第7の大隊長として浅草をまとめ上げることを決意した紅丸。
混乱する浅草の人たちに対して放った言葉は、なんとも破壊王らしい破天荒なもの。
また、森羅とアーサーが対峙していた伝道師の1人が焔ビトとなると、頭に角が生え「鬼の焔ビト」となったのです。
数年前、この鬼の焔ビトのせいで紺炉は灰病になったこともあり、紅丸が単身これと決着を付けます。
この闘いに邪魔が入ることに気づいた紺炉だが力を使うことができません。
そこで彼は、1人のヒーローの名前を叫ぶのでした。
言葉で語るより本当見てほしいと言いたくなるほど燃え上がってしまった浅草編クライマックス。
紅丸が強すぎますし、森羅はどこまでもヒーローです。
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目次
『炎炎ノ消防隊』第14話あらすじ
白装束らの策謀によって炎と混沌に包まれる浅草。
町が秩序を失い、とるべき道を見失った町民たちは導きを求めるが、「第7」の大隊長・紅丸は自ら統率をとることに未だ迷いを感じていた。
白装束らと交戦していたシンラとアーサーの前には、驚異的な力を持つ鬼の“焰ビト”が立ちはだかる。
その猛攻に劣勢となる中、シンラは“アドラバースト”を宿すその両脚に妙な違和感を感じ――。
出典:『炎炎ノ消防隊』公式ページ
【ネタバレ】『炎炎ノ消防隊』第14話の感想
もう遠慮はいらない。紺炉に代わり、破壊王・紅丸が浅草をまとめ上げる
予想外の事態で混乱が起きた時、冷静な判断ができる者は1割。騒ぎ出すものが2割。
残りはただ呆然とするしかないという状況が起きうる。
今がまさにその時です。多くの人たちは偽物に惑わされ喧嘩をやめず、あちこちで焔ビトが発生。
伝道師はこの状況をアートと喜ぶが、特殊消防隊が黙っているわけがありません。
力のあるものの一言がこの状況を動かすことができる。それをできる男はただ一人です。
櫓へと飛んできた紅丸は紺炉の役目だと言います。
しかし、紺炉は言います。
「もう俺に遠慮はするな。浅草はお前の町だ」
諭された紅丸は紺炉に櫓を降りるように言いました。
そして何をするのかと思ったら…櫓を土台部分から切り離して上空へ!
「聞こえるかあぁぁぁ!浅草ーー!」
町民はこれに答えるように「うおおおぉぉぉお!」…ライブかな?ってくらいの盛り上がりです(笑)
そして紅丸のやることはやっぱり規格外です。
「今この町は、外の奴らから攻撃を受けている。浅草の人間そっくりなに変装して俺たちをだましてやがるんだ!そいつらを見分ける方法はねぇ!このままじゃにっちもさっちもいかねぇ!だが、そんなこと知ったこっちゃねぇ!!」
「そんなこと言ってなんか方法あんのかよー!」
と町民から声が上がると。またこの鶴の一声は(笑)
「お前ら全員殴り合え!本物も偽物も関係ねぇ。浅草の人間は偽物なんぞに負けやしねぇ。思う存分殴り合え!」
第7は花火を打ち上げ、混乱は一気に喧嘩祭りとなりました。
そんなことあるか!?野蛮な!って思いたくもなりますがこの粋な展開、燃えます!好きです!
絶対本物も殴られて負けてそうですがそんなことも関係ない。それが浅草。
この状況に唖然とするしかできない第8。
「俺たちも殴り合ってみるか?」
波に乗ろうとするな秋樽!しかし、やらないと取り残された感です。
目の前では環と茉希が殴り合って互いにノックアウト。
やっぱ浅草の人たちに任せましょう(笑)
伝道師・ハラン。パワースポット浅草で鬼の焔ビトと化す
伝道師たちと対峙していたアーサーと森羅。
その一人ハランは、自ら焔ビトとなる蟲を体内に入れ、焔ビトとなったのです。
その上、浅草はパワースポットということもあり、焔ビトが鬼と化すかもしれないという実験もされハランは鬼となったのです。
肉体は固く、攻撃力も上がったことで森羅もアーサーも苦戦します。
上空から鬼の焔ビトを見つけた紅丸はこれと一騎打ちに。
鬼が出たことで、紺炉が灰病になり、炎を出すことができなくなったのもあり紅丸の鬼への恨みは相当なものです。
焔ビトと違い、鎮魂させるにはかなりの火力を必要とするとわかった紅丸はハランを連れて空高く上がっていきました。
浅草の町をこれ以上破壊しないため、上空で決着を付けようというのです。
誰が何と言おうとも!ヒーローであることを貫く森羅の姿は素晴らしい!
ハランとアロ―との闘っている間、森羅は足の炎に違和感を覚えるようになります。
一見すると何ともない足ですが、ある時森羅の目には骨だけになった足が映ります。
その様子を見ていたアローは「アドラリンク」と言いますが、これ一体何なんでしょうね。
アドラバーストという特別な炎を持つ森羅だからこそ起こる現象だということはわかります。
そしてアローは、「お前の炎は悪魔の炎。人を滅ぼす炎だ」というのです。
今まで消防学校や周りから悪魔悪魔と言われ続けて来た森羅ですが、伝道師にまで悪魔と言われたり人を滅ぼすと言われたり…。
紅丸がハランを連れて上空へ上がると、これを阻止しようとアローが炎の矢を紅丸に向けて撃ちます。
これに気づいた紺炉が炎を出そうとしますが、灰病の彼の体が蝕まれるばかり。
命を張ってでも紅丸を助けたいと思う紺炉でしたが、その時彼は思い出したのです。命を捨てる前に呼んでくださいと。
紺炉が森羅の名前を叫ぶと、またも脚に違和感。
そして森羅は、紅丸に向かっていく炎の矢に向かって飛んでいきました。
悪魔の炎と言われても、森羅の想いは変わりません。
自分はヒーローになるんだというその一心で、アローが放った炎の矢に追いつくと、何とかしてその軌道を変えてみせたのです。
窮地を救われた紅丸は渾身の技でハランを鎮魂。
月が真っ赤になるほどの火力を見せたのでした。
盃を交わす第7と第8。仏頂面が笑顔になると何とも違和感!
焔ビトの鎮魂が終わり、紅丸たちは町の修復作業に精を出していました。
ただ破壊をするだけでは人の心は集まってきません。
家のないものの面倒を見たり、修復作業をしたりと、街の人のために動くからこそ紅丸は信頼されるのです。
そして、第8のことを気に入った紅丸は、第7と協力体制を組むことを決めて盃を交わします。
またここで面白い事件です。
日本酒を一杯飲んでも表情など変わらない秋樽に対し、紅丸は急にニッコリ笑顔。
常に仏頂面だったのに急に微笑むものですから、違和感満載です。
「紅は酒が入ると笑顔が止まらない“愉快王”になっちまうんだ」
紺炉がそう説明をすると
「俺のどこが愉快なんだ」と返す紅丸。
どうやら、お酒を飲むと表情が変わってしまうみたいなのです。
耐えられず、森羅は爆笑。
「何が面白い、クソガキ」
中身はなんにも変わりません。これで浅草編、無事終了みたいです。
惜しい!もっと見たかったかもと思います!
『炎炎ノ消防隊』第14話まとめ
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そろそろ言葉では語れないほどに面白くて困ってきました。
自分は頭を張ることなんてできないと言い続けた紅丸が台頭すると事態は状況は一気に変わっていきますし、森羅はどれだけ悪魔と言われても自分の意思を貫きます。
この意志の強さは見習いたいものがあります。
そして、破壊王と呼ばれた男は酒を飲むと愉快王になるというギャップも良く、非常に楽しかったです!
- 混乱する浅草。町をまとめる者として立ち上がった紅丸の指示は、他の人間にはできない粋で破天荒なもの!
- 鬼の焔ビトが現れると紅丸は決着を付ける。そして、誰が何と言おうとも森羅はヒーローであり続ける!
- 浅草編無事終了。第7と第8は盃を交わし、提携を結ぶ
浅草編、というか新門紅丸をもう少し見ていたい気もしますが、協力し合うことを約束した仲ですからこれからも出てきてくれると信じます。
そして次回から新章突入。どんな物語が待っているのか楽しみです。
その前に、火華によって改装された第8の事務所はどうなってるんでしょ?そこも見たいです!
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