『後妻業の女』あらすじ・ネタバレ感想!大竹しのぶと笑福亭鶴瓶のラブシーンも?豪華俳優陣が集結した作品

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映画『後妻業の女』は、黒川博行の原作小説を映画化した作品です。

高齢者の遺産を狙った犯罪が題材になっており、2019年1月期ドラマとして『後妻業』が木村佳乃の主演で開始になっていますね。

ポイント
  • 大竹しのぶの演技が怖い
  • 「後妻業」と言う名の詐欺師の物語
  • 最後までどうなるかわからない展開

それではさっそく『後妻業の女』をレビューしたいと思います。

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『後妻業の女』作品情報

作品名 後妻業の女
公開日 2016年8月27日
上映時間 128分
監督 鶴橋康夫
脚本 鶴橋康夫
出演者 大竹しのぶ
豊川悦司
津川雅彦
尾野真千子
長谷川京子
水川あさみ
笑福亭鶴瓶
永瀬正敏
ミムラ
森本レオ
泉谷しげる
音楽 羽岡佳

【ネタバレ】『後妻業の女』あらすじ・感想


身近に潜む詐欺師「後妻業」

「武内小夜子、63歳。好きなことは読書と星を見上げること。わたしは尽くすタイプやと思います。」

結婚相談所主催のイベントでかわいいらしく自己紹介をする姿に、小夜子の魅力に男たちはイチコロだ。

63歳の女性に、なぜこんなにも魅力を感じてしまうのか?

この物語は大阪を舞台に、老後寂しい男たちを餌にして遺産を盗む後妻業の物語です。

2025年には65歳以上が3人に1人になると言われている日本。

実際に、後妻業という詐欺もどんどん身近になっていきそうで見ていて恐怖を感じました。

本作『後妻業の女』は犯罪をテーマにした怪作ですが、大竹しのぶの演技も相まってブラックコメディになっています。

大竹しのぶは悪女をやらせるとピカイチですね。危ない人間味のない役を好演しております。

もはやこれが地ではないのか?と思うぐらいです。

絶世の美女とは言えないおばさんに、いとも簡単に男たちは騙されるのか?

魔性の女というか生まれ持っての悪女なんでしょう。遺産を狙う結婚詐欺師には世の男性は注意しましょう。

小夜子と組んで遺産を狙う相棒が柏木(豊川悦司)という男です。

豊川悦司は、テレビドラマやCMで見る爽やかなイメージしかなかったのですが、本作ではある意味爽やかな人のことをちっとも考えておらず、異常な結婚相談所の所長を演じています。

豊川悦司もほんとに怖い演技で、金のためなら人の命をも簡単に奪ってしまう極悪人を演じています。

柏木の手口はとても汚く、結婚相談所主催の熟年の婚活パーティーを主催し、金持ちそうな獲物を見つけては小夜子を向かわせ全財産をすべて巻き上げる(時に命も奪う)卑劣なやり口です。

最近では婚活パーティーもさかんに行われていますよね。

小夜子のような女には本当に注意して下さいね。逆もあるかもしれませんが。

人の弱みにつけんで来た2人、ついに正義の鉄拳が!?

例に漏れず、小夜子にイチコロになった80歳にもなる老人、中瀬耕造(津川雅彦)も餌食となった1人で、人生の最後の伴侶にと幸せな結婚を望んだ彼も、ろくな世話もしてもらえず脳梗塞になり病院に救急搬送されるのでした。

構造には2人の娘がいて、娘役を主婦で世間知らずの尚子(長谷川京子)、もう1人を気が強く学生時代は風紀委員会にも入っていた明美(尾野真千子)がいます。

2人は病院で合流すると、そそくさと現れた小夜子に法外な葬式費用を請求されるのです。

そして回復も虚しく構造は亡くなってしまいます。

高額な葬式の最中、小夜子に法的効力のある遺言公正証書を突きつけられ、全財産を持っていかれること知った2人。

唖然としまう尚子ですが、何か裏があると思った明美は、同級生弁護士の守屋(松尾諭)に助けを求め、小夜子の調査を依頼します。

そして紹介されるのが私立探偵の本多(永瀬正敏)でした。

この私立探偵を演じる永瀬正敏がカッコいいので、これだけでも見る価値ありますね。アウトローな私立探偵を演じています。

小夜子のダメ息子・岸上と対峙して足を撃たれ、動物病院に駆け込むのですが、その時の「49歳 オス」というセリフも秀逸でした。

調査していくと小夜子は8人もの男と結婚し、不自然にも同じ場所で行方不明になったり死亡していました。

小夜子と柏木2人の悪事を暴こうとする明美と本多、そして次のターゲットにされる舟山(笑福亭鶴瓶)。

クセが強い人々の欲望と愛のドラマとなっています。

舟山(笑福亭鶴瓶)と小夜子(大竹しのぶ)のベッドシーンに驚愕、ラストは…?

本作『後妻業の女』の見どころは、結構エッチなシーンが多いことですね。

柏木と風俗嬢の三好(水川あさみ)、杉村(樋井明日香)など親子ほど離れた者同士のエッチなシーンがあります。

さらに驚きなのは笑福亭鶴瓶と大竹しのぶ。

大手ゼネコンの取締役の舟山を射止めるため、小夜子と一夜を共にしようとするのですが、舟山のアレを見て「通天閣や」と驚愕します。

熟年者の濡れ場がありますので、結構エグいシーンがあります。大竹しのぶの女優魂もすごいですね。

そしてラストは明美と私立探偵の本多の必死の調査の甲斐があって悪事がバレるのですが、結局悪は滅びないみたいな感じで、最後はモヤモヤ感が残るラストでした。

もう少しはっきりさせて終わらせてほしかったですね。

原作とはまったく違うラストなようですので、そちらも読みたくなりました。

演技派の俳優が勢ぞろいしており、安心して観れる作品だと思いますので気になった方はぜひ。

『後妻業の女』まとめ

いやぁ〜、いろいろレア感のある作品であることは間違いありません。

というわけで、ここまで『後妻業の女』の感想を述べさせていただきました。

最後に本作の要点をまとめて終わります。

要点まとめ
  • 金持ちの寂しい老人を狙う詐欺師
  • 大竹しのぶと尾野真千子の殴り合いに注目
  • 後妻業には気をつけて!

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