ランブルローズや海軍の妨害を受けながらも、なんとかフェナを助け出した雪丸たち。しかし、アベルの銃撃を受けた雪丸は、大きな傷を負ってしまいます。
あらためて自分の存在がわからなくなり、不安にかられるフェナは、果たしてどんな行動に出るのでしょうか。クライマックスに向けて物語が動き出した『海賊王女』第8話のあらすじを早速見てみましょう。
目次
アニメ『海賊王女』第7話のあらすじと振り返り
紫檀の忠告を振り切り、ランブルローズに連れ去られたフェナを救うべくひとり急ぐ雪丸。真樺の説得を受け、紫檀も雪丸の後を追う決意を固めます。
その頃、フェナが乗船している海軍の船、ブルーギガントは追ってきたランブルローズの船に新兵器であるウェリントン砲を発射。一瞬で船は破壊され、黒煙が立ち込める火の海となってしまいます。
その様子を見たフェナは、10年前に襲撃された際、オマリー海賊団と海軍が関わっていたことを思い出し、動揺します。海軍によって牢屋に入れられそうになったフェナの前に現れたのは、まぎれもない雪丸でした。
フェナを守ろうとひとり立ち向かう雪丸でしたが、アベルの銃が命中し、倒れてしまいます。そこに紫檀たちが加勢し、なんとか雪丸とフェナを連れて脱出するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『海賊王女』第8話あらすじ・感想
フェナの応急処置によって助かった雪丸
負傷した雪丸を真摯に看病するフェナでしたが、出血は一向に止まる気配を見せません。医者に見せる必要があるものの、近隣の街は海軍も関係しているために少し離れた“シャウエン”にまで行くこととなりました。
看病を続けるフェナを横目に、紫檀は10年前にホープ号から雪丸がひとり生き残った頃を思い出していました。当時も現在も、ただ雪丸の無事を祈ることしかできません。
シャウエンに到着し、銃弾を取り除いた雪丸はなんとか一命を取り止めました。フェナの応急処置が功を奏し、化膿止めをしていなければ命を落としていた可能性があったと医者は語ります。
ほっとする仲間たちを前に、紫檀は「10年前もフェナがいなければ雪丸は危機に陥らなかった」と言い放ちます。仲間たちの反論に、声を荒げる紫檀はフェナを「魔女」と呼びますが、それをフェナ本人が耳にしてしまいます。
田中泉
真樺の呼びかけにより、紫檀は「フェナが雪丸を惑わす可能性があること」「その場合はフェナを斬ること」を伝えられたと話します。紫檀はフェナに「お前のせいだ」と冷たく言い放ち、その場を去るのでした。
紫檀に涙ながらで本音をぶつけるフェナ
街をひとり彷徨う紫檀は、自分が弓を使うきっかけを思い出していました。剣の才能が無いことから、真樺の作る「堅くて思うように矢が飛ばない弓」に自分を重ね、練習を始めた紫檀。そこにやってきた雪丸の「お前が合わせてやればいい」という言葉に背中を押され、見事に弓を扱えるようになったのでした。
ひとり丘の上に佇む紫檀のもとに、フェナの愛犬、ブルールがやってきます。ブルールを追いかけてきたフェナに、紫檀は「消えろ」と冷たく言い放ちます。それでもフェナは「紫檀はあんなに優しく弓を教えてくれたじゃない」「私が魔女なら魔法でもっと上手に弓を射られるはず」とまくしたてます。
呆れる紫檀に「みんなで一緒に旅をしたい」と涙を見せたフェナ。矢継ぎ早に文句を言うフェナに吹き出した紫檀は、「叩く雪丸の気持ちもわかる」と呟き、一緒に帰ろうと投げかけるのでした。
田中泉
何があってもフェナを守る
目を覚ました雪丸は、病院の屋上でフェナからさらわれた間の出来事を聞きます。
田中泉
「プリンセス」や「魔女」と呼ばれるうち、自分が何者かわからなくなってきたことから、「このままみんなと旅をするうちは自分のままでいられるんじゃないか」と不安を口にするフェナ。
雪丸は、「その答えを知るためにはエデンに行くしかないのでは」と言いつつ、「何があってもフェナを守り抜くこと」「二度と手を離さないこと」を誓ってフェナの手に口付けを落とします。
田中泉
『海賊王女』第8話のまとめ
あらためて紫檀とフェナの関係に大きな変化があった第8話。雪丸の騎士としての誓いも、フェナとの関係が大きく動くこと間違いありません。
一方、ブルーギガントではアベルが「また会える」と不適に笑みを浮かべていたのも気になるところ。エデンに向けて旅を続けるフェナたちを待つものとは?