ようやく得られた手掛かりだけでなく、人質となったフェナをさらわれて採掘場に閉じ込められてしまった雪丸たち。一方、オマリー海賊団によってフェナが連行されたのは、フェナに関して何かを知っているであろうアベルの前でした。
フェナを助けに行こうとする雪丸は、大きな決断を迫られることに……?物語が加速する『海賊王女』第6話のあらすじを早速見てみましょう。
目次
アニメ『海賊王女』第5話のあらすじと振り返り
フェナたち一行は、ジャンヌ・ダルクがリバーオーダーシュタインに持ち込んだ石が採掘されたとされる地、オルレアンを目的地とし、長い船旅を続けます。複雑に入り組んだ採掘場を目にするも、無意識のうちに歩みを進めていくフェナに、雪丸は違和感を覚えます。
フェナに導かれるように後をついて行った雪丸たちは、フェナに託された石がぴったりとはまる場所と、謎の座標を発見します。書き写しているうちに、ふらふらとその場を離れたフェナは、尾行していたオマリー海賊団に囚われてしまいます。人質になったフェナを前に、降伏せざるを得ない雪丸たちは座標を書き写した紙を奪われるだけでなく、フェナも連れ去られてしまい、採掘場の入り口を爆破されて閉じ込められてしまうのでした。
【ネタバレあり】アニメ『海賊王女』第6話あらすじ・感想
なんとか脱出できた雪丸たち
爆破された採掘所では、雪丸たちが脱出を図ろうとしていました。その方法とは、乱雑に積まれた火薬の中にある不発弾によって、内部爆発を起こすというもの。なんとか脱出口を作り、船で待機していた椿と合流します。
一方、フェナはオマリー海賊団によって軍船“ブルーギガント”に連行されていました。海軍将校のアベルは、フェナの手首に残ったロープの跡や、首の傷を目にすると、オマリーにすぐに出ていくよう言い放ちます。
田中泉
フェナを「プリンセス」と呼ぶアベルは、「南海のように深く碧い瞳」「新雪より美しい白い肌」「磨かれた鋼のように輝くプラチナ色の髪」「すれ違うすべての人を幸せにする笑顔」という共通点から、フェナは母親と瓜二つだと話し始めます。
また、アベルは雪丸たちゴブリンの戦士たちのことを「女・子どもも迷わず殺す。通った後にはヒナゲシしか咲かない。東方から来た悪魔」と称していました。そして、雪丸たちは、数世紀前に隠されたとされる財宝を探し求めていると語ります。
田中泉
雪丸たちの本当の使命
脱出後、船に戻った雪丸はすぐにフェナを追う準備をしていました。しかし、紫檀により「座標を手に入れ次第、帰島せよ」という老師からの命令が伝えられます。
雪丸たちの真の命令は、フェナの護衛ではなく座標の取得。座標に隠されているとされる失われた三種の神器のひとつ・草薙の剣を手に入れるため、エデンへの手掛かりはフェナの記憶だけだったのです。
アベルは雪丸たちがフェナを助けたのは、エデンにたどり着くために過ぎないと言います。フェナは「そんなはずはない!」と返しますが、10年前のあの日、幼いフェナを荒れ狂う海に放り出したのは敵の手にフェナが渡るのを恐れたためだと指摘するのでした。
田中泉
フェナか、掟か
雪丸だけでなく、花梨も「放っておけない」とフェナを助けに行こうと紫檀に呼びかけるものの、すでに紫檀は座標を手にしたと島に連絡をした後でした。今島に帰らなければ、命令にそむいた反逆者とみなされて地の果てまで追われ、必ず粛清される。その証拠に、紫檀の兄である桂(けい)がすでにこちらに向かっていると告げられます。
田中泉
1人小舟で旅立とうとする雪丸に、花梨は一度島に帰って老師から許可をもらおうと呼びかけます。さらに刀を手にした紫檀から「目を覚ませ」と言われるも、雪丸は「10年の間、1日も忘れたことはない。」「あの手は二度と離さない」とそのまま小舟をはしらせていくのでした。
再び襲撃してきたオマリー
褒美を得られず、荒れていたオマリーは、シャーロッテからフェナがつけていたネックレスをもらっていいか聞かれます。そのネックレスは、オマリーがアベルに贈ったもの。オマリーはアベルが大切にしているフェナが気に食わず、再び船に戻ってフェナとアベルの側近の少年、コーディを傷つけます。
田中泉
オマリーの行動に怒りを隠せないアベルは、迷わずにオマリーを銃撃。無事にアベルに助けられたフェナは、アベルが持っていたフェナの母親の肖像画を見せられるのでした。
『海賊王女』第6話のまとめ
採掘場に閉じ込められるという絶望的な状況からなんとか脱出するも、掟のためにフェナを見捨てるよう迫られた雪丸たち。一方でフェナも自分の運命をアベルに知らされるなど、ますます物語の謎は深まるばかりです。
次回のタイトルは「燃える海」と、戦いは避けられない模様。果たして雪丸は、無事にフェナを奪還できるのでしょうか。