寺門ジモン初監督作品『フード・ラック!食運』が11月20日(金)より封切られ、大ヒット公開中です。
世界中でいまだ続く新型コロナウイルスの影響により、全国の飲食業界、映画業界でも厳しい状況が続く中、映画から食を応援するとともに、食を通して人々が支え合い、食を囲む幸せの日々が続くように願いを込めた本作。
新人編集者・静香(土屋太鳳)と共に「本当に美味しいものを本当の言葉で紹介するサイト」の立ち上げを任されることになった良人(NAOTO)。
その矢先、疎遠になっていた母・安江(りょう)が倒れたとの知らせが入る―。
幼い頃の母との思い出とともに幻の人気焼肉店「根岸苑」を通して繋がり、食を通して出逢う人々それぞれの想いをのせ、焼いて、食べて、ちょっと泣いて、また食べる、極上の焼肉ハートフル映画。
このたび本作のためにあるといっても過言ではない、1年に一度の11月29日の「いい肉の日」を記念して、公開記念舞台挨拶が開催され、NAOTO、土屋太鳳が登壇しました。
『フード・ラック!食運』11/29(日)”いい肉の日”舞台挨拶オフィシャルレポート
日時:11月29日(日)16:00〜16:25 ※上映後舞台挨拶
場所:新宿ピカデリー シアター3(新宿区新宿 3丁目15番15号)
登壇:EXILE NAOTO、土屋太鳳(敬省略)
上映後の観客の前に登場したEXILE・NAOTOは「映画を観に来ていただきありがとうございます。こんな状況の中、こうして皆さんに集まっていただいて、気持ちがこもった作品を観ていただく事ができ、本当に嬉しく思います」と客席を見渡し、土屋太鳳も「ずっと温めてきた作品がいい肉の日にスクリーンの中で呼吸することができて本当に嬉しく思います。」と笑顔を見せました。
この日、2人揃ってNAOTOがクリエイティブ・ディレクターを務めるブランド「STUDIO SEVEN」の衣装で登場。
「情報を仕入れまして、土屋さんのスタッフが衣装を借りに来てくれたと聞き、僕らスタッフ周りがざわざわしたんです。何を借りたか聞いたところ、この青いジャケットを借りたということで、自分も合わせてきました」とコメント。
土屋は「ちょっとテイストが合わなかったらどうしようかと思ったのですが。絶対に舞台挨拶で絶対着ると思っていたので、もう今だと思いました!」と笑顔を見せました。
1年に1度の“いい肉の日“の舞台挨拶にちなみ、イベントでは“肉と食“にまつわる内容を中心にトークを展開。
“いい肉とはなんだと思うか?”と質問されたNAOTOは「ジモンさんがいない中、答えて後で怒られないかな(笑)」と心配顔を見せたが、「この映画は職人の皆さんを描いている。職人の皆さんが仕事をして、皆さんが口に運ばれる前に一瞬でなくなってしまうものですが、何時間も何日もかけて仕事をしているということだと思う。その職人の方々の想いや、生産者の皆さんの想いや愛情が詰まって仕事された肉は、すべて“いい肉”だと思います」と力説。
肉好きを公言している土屋は「“いい肉”はとても喉に良くて、肌に良いです。私は(お肉が)お守りのような存在だと思っているんですけど」と話すと会場から笑いが…。
「ミュージカルをやっているのですが、お肉がいかにのどに良いか実感しています」という独自の理論を展開しました。
好きなお肉の食べ方を質問されたNAOTOは「ステーキか、焼肉かなと思いますが…。でも焼肉かな。以上です(笑)」とコメント。
土屋も焼肉と断言し、「ステーキは終わりますよね。」と話すと、NAOTOは「焼肉は終わらない?」と突っ込み。
土屋は昨日ステーキを食べたそうで、「最後の最後になるともう終わると思うんですよね。でも焼き肉は次から次へと頼めますよね。寂しくないという…」と説明すると、会場から納得の声が漏れました。
これを聞いたNAOTOも腑に落ちた様子で「良いですね、明日ネットニュースにならないかな(笑)“土屋太鳳、焼肉は終わらない”というニュース。絶対にクリックする(笑)」と話し、会場の笑いを誘います。
次に好きな肉の部位を聞かれるとNAOTOも土屋もタンから始めるが、シンプルに塩で食べるというNAOTOとレモン派の土屋に分かれ、すると土屋は「どうですかね?皆さんはどれが美味しい(お肉)と感じるんですかね、ハラミタイプ、赤身タイプ、脂タイプのお肉とありますが、聞いてみたい」ということで、客席に拍手でアンケートを取ることに…。
タン・赤身・脂の多いお肉・ホルモンと拍手でアンケートを取ると、一番人気はタンという結果になりました。
劇中には寺門監督こだわりのお肉が随所に登場。
映画撮影中もたくさんの美味しいお肉を食べていた2人。
お肉の焼き方への演出をこだわっていたという寺門監督は、NAOTOは「めちゃめちゃ厳しく、演技指導以上にしていただきました。肉の指導の時だけ、怖かったですね」と振り返ました。
土屋も「本当に怖かったですよね」と同調。
さらに「フードコーディネーターさんにも怖かったもんね(笑)米の盛り方とか。画で見たときに“全然ダメだよ!俺がやるよ!”とご自身でされてました」と監督のこだわりを明かしました。
さらにNAOTOは「肉を休ませるということがこの作品で身に着けたスキルかなと思います。ちょっと厚めのタンなどを中まで火を通すためには、単純にずっと(火に)のせてればよいというわけではなく、1回熱して、ちょっと休ませて、もう1回最後に焼く」という肉の焼き方で印象に残ったといいます。
土屋も「外側じゃなく、やっぱり中(内側)が大事だから、中をよくするために外をどう焼くかが重要になってきて…」と話すと、「これって人にとっても大事だなと思いました。中が大事だよということが」と話すとNAOTOも「めちゃめちゃいい話」と感動していました。
劇中の印象に残ったお肉は川崎苑で食べた千切りキャベツのお肉を上げ、「あれは本当においしかったですね。家でも試してください。キャベツをちょっと浅漬けにして、永遠に食べることができるんですよ。あの食べ方は発見でした」と明かすと、土屋は野原焼きが印象に残ったと明かします。
「大きなお肉を焼いてくるくると食べるんですけど、本当においしかったです。13〜14枚くらい食べたんですけど、問題ないです。食べたらすぐ消化!胃が頑張らなくても消化にいい」という土屋の話に、NAOTOも笑顔を見せました。
最後に土屋は「本日はありがとうございました。本当にジモンさんが心を込めてお肉への思い、職人さんへの想い・愛情が込められています。すべて愛情がこもっているので、本当に観てくださる方には心がある方々に受け継がれていく、この作品自体は食運そのものだと思います。ぜひまた観ていただいて、末永く愛していただけると嬉しいです」とコメント。
そしてNAOTOからは「本当に何度か観させていただいて、観るたびにいろんな発見もあります。皆さんのコメントも読ませていただいている中で“この作品は職人賛歌だ”というコメントをいただきました。たくさんの優れた職人がいる日本で、自分たちにこうして最高の食材が運ばれてくるまでに、多くの職人の人たちがバトンをつなげてきている。その職人がいる日本を誇りに思いたいという想いを込めて、この作品にも携わらせていただきました。」と振り返ります。
続けて「この作品を通して、素晴らしい職人・食文化が発達した日本に生まれてよかったな。日本人であることに誇りに思うべきだなと思うようになりました。是非皆さんを何回も観て、色んな発見をしていただいて、皆さんも何か持ち帰っていただけたらいいなと思います」と観客に呼びかけ大きな拍手の中、舞台挨拶は終了しました。
『フード・ラック!食運』作品情報
原作・監督:寺門ジモン
原作協力:高橋れい子
脚本:本山久美子
音楽:Amar
出演:NAOTO、土屋太鳳、石黒賢、松尾諭、寺脇康文、白竜、東ちづる、矢柴俊博、筧美和子、大泉洋(特別出演)、大和田伸也、竜雷太、りょう
主題歌:ケツメイシ「ヨクワラエ」(avex trax)
製作・配給:松竹株式会社
制作プロダクション:株式会社ギークサイト
あらすじ
下町に店を構える人気焼肉店「根岸苑」をひとり切り盛りする母・安江。
ひとり息子・良人の毎日の楽しみは、母の手料理を食べることでした。
ある事件がきっかけで店は閉店し、成長した良人は家を飛び出し、うだつがあがらないライターとして自堕落な生活を送り始めます。
ある日、グルメ情報サイトの立ち上げを任されることになった良人のもとに、疎遠になっていた母が倒れたとの報せが入り…。
映画『フード・ラック!食運』は全国にて公開中です。