『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でドラックスを演じたデイヴ・バウティスタが主演を務めたアクション作品。
これぞ、対テロリストアクションと言うべき興奮が続く緊張感抜群の内容となっています!
物語の鍵を握る人物を5代目ジェームズ・ボンドのピアース・ブロスナンが演じることで、見ごたえも倍増しています。
- サッカースタジアムという限られたスペースもお構いなしのド派手アクション
- 国政への反発と家族の絆の2つ交わる物語
- 主人公とテロリスト間で優位な立場が変わっていく飽きない流れ
それではさっそく映画『ファイナル・スコア』をレビューしていきたいと思います。
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目次
『ファイナル・スコア』作品情報
作品名 | ファイナル・スコア |
公開日 | 2019年4月12日 |
上映時間 | 105分 |
監督 | スコット・マン |
脚本 | ジョナサン・フランク デヴィッド・T・リンチ キース・リンチ |
出演者 | デイヴ・バウティスタ ピアース・ブロスナン レイ・スティーブンソン アレクサンドラ・ディヌ ララ・ピーク |
音楽 | ジェームズ・エドワード・バーカー ティム・デスピック |
【ネタバレ】『ファイナル・スコア』あらすじ・感想
デイヴ・バウティスタの本職(?)である強さがさく裂!
主演のデイヴ・バウティスタは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一躍有名俳優となりましたが、実は元々アメリカの有名プロレス団体WWEに所属しているプロレスラー。
アクションをより力強いものにするガッチリとした肉体も、プロレス仕込みの本物なのです。
今作では元アメリカ海軍の特殊部隊員マイケル・ノックスを演じるのですが、その肉体からもぴったりのハマり役!
ムキムキの体とは言え、相手は重装備のテロリスト。
無傷で敵をなぎ倒していくわけではなく、相手からの攻撃を受けて傷を負いながらも立ち向かっていくその男らしさが、彼の姿をよりカッコよく見せています。
世の中には華麗に敵を倒していくヒーローもいますが、それに対してスマートな戦い方じゃなく、血生臭い戦いこそが男の強さを引き立たせるということがはっきりと伝わってきます。
現実とも思えるような政治背景が強く関わったテロリストの本当の目的
テロリストというものは基本的に何かしらの目的があって事件を起こすことが多いもの。
今作で事件を起こしたテロリストもしっかりと目的を持ったものでした。
それは身代金などではなく、一人の男の身柄の引き渡し。
その男こそが、ピアース・ブロスナン演じるディミトリ。
彼は今回のテロリストのリーダー・アルカディ(レイ・スティーヴンソン)の兄であり元革命家でした。
彼は革命家として活動をしている頃、同じく活動を行っていた弟の存在を危険視し、裏切るような形で政府に情報を渡す代わりに保護をされていたのです。
そしてこの日、ディミトリは民衆に紛れてサッカー観戦のためにスタジアムに訪れていました。
そのスタジアムは超満員。テロリストは彼一人を奪還するためだけにこのスタジアムを占拠、何万人という人質をとったのです。
マイケルもその観客の中の一人として観戦しに来ていたのでした。
冒頭は裏切り者である兄を奪還し、その始末をするのではないかと思わせるような話が続くのですが、マイケルの反撃をかわしてディミトリの身柄を確保した時に、再び革命家として活動することを打診したのです。
実は彼らの故郷ではディミトリは革命家として英雄扱い。
今回の事件が報道されて名前が出たことで、民衆も固唾を飲んでその行く末を見守っていたのでした。
革命家として復活することで少数民族だった故郷の人間も活気づくと考えていたのでした。
しかし、そうなればその少数民族が独立のために起こす活動が過激さを増し、ディミトリが恐れている事態となります。
ディミトリはそうならないためにも弟を止めるという行動をしていたため、その打診にも自殺という形で答えを返すことになります。
弟の前で「こうするしかない」と、自ら命を絶ったのです。
ただの人質奪還ではなく、こうした政治的背景が後半で明らかになることで、物語をより深いものにしています。
公開規模が小さいのがもったいないレベルの立派なアクション映画
デイヴ・バウティスタとピアース・ブロスナンという有名俳優を起用しているにも関わらず、実は今作は全国的に一般的な有名作品と比べて公開スクリーンが少ないものになっています。
実際に観てみると、その公開規模がもったいなく思えるほど、内容はしっかりとした作品なのです。
派手なアクションだけでなく、政治も絡んでいることで物語としての奥深さも十分。
特にアクション好きとしては、こうした占拠系アクションのトップに君臨する『ダイ・ハード』を彷彿とさせるシーンも多く出てきて、そうした部分を見つけることにも楽しさを感じられる作品になっています。
さらに日本人としては2020年の五輪も控えていて、大型スタジアムがテロリストの標的になるという、あながち他人事ではないかもしれないリアルな状況も注目ポイントのひとつなのではないでしょうか。
『ファイナル・スコア』まとめ
👊こぼれ話④👊#デイヴ・バウティスタ よりも立派な体躯、テロリストグループでひときわ目立つヴラド役の #マーティン・フォード💪
かつての彼は203cm/72kgの細身体型でしたが、19歳の頃に肉体改造にのめり込み、現在は140kgの世界最大級の筋肉を手にしました‼️
詳しくは👉https://t.co/C39Z6Eq8ua pic.twitter.com/QZs6fvBmZW
— 映画『ファイナル・スコア』絶賛公開中! (@finalscore2019) 2019年4月14日
以上、ここまで『ファイナル・スコア』について感想を述べさせていただきました。
- 多くの有名俳優に並ぶ、デイヴ・バウティスタの肉体が唸るアクションシーン
- スタジアムでもバイクのチェイスシーンなど息を飲むスタントアクションが満載
- 政治が絡むので、映像だけでなく肝心の物語に関しても高い完成度を誇っている
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