「大人しく私について来い!」勢いよく啖呵を切ったものの、漁協だけでなく漁師たちからも敵視されてしまい、孤立する和佳(のどか 奈央)。
それでも諦めず和佳は行動し続けますが、漁協はあの手この手で和佳の邪魔をしてきます。
そんな和佳のもとへ、ある日農林水産省の溝口(松本若菜)から『お魚ボックス』事業の認定取り消しの動きがあると知らされます。
立て続けに襲いかかる圧力に心が折れそうになる和佳。しかし琴平(渡辺大知)に背中を押されある秘策を思いつきます。
目次
ドラマ『ファーストペンギン!』 前回振り返り
家なし、金なし、仕事なし・・・まさに崖っぷちのシングルマザー・岩崎和佳(のどか 奈緒)は、5歳の一人息子・進(石塚陸飛)を連れて山口県の港町・汐ヶ崎に移り住んできました。
地元の旅館の仲居として働いていたある日、和佳は漁師の片岡洋(堤真一)と出会います。片岡は寂れて行くばかりの漁港をなんとかしたいと考えていました。
そんな時和佳と出会い、和佳が副業で、なんでも屋としてコンサルなどを請け負っていると知った片岡は、和佳に『浜の建て直し』を依頼します。
和佳は港から魚を直売する『お魚ボックス』というビジネスを考え、農林水産省から『第6次産業化事業』の認定をもらいますが、場を荒らすなと漁協から猛反対をされてしまいます。
【ネタバレ】『ファーストペンギン!』第2話あらすじ・感想
独りぼっちの和佳
「なんとかしちゃるけぇ、黙って私について来い!」
と、片岡(堤真一)ら漁師たちに勢いよく啖呵を切った和佳(のどか 奈緒)。
しかし、漁協を敵に回してしまったことで、漁師たちは「今日の仕事が出来ない」と和佳を責め、疎まれてしまいました。
moyoko
和佳はそれでもめげずに次の手を考えます。
仲居の仕事中に「売れていると聞いたら、買いたくなる」という意見から、売れると知ったら漁師たちの気も変わるのではと、和佳は『お魚ボックス』が売れたと言って港に魚を貰いに行きました。
ところが、片岡たちは組合長(梅沢富美男)と「約束したから」と和佳に魚を譲ってはくれませんでした。
moyoko
見かねた梨花(ファーストサマー・ウイカ)が、余った魚を譲ってくれました。
しかし、梨花も「もうやめた方がいい」と忠告します。
moyoko
漁協の圧力
さらに、漁協はあの手この手で和佳の邪魔をします。
その圧力は和佳が仲居として働くホテルにまでおよび、和佳はホテルにいられなくなってしまいました。
moyoko
そのため、あと10日で寮を出ていかなくてはならなくなりました。
そんな崖っぷちの和佳のもとに、さらなる苦難が。
農林水産省の溝口(松本若菜)によれば、初めに申請書にハンコを押してくれた統括さんが、「和佳に脅されて仕方なくハンコを押した」と訴えていることで、認定取り消しの動きが出ているというのです。
moyoko
度重なる苦難に、和佳は心が折れそうになります。
「もう無理かも・・・」
しかし、ママ友の助けがあったり、和佳が『先生』と呼ぶ琴平(渡辺大知)が東京から駆けつけて背中を押してくれたおかげで、和佳は再び立ち上がります。
県庁にて
その頃、漁港では片岡が杉浦組合長の差金で県庁へと連れ去られていました。
杉浦は、県庁で行われる認定取り消しの会議で片岡に「和佳に騙された」と証言させようとしたのです。
moyoko
若い漁師・永沢(鈴木伸之)は密かに和佳のことや新事業のことを気にかけていました。
県庁での動きに危機を感じた永沢は、和佳に連絡をします。
その時和佳は東京の農林水産省を訪ねていました。
moyoko
連絡を受けた和佳は、永沢に協力を頼みます。
会議室では、組合長や片岡、県と市の担当者が集まっていました。
片岡は杉浦に証言を促され、その圧力に屈しそうになりますが、意を決して「この事業はそんなに悪いものじゃない」と熱弁をふるいます。
「みんなが幸せになれる商売なんです!」
すると杉浦は劣化の如く怒りだし、「水産業界がめちゃくちゃになったら責任をとれるんか!」と片岡に詰め寄ります。
moyoko
すると、その時永沢が会議室に現れ、いきなりテレビの電源を入れます。
テレビでは国会中継が放送されています。
そこで、近頃女性蔑視発言で炎上していた農林水産大臣が、内閣が進める「女性活躍を推進する」ことをアピールするため「6次産業化の第一号認定事業者である岩崎和佳さんを全面的にバックアップする」と宣言したのです。
moyoko
大臣の宣言によって、市や県の担当者達は「仕切り直そう」と口々に言い、認定取り消しの話は立ち消えとなりました。
お魚ボックス始動!
組合長が漁港に戻ると、和佳が待ち受けていました。
和佳は、「混獲魚」と呼ばれる狙っていないのに網にかかった魚達をボックスで売り、無駄を無くして儲けを出すやり方を杉浦にプレゼンします。
杉浦は一転、「こうなったからには儲けてくれよ」と言って手を差し出しました。
moyoko
さんし船団丸の漁師たちは、正式に和佳を迎え、お魚ボックスを始めるにあたり決起集会を開いていました。
その頃、杉浦組合長は密かにほくそ笑んでいました。
「そろそろ来る頃だろう」
すると、さんし船団丸のことを聞きつけた他の漁師達が、漁協にやって来たのです。
杉浦は和佳について、神妙な顔つきで言います。
「あん子は詐欺師なのかもしれん・・・」
ドラマ『ファーストペンギン!』 第2話 感想&まとめ
和佳のトリックとも言える秘策によって、6次産業化事業の認定取り消しは阻止されました。
やっとのことでお魚ボックスビジネスを始めることができるようになりましたが、組合長はまだまだ和佳を陥れることを諦めていないようです。
一難去ってまた一難!和佳とさんし船団丸の運命やいかに!?