ドラマ『フィクサー season1』 第1話 日本を動かすのは政治家か?黒幕か? フィクサーたちが動き出す!

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©1996-2023 WOWOW INC. フィクサー season1

ある夜、新薬認可を巡る密約が噂されていた総理大臣を乗せた車が事故に遭い、総理は意識不明に。死亡した運転手には飲酒運転の疑いがありましたが、運転手は禁酒をしていました。
そんな中、対応に追われる総理秘書官・中埜弘輝(藤木直人)に近づくひとりの男。
“フィクサー”とも呼ばれる男の名は設楽拳一(唐沢寿明)。
一方、新聞記者の渡辺達哉(町田啓太)に何者かからタレコミが・・・。これは本当に事故なのでしょうか?それとも仕組まれた事件なのでしょうか?

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ドラマ『フィクサー season1』 見どころ

日本を動かすのは、総理?それとも黒幕?
唐沢寿明さんを主演に迎え、脚本家井上由美子さんがフィクサーを主人公に描く“目の肥えた大人のための”WOWOWオリジナルドラマです。
世の中を裏から操る“フィクサー”の暗躍と、金と件権力に群がる人たちを描き、3seasonに渡る大型シリーズとして放送されます。
season1のゲストとして、総理首席秘書官役の藤木直人さん、政治を裏で操る闇のフィクサー役本郷吾一役として西田敏行さんが出演します。
その他豪華出演陣にも注目です!

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【ネタバレあり】ドラマ『フィクサー season1』第1話あらすじと感想

出所した男

とある刑務所から、男(唐沢寿明)が出所してきました。
彼の秘書兼運転手の丸岡(要潤)が出迎える中、男にナイフを持った男が突進してきました。男は咄嗟に切っ先を掴み、その瞬間丸岡が暴漢を制圧しました。

男は表情一つ変えず、車に乗り込みます。
彼の名は設楽拳一。ある界隈では『フィクサー』と呼ばれています。

設楽が丸岡に言います。

「俺と一緒にいると天国へは行けないぞ」

すると丸岡はこう返しました。

「地獄は居心地が良いそうですよ。偽善者がいませんから」

設楽は嬉しそう「良い事を聞いた!」と笑いました。

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これは、人間の裏を知り尽くし、権力を手玉にとった男の物語です。

総理の事故

1か月後。
与党の民自党のパーティーが開かれ、殿村総理(永島敏行)は毎朝新聞政治部記者の渡辺達哉(町田啓太)から、製薬会社との密約の疑惑について直撃されます。
しかしその質問には答えず会場を後にし、公邸に着いたのは夜8時前でした。

首席秘書である中埜弘輝(藤木直人)に見送られた後、総理はすぐに別に待たせてあった車に乗り込みます。

moyoko

秘書にも誰にも言わず、こっそりと出かけるつもりのようです。

車が発進してすぐ、総理の元に電話がかかってきます。
相手は設楽です。

総理は「独り言だ」と前置きをして、「もう長くはないかもしれない」と伝え、さらに秘書の中埜の手を借りるようにと設楽に話します。

「あれは信頼に足る男だ」

数時間後、総理を乗せた車は山道に入ります。
すると、車が暴走しはじめました。総理が慌てて運転席との仕切りを開けると、運転手はグッタリして動きませんでした。
次の瞬間、車は崖下に転落していきました。

moyoko

大変な事故が起きてしまいました。

誰にも言うな

この事故で運転手の沼田は死亡、殿村総理は一命をとりとめましたが、脳と肺を損傷し、意識不明の重体に。

moyoko

回復の見込みはないということです。

警察は運転手の運転ミスだと見ますが、沼田の娘・由里(吉川愛)は「そんなはずはない」と猛反発。
渡辺は由里に声をかけますが、取材は出来ませんでした。

一方、民自党では総理代行は副総理の須崎(小林薫)が務めることが決定し、大泉官房長官(陣内孝則)、新田政調会長(富田靖子)と中埜で話し合いが持たれました。

須崎は、中埜に総理の現状について誰にも言うなと釘を差しました。
実は、党内では幹事長も療養中で、トップが欠けるとなれば政権が維持できないからだというのです。

「火事場は綺麗ごとだけでは切り抜けられない」

moyoko

中埜は納得がいかない様子ですが、飲み込むしかありませんでした。

中埜がホテルの部屋を出ると、丸岡が近づいてきました。

「設楽拳一が呼んでいます。」

設楽は、ホテルのレストランで待っていました。

moyoko

中埜は設楽に会うのは初めてですが、総理から設楽のことは聞いていました。

手を組みませんか?

設楽は事故直前に殿村と話をしていたことと、その時に「もう長くはないかもしれない」と自分が命を狙われていることを示唆していたことを中埜に明かしました。

驚く中埜の元に、警視庁捜査一課の佐倉(小泉孝太郎)から電話がかかってきます。
佐倉が言うには、運転手の血液から精神安定剤の成分とアルコールが検出されたとのこと。

中埜は総理の運転手に限ってそんなことはありえないと声を荒げます。

その会話を聞いていた設楽は、この件は事故ではなく事件かもしれないと言い、中埜に自分と手を組んで真相を探ろうと誘いました。

しかし中埜は、設楽を信用できないと返しました。

でも、設楽は、中埜は必ず自分の申し出に応じるだろうと信じていました。

サクタ薬品との密約疑惑

その夜、設楽は報道番組キャスターである沢村玲子(内田有紀)と密会していました。
玲子は設楽にサクタ薬品と民自党の密約について情報を渡します。

サクタ薬品の佐久田社長は、新薬承認のために民自党に金を渡していました。
ところが、最後に殿村総理のところに行くと、金にクリーンなイメージで売っていた殿村は認可を阻止してしまいます。
開発費用が回収できなくなった会社は、佐久田社長を解任。そのことを恨んだ佐久田は週刊誌にリークをし、この件が明らかになりました。

しかし、佐久田が怒りにまかせて情報をリークすることに、メリットは何もありません。

moyoko

佐久田は何がしたかったのでしょう?

玲子は、総理が秘密裡に出かけたのは、時期的にこの佐久田の件と関わりがあると考えていました。

『K』からのタレコミ

総理の事故について、渡辺は取材が行き詰まっていました。
その時、『K』と名乗る者からメールが送られてきます。

moyoko

タイトルは「暴食は罪なり」。どういう意味でしょう?

メールの内容は、運転手の身体から薬物とアルコールが検出されたが、党と警察はこのことを公にしていないというものでした。

翌日、毎朝新聞一面にこのことが掲載され、党内では「誰が漏らしたのだ」と大騒ぎになります。

騒ぎを収めるには、総理に辞任してもらうしかないと大泉官房長官は言います。

moyoko

これ以上国政に穴を開ける訳にはいかないと、わざとらしく残念がる須崎副総理(笑)

思い切って辞めた方が、解散総選挙を戦えると、新田政調会長。
それに、運転手の不祥事の責任を取って辞める形になれば、総理のクリーンなイメージも保たれます。

moyoko

中埜が異論を挟む間もなく、話はどんどん先に進んでしまいます。

記者会見では、辞任の理由として、「国政のため」「不祥事に対する責任」の他に、「製薬会社との疑惑に対する責任を取る」ことも発表されました。

moyoko

中埜としては、「聞いてないよ!」という気持ちでいっぱいです。

これが日本だ

中埜は、病気の妻を残し、「事後処理のためにしばらく官邸に泊まる」と言って家を出ました。
そして、設楽に連絡を入れます。

moyoko

設楽の予想通りでしたね。

中埜が運転手のことを垂れ込んだのかと設楽に尋ねると、設楽はあっさりそれを認めました。

そして、総理辞任の絵を描いたのは副総理と官房長官であり、どさくさに紛れて製薬会社との疑惑の幕引きを図ったのだろうと語ります。

「これが日本だ」

設楽は3年前、この国の政治の裏でどんな力が働いているか思い知りました。

moyoko

授業料は莫大な金額でした。

今回の事件も根っこは同じで、本気で日本を変えたいと考える殿村は、それ故に狙われたのだろうということです。

「真相を知らなくていいのか?」

中埜は、「あくまでも先生のため」として、設楽と手を組むことに決めました。

伝説のフィクサー

来る総裁選に向けて、それぞれが動き出していました。

須崎副総理は、長年裏で政治を操る“伝説のフィクサー”本郷吾一(西田敏行)を頼ります。
本郷は、「誰を立てるか吟味をすれば、選挙は勝てる」と豪語します。

「選挙は楽しむものだ。楽しもうじゃないか」

須崎は、設楽が出所したことと、中埜と密会していたことを本郷の耳に入れます。

moyoko

須崎は設楽の動きをずっと監視していたのです。

しかし本郷は「雑魚は泳がしておけ」と気に留めませんでした。

一方、大泉官房長官は、元厚生労働大臣の大物に根回しをしていました。
その際に、「先立つものが必要だ」と、相手から“5本”を提示されます。

moyoko

5億円・・・でいいんですよね??

そんな大泉に設楽が近づき、声を掛けます。

「総裁選は金がいるでしょう?」

舞台は、黒い幕を操る存在が動かしているのです。

ドラマ『フィクサー season1』 第1話 感想&まとめ

唐沢寿明さんがこの世の裏を知ったフィクサーとして、暗躍する今作。
season1のゲストには藤木直人さんと西田敏行さん。加えて小泉孝太郎さんや永島敏行さんなどWOWOWドラマお馴染みの豪華俳優陣を揃えられていて、WOWOWの気合を感じます。
総理が巻き込まれた謎の自動車事故、そして製薬会社との密約疑惑や総裁選などが複雑に絡んだこの出来事を、設楽はどのように操って行くのでしょうか?
今後の展開が楽しみです!

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