『グエムル-漢江の怪物-』あらすじ・ネタバレ感想!観客動員が1,230万人を超えた韓国版B級モンスタームービー

映画『グエムル-漢江の怪物-』あらすじ・ネタバレ感想!

出典:ザ・シネマ

公開当時の韓国で、観客動員が1,230万人を超えた大ヒット作品!

韓国ソウルを流れる川「漢江」(ハンガン)に突如現れた巨大な黒い怪物(グエムル)。

グエムルは人々をパニックに陥れ「ある少女」をさらって行った。

自分の娘を怪物に奪われたことをきっかけにバラバラになった家族が再集結し、知恵と勇気を振り絞ってグエムルに立ち向かう!

ポイント
  • バラバラの家族が事件をきっかけにひとつになるファミリーコメディ
  • 恐ろしい怪物が人々を恐怖に陥れるモンスタームービー
  • 韓国映画らしい不思議な終わり方に色々な考察が浮かび上がる

それではさっそく映画『グエムル-漢江の怪物-』をネタバレありでレビューしていきたいと思います。

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『グエムル-漢江の怪物-』作品情報

『グエムル-漢江の怪物-』

(C)2006 Chungeorahm Film. All rights reserved

作品名 グエムル-漢江の怪物-
公開日 2006年9月2日
上映時間 120分
監督 ポン・ジュノ
脚本 ポン・ジュノ
出演者 ソン・ガンホ
ピョン・ヒボン
パク・ヘイル
ペ・ドゥナ
コ・アソン
音楽 イ・ビョンウ

『グエムル-漢江の怪物-』主要キャスト

グエムル-漢江の怪物-』は、意外にもこんな豪華キャストが出演しています!

グエムルの声も実は、韓国映画ではおなじみの「あの人」が演じていました!

ソン・ガンホ / 役:パク・カンドゥ

  • パク家の長男で金髪がトレードマークのダメ人間。
  • 売店の手伝いのときは居眠りばかりしている役立たず。
  • 元妻と間の娘ヒョンソのことを心から大切に思っている。
  • グエムルの血を浴びたことから隔離される羽目になり大パニックに!

ピョン・ヒボン / 役:パク・ヒボン

  • パク家の父親で売店の経営者。
  • 何かとお金で上手く解決してしまう。
  • グエムルに体当りされて命を落とす。

パク・ヘイル / 役:パク・ナミル

  • 一家の次男で家系では唯一大学を出ている自称エリートだが失業中で酒浸り。
  • 学生運動に参加していたことがあり火炎瓶作りが得意。
  • ヒョンソにとっては良き叔父さん。

ペ・ドゥナ / 役:パク・ナムジュ

  • 一家の末娘でアーチェリーの選手
  • 慎重派すぎるところがあり大会の優勝を逃してしまうこともある。
  • アーチェリーがグエムル退治のキーアイテムになる

コ・アソン / 役:パク・ヒョンソ

  • カンドゥと元妻の間の一人娘で中学生。
  • 父親想いで明るい良い娘だが、ある日突如現れたグエムルにさらわれてしまう。
  • グエムルにさらわれてからは隠れて生き延び、脱出の機会を狙っていた。

オ・ダルス(声)/ 役:グエムル

  • 2000年に駐韓米軍基地から流された大量のホルマリンが恐らく原因で誕生した怪物。
  • 人々をさらっては深さのある下水溝に運んで、その後食べていた。
  • 色は黒くナマズのようで、両生類のような見た目をしており脚と手のようなものがある。

ヨン・ジェムン / 役:ホームレスの男

  • 逃走中のナミルと偶然であった漢江の辺りに暮らすホームレス。
  • ひょんなことからナミルと一緒に火炎瓶を作り、グエムル退治にも役立つ活躍をする。

イ・ジェウン / 役:セジン&イ・ドンホ / 役:セジュ

  • 下水溝に住む孤児の兄弟。
  • 空腹になると売店に盗みに入り食料を確保していた。
  • 二人揃ってグエムルにさらわれ、兄のセジンは命を落としてしまう。
  • 弟のセジュはヒョンソに助けられ一緒に脱出を試みるが…。

【ネタバレ】『グエムル-漢江の怪物-』あらすじ・感想


漢江の怪物 グエムル登場!

グエムル-漢江の怪物-』は作品内で色々な展開を観せてくれる映画です。

物語の超序盤は、グエムルがいかにして誕生したかが描かれ、漢江のほとりでくつろぐ人々をパニックに陥れる様子が描かれています。

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まさに王道のモンスタームービーとして描かれるのです。

韓国に駐在する米軍の基地からソウルを流れる漢江に大量のホルマリンが投棄されます。

時が経つにつれて、川に奇形生物が発見されるなどの異変が現れ、ついには漢江に身を投げて自殺した男が無残な死体で発見されたのです…。

シリアスな場面から一転し、平和な漢江のほとりの様子に場面が変わります。

しかし、それもつかの間!

成長したグエムルが姿を現し、川から飛び出して人々を襲い始めます

現れたグエムルを倒そうと立ち上がった二人が、休日を過ごしていたアメリカ軍の下士官と、本作の主人公である売店の長男カンドゥ(ソン・ガンホ)でした。

カンドゥは標識でグエムルを攻撃した際に、ダメージを与えることができたのですが、そのせいでグエムルの血を浴びてしまいます。

そしてグエムルに追いかけられる際は、自分の娘ヒョンソ(コ・アソン)と間違って他の女の子の手を引っ張るというドジっぷりを披露。

そのせいもあって、逃げ遅れたヒョンソはグエムルにさらわれ川の中へ消えていったのです。

『グエムル-漢江の怪物-』

(C) 2006 Chungeorahm Film. All rights reserved.

グエムルは韓国の漢江で生息し、比較的小さいエリアで活動する怪物のようです。

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ただ、見た目が不気味なのでゾッとしました。ナマズのようにも見えますが、なんとも形容しがたいグエムルは、私には大きな「エイリアン」に見えました。

逃げ惑う人々や襲い来る怪物など、モンスタームービーのあるあるが描かれていますが、次の場面からはガラッと雰囲気が変わります。

さらわれたヒョンソは生きていた!?

体育館のようなところでグエムルに襲われ亡くなった人たちの遺影が飾られています。

そこにはヒョンソの遺影もありました。

ヒョンソの死がきっかけになり、バラバラに離れていた家族たちが集結します。

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久しぶりの家族の再会でしたが、ヒョンソの死を巡って殴る蹴るの大喧嘩を始めたと思えば、みんなで大泣きし始めたりと、この場面からなんだか様子がおかしいな…と思い始めました。

遺影の前で見せる家族劇は、まるでコメディなのです。

そしてグエムルと接触したカンドゥ、カンドゥと接触した家族たちは隔離されるために、他の接触者たちと共に病院へ移動させられました。

カンドゥは直接グエムルの血を浴びてしまったので防護用の袋に入れられて運ばれました。

病院での夜、カンドゥの携帯電話に死んだはずのヒョンソから電話があったのです。

電波が悪く居場所もわからないようですが、大きな下水溝の中でヒョンソは生きていました!

家族たちはそのことを知ると病院を無断で抜け出し、私立探偵の手引きによりヒョンソの居場所の特定に奔走することになります。

追手が迫るなか下水溝を探しますが、ヒョンソは見つかりませんでした。

そして、その下水道には孤児の兄弟セジンとセジュがいました…。

兄弟はグエムルに飲み込まれ、兄のセジンが命を落とします。

弟のセジュは生き残り、下水溝で生きているヒョンソと出会ったのです!

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家族のドタバタ劇が始まったと思ったらそのまま続かず、次の展開でまたガクンと落とされます。

再びバラバラになる家族

追われる身となったパク家にグエムルも容赦なく襲いかかります。

パク一家は売店に戻り、休息をとっていたところをグエムルに襲われ、売店のコンテナがひっくり返ってしまいました。

外に出た一家はライフルで応戦します。

しかし、グエムルに狙いを定めた父親のヒボン(ピョン・ヒボン)のライフルはあいにく弾切れ。

ものすごい速さで向かってきたグエムルに体当りされたヒボンは命を落としました

カンドゥもつかまり、無意味な手術を受けることになってしまいました。

再び離れ離れになってしまった家族。

次男のナミル(パク・ヘイル)はヒョンソの携帯電話の位置を特定しようと、大学時代の先輩を頼りますが、それも罠だったことに気づくと、特定した場所を記憶して逃げ出しました。

ですがナミルの活躍で、ヒョソンは「ウオニョ大橋」の近くにいるということが明らかになったのです。

ナミルからのメールを受け取った長女ナムジュ(ペ・ドゥナ)もウォニョ大橋へ向かいます。

しかし、途中でグエムルに襲われ、アーチェリーの矢で応戦しますが跳ね飛ばされて側溝へ落ちて気を失ってしまいました。

下水溝のヒョンソはセジュと脱出を試みようとしていましたが、グエムルに気づかれて二人とも丸呑みにされてしまいます。

子供のヒョンソとセジュにとって、得体の知れない怪物であるグエムルは非常に恐ろしい存在です。

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子供ながらに頑張ったし、死んだフリをしてグエムルを騙すことができたことには感心しました。グエムルに気づかれた時、セジュはヒョンソの言うとおりにして声は上げませんでしたが、恐怖のあまりオシッコを漏らしてしまうという演出は、子供の心理をよく現しているのと、グエムルに対する恐怖心がよく表現されていると思いました。

兄妹対グエムルのラストバトル!

兄妹たちがナムジュのメールを見てウォニョ大橋へ再び集結します。

橋のたもとの広場では、拘束されたカンドゥの解放を求める人々がデモを行っていました。

グエムル退治のために政府は猛毒のガスを現場に散布します。

デモ隊の人々がいるにもかかわらず毒を含んだ黄色い煙であたりは覆われ、人々は流血して苦しみ始めました。

しかしグエムルも毒ガスを浴び、身体がしびれて倒れます。

カンドゥはグエムルの口の中からヒョソンとセジュを救出しますが、二人とも息があるかはわかりません。

グエムルは再起し、兄妹たちは再び戦いを始めました。

ナミルは火炎瓶で攻撃をしますが、肝心なところで外してしまい絶望します。

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しかし、ナミルと一緒に行動をしていたホームレスの男が機転を利かせ、グエムルの真上からタンクに入ったガソリンをかけたのです!(ナイスホームレス!!)

ナムジュがアーチェリーの矢で火の付いた火炎瓶をグエムルに向かって撃つと、見事に命中!

グエムルの身体は激しく燃え上がり、川へ戻ろうとします。

しかし、グエムルの正面から現れたカンドゥが鉄パイプをグエムルの喉に突き刺し、グエムルはついに絶命したのです。

セジュは息を吹き返しましたが、ヒョソンの生死は最期まで不明のままで終わります。

物語のラスト。

漢江のほとりの小さな売店では髪を黒く戻したカンドゥと、セジュが二人で家族のように暮らしている姿が描かれます。

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とにかくファミリーコメディムービーから一転。

あまり家族に感情移入してしまうと、観ているこちらの気持ちも持たないくらいにガクンと落とされますのでご注意を(汗)

ヒョンソは一体どうなった?

個人的には終わり方が少し不思議だと思いました。

ナミルやナムジュの兄妹たちのその後の展開も描いてほしかったと思い、個人的にはあまりスッキリした気はしませんでした。

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きっと、『グエムル-漢江の怪物-』を観た人に考えてほしいという思惑があったのだと思います。

このようにモヤモヤした気持ちが残るのは、韓国映画を観た後によくあることです。

結局ヒョンソの生死はわからないままでしたが、私はグエムル退治の後にナムジュがヒョンソをしっかり抱きしめていたことから、きっとヒョンソはナムジュと暮らしているのではないかと思います。

カンドゥの小さな売店にもヒョンソの写真がありますが、遺影と思えるものはありませんでした

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ヒョンソがその後生きていると思うと、また違ったストーリーに見えてくるような気がします。

新たに迎えたセジュを含めて、みんなで仲良く暮らしている姿を期待したのですが、一筋縄ではいかないようでした!

『グエムル-漢江の怪物-』まとめ

以上、ここまで『グエムル-漢江の怪物-』について感想を述べさせていただきました。

要点まとめ
  • ソン・ガンホペ・ドゥナ共演!豪華キャストが勢揃いした大ヒットB級モンスタームービー!
  • 打倒グエムルで団結した家族の見せる強さに勇気をもらい、観終わった後は家族の大切さが身にしみる。
  • 物語の終わり方でそれぞれの考察ができ、人によっての捉え方が楽しめる。

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