永沢(鈴木伸之)から突然、「子供が出来たから会社を辞める」と告げられた和佳(奈緒)は、神戸に住むという永沢の彼女・アイナ(足立梨花)に会いに行きます。
漁師を辞めて欲しいというアイナの言葉に頭を悩ます和佳の元に、テレビの取材の話が舞い込んできます。テレビで将来有望なビジネスだとわかれば、アイナの気持ちも変わるかもしれないと考えた和佳は出演を決定。
しかし、それを良しと思わない漁協や別の漁師たちの嫌がらせがエスカレートし・・・。
目次
ドラマ『ファーストペンギン!』 前回振り返り
和佳(奈緒)が発案した『お魚ボックス』は好調な売上を見せていました。
銀行から融資を受けられるようにもなり、さんし船団丸の経営は上々。
そんな時、琴平(渡辺大知)が「大事な話がある」と、東京から和佳に会いに来ます。
一方、和佳が「先生」と会っていると聞いて、片岡はモヤモヤ。
ところが、先生の正体は片岡の亡き妻の連れ子、つまり片岡の息子だったのです。
2人は先生の大学受験のことで揉めて絶縁状態でしたが、和佳の仲立ちによって仲直りすることが出来ました。
【ネタバレ】『ファーストペンギン!』第6話あらすじ・感想
永沢の婚約者
「今月いっぱいで会社を辞めたい」。
突然和佳(奈緒)にそう訴えた永沢(鈴木伸之)。事情を聞くと、「彼女に子供が出来たから」だと言います。
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和佳はとにかく話を聞こうと、神戸に住むという永沢の恋人・アイナ(足立梨花)に会いに行きます。
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アイナは、永沢にはずっと漁師を辞めて欲しかったと言います。漁師は将来性がないので、永沢にはもっと安定した仕事に就いてもらい、神戸で子育てをするつもりなのです。
若い漁師で、和佳のお助けマンでもある永沢に辞めて欲しくない和佳は、苦し紛れに「将来性を感じたら考え直してくれるか」と聞くと、アイナは一応「考えてもいい」と返事をしてくれました。
テレビの取材
どうやって漁師の将来性を証明できるか頭を悩ませていると、テレビ局のディレクターから「お魚ボックスの将来性を見込んで、取材がしたい」と連絡が来ます。
テレビで「将来有望なビジネス」だと取り上げられれば、アイナも認めてくれるかもしれないと思った和佳は、片岡(堤真一)らに事情を説明します。
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そして永沢に残ってもらうためならと盛り上がる漁師たち。
和佳はトラブルを避けるために浜の人たちには知られないようにと釘を刺しましたが、さんし船団丸の面々が取材を受けるという話はたちまち浜中で噂になってしまいました。
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漁協のみならず、元々儲けているさんし船団丸を妬んでいた他の漁師たちは不満を爆発させ、「さんしは出て行け」と喧嘩をふっかけ漁師たちは大乱闘に発展!
その後和佳の家の前に画びょうをまかれたり、壁に落書きをされたり、事務所に無言電話をかけられたりと、嫌がらせは日に日にエスカレート。
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ついには、婦人会で村八分にあっていた磯田(吹越満)の母親が、一人で海に入らされたせいで大けがを負ってしまいます。
ぶっ潰してやる!
片岡は怒りを募らせ、「これまで受けた嫌がらせをテレビでぶちまけて、あいつらをぶっ潰してやる!」と吐き出すと、それに和佳も同意しました。
「うん、やろう。潰してやろう」
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漁師たちは、早速手分けをして嫌がらせの証拠集めを開始しました。
実は、嫌がらせの中でも仲買の「中抜き」が深刻で、仲買に実際納めた箱の半分の量しか納めていないことにされていたのです。
漁師たちは面倒でも箱に印をつけ、水揚げした時に何箱とれたかというのもきちんとカウントすることにしました。
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そして撮影当日。
和佳や片岡が漁港でインタビューを受けていると、「ここは漁協の施設じゃ」と組合長(梅沢富美男)が怒鳴り込んできました。
「勝手に映したら訴えてやる!」
和佳は引き下がらず、ディレクターに対して漁協らからパラハラや嫌がらせを受けているとして、証拠のデータを渡します。
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和佳の作戦
そして放送当日。
さんしの漁師たちは、酒や料理を用意してワクワクと放送を待ち構えます。
一方、組合長たちは告発されるのではとヒヤヒヤしながらテレビを見つめていました。
ところが、放送されたのは、お魚ボックスの紹介と和佳たちのインタビューのみ。
告発する内容は一切放送されませんでした。
これでは制裁にならないと騒ぐ片岡。でも、和佳は涼しい顔をしています。
実は、和佳は最初から本気で告発するつもりなどありませんでした。
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気がつけば、取材の日以来嫌がらせが減っているどころか、お詫びの品を持って来るところもありました。
唖然とする片岡ですが、和佳は自分たちの目的はこの浜を元気にすることだと言い、「敵を潰すなんてせこい考えは捨てて、仲間を増やしていこう。私達は間違ってないんだから」と漁師たちを鼓舞します。
あなたに会えて良かった
永沢は、和佳の言葉を聞いて密かに涙をし、事務所を出て行きました。
和佳は永沢を追いかけ、テレビを見たアイナの反応を伺います。すると永沢は彼女にはそもそも考え直すつもりなどなかったのだと明かします。
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でも、永沢はそんな彼女に寄り添いたいという気持ちを和佳に話します。
しかし、今回のことで永沢は漁師という仕事が好きで、ここにいたいという気持ちを強くしたとも話しました。
「社長の隣で皆と一緒にこの先の景色を見たかったです」「俺、社長に会えて良かったです」
涙ながらに気持ちを吐露する永沢に、和佳は「いつでも戻ってきていいんだよ」と言って笑顔で永沢を送り出しました。
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テレビ露出の影響はすさまじく、その後のお魚ボックスの売上は激増します。
和佳にも様々な仕事が舞い込み、多忙な日々を送ります。
ようやく大海に出たファーストペンギン。
しかし、その先で待っていたのは想像もしないような敵だったのです。
ドラマ『ファーストペンギン!』 第6話 感想&まとめ
和佳の絶対的な味方でイケメンの永沢くんが辞めてしまいましたね・・・。
「社長に会えて良かった」と言ってもらえた和佳は、今までのことが報われたのではないでしょうか。
さて、これまで様々な困難を乗り越えてきたさんし船団丸ですが、新たな“敵”の出現によってさらなる窮地に追い込まれることになりそうです。
もうやめて~!と言いたいところですが、まずは次回を待ちましょう!