ドラマ『フィクサー season2』 第4話 突如現れた凶器・・・事件の真犯人が明らかに!

©1996-2023 WOWOW INC. フィクサー season2

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裁判の行方を決定づける証拠の凶器が佐々木検事(江口のりこ)から提出されたことで、渡辺(町田啓太)側に激震が走ります。

絶望的な状況にやけを起こす渡辺を勇気づけたのは、記者時代に出会ったある人物でした。

そんな中、ついに真犯人の正体に辿り着いた設楽(唐沢寿明)と板倉(小泉孝太郎)は、渡辺の犯行を裏付ける証言をしたホテルの従業員と妃呂子(真飛聖)に接触を図ろうとしていました。本郷(西田敏行)のスパイである丸岡(要潤)の監視を承知の上で、妃呂子との面会に向かう設楽ですが・・・。

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ドラマ『フィクサー season2』 前回振り返り

次回公判の証人として横宮都知事(石黒賢)の出廷が決まり、渡辺(町田啓太)は窮地へと追い込まれます。

事件現場の防犯カメラが捉えた本郷(西田敏行)の使用人の行方を追う板倉(小泉孝太郎)は、本郷と佐々木(江口のりこ)が養子縁組していることを知ります。

そんな中、佐々木の背後に本郷の存在を確信した設楽は、須崎(小林薫)の弱みである密約の音声データを引き渡す条件として立会人に本郷を指名。本郷のスパイである丸岡(要潤)が見守る中、直接対決となりました。

その直後の第二回公判で、突如凶器が検察側の証拠品として提出されたのです。

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【ネタバレあり】ドラマ『フィクサー season2』第4話あらすじと感想

検察側の証拠品

第二回公判で佐々木検事(江口のりこ)が提出したのは、渡辺の指紋がついているナプキンに包まれた凶器のワインオープナーでした。

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本郷(西田敏行)がとんでもない形で凶器を返してきたのです。

絶望しパニックになった渡辺(町田啓太)は、法廷の床に倒れこんでしまいます。

降ってわいたような突然の出来事に、杉谷弁護士(鈴木保奈美)は納得がいきません。
たとえ気に食わないとしても、佐々木の能力の高さは認めています。その佐々木がこんな穴だらけの真実を信じているとは思えません。

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杉谷に詰め寄られても、佐々木は表情一つ変えません。

凶器を提供したのは、ホテルの掃除スタッフだったということです。
奥まった場所にあったため発見しにくかったということですが、板倉(小泉孝太郎)もこれには疑問しかありませんでした。
しかし凶器を包んだナプキンには渡辺の指紋がついており、何より被害者の妃呂子(真飛聖)がワインオープナーで殴られたことを証言していて、証拠は揃っています。

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しかし、あまりにも“用意された感”がありすぎます。

その妃呂子は凶器が出てきたというニュースを見て震えていました。
響子(斉藤由貴)は妃呂子に当時の話を聞こうと特別室を訪れますが、病院スタッフに取り押さえられてしまいました。

一方設楽(唐沢寿明)は、本郷がこれまでと違う行動パターンを取っていることに注目していました。
これには、なんとしても事件の真相を隠さなければならない理由があるのだろうと設楽は考えました。

真相を探るには、妃呂子に会う必要があります。
設楽はどうにかして妃呂子と接触が出来ないか画策し始めました。

それぞれの迷い

渡辺は、偽の凶器に貫かれ、完全に戦意消失していました。
もはや自分が勝てる相手ではないし、自分が罪を認めなければ母に危害が及ぶ可能性があるからです。

「世の中には理不尽なことがあるんだよ・・・」

一方丸岡(要潤)は、佐々木が信念と現実の齟齬に苦しんでいるのではないかと心配していました。

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確かに、少しモヤモヤしているように見えます。

しかし、佐々木は苦しんでなどいないと答えます。
自分の養父はいつも正しい人間で、自分たちを救ってくれた恩人です。

「批判するなら、父の前から消えなさい」

丸岡にとっても、本郷は恩人です。“おやじさん”のためなら、なんだってすると誓っています。

「人を殺せと言われればやりますよ」

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ただ、その丸岡も少しだけ迷いがあるように見えます。設楽に対して冷徹になり切れていません。

その頃新田総理(富田靖子)は、玲子(内田有紀)の身辺調査が終わったということで、正式に玲子を新候補として受け入れました。

設楽は新田に「票をまとめるには金がいる」と言って多額の金を渡します。
これまで不正な金には手を付けずにやってきた新田はそれを拒否しますが、設楽は「それがあなたの限界です」と冷静に返します。

「政権は握るより保つ方が大変。あなたはそれを思い知ったのでは?」

moyoko

目には目を、金には金を。ってことですね。

新田は玲子にプライベートなどで探られて困る過去はないかと尋ねます。
玲子は殿村元総理とのことが浮かびますが、「後ろ指指されるようなことはない」と答えました。

moyoko

玲子の過去の不倫が今後どう影響してくるでしょうか・・・。

後日、新田総理は玲子を新候補として立てると民自党幹部の前で宣言しました。
幹部たちは戸惑いを隠せません。

渡辺を信じる者

自暴自棄になっている渡辺に、杉谷が引き合わせたのは、密約の取材で出会った沼田由里(吉川愛)でした。

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殿村元総理の運転手の娘です。

由里は渡辺の裁判をずっと追っていると言います。
本当のことを教えて欲しいという由里に、渡辺は「本当のことなんてどこにもない」と吐き捨てます。

「世の中のすべては権力者が都合の良いように書き換えている」

渡辺は話を切り上げようとしました。
すると、由里は立ち上がり、「私は一度も諦めなかった」と叫びます。
諦めずに父親の名誉回復を願い続けることが出来たのは、他でもない渡辺のおかげです。

「私、渡辺さんを信じています!」

moyoko

渡辺の目に再び光が戻ってきました。良かった。

真犯人

板倉は事件当時、横宮と一緒にいたホテルマンから証言を取ろうとしましたが、彼は板倉の顔を見るなり逃げ出してしまいました。

せめて、発見直前に妃呂子の悲鳴が聞こえなかったと言ってくれれば、犯行時刻が違うと証明できる可能性があります。

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渡辺は既に部屋に入った時には被害者は倒れていたと証言しています。

板倉の顔を見たホテルマンは、何かに怯えているようでした。
もしかすると、自分の証言で重要なことが明るみに出てしまうことを恐れているのかもしれません。

板倉は再度事実を整理し直すと、最も意外な可能性が浮かび上がってきたと言います。

「横宮妃呂子を襲ったのは都知事本人ですね」

設楽も同じ考えでした。

moyoko

そう考えると、渡辺が嵌められたのもわかります。

しかし大きな間違いほど正すのは難しいものです。
そこで設楽は妃呂子とホテルマンそれぞれに「先方が真実を話した」と伝えてはどうかと提案しました。

moyoko

結果的に嘘にならなければ、OKですから。

板倉は設楽の作戦通りにホテルマンと話をしました。
すると、彼は観念したように「奥さんが違うと言うなら、俺も話す」と言い出しました。

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その陰で本郷の使用人が板倉を監視しています。危険!

その頃、本郷は横宮に「あんたの女房に妙な動きがあったらこちらに任せろ」と声をかけていました。

事件の真相

渡辺は響子を呼んで、しばらく自暴自棄になっていたことを謝りました。
そして、裁判がどうなっても否認し続けると約束しました。

渡辺は響子に、設楽との関係を尋ねます。

すると響子は、若い頃に働いていた病院に、金融会社の社長だった設楽が入院してきて、看護のお礼にとごちそうしてくれたのだと説明しました。
設楽を知っていたことを黙っていたのは、設楽が入院したのは会社のトラブルに巻き込まれたからで、余計なことは言わない方がいいと言われていたからだと言います。

moyoko

なんとなく薄い説明な気がしますが・・・。

渡辺はそれ以上何も聞きませんでした。

一方、設楽は玲子に「投資の掛け金を回収したい」とある事を頼みました。
数日後、玲子は妃呂子の病室を訪ねます。

moyoko

玲子は横宮の選挙の際に妃呂子の信頼を得ていたのです。

玲子は部屋に入るなり「奥様に会いたいと言っている人物がいる」と設楽のことを切り出しました。
妃呂子は当然のように拒絶します。しかし玲子は続けて設楽が真犯人を知っていること、ホテルマンが証言を覆すかもしれないことを妃呂子に伝えます。

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妃呂子はまったく聞く耳を持ちませんでした。

実は、横宮の不正疑惑が持ち上がるきっかけになった怪文書を出したのは、妃呂子でした。
代議士になるために実家に資金力がある妃呂子と結婚し、当選してからも須崎や本郷の言いなりで理想はなく、あげくの果てに浮気をした夫のことが許せなかったのです。

ホテルでそのことを横宮に明かした時、逆上した横宮はワインオープナーで妃呂子を殴りつけました。

渡辺の反論

第三回公判で渡辺は検察の主張を真っ向から否定しました。

「都知事は嘘をついています」

そしてワインオープナーは見覚えがないし、ナプキンに指紋がついていたのは頭から血を流している妃呂子に止血するためで、科捜研に確認すればわかるはずだと主張します。

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つまり、渡辺は殺そうとしたのではなく助けようとしたのです。

「僕は横宮妃呂子さんを傷つけてはいません。陰謀に利用されたのだと思います」

そして、その陰謀には検察も手を貸していると訴えました。

法廷は騒然となります。

渡辺のこの証言は、大きく報道されます。
玲子が報じるそのニュースを見ている新田総理に須崎が忍び寄ります。
そして須崎は玲子が殿村元総理の愛人だったことを伝えます。

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女性代表を謳ってきた新田には衝撃情報です。

そして須崎は横宮のことは諦めたと言います。

「代議士に必要なのは現在を見定めて不要になった過去は捨てるという能力です」

一方、設楽は妃呂子が会ってもいいと連絡が来たという玲子の報告を受け、すぐに出かける用意をします。
車を用意しようとした丸岡には、タクシーで行くと伝え、その代わりに本郷に報告するのを待って欲しいと頼みます。

その頃本郷の家では、佐々木が浮かない表情を浮かべていました。
真実は自分が思っているものと違うかもしれないと言う佐々木に、「真実とは作るものだ」と断言する本郷。

父が正しいのかどうかと迷っている佐々木に、本郷は自分がこれまでやってきたことは国や国民が幸せになると信じてやってきたと告げます。
そして、今回の事件に真犯人が別にいることも正直に話し、それを隠すのは犠牲者を最小限に抑えるためだと説明しました。

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佐々木は、父の考えに沿うことにしました。ある意味闇落ちですね・・・。

そして設楽が病室に向かっているその時、妃呂子は本郷の使用人に「余計なことを喋るな」と襲われていました。

ドラマ『フィクサー season2』 第4話 感想&まとめ

妃呂子の絶体絶命のピンチに現れたのは、なんと丸岡でした。

設楽が病室に入った時には、既に事が起きた後だった・・・かのように見えて第4話は幕を閉じました。

妃呂子はどうなったのでしょうか?そして裁判は次回論告求刑です。次回最終回でどこまで展開するのか、目が離せません!

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