『フルーツバスケット』第14話あらすじ・ネタバレ感想!草摩紅葉と母親の胸が痛む哀しい話

アニメ『フルーツバスケット』第14話ネタバレ感想と解説!

出典:『フルーツバスケット』公式ページ

2クール目に突入し、オープニングとエンディングも変わって、新しい章に突入した印象です。

草摩 紅葉そうま もみじとその母親との関係は、本当に胸が痛くなるお話でした。

「記憶を消す」という、現代科学でもできないことができるからこその悲劇ですね。

超常の力には、超常の悲しみが生まれるということでしょうか。

本当に哀しいですね。

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『フルーツバスケット』第14話「ヒミツだよ」あらすじ

アニメ『フルーツバスケット』第14話「ヒミツだよ」あらすじ①

アニメ『フルーツバスケット』第14話「ヒミツだよ」あらすじ②

透は5月1日に外出してもいいか紫呉に尋ねる。

その日は母親の一周忌にあたるのでお墓参りに行きたいというのだ。

話を聞いていた由希は一緒に行きたいと申し出るが、夾は黙り込む。

草摩の人からは両親の話をあまり聞かないと思った透は、紅葉に両親のどちらがドイツ人かと尋ねる。

紅葉は笑顔で「Mutti!」と答えるが……。

アニメ『フルーツバスケット』第14話「ヒミツだよ」あらすじ③出典:『フルーツバスケット』公式ページ

【ネタバレ】『フルーツバスケット』第14話「ヒミツだよ」感想

新オープニングと新エンディング

いい曲なのは間違いないですが、2001年版とは全く違うテイストですね。

オープニングテーマはかなり明るくなった印象ですし、エンディングテーマは日本語がたどたどしく舌足らずで可愛い感じですね。

ついに、2019年版の『フルーツバスケット』も、自分の道を歩き始めた感じでしょうか。

2001年版の方が好きならそちらを見ればいいだけですし、独自の解釈を加えるのは良い傾向だと思います。

忘れられた子供

兎に変化する子供を母親が受け入れられず、精神を病んでしまい、子供に関しての記憶を消す以外になかった。

紅葉の家庭環境は衝撃的でしたね。

「忘れていい思い出なんてないと思うんだ…ひとつも」

凄く胸に刺さる言葉ですね。

赤ちゃんを抱きしめられない母親の絶望は分かりますが、草摩の子供を産むのならそれぐらいの覚悟はしておけよ、って感じですね。

変化の可能性があることを知らずに産んだのなら悲劇という他ないですが、伝えてなかったんですかねえ。

伝えていなかったのなら、記憶を消す以外に道はないかもですね。

いっそ紅葉も母親のことを忘れてしまえば楽になるんでしょうけど、それを選択しないのが紅葉の人柄なのだと思います。

元気になる努力

たった1年。

父とも早くに死別していた思春期の少女が最愛の母を亡くし、1年後に明るく振る舞えている。

自分が透の立場だったら、とても明るくは振る舞えないです。

「父親が死んで、母親が死んで…。それで、それでどうして暗い影を落とさず、いつも笑顔で明るくいられるのだろう」

由希の言う通り、本当に透は強いですね。

ただ感情のままに暗く過ごし、周囲の同情を引くことは誰にでもできます。

それを良しとしないのが、透の強さですね。

元気になるための努力を、涙の中で必死に重ねてきたのでしょう。

環七の赤い蝶伝説

予想はしていましたが、やはり今日子さんは元ヤンだったのですね。

前回の第13話、今日子さんがお坊さんのようだと感じていたのですが、ヤクザが改心して神父になる事例があるように、人間の醜さと悲しさの中に身を置いてきた人は、自身の半生を反面教師に「道」を示せるのかもしれませんね。

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今回は、電波という特殊能力に関して説明してくれました。

電波とは、霊などとは違うもので、人の思念らしいです。

感情などを読み取れるってことでしょうね。

自分が意図しない電波も拾ってしまうのなら、付き合える人間は限られそうですね。

来たですよー

「お母さん、来たですよー」

お墓参りに来た透のセリフ。

おい、かわいいぞ。

どうも第13話あたりから、透のかわいさが強調されているような気がしてなりません。

気のせいでしょうか。

ついにラブコメが始まってしまうのか

縁側で熟睡している透と、その耳元でささやく夾。

由希の位置からは、キスしているように見えたでしょうね。

そこで挿入されたイメージが、過去の夾と透の出会いのきっかけとなった思い出の帽子。

あー、火が点いてしまいそうですねえ。

嫉妬、そして恋心に…。

ここまで、どうにかバランスを保っていた三角形が崩れてしまうのでしょうか。

『フルーツバスケット』第14話まとめ

ポイント
  • 新らしいオープニングとエンディング
  • 重い紅葉の家庭環境
  • 元気になる努力

由希・夾・透の三角関係も、少女漫画の展開になりそうな雰囲気になってきましたし、ここから物語が大きく動き出すのでしょうか。

とはいえ、紅葉が母親から拒絶され、忘れたいとまで願われた悲しい話があったりと、「哀れ」という『フルーツバスケット』の根底に流れる感覚はちゃんと続いていますけどね。

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