個性豊かなキャラクターと美麗な作画が早くも話題殺到の『海賊王女』。ついに島を抜け出し、自由の身となったフェナは、自分に課せられた運命を知ることとなります。早速第2話のあらすじを見てみましょう。
目次
アニメ『海賊王女』第1話のあらすじと振り返り
雪のような肌と白銀に光る髪を持ち、「白の境界線(ホワイトマージナル)」と呼ばれるフェナ・ハウトマン。彼女には幼い頃、海賊に襲われたところを小舟でなんとか逃げ出したという過去がありました。
漂流から10年が経ち、美しく成長したフェナは娼婦として初めての仕事に向かおうとしていました。女にひどい扱いをする客に買われたこともあり、フェナはなんとか脱走を企てます。
脱走計画が頓挫しかけたとき、フェナの前に現れたのはかつてハウトマン家に仕えていたという騎士のオットーとサルマンでした。ふたりの手を借り、船に乗って島を脱出しようとしたフェナでしたが、追っ手によって絶体絶命の状況に陥ります。そんなとき、フェナを助けたのは真っ赤な兜と鎧を身につけた青年でした。その黒い瞳を見たフェナは、かつて海賊に襲われたときに「フェナを見つけ出す」と約束した少年、雪丸だと確信するのでした。
【ネタバレあり】アニメ『海賊王女』第2話あらすじ・感想
霧に包まれた、ゴブリンの島
目を覚ますと、大西洋に浮かぶ小舟に揺られていたことに気がついたフェナ。オットーとサルマンから半日ほど眠っていたと伝えられたフェナは、脱出できたことを実感するとともに、「ふたりを信じてよかった」と微笑みます。
フェナたちの目の前には、霧に包まれた“ゴブリンの島”が現れます。フェナがオットーたちと訪れたゴブリンの島で出会った真田幸久は、父親との旧友だと話します。
幸久は、もともと高祖父が世界の海を旅する中岸辺に打ち上げられた際に助けてくれただけでなく、土地を与えてくれたのがハウトマン家だと伝えます。それから真田家は恩義に報いるべく、ハウトマン家に仕えてきたのでした。
田中泉
フェナは、そこで幸久から不思議な石を手渡されます。文字も刻まれていない、透明なプレートのような石に秘められた謎は、フェナにしかわからないといいます。
島で出会う、さまざまな人物たち
目を覚ましたフェナが島を歩いていると、花梨(かりん)が案内を申し出ます。鍛冶場の技術を興奮して語る花梨ですが、フェナは弓が気になる様子です。
弓を作っていたのは、大柄で穏やかな性格の少年、真樺(まかば)でした。美しい弓に感動するフェナは、弓を用いて戦う青年、紫檀(したん)の腕前に驚きます。フェナも弓道に挑戦するものの、なかなか的に届かず苦戦します。
そんなフェナたちは、朝食と昼食の間にとる「小昼」だと台所担当の椿に呼ばれます。椿に教えてもらいながら、焼きおにぎりを作ったフェナは、双子の槐(えんじゅ)と楓(かえで)にも出会います。
田中泉
雪丸の一言で決意を固めたフェナ
その夜、静かに外を見ていたフェナは雪丸に声をかけられます。「久しぶりだね」と雪丸の成長に驚きつつ、助けてくれたことを感謝するフェナでしたが、雪丸はただ「助けてない」「助けられていない」と冷静です。
雪丸はフェナにしか解けない石の謎について話題を変えますが、フェナは謎について弱気です。そんなフェナに対し、雪丸は「甘えるな」「命には役割と責任がある。鼓動を与えられた宿命から逃げるのは卑怯者」と諭します。
田中泉
幸久にあらためて会ったフェナは、長かった髪をばっさりと切っていました。驚く幸久に、フェナは自分にしか解けない石の謎を解くため、忘れたくて仕方なかったあの日のことを思い出そうとしたと話します。父の最後の一言にあった、「エデン」という言葉を思い出したのでした。
幼い日の自分をどこに連れて行くつもりだったのか、石の謎が手掛かりだとしたら知りたいというフェナは、父の旅を受け継ぐと決意します。
それを聞いた幸久は、フェナに船を一掃貸すこと、真田家の精鋭部隊を同行させると伝えます。
田中泉
旅支度をしているフェナに、同行しないオットーとサルマンはひたすら涙を流します。「心配しないで」と笑うフェナは、幸久が準備してくれたゼンマイ仕掛けの船に乗り込み、いよいよ冒険に旅立つことに。
雪丸が置いていった刀で髪を切ったフェナは、雪丸にその刀を返そうとします。その刀を譲るとともに、フェナの新しい髪型を「似合ってる」と呟く雪丸。聞こえなかったとしつこく聞き返すフェナに、雪丸は無言で手刀をお見舞いするのでした。
田中泉
『海賊王女』第2話のまとめ
いよいよ旅に出るフェナと、同行することになった真田家の精鋭部隊。フェナは個性豊かな面々と、石の謎を解くことはできるのでしょうか。
また、雪丸との関係性も気になるところですね。