コロナウイルスが世界中で猛威を振るっている昨今。
世界181カ国で感染者が発見され、世界中の感染者数は100万人を超える事態になっています。
先月の2020年3月11日には、ついにWHO(世界保健機構)がPandemic(パンデミック)を宣言しました。
感染病や伝染病が世界的に大流行すること。移動手段の発達により、一部地域で発生した感染病や伝染病が世界規模となること。これまで世界で起きたパンデミックには、
- ペスト菌(14世紀)
- コレラ(19~20世紀)
- スペインかぜ(1918年~1919年)
などがある。日本では「感染爆発」と訳されることもある。
国中のイベントは自粛モード、子供たちも学校の臨時休校や、入学式、卒業式が中止になったり…。
YUKI
今回は、そんな今こそ見て頂きたい“パンデミック”を題材とした海外ドラマをご紹介します。
海外ドラマではもとより人気のパンデミック作品ですが、大きく分けると「ゾンビ系」と「ウイルス系」に類別されます。
その中でも現在私たちを取り巻く環境としてより近いもの、今見て頂きたいものとして今回は「ウイルス系」の作品をご紹介させて頂きたいと思います。
目次
ウイルス系パンデミック海外ドラマおすすめ6選
『生存者たち』(2008年~2010年)
BBC製作の世界の終末期が描かれるサバイバルドラマです。
TVニュースで「ウイルスの流行」が取り上げられるやいなや、瞬く間にウイルスが世界中に蔓延。
パンデミックを引き起こしました。
このウイルスによって人類の99%が死に絶え、先天的に抗体を持つたった1%の人類のみの世界に。
主人公のアビーもその1%の抗体を持つ人間で、このウイルスから生き延びることができましたが、パニック時に家族と離れ離れになってしまいます。
出会った仲間たちと生き残りを賭けてサバイバルを繰り広げながら、家族の生存を信じて探し続けます。
このようになった世界では食料や保身はお金では買えず、それぞれが生き残りを賭けて自分の“売れるものを売る”ことになります。
YUKI
残念ながらシーズン2で打ち切りとなってしまい、かなりのクリフハンガーで終了してしまったので尻切れトンボ感がすごいのですが、本当に面白かったので残念としか言いようがないです。
『12モンキーズ』(2015年~2018年)
1995年に公開された同名映画の海外ドラマ版です。
しかし、キャラクターや設定に大きな変更点もあり、映画を見ていない人でも楽しめる作品となっています。
2043年、謎のウイルスに侵された地球上の人類99%が死に絶え、生き残った僅かな人類は、食料や物資をめぐって殺し合いをする未曾有の世界になっていました。
生き残った科学者の一人ジョーンズ博士は、タイムマシンを使って人類がウイルスの脅威に晒される以前の世界にジェームズ・コールを送りこみます。
ウイルスが蔓延する前の2015年にやってきたコールは、ウイルス科学者のジェシーと共に、未来の地球を、そして人類を救うために奔走します。
そしてこの件に“12モンキーズ”という謎の集団が深く関わっているということを突き止めるのですが…というストーリー。
パンデミック作品でもありますが、タイムトラベル、パラドックスといった内容も複雑に絡みSF要素がてんこ盛り。
YUKI
シーズン4で完結しています。
『ザ・ラストシップ』(2014年~2018年)
アメリカ最高機密任務中の軍艦「ネイサン・ジェームズ」は4ヶ月任務を終えてアメリカへ帰途に就こうとしていた時、海軍から「任務延期」を伝えられます。
その頃、世界では未知なるウイルスがパンデミックを起こし、世界の人口は半分にまで減少する事態となっていました。
たった4ヶ月で世界は何もかも変わってしまっていたのです。
チャンドラー艦長と乗組員は、ウイルスの蔓延した祖国には帰らず、このまま海の上でワクチンを開発し人類の危機を救わんと奮闘します。
家族を国に残したままの乗組員たち。一刻も早く、家族の無事を確かめたい衝動を抑え、世界をウイルスから救う唯一の方法であるワクチン開発のために帰らない、という決断をするのです。
YUKI
特にシーズン1の海上での戦闘シーンは圧巻です。
また、シーズン3はアジアを基点としたストーリーとなり、真田広之さんが海賊として登場します。
シーズン5で完結しています。
『ホット・ゾーン』(2019年)
1994年に出版されたリチャード・プレストンの同名ノンフィクション小説に基づいて製作されたドラマです。
1989年にアメリカのワシントン州で起こるサルの大量死をきっかけに殺人ウイルス「エボラ出血熱」がアメリカで初めて発見されます。
獣医病理学者のナンシー・ジャックスなど実際の人物をモデルとしたキャストの起用、またナンシー・ジャックス本人もドラマ製作に携わり、リアルさが追及された作品です。
変死したサルから発見されたウイルスを発見したナンシーは「これは最も致死率の高いウイルスである可能性がある」と調べ始めますが、周囲の反応は「まさか、このアメリカでそんなこと」と、信じようとしません。
YUKI
1989年当時のアメリカにはアウトブレイク時のマニュアルが無く、手探りで未知のウイルスと最前線で戦う恐怖、そしてそれを克服する希望が描かれます。
全6話のリミテッドシリーズで完結しています。
『リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班』(2004年~2008年)
カナダにあるバイオテクノロジー研究機関「NorBAC(ノーバック)」が舞台となり、あらゆるウイルス、伝染病などのバイオテクノロジーの専門家チームが、事件や事故を未然に防ぐために奮闘する、というストーリー。
殺人ウイルスが蔓延する兆しをつかんだ「NorBAC(ノーバック)」は、その「感染者0(感染源)」を探し出そうとします。
YUKI
化学好きにはもちろん、苦手な方にも楽しめる意外にもエンタメ性の高い、肩ひじ張らずに見れるドラマでおすすめです。
シーズン4で完結しています。
『24 -TWENTY FOUR- シーズン3』(2006年)
最後にご紹介するドラマはCTU捜査官ジャック・バウワーが様々な凶悪テロリストと戦う『24 -TWENTY FOUR-』シリーズのシーズン3です。
シーズン2のラストでパーマー大統領が大勢の群衆の中のひとりに握手を求められ、それによりウイルスに感染してしまうというショッキングな内容で終了し、それに続くシーズン3ではバイオテロリストとの戦いが描かれます。
病原菌に感染した死体が国立衛生局に届けられ、レベル3の肺炎ウィルスに侵されていることが判明します。
一度感染してしまうと治療法は一切なく、24時間以内に必ず死に至るという生物兵器化された非常に強力なウイルス。
このウイルスがあるホテルで散布されてしまい、それに晒された客や従業員、そしてCTU捜査官たちの切迫した状況はまさに今見て欲しいシーンです。
YUKI
海外ドラマのパンデミック作品は、結構ありえない設定やSF要素などが散りばめられていますが、『24 -TWENTY FOUR-』はそういった設定がない分、かなりリアルに体感できるのではないでしょうか。
YUKI
ウイルス系パンデミック海外ドラマおすすめ6選まとめ
- 『生存者たち』
- 『12モンキーズ』
- 『ザ・ラストシップ』
- 『ホット・ゾーン』
- 『リ・ジェネシス バイオ犯罪捜査班』
- 『24 -TWENTY FOUR-』
いかがでしたでしょうか。
今まで物語として見ていた作品も、今だからこそもう一度振り返るとかなり恐ろしいです。
1日でも早いコロナウイルスの脅威の収束のために、私たち一人一人が自分や大切な人を守る為にしっかりとした意識を持つことが一番重要です。
そしてこういった作品は、そんな今の私たちにウィルスの脅威を教え、警笛を鳴らしているように感じます。
今回ご紹介した作品以外にも、動画配信サービス各社がパンデミック作品を続々と放出し出している傾向に。
不要不急の外出は自粛モードの今だからこそ、自宅でゆっくり映画やドラマを楽しんでみてはいかがでしょうか?