ドラマ『フィクサー season1』 第4話 揺れる永田町・・・設楽と本郷の攻防が続く!

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©1996-2023 WOWOW INC. フィクサー season1

殿村前総理(永島敏行)が奇跡的に意識を回復し、総裁選への根回しが激化した永田町。
密約の音声データの在りかを案ずる須崎(小林薫)は、中埜(藤木直人)に政治家への道を餌に本郷(西田敏行)の屋敷で究極の決断を迫ります。
そんな中、総裁選を目前に、勝ち目がないと悟った新田さゆり(富田靖子)は須崎に擦り寄り、大物政治家を父に持つ村川穂積(駿河太郎)にも揺さぶりをかけ・・・。
中埜にさらなる悲劇が起こる中、設楽は事故を引き起こした犯人の正体を確信します。

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ドラマ『フィクサー season1』 前回振り返り

真夜中に燃え上がった佐久田前社長(酒向芳)の別荘。佐久田本人は行方不明で、自らが放火したと供述する設楽(唐沢寿明)を板倉(小泉孝太郎)が取り調べます。
その裏で、須崎副総理(小林薫)に呼び出された中埜(藤木直人)は設楽が入手しているという密約の音声データを手に入れるように命じられます。
一方、キャスターの玲子(内田有紀)は妻を通じていまだ意識不明の殿村のもとを訪ねます。そんな中、渡辺(町田啓太)は自らにタレコミを行なう謎の人物『K』と接触を図ろうとします。その設楽は、板倉に近寄り、情報交換の取引を持ち掛けていました。

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【ネタバレあり】ドラマ『フィクサー season1』第4話あらすじと感想

揺れる永田町

佐久田前社長(酒向芳)の行方は、ようとして知れませんでした。

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それは、暗に民自党と佐久田の間で密約があったことを示しています。

永田町が揺れに揺れる中、もう一人の重要人物である殿村前総理が目を覚まします。
玲子(内田有紀)に呼び出された設楽(唐沢寿明)は、家族が来る前に殿村と面会をします。

運転手が死亡したと聞いて涙を流す殿村は、設楽に犯人を突き止めて追放して欲しいと頼みました。
密約について、殿村はカレンダーの1月13日を指さし、中埜(藤木直人)に聞けと言いました。

丸岡(要潤)が調べたところによると、1月13日、殿村総理は医大の研究所設立パーティーに出席していました。
佐久田も、このパーティーに出席していました。

この時設楽の脳内には、既に壮大な見取り図が出来ていたのです。

偽の音声データ

総裁選に向けて、なんとしても疑惑の音声データを手に入れたい須崎(小林薫)は、中埜に政治家への道を餌に設楽の部屋からUSBを持ち出させました。

moyoko

要するに、盗んだということです。

須崎と中埜で中身を確認すると、全く別のデータが入っていました。
設楽に嘘をつかれたと悔しがる中埜に、須崎は「次に挽回してくれればいい」と言いました。
中埜は、殿村から貰った名刺入れを取り出し、もうスパイのような真似はしたくないと訴えました。

moyoko

名刺入れの青色は、誠実を示す色で、殿村は中埜にピッタリだと言ってくれたそうです。

その後、中埜は設楽を訪ねます。

「あなたに会うのはこれが最後です」

中埜は音声データを持ち出したことは謝りますが、嘘を教えられたことについて抗議しました。
設楽が何故そんなことをしたのかと言えば、中埜に音声データの存在を明かしたらどうリアクションを取るかというのを試したかったからです。

moyoko

実際、中埜はデータの存在を知った時、「聞かせてほしい」と言いませんでした。何故なら、聞く必要がなかったからです。

設楽は、中埜が密約の現場を見ていたと確信していました。
中埜は、1月13日のパーティーの後、佐久田に「ごちそうしたい」と誘われて殿村、須崎、大泉(陣内孝則)、村川元大臣が赤坂の料亭に行ったことを明かしました。

佐久田が現金の入った袋を差し出すと、殿村は「そういうのは困る」と言って先に店を出ました。

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他の3人は佐久田と共に残り、そして・・・。

1週間後、サクタ薬品の新薬が異例のスピードで承認されることになりました。
当時厚労省の副大臣だった新田(富田靖子)がそのことに疑問を呈したため、殿村総理はすぐに申請を却下させたのです。

殿村の後継者

中埜の告白が終わると、設楽は殿村が目を覚ましたことを中埜に伝えます。
中埜はすぐに殿村の元へ。

すると殿村は、自分はもう復帰が難しいので、ついては娘婿の秘書を務めて欲しいと頼んできました。
中埜は、複雑な表情を浮かべながらも、「分かりました」と返しました。

moyoko

中埜さんに後継者になって欲しいと言ってはくれなかったんですね。

その殿村は、総理になる前、玲子と10年もの間交際を続けてきました。
しかし、殿村が官房長官になることが決まった日、全て白紙にしたいと玲子との交際を終わらせました。

「君と政治、どちらを選ぶかと言われたら、1秒の迷いもなく答えられる」

玲子はその後、殿村を見返すため、過去の不倫も利用してやろうとここまでやってきましたが、いざ瀕死の殿村を目の前にして、一枚の写真も撮る事が出来ませんでした。

そんな玲子に設楽は「だったら今すぐやめろ」と冷たく言い放ちます。
そして餞別代わりとして、以前玲子が「何故そこまで永田町に関わろうとするのか」という問いに答えました。

「俺は壊したい。政界そのものを」

moyoko

陥れられたことへの復讐?

設楽は、もっと大きなことを考えていました。

「日本は地ならしが必要だ」

裏工作

女性初の総裁を目指している新田は、議員票を計算したところ、大泉に完敗することがわかりました。
新田は、須崎の密約というすねの傷を利用し、自分を推薦するように迫っていました。

一方、中埜は後ろめたさから、妻からの電話に出ることが出来ません。
そんな時、須崎から呼び出しを受け、言われた先に向かうと、そこは本郷吾一(西田敏行)の屋敷でした。

本郷は中埜の妻のために良い医者を紹介すると言い、総裁選が終わり次第、補欠選挙の話を詰めようと言いました。
そして須崎は、中埜が大切にしている殿村から貰ったという名刺入れを、出すように命じます。

「それ、燃やしちゃおうか。 これまでの人生を整理してもらわんとな」

中埜は、言われた通り名刺入れを炭火に投げ入れました。
そして、殿村が目を覚ましたことを明かします。

moyoko

中埜さん、腹をくくったんですね。

殿村が目覚めた今、殿村派の票が宙に浮いたままになっています。

moyoko

大泉にするか、新田にするか・・・。

その時、須崎が総裁選への出馬を表明します。同時に、村川親子がやってきました。

moyoko

つまり、村川の派閥は須崎についたということです。

潔白を証明して

その頃、記者の渡辺(町田啓太)は、板倉(小泉孝太郎)に運転手の娘・由里(吉川愛)を引き合わせていました。

渡辺は、自分は被害者家族と親しくしていることがバレてしまっているため、下手に動けないので代わりに板倉に真実を追求して欲しいと言います。そして設楽の申し出に乗ってみてはどうかと提案しました。

moyoko

でも板倉さんは政治家の裏を嗅ぎまわって稼ごうとしている設楽とは組む気になれません。

渡辺が自分の情報提供者『K』が設楽かもしれないと話し、「板倉さんなら彼と渡り合えるのでは」と言うと、少し考え始めました。

地ならし

須崎は、殿村の票を狙って中埜を通じて殿村に会うために病院を訪れていました。
そこへ設楽が現れます。

須崎はこれまで実力があると言われながらも一度も総裁選には出馬したことがありませんでした。
しかし、殿村が辞任したことで、絶好の機会を得て、密約問題を片付けるために中埜を利用したのだろうと、設楽は考えていました。

「そこまで強気なのは、本郷吾一の後ろ盾があるからですか?」

そもそも設楽が検察に目をつけられたのも、本郷の差し金です。それを差し向けたのは須崎だと思われました。

moyoko

須崎は、殿村を支援する設楽の存在が邪魔だったのです。

バブル崩壊後、企業と政界を汚い方法で繋げ、今のように政治に金が必要になったのは本郷です。そんな本郷をバックにしている須崎に総裁になる資格はないと設楽は断言します。

次に設楽は村川の息子・穂積(駿河太郎)に近づき、「父親の代役でないことを証明するために、立候補するべきだ」と言って彼を焚きつけました。

翌日、穂積は総裁選出馬の意向を固めます。

村川派の票をあてにしていた本郷は、須崎に出馬を諦めるように忠告します。

moyoko

新田にも大泉も追いつめられてしまいました。

これが設楽の仕業だと気がついている本郷は、いよいよ本格的に設楽を排除する必要があると考え始めました。

「政治という海は、凪が一番。バタバタするやつは邪魔だよ」

moyoko

本郷さんの表情が怖すぎます。

須崎は、中埜に「設楽をどうすればいいのか考えてもらいたい」と連絡をします。
しかし、中埜はその話をまともに聞くことが出来ませんでした。

中埜が電話を受けたのは、病院の中でした。
ベッドには、殿村ではなく、帰らぬ人となった妻が横たわっていました。
妻は本当はずっと具合が悪かったのですが、政界への道が切り開けた夫に心配をかけたくなかったのです。

moyoko

その政界への道も閉ざされてしまいました。最悪ですね・・・。

一方、板倉は設楽の取引に乗る事を決め、設楽を訪ねていました。
設楽はちょうど殿村の事故を仕組んだ犯人がわかったところだと言います。

「あなたも知ってる人ですよ」

ドラマ『フィクサー season1』 第4話 感想&まとめ

いよいよ、本郷と設楽、フィクサー同志の対決のゴングが鳴りました。
今のところ、乱れた永田町の地ならしを目論む設楽が優勢となっています。

それにしても、中埜さんは散々な目に遭っていますね。
須崎さんについたのが終わりの始まりでした。
次回は最終回。事故を招いたのは一体誰でしょうか?総裁の座は誰の手に?絶対に見逃せません!

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