ドラマ『フィクサー season2』 第3話 追い詰められる渡辺! 設楽と本郷の直接対決!

©1996-2023 WOWOW INC. フィクサー season2

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次回公判の証人として横宮都知事(石黒賢)の出廷が決まり、渡辺(町田啓太)は窮地へと追い込まれます。

事件現場の防犯カメラが捉えた本郷(西田敏行)の使用人の行方を追う板倉(小泉孝太郎)は、本郷と佐々木(江口のりこ)の衝撃的な関係を知ります。

そんな中、佐々木の背後に本郷の存在を確信した設楽は、須崎(小林薫)の弱みである密約の音声データを引き渡す条件として立会人に本郷を指名。

本郷のスパイである丸岡(要潤)が見守る中、会合は始まりました。

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ドラマ『フィクサー season2』 前回振り返り

渡辺(町田啓太)は起訴されてしまいました。自分を陥れようとする見えざる力に絶望する渡辺は、母・響子(斉藤由貴)に「設楽拳一(唐沢寿明)に会わせてほしい」と頼みます。

そして板倉(小泉孝太郎)は、現場のホテルの防犯カメラ映像から、本郷(西田敏行)の使用人を見つけます。

そんな中、渡辺を執拗に追い込む佐々木雪乃(江口のりこ)が本郷と密接な関係だということがわかります。裏に本郷の存在が見え隠れする中、渡辺は初公判の日を迎えます。

そして設楽(唐沢寿明)は横宮の代わりとなる都知事候補として、玲子(内田有紀)を指名しました。

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【ネタバレあり】ドラマ『フィクサー season2』第3話あらすじと感想

佐々木の正義

佐々木検事(江口のりこ)は、初公判で次回公判で横宮都知事を検察側証人として出廷させると言いました。

設楽(唐沢寿明)は佐々木と接触し、政府関係者に圧力をかけられているのかと尋ねます。
しかし佐々木は顔色一つ変えず「自分の正義を実行しているだけ」と答えました。

moyoko

佐々木検事の正義がどこにあるのかまではわかりません。

設楽の正義は、勝負をしかけること。
勝てるかどうかに関わらず、勝負を仕掛けて次の一手に進み続ける。たとえ負けたとしても、それが人間を強くすると考えていました。

渡辺(町田啓太)はこの異常な裁判を通じて、そのことを知ります。

「落ちるところまで落ちたら、後は上がるだけだ」

渡辺は「この経験は絶対に無駄にはしない」と息巻いていました。
響子(斉藤由貴)は、息子の傲慢で無謀な態度を心配し、設楽の援助を断った方がいいのではと杉谷弁護士に相談します。
設楽は、自分が被告になった時、全面的に罪を認めました。杉谷はそれには彼なりの理由があったはずだと言います。

moyoko

そして、今回の援助も設楽なりの考えがあるはずです。

杉谷は、響子にまだ話していない秘密があるのではと考えていました。

一方設楽は、新田総理(富田靖子)に横宮の代わりとなる新都知事候補として玲子(内田有紀)を引き合わせました。

当然、新田は政治素人の玲子をすぐに信用することは出来ません。
新田は「あなたの覚悟を見せて」と番組で自分への忠誠を示して欲しいと言いました。

moyoko

いわば、首実検です。

追加調査

板倉(小泉孝太郎)は本郷の家を張っていました。
すると、門の前に停まった車から佐々木検事が降りてくるのを目撃します。
その時、都知事の妻が襲撃されたホテルにいたと見られる本郷の使用人が板倉の姿を見つけて、追いかけてきました。

moyoko

めちゃくちゃ足が速くて怖いです・・・。

板倉は同僚が待つ車に乗り込んで身を潜めますが、使用人は板倉の姿を捉えていました。

丸岡(要潤)は、佐々木検事についての追加調査の結果を設楽に報告します。
佐々木は幼少期は養護施設と祖父母の家を行ったり来たりしており、家族も交際している男もいないということです。
丸岡は「これ以上追うことはないかと」と、締めくくりました。

moyoko

今回もペラペラの報告ですが、設楽はそれを信じることにしました。

その後、本郷と佐々木の関係について調べた板倉が、設楽に会いに来ました。
なんと、佐々木と本郷は養子縁組をしていました。
本郷は養護施設に寄付をしながら、優秀な子供がいれば養子縁組をして育て上げ、検察など各界に送り込んでいました。

moyoko

銀行やテレビ局など業種は様々です。まるで人買いですね。

本郷に忠誠を誓う佐々木はどんな手を使ってでも有罪に持ち込もうとするでしょう。
それでも、自分たちもどんな手を使ってでも無罪を勝ち取ればいいだけだと設楽は語ります。

新しい候補者

数日後、玲子は番組冒頭で横宮都知事の不正疑惑について言及し、「私には都政には新しい力、風が必要だと信じている」と発言しました。

番組を見た新田は須崎幹事長(小林薫)に横宮は推さず、代わりに新しい候補を据えると伝えました。

moyoko

須崎さんにとってはありがたくない話です。

事件現場のホテルに本郷の使用人がいたことと、養女である佐々木検事の存在で、この事件には本郷が大きく関わっていることがわかりました。
恐らく手掛けている東京湾の埋め立て事業の不正問題が騒がれ、それを隠すために渡辺がはめられた可能性があります。

そして丸岡も恐らく本郷に恩があり、監視するために設楽の元に送り込まれたと思われます。

moyoko

丸岡は少年院上がりです。身元を引き受けてもらったのでしょう。

佐々木と丸岡は子供の頃からの知り合いで、兄弟のようなもの。
そのため丸岡は佐々木が本郷の養子だということを黙っていたのです。

「設楽さんほどの人が気がつかなかったんですか?」

杉谷の問いに、設楽は「私も誰かを信じたかったのかもしれない」と答えました。

moyoko

ちょっぴり切ないです・・・。

設楽は、逆に丸岡を操るために、騙されたふりをすることにしました。

再び、設楽の元に須崎から脅しのような電話がかかってきました。
須崎は新田を操ろうとしているのかと聞いてきます。
設楽は意に介せず、須崎と製薬会社との密約音声の存在をチラつかせます。

「あの音声は私はあなたにお渡ししてもいいと思っている」

設楽はその際に都知事選についても話そうと言います。
そしてその際には本郷に立会人になって欲しいと条件を出しました。

moyoko

設楽が敵陣に乗り込む、その理由とは・・・?

第二回公判を前に、杉谷は渡辺に「投げやりにならないように」と忠告しました。
それは杉谷が検察を辞める時に“個人が権力になんて勝てるわけがない”と諦めてしまった経験があるからです。
弁護士になってから世界が広がり、辞めたことを後悔していませんが、どうして最後まで戦わなかったのかと今でも夢に見ると言います。

「だから、あなたにはちゃんと戦ってほしい」

渡辺は、諦めるつもりはないと言い、法廷に立つと予定通り無罪を主張しました。

設楽VS本郷

本郷は、公判の時間に合わせて会合の時間を指定してきました。

設楽は、応接間で本郷に丸岡を紹介しました。

moyoko

もちろん、わざとです。

本郷は何故音声の引き渡しに自分を立会人に指名したのかと設楽に尋ねます。
設楽は、この音声は民自党を転覆させることができる爆弾だと言い、立会人がいなければ自分の命が危ないと説明しました。
本郷は音声一つで政治が動かせるわけがないと鼻で笑いました。

本郷立会いのもと音声を確認し、それが終了した後本郷は「受取書の代わりに」と日本画の色紙を設楽に渡します。
すると設楽は「そんなカビ臭い受け取りはいりません」と拒否します。

moyoko

言い方(笑)

「代わりに、凶器を返していただけませんか?」

設楽は使用人が隠したであろう凶器と音声を交換しようと単刀直入に切り込みました。

本郷は、何故設楽がこんな裁判に関わろうとしているのかと設楽に尋ねます。
すると設楽は、この裁判は「日本の縮図だから」だと答えました。
政治家は自らの立場を脅かすものを潰すことに躍起になり、金と人脈を持つ遺物がそれに手を貸す。そんな茶番を間近で見物したかったというのです。

moyoko

めちゃくちゃ煽ってます。

「あなたは黒幕と呼ばれて権力を弄びたいだけだ!」

本郷は「あんたは違うのか?」と問うと、設楽は高笑いをします。

「私は日本を乗りこなしたいと思います」

moyoko

これは、設楽が子供の頃にある人物に教えられたことです。

本郷は、横宮のこととは何の関係もないし、使用人は出かけているのでいないと答えました。設楽はそれを聞いて、音声データの入ったUSBメモリを引き上げます。

本郷は「無礼だ」と怒りだし、新しい都知事選候補者は誰か言えば許すと言いました。

moyoko

言えなければ、ここで死ねと。そんな無茶な。

設楽はそれをきっぱり断り、代わりに「唯一信頼する男」として丸岡を差し出しました。
一瞬静まり返る応接間。

本郷は凶器が本当に自分のところにあるなら、渡すと言い設楽を帰しました。

凶器の在りか

裁判では、遂に横宮が証言台に立ちます。

その頃板倉は、事件当時横宮と一緒にいたホテルマンを呼び出して話を聞いていました。
ホテルマンは渡辺が被害者に危害を加えるところは直接見ておらず、悲鳴を聞いて部屋に駆け込んだら渡辺がいたと話します。

横宮も証言台で同じ話をします。杉谷が「本当に奥さんの声だったか」と聞くと「愛する妻の声を聞き間違えるはずがない」と答えました。

板倉はホテルマンが何か隠しているように見え、なおも食い下がって質問を続けます。
うんざりした顔で話を切り上げようとするホテルマンに対して板倉は、「本当のことを言ってください、お願いします!」と頭を下げます。

moyoko

その様子を本郷の使用人が陰から見ています。怖い!

裁判終盤。
佐々木検事は突然凶器を証拠品として提出すると言い出しました。
凶器は検察庁宛に提供があり、渡辺の指紋がついていたとのことです。

moyoko

なんということでしょう・・・。

渡辺は、「多分この罠から抜けることはできない」と絶望します。

本郷は、確かに凶器を返してきました。
こんな返し方をしてきたということはいよいよ後がないということだと設楽は考えます。

設楽は丸岡に、「日本を乗りこなせ」と言ったのは本郷だと話します。

「ヒーローになりたいなら政治家になれ。日本を乗りこなすんだ」

ドラマ『フィクサー season2』 第3話 感想&まとめ

本郷さん、えげつない凶器の返し方をしてきますね。

設楽があれこれと策を講じる中、渡辺は絶体絶命の大ピンチに陥っていますが、本郷側が後がないということは、設楽側優勢ということでしょうか?

しかしまだまだ気は抜けません。次回はいよいよ事件の真犯人に迫ります!

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