『GODZILLA 怪獣惑星』は、ゴジラシリーズ初の長編アニメーション作品。
アニメ映画版『ゴジラ』は全三部作で構成されており、『GODZILLA 怪獣惑星』は第1作目にあたります。
アニメ版の主な展開としては、ゴジラという絶望的な存在にヒトが立ち向かって、故郷である地球を取り返すために立ち向かっていくストーリーです。
様々な惑星のヒトと協力しながら立ち向かうため、今までのゴジラ作品より壮大かつ未来的です。
終始、ワクワクが止まりませんでした。
もし、現実世界にこのような生物が現れると思うと…想像もしたくありませんね。
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目次
『GODZILLA 怪獣惑星』作品情報
作品名 | GODZILLA 怪獣惑星 |
公開日 | 2017年11月17日 |
上映時間 | 89分 |
監督 | 静野孔文 瀬下寛之 |
脚本 | 虚淵玄 村井さだゆき 山田哲弥 |
出演者(声優) | 宮野真守 櫻井孝宏 花澤香菜 杉田智和 梶裕貴 諏訪部順一 |
音楽 | 服部隆之 |
『GODZILLA 怪獣惑星』主要キャラクター
ハルオ・サカキ
- 本作の主人公。
- 両親を殺したゴジラに対して深い憎しみを持つ青年。
ユウコ・タニ
- ハルオの幼馴染。
- パワードスーツ部隊の女性隊員。
メトフィエス
- ハルオの良き理解者。
- ただ、何か怪しい雰囲気を醸し出している…
ムルエル・ガルグ
- もともと強靭な肉体をもつビルサルド人。
- それに加えて科学至上主義で、戦術に科学的根拠の裏付けを取る能力に長ける。
リムエル・ベルベ
- もともと強靭な肉体をもつビルサルド人。
- 「人間」慣れしているため、異種族ともすぐに打ち解ける。
ゴジラ
- 22年前に突如地球に最悪をもたらした生命体。
- 地球人が持ち得る様々な攻撃を防ぎ、攻撃と防御ともに圧倒的。
- どんな攻撃をも防ぐシールドを備えていることが分析によって判明。
【ネタバレ】『GODZILLA 怪獣惑星』あらすじ・感想
死ぬときは大地で終わりたい
宇宙を彷徨い続けて22年断ち、時はいたずらに過ぎていくだけでした。
そんな中、船内資源も底をつき始めてきていたのです。
それを危惧した上層部はお荷物となっていた老人を集め、切り捨てることを選びました。
その決断を知ったハルオは怒り、船に爆弾を仕掛け、この作戦を撤回しないならば船を爆発するという脅しをかけました。
老人であっても仲間ですし、その中にはハルオの大切な人で育ての親でもあるダイチ・タニだっています。
必死に訴えかけるも、ダイチの説得によって抵抗をやめ、大人しく諦めることを選びました。
そして、彼らを乗せた船は惑星へ出発します。それを捕えられたハルオは牢獄から見ていました。
すると突然、船が爆発して、ダイチを含む乗組員は死んでしまいます。
爆発はハルオの仕掛けられた爆弾ではなく、上層部側が仕掛けた作戦でした。
ダイチの「死ぬ時は大地で終わりたい」という願いは叶わず、ハルオは絶望し、ゴジラだけでなく上層部にも不信感を抱くことになるのです。
しかし、ダイチらを乗せた船の爆発は衝撃的でした。
船内資源がなかったとはいえ、あまりにも非人道的で見ているこちらも腹が立ったほどなので、当事者のハルオの怒りや悲しみは計り知れないでしょう。
育ての親がなくなるということを想像するだけで悲しくなりますね。
地球帰還まで
上層部は地球帰還の作戦を立案します。
しかし、地球にはゴジラがいるのです。22年経った今、生きているかも謎です。
そして、同じ時期に匿名のゴジラに対する論文がアップロードされます。
ゴジラに対する上層部しか知り得ない機密情報や、ゴジラの弱点などが論述されていました。
もちろんその著者は、大司教という立場のメトフィエスの力を借りたハルオなのですが、その情報によって良くも悪くも様々な兵士たちに影響を与えることとなります。
ハルオの「やることがないからゴジラの論文を書く」という精神、研究熱心な姿を学生時代の自分に見せたい…。
そう思えるほど、ハルオはゴジラに執心です。
この執着心が裏目に出なければいいのですが…。
地球帰還
亜空間移動によって地球を久しぶりに見た人、初めて見た若者それぞれに美しさや懐かしさに感動し、涙を流す人たちまでいます。
22年経った地球の環境は未知数です。偵察機を出して、地球の環境偵察をすることにします。
そこには、かつての地球とは全く違う環境がありました。電波を妨害する花粉や深い木々たちが生い茂っていたのです。
そして、ついに轟々しい雄叫びとともにゴジラが現れます。
22年、地球時間では約2万年もの間ゴジラは生き続けていました。
地球奪還のために再びゴジラと戦わなければならないことになります。
ゴジラがまだ地球にいることを確信したハルオは、撃退の決意を固めます。
ゴジラ討伐に当たって白羽の矢がだったのが、ハルオの論文です。
作者不明のためゴジラ撃退の作戦を練ることができませんでしたが、ネトフィエスの機転を効かせた行動で、牢獄にいたハルオも作戦に参加することとなりました。
ハルオの論文を用いて、ゴジラの撃破を計画を始めます。
そして、4,000人の中から600人が地球奪還部隊として地球へと出撃していきました。
メトフィエスが怪しすぎる!
何を企んでるのかまだわからないですが、必ず何かしでかしますね。
変わり果てた地球
降り立った地球は、以前とは比べ物にならないくらいに廃れていました。
周りの木々は硬く、ナイフのように鋭くなっていたのです。たかが木の葉っぱなのに硬すぎ!!って思っちゃいます。
そのため、注意して探索する必要がありました。
調査隊が森の中を調査中に、人らしき影が見えます。
調査隊は気づいていませんでしたが、今後深く関わってくるに違いありません。
怪物との戦闘と母船帰還計画
突如、拠点本部が翼を持った謎の生物に襲われてしまい、けが人も多数出てしまいます。
ゴジラと戦う前から被害は甚大でした。また、森の花粉により電波障害が引き起こされてしまっていました。
これの解決策としては森を焼き払うしかないとなりましたが、無謀策ということで断念しました。
残された選択肢は母船への撤退だけです。ハルオは撤退に断固拒否します。
しかし、隊の決定は絶対であり、撤退作戦が決行されます。
撤退に必要なものは翼竜との戦闘で損壊したため、他の部隊と合流することが絶対条件になります。
合流に向けて部隊は動き始めました。
翼竜だけでもこんなに手こずるなんて!?
この後のゴジラとの戦闘は大丈夫なのか?と心配になってきます。
ゴジラとの遭遇
撤退に向け進むハルオたちの部隊には唯一の懸念がありました。それは、ゴジラの出没領域を通過しないといけないことでした。
慎重に進む部隊でしたが、ついにゴジラがその姿を現しました。
みんなは撤退を貫きますが、ハルオだけはゴジラにむかって攻撃を始めます。
1人で特攻するハルオはゴジラに対して攻撃をしますがまったく効いていません。
そこでハルオは、ゴジラの弱点でもある背ビレへの突撃を試みようとします。
しかし、ゴジラはそんなハルオに対して攻撃を仕掛けてきます。
絶体絶命のハルオでしたが、リーランド大佐の援護により助かりました。
ですが、援護したリーランド大佐はゴジラのブレスを受けて死んでしまいます。
リーランドは撤退派の筆頭でしたが、ハルオのピンチに勇敢に立ち向かう姿にちょっとウルっときます。
リーランドかっこよすぎ!
男を見せたリーランドですが、死に際に放った一言も味があっていい!!
そして、メトフィエスの推薦もあり、リーランドに変わってハルオが指揮官になりました。
ここで終わらせる
ハルオが指揮官になり、撤退から撃退作戦へと変わりました。
ゴジラをパワードスーツ部隊が作戦ポイントまで誘導して、一気に攻撃を仕掛ける作戦です。
誘導作戦中、翼竜に邪魔されますが作戦をそのまま強行的に続行し、ゴジラの進行進路を限定するために揚陸艇から爆撃、そして見事ゴジラをポイントまで誘い込むことに成功しました。
ポイントで身動きが取れなくなったゴジラに対して集中攻撃、そして背ビレにEMP弾を打ち込み、ゴジラを倒すことに成功しました。
流れるようなこの戦闘シーンは、息をつく間もなく繰り広げられます。
圧倒的な力の差を跳ね除ける人間の力をご覧ください!
新たなゴジラ!?
ゴジラを倒し、安堵と歓喜に震える部隊でしたが、いきなり大きな地震にみまわれます。
電磁反応もいまとは比較になりません。動揺するハルオたちの前に、新たなゴジラが現れます。ゴジラは一匹ではなかったのです。
さらに、さっきのゴジラよりもさらにでかく、全てにおいて上位互換でした。
メトフィエスは、このゴジラを待っていたかのような怪しい言葉を吐き、余裕そうな面持ちですが、一方でハルオたちは一気に壊滅状態まで追い込まれます。
逃げることもままならず、周りは火の海になってしまいます。そして、とうとうゴジラに敗北してしまいます。
新たなゴジラが出てきたときの絶望感たら半端じゃないです。
喜びから絶望への急降下は誰しも味わったことがあるでしょう?想像してみてください。
彼らはそこに命がかかっています。人はどれだけ絶望を繰り返せばいいんだ!
目覚め
ゴジラに敗北した後、ハルオはかろうじて生きていたようですが、気を失っていたようです。
目を覚ますと、そこには人の気配がありました。
なんと冒頭で少し出てきた少女がおり、ハルオの手当てをしてくれていたようでした。
今のところ味方のようですが、この少女は本当に味方なのでしょうか?
敵なのでしょうか?それとも…
他の仲間やゴジラはどうなったのでしょうか?
続きが気になります!
『GODZILLA 怪獣惑星』まとめ
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— ドリル漢 (@DoriruotokoG) 2019年2月12日
なんといっても、ゴジラの迫力とそんなゴジラと戦うヒトの勇気!
そして、つばを飲む暇もないほどのスピーディーなバトル展開が今回の魅力です。
さらに、個人的には撤退を強く押していたルーランド大佐がハルオのために命を張ってゴジラと単騎で戦ったシーンは胸熱でした。
- ハルオの反逆
- 地球帰還作戦
- ゴジラ撃退かつ地球奪還作戦
- 撤退作戦
- ゴジラとの戦闘
- 新たなゴジラ登場
- 謎の民族の登場
新たなゴジラの脅威と、地球に住んでいる民族の登場に次回作への新たな展開を感じました。
一匹目のゴジラでも精一杯の彼らは、どのように真のゴジラに立ち向かっていくのでしょうか?
そこらへんの作戦や、今後の人間模様に注目してみていきたいですね。
また、それぞれの惑星の思惑、特にメトフィエスからは目が離せなさそうです。
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