『ナイト ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィ監督と『デッドプール』のライアン・レイノルズがタッグを組んだ映画『フリー・ガイ』。
なんでもアリのゲームの世界で平凡な生活を送るモブキャラ・ガイが、世界を救うために一念発起するアクションコメディです。
主演がライアン・レイノルズだけあってやっぱり今作でもやりたい放題!?
マルコヤマモト
目次
映画『フリー・ガイ』作品情報
作品名 | 『フリー・ガイ』 |
配信開始日 | 2021年8月13日 |
上映時間 | 132分 |
監督 | ショーン・レヴィ |
脚本 | マット・リーバーマン
ザック・ペン |
出演 | ライアン・レイノルズ
ジョディ・カマー ジョー・キーリー リル・レル・ハウリー タイカ・ワイティティ |
音楽 | ジョン・マーフィ |
映画『フリー・ガイ』キャスト・登場人物
ライアン・レイノルズ / ガイ
- 今作の舞台であるゲーム「フリー・シティ」の中の銀行員モブキャラ
- 毎日同じ生活の繰り返しだがモロトフ・ガールに出会い運命の恋に目覚める
- ガイの正体は自ら成長するAIで、現実世界での問題を解決する鍵となる
ガイを演じるのはご存知、ミスターやりたい放題ことライアン・レイノルズ!
『デッドプール』に引き続き、今作でもライアン・レイノルズ演じるガイが起こす奇跡に注目です。
ジョディ・カマー / ミリー・ラスク / モロトフ・ガール
- 大手ゲーム会社「ソナミ」を相手に訴訟を起こしているゲーム開発者
- 「フリー・シティ」のモロトフ・ガールに扮してゲーム内で手がかりを探している
- プログラムとは予定外の動きをするガイに次第に惹かれていくように
ミリー役を演じるのはドラマ『キリング・イヴ』のジョディ・カマー。
次作にはリドリー・スコット監督の『最後の決闘裁判』への出演も決まっており、今後の活躍が注目される若手女優の1人です。
ジョー・キーリー / キーズ
- ミリーとともにゲームを開発したエンジニア
- 才能はあるが、現在は「ソナミ」でクレーム処理の仕事を任されている
- ミリーに想いを寄せているが気づいてもらえずゲームにとあるメッセージを隠す
キーズ役を演じるのはドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のスティーヴでお馴染みのジョー・キーリー。
今作でもあの独特のヘアースタイルは健在です!
リル・レル・ハウリー / バディ
- ゲーム「フリー・シティ」の警察官モブキャラでガイの1番の親友
- 毎日同じことの繰り返しだが本人は「これで良い」と思っている
- 予定外の動きをするガイを不思議に思うが親友として手助けをすることに
バディを演じるのはコメディアンのリル・レル・ハウリー。
2021年は映画『フリー・ガイ』のほかに『ユダ&ブラック・メシア』『トムとジェリー』『スペース・プレイヤーズ』『ファザーフッド』と彼の出演作が目白押しです!
タイカ・ワイティティ / アントワン
- 大手ゲーム会社「ソナミ」の社長で「フリー・シティ」の開発者
- 能天気だがゲームの人気や評判を保つためには容赦ない行動を取ることも
- ミリーたちのゲームのプログラムを盗用した疑惑で訴えられている
アントワン役を演じているのは、アカデミー賞受賞の映画監督でもあるタイカ・ワイティティ。
一見お茶目だけど容赦ないアントワンのセリフのほとんどが、彼のアドリブということに驚き!
映画『フリー・ガイ』あらすじ
冴えないゲームのモブキャラが世界を救う!?
舞台は「サングラス族」と呼ばれるサングラスをかけたヒーローたちが暴れ回るフリー・シティ。
フリー・シティで暮らす一般人で銀行員のガイ(ライアン・レイノルズ)は、毎朝起きてから就寝するまで毎日同じ生活を繰り返していましたが、それが当たり前で幸せだと思っていました。
しかしある日、街角でマライア・キャリーの歌を口ずさむ美女のヒーロー、モロトフ・ガール(ジョディ・カマー)とすれ違ったガイは何故か心動かされ、彼女のために新しい自分に生まれ変わる決意をします。
別の日、いつものように銀行で勤務を始めたガイのところにいつものように銀行強盗が現れますが、ガイは何故か銀行強盗のかけているサングラスを奪い取ったのです。
初めてプレイヤー目線の世界を目にしたガイは驚愕!
しかし、フリー・シティを運営する大手ゲーム会社「ソナミ」のクレーム処理係のキーズ(ジョン・キーリー)とマウサー(ウトカルシュ・アンブドゥカル)はそんなガイの存在を不審に思い、ガイをゲームから追い出そうとアバター姿でゲームの世界にやってきます。
手にしたアイテムを駆使してなんとか2人を撒くことに成功したガイ。
またキーズとマウサーも、ガイはすぐに消えるだろうと思って追跡を諦めます。
一方、現実世界でキーズとともにゲームを開発したゲームデザイナーのミリーは、フリー・シティの元のプログラムを盗用したという理由で、ソナミの社長であるアントワン(タイカ・ワイティティ)を相手に訴訟を起こしていました。
ミリーはモロトフ・ガールのアバターを使ってフリー・シティ内にある盗用の証拠映像が記録されている「ミッション56」というファイルを探していたのです。
そんな彼女を尾行していたガイは、モロトフ・ガールのミッションを手伝いたいと申し出ますが、「レベルが100になったらね」という条件を出され奮闘!
銀行強盗たちを倒し銃と金を奪い、なんでもありのフリー・シティの中で本当の正義のヒーローを目指す決意をしたガイのレベルはついに102まで到達し、モロトフ・ガールのピンチを救います。
そして、ともに行動するうちに共通点が多いことがわかった2人は次第に惹かれ合う仲に…。
ついにミリーは現実世界でもまだ経験したことがないファースト・キスをゲームの中のキャラクターであるガイに捧げてしまったのです。
ガイの正体を追及していたキーズは、ガイの予定外の行動からフリー・シティには自分たちが開発したゲームプログラム「ライフ・イット・セルフ」のプログラムが盗用されていることをミリーに告げにやってきます。
キーズはミリーにガイの正体がプログラムが数千倍に進化した世界初の成長するAIであり、これはノーベル賞級の発見・発明であることを知らせます。
さらに、ガイの影響で他のモブキャラまでがシステムを無視して独自の成長を始めたのです。
しかし数日後にリリースされる続編「フリー・シティ2」には1作目のキャラが引き継がれず、1作目のデータが消えるとガイの存在も消え、2人のゲームが盗用された証拠がなくなってしまいます。
キーズの話を聞いたミリーは、ガイと彼の生きる世界を守ろうと決意。
再びモロトフ・ガールのアバターでガイと再会したミリーは、彼に真実を打ち明けます…。
映画『フリー・ガイ』感想【ネタバレあり】
主人公になれない私たちへ
マルコヤマモト
ゲームのようにプログラムをされていないのに毎日が同じことの繰り返しならば、プログラムされているゲームの方がマシだとすら感じます。
映画『フリー・ガイ』では毎日が同じ平凡な生活こそが最大の幸せと感じていたガイやバディ。
しかし、ガイがモロトフ・ガールと運命の出会いを果たしたことで思わぬ成長を果たし、「あれ?何かおかしいぞ?」と気づくことから物語が変化を見せ始めます。
はじめはガイ1人だけの変化だったはずが、連鎖して他のモブキャラまでもが予想外の行動を取り、現実世界のプログラマーたちを悩ませることに。
映画の中ではゲームの世界のモブキャラ全員に呼びかけ応じた他のモブキャラたちが共感し立ち上がり、反乱を起こすというシーンが描かれますが、「勇気を持って団結し声を上げれば世の中は変えられる」というわかりやすい例えのように感じました。
たかがゲームの世界の話と思って観ていたら、なんと自分の人生や自分が暮らしている世界の話と何ら変わりなくてびっくり&目から鱗。
マルコヤマモト
「自分の暮らしを変えられるのは自分だけ」「自分の人生の主人公は自分で良いんだよ」
誰のためになんのために生きているのかわからなくなった時、『フリー・ガイ』を観れば間違いなくライアン・レイノルズ演じるガイが心を救ってくれるはずです。
ライアン・レイノルズが起こす最高の奇跡
マルコヤマモト
あの誰もをハッピーにできる世界観と、大勢のキャラクターたちを扱える力量、幸せな馬鹿馬鹿しさは監督の手腕ならではで、主演のライアン・レイノルズとの相性もバッチリでした。
また映画『フリー・ガイ』はディズニーに買収された20世紀フォックス配給作品で(日本での配給はウォルト・ディズニー・ジャパン)、ある意味買収が初めて役に立ったオイシイ作品でもありました。
マルコヤマモト
ガイとラスボス・デュードとの最終決戦ではまさかの『アベンジャーズ』のキャプテン・アメリカの盾が登場し、劇場をざわつかせたと思いきや、まさかのキャプテン・アメリカ役を演じたクリス・エヴァンスが登場し「僕の盾!?」と言う短いカメオ出演シーンが挿入され歓喜の渦に!
そして事態はそれだけでは済まされず、次にはなんと『スター・ウォーズ』からライトセイバーが登場し、ガイが振り回すという驚きのシーンが続き、もう拍手喝采!
さすがに無茶だろうと思うことも、ライアン・レイノルズなら可能にしてしまうし、タブーっぽいことにも自らどんどん切り込んでいく姿勢が見ていて爽快です。
マルコヤマモト
また、クリス・エヴァンスのほかにもドウェイン・ジョンソン、ヒュー・ジャックマンのカメオ出演(声のみ)や、チャニング・テイタムの贅沢すぎる無駄遣いなど監督とライアン・レイノルズの名の下に集まった人々も豪華すぎて驚きます。
1度ではわからないと思うので、気になる方は繰り返し観てください!
映画『デッドプール』で散々やってきたライアン・レイノルズですが、無事ディズニー傘下での続編公開が決定。
マルコヤマモト
SNSでのみんなの感想・評判
フリー・ガイ 鑑賞✨
ゲームの世界と現実世界の切り替わりが有り得そうな位リアルだった 笑
個性的なキャラクターの中でタイカ・ワイティティも負けていないし自由度半端無い😂
笑いも多いが友情、恋愛も詰まっていて鑑賞後とてもハッピーな気分になった
映画、ゲームファンどちらにも堪らない作品✨ pic.twitter.com/38O6Uxh8fB— らな (@minimumkanappe) August 19, 2021
『フリー・ガイ』鑑賞。ゲーム世界のモブキャラが自分で行動を起こすようになる…というお話。ハチャメチャな設定だけどとてもスイートでロマンティック!ライアン・レイノルズの人間力によって実現したであろう出演者や小ネタにも大爆笑した。本当に希望に満ちて前向きになれる映画だった!最高! pic.twitter.com/2rGBUHTbab
— ビニールタッキー (@vinyl_tackey) August 16, 2021
「フリー・ガイ」鑑賞。予告通りの明るく楽しい娯楽作品ですが、この映画が素晴らしいのはそこに「たとえその他大勢キャラにでも、この世界を変える事は出来るさ」という、今我々に最も必要なメッセージを込めた事でしょう。仮想と現実が補完し合う関係性も良く某アニメ映画のモヤモヤが晴れました。 pic.twitter.com/1FeXUd9KLH
— 阿乱隅氏 (@yoiinago417) August 14, 2021
先日フリー・ガイ鑑賞してまいりました。
クライマックスあたりで怒涛の小ネタラッシュを叩きこんできたので、マスクの下ではめっちゃニヤニヤしながら鑑賞してました。早くデッドプールとしてMCUに合流できる日がくるといいですね。 pic.twitter.com/sVxBiZerAu
— 濱﨑 周二朗 (@kamenhamasan) August 19, 2021
クライマックスの「例のシーン」では、久しぶりに映画館で自然に手を叩いて喜んでしまった『フリー・ガイ』。
ハチャメチャだけどリアリティもあってスウィートでロマンチックで勇気をもらえて、とってもハッピーな気分になれる作品です。
マルコヤマモト
映画『フリー・ガイ』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
\👮💥スキンを脱げ💥🐰/
顔も!服も!全部脱げ😱⁉️🚨「ブルー・シャツ・ガイ」🚨
『#フリーガイ』本編映像公開🎥キーズ👮とマウサー🐰が
<フリー・シティ>に入り込み#青いシャツのガイ を追い詰める💥🎮映画『フリー・ガイ』
映画館だけで大ヒット上映中✨#フリーガイ最高かよ pic.twitter.com/SM9JDpRkn6— 20世紀スタジオ@『フリー・ガイ』8月13日公開 (@20thcenturyjp) August 18, 2021
マルコヤマモト
- ライアン・レイノルズ最高!…★★★★★★
- ハートフル度…★★★★★
- 物語…★★★★★
「20世紀フォックスとライアン・レイノルズの逆襲」というサブタイトルをつけても良いくらいに、かなり自由度が高い『フリー・ガイ』。
「そこまでやっちゃう?」をまんまとやってのけるライアン・レイノルズとショーン・レヴィ監督のタッグが爽快で、物語は終始愛と笑いに満ち溢れていました。
マルコヤマモト