『フルーツバスケット』第18話あらすじ・ネタバレ感想!新キャラ草摩杞紗、いじめに遭い失語症を患う

アニメ『フルーツバスケット』第18話ネタバレ感想と解説!

出典:『フルーツバスケット』公式ページ

今回は、十二支の寅のとてもかわいい草摩 杞紗そうま きさが登場しました。

こんなかわいい子をいじめるなんて許せない!

まあでも、かわいい子が落ち込んでいるからこそ、本田 透ほんだ とおるの母性が際立ちました。

透に対して母親のような安心感を感じたらしい、由希が甘えんぼモードになっていたのが微笑ましかったです(笑)

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『フルーツバスケット』第18話「大切なのは……」あらすじ

アニメ『フルーツバスケット』第18話「大切なのは……」あらすじ①

アニメ『フルーツバスケット』第18話「大切なのは……」あらすじ②

透と由希が雨宿りをしていると、びしょ濡れの潑春が歩いてきた。

どうやら探し物をしていたらしい。

見てみると、腕の中に虎の子供が!

透は思わず「かわいい猫さんです……!」と手を伸ばすがガブッと咬まれてしまう。

この虎の名前は草摩杞紗。十二支のひとりだ。

だが、杞紗は中学校に入ってから話すことが出来ないという。

アニメ『フルーツバスケット』第18話「大切なのは……」あらすじ③出典:『フルーツバスケット』公式ページ

【ネタバレ】『フルーツバスケット』第18話「大切なのは……」感想

草摩 杞紗そうま きさ

変化前の姿も、変化後の子虎もめちゃくちゃかわいいです。

こんなかわいい杞紗が「常に無視され、何かしゃべるたびに影でクスクス笑われる」というなかなかエグいいじめを受け、失語症を患うまでになってしまったのです。

教師は何をしているんだ!と思ったら、「原因はいじめられる方にある」という認識…。

教員免許は、いじめ側に立ってた人間すらも問題なく取れるんですよねえ。

現代なら勉強はどこでもできるんだから、全ての子供が安全で健やかに教育を受けられる環境を作ることこそ、教師の最大の役目だと思います。

甘えんぼ由希

透に心を開き、その膝の上で眠る杞紗に羨ましさを感じた由希。

「いいな、杞紗。少しだけ、少しだけ、こうさせて……」

そう言った由希は、透の肩に頭を乗っけて目を閉じるという、大胆不敵な行動に出ました。

透目線だと、ドキッとするような展開ですが、これは恋愛における「クーデレ」というより、家族に寄せる愛情に近い気がします。

杞紗が透に寄せる感情は、まさに母子の情であり、それを羨ましく感じているわけですから。

第9話で、透に「由希くん」と下の名前で呼ばれ、照れていたシーンとは質が違う気がしますね。

女の子と触れ合ってドキドキするんじゃなく安心するようになったら、恋愛とは言えないような気がします(笑)

いじめの心理

「いじめられるような自分が情けなく思えてきて、それをお母さんに知られたのが恥ずかしくて、もし嫌われたらどうしようと考えたら怖くて……」

「そんな自分を知られたくなくて、必死に虚勢を張って隠そうとして、そんな自分がもっと情けなくて、恥ずかしくて……」

本来は、いじめをやっている方が恥ずかしいんですけどね。

いじめは言葉を変えているだけで、普通に犯罪ですから。

杞紗のケースの様に「無視する」というのが犯罪に当たるかは難しいところですが、どちらにしろそれが人間として恥ずべき行為なのは確かです。

子供の場合、いじめている側に、いじめという認識が無く、いじめに該当する行為を恥ずかしいこと、悪いこと、という認識が薄い可能性がある点が問題です。

だからこそ、

  • 無視などもいじめなんだという認識
  • いじめが恥ずべき行いなんだという道徳観

これらを子供に与える役目が、親や教師にあるのは間違いありません。

この認識や道徳観を欠いたまま大人になった人間が、パワハラやセクハラを平気でやっているのかもしれませんね。

頑張るべきか、逃げるべきか

杞紗は優しい仲間に背中を押され、頑張る方を選びました。

虎状態で癇癪を起して他人に噛みつける気の強さがあるので、杞紗の場合は問題ないと思うのですが、個人的にいじめに対しては頑張らなくてもいいと思っています。

学校はランダムに振り分けられた親や教師の質によって、一定の確率でいじめが発生するシステムなので、「運悪く」いじめが発生するようなクラスに振り分けられてしまったら、頑張ってまで通う必要はないと思います。

本人の資質とは何の関係もなく、「ただ運が悪いだけ」なので、頑張る必要を感じません。

今は通信の学校もありますし、たとえばボランティアやアルバイトなどで社会と繋がれば十分じゃないでしょうか。

高校まで通信で卒業してしまえば、大学ではいじめの確率がぐっと下がりますから。

もちろん、杞紗のように本人が頑張りたいのなら、頑張るのは全然ありです。

そこでいじめを克服できれば、その体験は一生ものの財産になるでしょうからね。

でも、ダメな時には無理しないことが大事です。

学校に通わなければまともな教育を受けられなかった20年前とは、社会自体の構造が変わっているのですから。

石見舞菜香さん

ラストで、杞紗の声を聞いた透が泣きながら杞紗を抱きしめるシーン。

ちょっとコメディっぽさも入った、だみ声による泣きの演技でした。

こういう泣き方をしてくれ、と指示されたわけではないでしょうし、本田透役の石見舞菜香さんのアドリブに近いんでしょうか。

演技に主張が入り始めたんだとしたら、役者さんとしては良い傾向なのではないでしょうか。

シーンに合っているかどうかは別ですが(笑)

『フルーツバスケット』第18話まとめ

要点まとめ
  • 寅の少女、草摩 杞紗そうま きさ
  • 甘えんぼ由希
  • いじめと戦うべきか、逃げるべきか

發春が杞紗を抱きしめて「やっと声聞けた」と囁いたシーンは、杞紗が目を閉じたのもあり、キスするのかと思ってドキドキしました(笑)

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