永沢(鈴木伸之)が戻って来たことに和佳(奈緒)たちは大喜び。
その頃東京では片岡が「わしの居場所はあそこにはない」といって、息子の祐介(渡辺大知)がパートナーとクラスマンションに居座っていました。
片岡がいない間もさんし船団丸は大忙し。そこへ波佐間が現れ、華麗な手さばきで仕事を片付けてくれ、漁師たちの信頼を得ていきます。
そんな中、波佐間は和佳に「浜の船団丸を一つの会社にまとめませんか?」と大胆な提案を持ちかけられます。
目次
ドラマ『ファーストペンギン!』 前回振り返り
船の転覆事故をきっかけに、漁師たちがボイコットし、片岡(堤真一)新人の小森(北川尚弥)ら数人だけが残されたさんし船団丸。
そんな時、和佳(奈緒)は出席した講演会の会場で元官僚のビジネスコーディネーター・波佐間(小西遼生)と出会います。
その帰り道、片岡と和佳はいつものように喧嘩になり、和佳は片岡を東京に置き去りにしてしまいました。
息子の祐介(渡辺大知)に助けてもらい、なんとか地元に帰りましたが、事務所では波佐間を取り囲む漁師たちの姿が。
片岡は、黙って事務所を出て行ってしまったのでした。
そして、片岡と入れ替わりにやってきたのは、永沢(鈴木伸之)でした。
【ネタバレ】『ファーストペンギン!』第9話あらすじ・感想
永沢の復帰
片岡(堤真一)がいなくなっても、さんし船団丸は『お魚ボックス』で大忙しです。
和佳(奈緒)が片岡に連絡しようとした時、事務所に入って来たのはなんと永沢(鈴木伸之)でした。
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「いつでも戻って来ていいと言ってくれていたので・・・」
実は、永沢と婚約者は遠距離恋愛で、しかも2年間に4回別れては付き合ってを繰り返していたため、婚約者はその間に別の男を作っていて、妊娠中の子供は永沢の子ではなかったというのです。
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しかし、今は猫の手も借りたい時。和佳や漁師たちは永沢の復帰を大いに喜びました。
居候
一方、目下家出中の片岡は、息子の祐介(渡辺大知)がパートナーと暮らす東京のマンションに再び転がり込んでいました。
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「ワシの居場所はあそこにはないんよ」
祐介経由で和佳が片岡の説得を試みるも、結局売り言葉に買い言葉で喧嘩になってしまいます。すっかり拗ねてしまっている片岡に、和佳も祐介もなす術がありません。
山中(梶原善)や磯田(吹越満)ら漁師たちは「ひろっさんの“やめる”は日々のご挨拶じゃ」と言って、楽観的に捉えていました。
そして和佳が東京のクライアントのところに挨拶に行くと、店の大将から「片岡さんが血抜きした魚が入っていない」と言われました。
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その後農水省の溝口(松本若菜)に会った際に、和佳は波佐間(小西遼生)に助けてもらったことと、彼の海外進出の構想を話しました。
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パーフェクトヒューマン
そんな中、漁師経験のある波佐間がさんしを手伝ってくれることになりました。
波佐間は箱詰めから血抜きまで全てテキパキとパーフェクトにこなし、片岡がいない穴をすんなり埋めてしまいました。
漁師たちは、ますます波佐間への信頼を厚くしていきます。
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そんな中、波佐間は和佳に「浜の船団を一つの会社にまとめませんか?」と大胆な提案を持ちかけられます。
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実は波佐間は漁師の家育ちで、辛い経験をしたことから、民間から水産業界の環境を変えたいと考えていました。
和佳は、このプロジェクトを実現させれば、皆が潤い、浜を元気にしたいという片岡の夢が叶うのではないかと考え、この話に乗ることにしました。
和佳は、浜の別の船団の漁師たちを事務所に集め、説明会を開きます。
その席で波佐間は、「勝手なことをしようとしている」と怒鳴り込んで来た漁協の組合長・杉浦(梅沢富美男)を完膚なきまでに言い負かし、漁師たちの心を掴みます。
そして、さんしの社員になるということに難色を示していた漁師たちは、すんなりと社員になることを受け入れました。
パーフェクトな波佐間の前で、和佳の出る幕はありませんでした。
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ニューリーダー
それ以来、波佐間は”浜のニューリーダー”と称えられるようになります。
しかし、和佳が漁協を敵視せずに残す道を考えようとする一方で、波佐間は完全に排除しようとしていました。
その強引さに、和佳は少し波佐間に違和感を感じ始めます。
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片岡拉致計画
「俺、なんか嫌だ!」
波佐間の存在を知ってから、ずっと難しい顔をしていた永沢がとうとうキレてしまいました。
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一方、片岡は、さすがに浜のことが気になって来ていました。
久しぶりに携帯の電源を入れてみると、水産フェスで出会った高知の漁師から『お魚ボックスのことを教えて欲しい』と要請されたため、高知の浜に転職することを決めていました。
永沢は磯田と山中と共に、祐介に頼んで片岡を酔い潰してもらい、その隙に車で連れ帰るという強硬手段に出ました。
翌朝、車内で目を覚ました片岡はビックリ!
そして、「戻って来てほしい」という磯田に、片岡は高知に行くのはお魚ボックスを日本中に広めたい社長の夢を叶えるためだと説明します。
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磯田は、特に片岡がいなくてもさんしは上手く回って行くと考えていました。
ただ、どうしても片岡と一緒に働きたいと言っている人がいました。それが永沢です。
永沢は、何も言えずに押しの強い夫に負けている妻みたいになっている社長は見たくないと片岡に訴えます。
「僕が入ったのは、あつし、たかし、ひろしのさんしであって、あつし、たかし、なるしのさんしではないんです!」
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「よっしゃ、帰るど!」
片岡は、永沢の熱い説得に心を打たれ、浜に帰ることを決めました。
さんしを売ってしまった
ところが、片岡が事務所に戻って来ると、そこにはかなり焦った様子で帳簿の整理をしている和佳とそよ(志田未来)の姿が。
そして、片岡を見るやいなや、「ごめんなさい!」と頭を下げます。
「私、さんしを、この浜を・・・売り渡してしまった・・・!」
実は、波佐間に紹介された食品会社は、日本企業の皮をかぶって、日本の土地を買い漁っている外国企業だったのです。
船団は既に食品会社から資金援助を受けている状態。このままでは、日本の海洋資源を根こそぎ手に入れられ”経済的な侵略”を受けるだけでなく、自由に日本の沿岸を航行する船が、実質外国資本に牛耳られるとなれば防衛的にも問題が生じかねません。
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知らぬ間に、浜全体が外国資本の手に渡ろうとしていたのです。
ドラマ『ファーストペンギン!』 第9話 感想&まとめ
何やら胡散臭い雰囲気を醸し出している波佐間さんでしたが、やはり裏があったのですね。
片岡がネクタイを褒められなかったからという理由で拗ねている間に、さんし船団丸はあれよあれよという間に実質外国資本の企業に乗っ取られようとしています。
この最大の危機に、和佳と片岡ら、さんし船団丸はどう立ち向かうのでしょうか?
次回最終回見逃せません!