富豪刑事・神戸大助と、正義漢の加藤春が今回挑むのは…?
武井が“神戸小百合殺害事件”について何か知っていると踏んだ大助たちは、武井を神戸家の地下に拘束することに。
さっそく、仲本が尋問を始めるも、武井は何かに怯えてなかなか口を開こうとしません。
一方で大助は、ヒュスクが徹底的に父・茂丸と母・小百合の情報を開示しないことに気がつきます。
さらに、仲本が19年間で調べ上げた捜査資料を探っていた加藤は、ある写真からヒントを得ようと試みます。
武井が怯える理由とは?
仲本が19年間追い続けた事件は解決するのか?
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目次
『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』前回第7話のあらすじと振り返り
19年前の捜査一課では、若かりし頃の仲本と武井、そして清水が、“神戸小百合殺害事件”の捜査にあたっていました。
二人は神戸家の邸宅へと乗り込みますが、小百合の夫で重要参考人の神戸家当主・茂丸は海外に身を移しており、茂丸の母・喜久子も固く口を閉ざします。
それでも諦めきれない仲本は、違法ギリギリの捜査と粘り強い聞き込みで、ある重大なヒントを得られる寸前まで辿り着きます。
しかし、茂丸が自殺したことがわかり、神戸家からの圧力によりマスコミは黙り込み、捜査本部まで解散することになりました。
さらに、武井だけが捜査一課に残り、仲本と清水は現対本部へと左遷されてしまいます。
それから19年の時が経ち、殺された神戸小百合の息子である大助が現対本部にやって来たのです。
やがて、大助は神戸家が深くかかわっている事件に踏み込み、重要な情報を持つ井村という女性を逮捕まで追い込みますが、井村は不審な死を遂げます。
神戸家に隠された秘密を守るため、大助が口封じとして井村を殺したと考えた仲本は、加藤とともに神戸家の邸宅を訪れ、そこで大助もまた小百合の死の真相を暴こうとしていることを知ります。
目的を共にする彼らは、事件の裏にある“何か”を知る人物・武井を神戸家に拉致し、尋問を開始するのでした。
【ネタバレ】『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第8話あらすじ・感想
事件解決に向けて…
神戸家の秘密を守るために大使館事件の揉み消しや井村の口封じをしたと思われていた大助は、そんな疑いを持っていた仲本と同じく、19年前に殺された神戸小百合の死の真相を暴くことを目的に行動していました。
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事件の裏、そのすべてを知るわけではないにしろ、重要な情報を持っていると考えられる武井は神戸家の地下で拘束され、仲本が尋問を行うことになりました。
尋問は自宅で行う、警察は信用ならない…そう話す大助を、加藤はじっと見つめます。
その加藤はというと、仲本が19年間調べてきた捜査資料を取りに、現対本部に戻っていました。
そこへやって来た清水は、仲本が加藤や大助と共に捜査していることを知ると、自分のロッカーを開けて見せました。
仲本の捜査資料は彼一人のテリトリーには収まりきらず、清水のロッカーをもパンパンにしているのでした。
仲本の定年退職を目前に、厄介払いできると話す清水ですが、それは表向きのこと。
「もう歳なんだから無理するなと伝えろ」と加藤に告げる清水は、仲本のことを心底心配しているようでした。
加藤はそんな清水の後ろ姿に笑顔を向けます。
一方その頃、神戸家の地下では、仲本が酒を手に武井の尋問を始めていました。
話をしながら手のひらでサイコロを転がす仲本を見た武井は、仲本が19年前もそうしていたことを思い出します。
仲本はこのサイコロを何年も肌身離さず持っているようでした。
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加藤が現対本部から戻り、仲本は捜査資料を見ながら大助の両親が働いていたであろう“第三研究所”について話します。
どれだけ調べても研究内容など詳細が浮かび上がってこないとのことで、この“第三研究所”が大きなヒントになることは確実なのに、所在すらわかっていませんでした。
これらの捜査資料を洗い直すのは加藤の担当となり、加藤は一人で膨大な資料と向き合うことになります。
そんな中で、ある一枚の写真が目に入りました。
そこに映っていたのは、白衣姿の茂丸と小百合、そして幼少期の大助でした。
掴み切れないヒント
大助は父・茂丸と母・小百合の情報、そして“第三研究所”について知るため、ヒュスクに質問を繰り返します。
しかし、ヒュスクはそれらについて固く口を閉ざし、情報を開示することはありませんでした。
何度聞き方を変えて尋ねても、「お答えできません」の声が冷たく響き渡るだけです。
大助は鈴江に両親のことを調べるよう頼み、自身は別の角度から捜査を続けます。
一方、仲本は武井への尋問の中で、19年前当時の上司であり武井の義父にあたる故・斎木部長のバックにいた黒幕は誰なのか問い詰めていました。
武井は「知らない」の一点張りですが、確かにいる黒幕の存在や斎木の事故死が口封じだったことを認めるような素振りを見せます。
毅然とした態度で振る舞っていた武井は、少しずつ何かに怯えるような様子を露わにしていくのでした。
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加藤は虫眼鏡を片手に、写真の中の小百合と茂丸が首から下げている名札や、背景の茂みの細部からヒントを得ようとします。
しかし、何も見つからず、唯一得たヒントは写真の裏側に書かれた「場所不明」の文字でした。
その頃、大助は喜久子のもとを訪れ、両親の関係に亀裂を生んだ原因だと考えられる物質・アドリウムとは何なのかを問うていました。
父が母を殺害した現場を目撃するという幼少期のつらい記憶を何度も反芻する大助と、当時の茂丸・小百合夫婦の様子や両親を亡くした幼い大助に想いを馳せる喜久子。
喜久子は何か知っていて、伝えたいようにも見えますが、これ以上この事件にかかわらないよう大助に釘を刺すのでした。
大助が戻ると、鈴江が調査の報告をしにやって来ます。
鈴江は大助の手を取ると寝室へ向かい、ベッドに大助を押し倒して、自らも一緒に布団で身を覆いました。
これは監視カメラから姿を隠すためですが、そうした理由は「ヒュスクが音声だけでなく、自分たちの会話の口元の動きからも情報を得ている」可能性があったからです。
さらに、茂丸や小百合、第三研究所のことを調べようとすると、ヒュスクが先回りして情報を削除していることがわかり、謎はどんどん深まっていました。
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大助と鈴江が寝室から出ると、ちょうど加藤があの写真を持ってきて、写真の解析をしたいと二人に頼むのでした。
命がけの作戦
名札の詳細については、そもそも光の反射で画像データに含まれていなかったため、何もわかりませんでしたが、大助は背後に映り込んだ洋館が気になりました。
他の写真と照合してみてもわかるように、その洋館は神戸家の別邸でした。
大助の記憶では避暑のために訪れていた程度だそうですが、山ごと神戸家が所有していることもあり、現在は神戸グループの関連会社がロボットやドローンの研究に使っているようです。
ここに第三研究所の秘密、両親の死の秘密が隠されていると踏んだ大助たちは、何かに怯えた武井に呼ばれて地下に移動します。
武井は黒幕の存在を知らないといいつつも、その存在に怯え続けていました。
そして、武井自身が標的にならないよう、この施設から出してほしいというのです。
警備体制を厳重にしようとする大助と鈴江に対し、仲本はむしろ逆に警備を緩くして黒幕をおびき寄せようとします。
しかしながら、命を守ることは考えなくてはなりません。
鈴江は非常事態の時に地下から外へと抜けられる隠し扉を紹介し、仲本が開けられるように設定するのでした。
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大助と加藤は、鈴江の遠隔サポートのもと、山道を抜けて神戸家の別邸に向かっていました。
別邸の外に辿り着くなり、加藤は何かよくわからない機械を背負わされます。
大助は別邸に忍び込むため、周囲に張り巡らされたフェンスを突き破り、加藤を囮にするつもりでいました。
鈴江の合図で加藤が背負った機械からミサイルが飛び出し、警備員たちが集まってきます。
ようやく自身が囮だと気づいた加藤は、鈴江のサポートを受けながら不審人物として逃げ回るのでした。
大助はその隙に第三研究所があると思われる地下に向かいます。
そこで大使館事件に使われた装置を見つけ、大きな手掛かりに辿り着く予感がしていた頃、邸宅には侵入者が現れました。
実は、これは打ち合わせ通り。
地下にいる武井を狙って侵入してくるであろう黒幕をおびき寄せるための大助と仲本の作戦でした。
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鈴江が操作して閉じたはずの隔壁が、侵入者によって次々に解除されていくのです。
侵入者は声紋認証や虹彩認証を使って隔壁のロックを解除しているようですが、この認証方法は神戸家の者しか使えないはずでした。
そこで調べていくうちに、鈴江は衝撃的なものを目にします。
侵入者は、大助の父・茂丸の名前を使ってロックの解除を行っていました。
その名を聞き、少しばかり動揺する大助でしたが、鈴江や加藤の焦りをよそに、作戦の続行を指示します。
ついに現れる黒幕
鈴江が少しでも時間を稼ごうとできる限りの隔壁を用意する中、突如としてシステムがダウンしてしまいました。
鈴江がいるこの部屋でしかできないはずなのに何故…と、不審に思った鈴江は武器を手に直接侵入者のもとへ向かいます。
そして、大助もまた別邸の地下にあった第三研究所で衝撃的なものを目にすることになりました。
それは、つい最近も研究施設が稼働した形跡があること。
さらには、監視カメラに死んだはずの父・茂丸の姿が映っていたことでした。
時を同じくして、鈴江は侵入者と対面します。
その素顔を見て驚愕した様子の鈴江は「まさか生きていたなんて…」という言葉を残し、通信に応じなくなってしまいました。
何もできずやきもきする加藤をよそに、現場では仲本と武井のもとへ侵入者の足が近づいていきます。
「逃げたほうがいい!」と慌てる武井。
地下から脱出する隠し扉を開けるも、侵入者と対峙しようとする仲本。
ついに目の前に現れた黒幕の顔を見た仲本は鈴江と同様に驚愕し、「まさかお前が生きていたとはな…」と呟きました。
手錠を構える仲本と、意を決して立ち向かうことを決めた武井。
近づいてくる黒幕は、その手に刃物を持っていました。
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しばらくして、侵入者に襲われた鈴江が目を覚まします。
その時にはすでに、仲本と武井がいた地下のあの部屋は、血の海と化していました。
大助が作戦を続行し、仲本と武井を見殺しにしたと憤る加藤に、鈴江は「あの部屋には脱出口があった」「二人は自分たちの意志で立ち向かった」と声を掛けます。
もちろん加藤がその言葉に耳を貸すはずもなく、大助の胸ぐらを掴み怒りを露わにするのでした。
現場に駆け付けた警察や消防の中には、清水の姿もありました。
仲本の亡骸のそばで涙ぐむ清水は、遺留品の中にある仲本のサイコロがいつもより少ないことに気がつきます。
「長さん、あんたはとことんしぶといねえ…」
清水はそう呟き、涙を拭いながら少しだけ微笑むのでした。
『富豪刑事 Balance:UNLIMITED』第8話あらすじ・ネタバレ感想まとめ
【第8話放送まであと10分】
19年前バディだった長さんと武井が再び盃を交わすシーンが。
今週の放送もぜひお楽しみに。放送情報はこちらからご確認ください。
(一部レギュラー放送と異なる地域がございます)
⇒https://t.co/chQmLeSeKR#富豪刑事 #富豪刑事BUL pic.twitter.com/NWrsz4wCx6— 【公式】富豪刑事 Balance:UNLIMITED (@fugoukeiji_bul) September 3, 2020
死んだはずの神戸茂丸が姿を現し、仲本と武井が絶命してしまうという衝撃的な第8話でした。
ラストシーンの清水の台詞にはどのような意味が隠されているのでしょうか。
物語も終盤に差し掛かり、明かされていくであろう事件の真相…。
まだまだ気になることは盛りだくさんですね。
第9話も見逃せません!
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