ドラマ『ファーストペンギン!』 第1話 浜を救え! 若きシングルマザーが漁業の世界に飛び込む!

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出典:ファーストペンギン!公式ページ

家なし、金なし、仕事なし・・・まさに崖っぷちのシングルマザー・岩崎和佳(のどか 奈緒)は、5歳の一人息子・進(石塚陸飛)を連れて山口県の港町・汐ヶ崎に移り住んできました。

地元の旅館の仲居として働いていたある日、和佳は漁師の片岡洋(堤真一)と出会います。片岡は寂れて行くばかりの漁港をなんとかしたいと考えていました。

そんな時和佳と出会い、和佳が副業で、なんでも屋としてコンサルなどを請け負っていると知った片岡は、和佳に『浜の建て直し』を依頼します。

アジとサバの違いもわからないような和佳は、突然漁業の世界に飛び込むことになり尻込みしますが・・・。

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ドラマ『ファーストペンギン!』 見どころ

ペンギンは元来臆病な動物ですが、多くの敵が潜む海に、勇気ある一羽が飛び込むと次々に飛び込んでいきます。その勇気ある一羽のことを『ファーストペンギン』と呼びます。

この物語は、そのファーストペンギンのように、縁もゆかりもない漁業の世界に飛び込み、廃れた浜の改革に乗り出したシングルマザーと漁師たちの物語です。

実話を元に、脚本家の森下佳子さんが爽快サクセスストーリーに仕上げています。

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【ネタバレ】『ファーストペンギン!』第1話あらすじ・感想

崖っぷちシングルマザー

家なし、金なし、仕事なしの崖っぷちシングルマザー・岩崎和佳(のどか 奈緒)は、わけあって5歳の息子・進(石塚陸飛)を連れて山口県の汐ヶ崎に移り住んできました。

とにかく金を稼ぎたい和佳は、旅館の仲居の仕事のかたわら、なんでも屋のように内職出来る仕事を請け負うため、客に名刺を配り歩いていました。

そんな時、漁協の集まりで漁師の片岡洋(堤真一)と出会います。
片岡は幼馴染の磯田(吹越満)と山中(梶原善)と共に立ち上げた漁船団『さんし船団丸』の社長です。

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ひろし、たかし、あつしだから“さんし”なのです。

片岡は、漁師の高齢化、漁獲量の減少でどんどん寂れて行く港の窮状を憂い、かつて自分が若かった頃の賑わいを取り戻したいと考えていますが、これといって打開策も見いだせないままでいました。

和佳がシングルマザーで、しかも彼女がくれた名刺に企画の立ち上げやコンサルと書いてあるのを見た片岡は、和佳に浜の立て直しを頼むことにします。

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片岡はわけあって“シングルマザー”に弱いのです。

片岡の依頼

片岡から突然「将来について真面目な話がある」と港に呼び出された和佳は、いきなりプロポーズされるのかと思い警戒しますが、一緒に連れて来た進が船に興味を示したため、和佳は仕方なく片岡についていくことに。

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着いたのはさらに寂れた漁港。漁をしているのはさんし船団丸しかいないと言います。

そこで、魚が苦手だった和佳と進は、出されたアジとサバのお刺身を食べてビックリ。

「今まで食べていたのは何だったんだろう・・・」

和佳は、この魚なら何か出来るかもしれないと思います。

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ただし、和佳はアジとサバの区別もつかないど素人です。

「一緒にやろう!」

片岡は、1万円を和佳に渡します。

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ギャラ安っ!

しかしいざとなると尻込みしてしまう和佳。
そんな彼女に、片岡は活気があった頃の港の話をし、今のじょうな状態にしてしまったのは自分たちのせいでもあるので、自分で元に戻してから人生をしまいたいと熱く語ります。

なんとか力になりたいと思った和佳は、「期待しないでください」と言いながらこの仕事を引き受けることにしました。

「大丈夫。あんたなら出来る!」

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片岡は何故か自信満々です。

諦めたくない

とは言ったものの、『さんし船団丸』の現状は想像以上にひどいものでした。

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収入もなければ、借金は膨大、もちろん社会保険も払えていません。

それでも和佳は漁業について勉強しつつ、東京にいる相談相手・琴平(渡辺大知)からアドバイスを受けながら、ある日、魚の直販ビジネス『お魚ボックス』のアイデアを思いつきます。

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ちなみに、相談相手である琴平のことを和佳は「先生」と呼んでいますが、まだどんな人かはわかりません。

和佳は張り切ってこのアイデアを片岡たちに提案しますが、片岡たちは一様に渋い顔をしてます。
どうやら、漁協や仲買をすっ飛ばすやり方のこの案だと、彼らを敵に回すことになってしまうらしいのです。

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法律的には問題はありませんが、メンツが立たず、怒らせればその他の便宜を計って貰えなくなるのです。

説得も虚しく、片岡たちから猛反対をくらった和佳は、「やめる」と言って1万円を叩きつけ事務所を出て行きます。
しかし、本当は諦めたくないのでした。

6次産業化事業認定制度

そんな和佳の心の内を見抜いた琴平は、国の制度を利用してみることをアドバイスします。

和佳は、1次産業(農林水産業)の事業者が、加工や販売などの2次、3次の事業までを一貫して行い、経営の多角化を図る『6次産業化』に向けて動き出します。

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つまり、自分達で獲った魚を自分たちの手で売るようにするということですね。

この6次産業化の申請には、地元団体の了承が必要です。
そこで和佳は地元の漁協をとりまとめている“統括さん”に書類に判を押すように迫ります。

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浜の組合長を飛び越えて、いきなり統括に直撃したわけです。

はじめは和佳から逃げ回っていた統括さんでしたが、和佳の圧に負け最終的には書類に判を
つきます。

その後市や県からも了承を得て、無事全ての地元団体の判子をゲットした和佳は、農林水産省に申請書を提出します。

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農林水産省の担当者(松本若菜)は水産業は男性社会なのにも関わらず、若い女性が来て驚きますが、応援してくれます。

キレる和佳

これまでかたくなに和佳の案を拒否し続けていた片岡ですが、さすがに国が認めたとなると『お魚ボックス』ビジネスを始めることに賛成します。

「やっぱりあんたは福の神じゃ!」

片岡は、和佳がシングルマザーとして出会った、亡くなった妻・みやこの生まれ変わりで、福を呼んできてくれたと大喜び。

ところが、噂を聞きつけた組合長の杉浦(梅沢富美男)が怒鳴り込んできます。

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自分たちをすっ飛ばしたことが許せなかったのです。

「こんなことしてどうなるかわかってるんだろうな?」

杉浦に凄まれ、すっかりビビッてしまった片岡は、「自分はこんなこと頼んでいない」と和佳1人に責任を押しつけ、手の平を返してしまいます。

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片岡の変わり身の早さに悔し涙を流す和佳。そしてだんだん腹が立ってきました。

怒りのボルテージが上がりきった和佳は、片岡と杉浦に対して「クソ野郎」「タコ!」と悪態をつきながら、「このままでは浜が死ぬ」と啖呵を切ります。

和佳の暴言に激怒した杉浦は、片岡たちに対し今後一切漁協からの支援は打ち切ると宣言。

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魚を引き取ることも、燃料や氷を工面することもしないと言います。

「やれるもんならやってみいや!!」

焦った漁師たちは「どうしてくれるんだ」と和佳に詰め寄ります。
こうなったら後には引けません。

「タンクローリーごと連れてきちゃるけえ、つべこべ言わんとついてこいや!!!」


ドラマ『ファーストペンギン!』 第1話 感想&まとめ

若きシングルマザーが突如漁業の世界に飛び込み、大改革としていく爽快サクセスストーリーが始まりました。

ひときわ男性社会の色が強い漁業の世界で、20代前半の女性が、困難を乗り越えながら、漁師のおじさんたちを変えて行くのはスカッとしそうです。しかもこれが実話というから驚きです。

これからどんな展開になっていくのか楽しみです!

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