでなく、伽藍に乗ったアカツキが姿を現します。
「そちらが勝ったら作戦を取りやめる」と言うアカツキに立ち向かう細道たちは、電池少女たちそれぞれのモードを切り替えながら、最終的にノーマル状態のガランドールでロケットパンチを食らわせます。
田中泉
宣言通り作戦を中止しようとしたアカツキでしたが、国際展示場を運んでいた飛行船が爆発し、指揮権が失われていることが明らかになります。さらにガランドールは充電切れとなってしまい、アラハバキは再度絶体絶命となるのでした。
再び立ち上がった細道たち
何もできない細道と電池少女の前に現れたのは、サングラスを外した山田でした。山田から激励を受けた細道たちは国際展示場の落下を防ぐため、再び立ち上がります。
田中泉
戦闘曲を睡眠学習でいつの間にか覚えさせられていた友紀が歌い、ミサが装備ユニットでアシスト、りんと細道の協力により、国際展示場をなんとか押さえ込もうとします。
細道の「お前らが大好きだ!」の一言に共鳴した電池少女たちのときめきエネルギーにより、さらに真の姿を見せたシャーク1は、国際展示場を秋葉原の横に無事着地させることに成功します。
田中泉
アラハバキに敗れた真国は、アニメやアイドルを愛しているのは日本だけでないことを目の当たりにします。自分たちのやり方が間違っていたと知ったアカツキに、山田は「向こうの世界に自分たちが融和を唱えるようにする」と伝えます。
戦いを終え、空腹な細道は、電池少女の3人からおでん缶を差し入れされるのでした。
『逆転世界ノ電池少女』第12話のまとめ
「空っぽ」であることを自覚していた細道は、最後に「空っぽだからこそ受け止めることができる」とアカツキに返します。どこか冷めていた細道が、電池少女たちに出会って大きく成長したことのなによりの証明でしょう。
ロボアニメの美味しいところが詰まった『逆転世界ノ電池少女』。ロボアニメとしてだけでなく、ひとりのキャラクターの成長譚としても素晴らしいアニメだったと言えるでしょう。