映画『ファザーフッド』あらすじ・ネタバレ感想!ケビン・ハート主演!子育ては過酷、実話を元にした感動ストーリー

映画『ファザーフッド』あらすじ・ネタバレ感想!ケビン・ハート主演!子育ては過酷、実話を元にした感動ストーリー

出典:Netflix

『ファザーフッド』は、娘の誕生と妻の死を27時間の間に体験したマット・ログリンの子育ての回顧録を元にした物語。

ひとり親となったマットの奮闘をシリアスに、抑えた演技で挑んだコメディアンのケビン・ハートも新鮮です。

待ったなしの子育てには、マニュアルも筋だてもなし、妻との約束を果たそうと、ありったけの愛を娘に注ぐ、心洗われる作品です。

ポイント
  • 娘と残されたマット
  • 悪戦苦闘する新米パパ
  • 妻を失った喪失感
  • マディを最優先に考える生活

それでは『ファザーフッド』をネタバレありでレビューします。

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映画『ファザーフッド』作品情報

『ファザーフッド』

出典:IMDB

作品名 ファザーフッド
配信開始日 2021年6月18日
上映時間 109分
監督 ポール・ワイツ
脚本 ポール・ワイツ
出演者 ケヴィン・ハート
アルフレ・ウッダード
リルレル・ハウリー
ジュリアン・ケイシー
ホーリー・ゴーサー・フランケル
音楽 ルパート・グレッグソン・ウィリアムス

【ネタバレ】映画『ファザーフッド』あらすじ・感想


あいつには、無理だ

ボストン・メモリアル病院で子供を帝王切開で取り上げたばかりのマット(ケビン・ハート)とリズ(デボラ・アオリンデ)の夫婦。

しかし、次の日に肺塞栓症を発症し、妻のリズは帰らぬ人となってしまいました。

「最悪だ」と葬式で呆然とするマットを見て、親戚や友達の誰もが「1人で子育てをするのはあいつには、無理だ」と口をそろえて言うのでした。

急な帝王切開でベビーベッドすら組み立てていなかった頼りのないマットに、ミネソタから駆けつけてきたリズの母マリオン(アルフレ・ウッダード)にも、ミネソタに引っ越すよう説得される始末。

でも、そんな周囲の心配をよそに、マットは娘を1人で育ててみせると、妻リズへの想いを胸に決心するのでした。

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劇中で印象に残ったのは、リズの父のマイク(フランキー・フェイソン)のマットへの助言「子供には、自由にさせてやれ」。心配するあまり口うるさくなってしまう母親とは反対の、敢えて冒険への挑戦を促す父親らしい言葉だと思いました。女性も男性も子育ての垣根はないとは言いながらも、母性と父性はちょっとした違いはあるのでしょう。

小さな勝利をかき集める日々

こうして始まった赤ん坊のマディとの生活。

ちょっとズレた友達のジョーダン(リル・レル・ハウリー)やオスカー(アンソニー・カリガン)を巻き込んで、おむつ替えやミルクやり、買い物と小さな失敗を繰り返しては、日々の生活をこなすようになります。

日々の家事より何より辛いのは、子供を抱くマットへの見知らぬ人たちの「ママはどこ?」というごく自然な問いかけ。

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「NASAで働いている」、「刑務所に行った」と悲しみを振り払うように適当な話でお茶を濁し、マットは自分を奮起させるのでした。

マディの夜泣きに悩まされ、困り果てたマットが出かけて行ったのは、新米両親のサポートグループ。

最初は「ここはママたちの来るところ」と言われたものの、「パパだって子育てはする!」と憤慨するマットの投げかける悩みに、ママたちは真摯に相談に乗るのでした。

そんな時に迎えたマディの初めての乳幼児健診に、ミネソタから夫のマイクに隠れてこっそり、2人の様子を見に来たマリオン。

医師の「順調な成長です。奥様もパパのことは鼻が高いはず。」との言葉に、いつもバタバタで子育てに余裕のないマットは、初めて安堵を覚えたのでした。

ファザーフッド

出典:IMDB

マリオンもまた「今日みたいな小さな勝利が、子育てでは大きな財産になるのよ」とマットをねぎらい、ミネソタからマットを見守ることを伝えます。

子育ては万国共通の永遠のテーマ。

マットが困ったときに、いろんなシーンで見知らぬ人がそっと差し出す手は、マットにとってどれだけ助けになったか。

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どの親にも思い当たる光景だと思います。子供たちを育てるのは親だけではなく周りを取り巻く心優しい社会、そうあって欲しいものです!

心の整理

時は流れ、妻のリズの希望したミッション系の学校に登校するまでに成長をしたマディ(メロディ・ハード)。

ファザーフッド

出典:IMDB

マディとの落ち着いた生活できるようになったころ、マットは友達のオスカーが引き合わせたスワン(デワンダ・ワイズ)と意気投合をし、デートするようになりました。

マディとスワンを引き合わせ、うまくいきそうな予感が出てきた時期に、学校で遊具から落ちて怪我をしてしまったマディ。

スワンと一緒に過ごしていて、学校からの電話にすぐに気づかず、慌てて病院に駆けつけたマットは、マディの怪我にひどく動揺するのでした。

病院で手を握ることなく逝ってしまった妻リズとの別れがよみがえり、怪我をしたマディのそばにいられなかった自分を責め、スワンへ別れを切り出すマット。

赤ん坊だった娘の世話に追われ、妻を亡くした喪失感と向き合うことなくがむしゃらだったマットは、数年たった今も心の整理がつかずにいたのでした。

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スワンとの別れを切り出すシーンでは、誰かを家族に迎える準備ができてなかったのはマットの方なのに「「マディ」には、まだ誰かを新しく迎える心の準備ができてない」と繰り返します。そんなマットの頑なさに、妻のリズを失った悲しみが伝わってきました。

娘の「幸せ」が最優先

仕事では、順調なキャリアを積んでいたマットでしたが、上司から長期の海外出張の打診を受けます。

マディが生まれてから、一度も長く娘と離れたことがないマットは悩みます。

そんな時にマリオンの誕生日にマディを連れて向かうミネソタへの道中で、マディとケンカをしてしまったマット。

マットは「パパはいつも命令ばかり。私の気持ちなんてお構いなし!」と怒る娘の言葉に我に返ります。

これまで優先してきたのは妻のリズの遺志に沿うことばかりで、悲しみから逃れるために没頭する子育てはマディの気持ちを汲んだものではなかった、娘に生かされ、支えられてきたのは自分の方だと気づくのでした。

マットは一度は、「最善のことを尽くす」とマディをミネソタのマリオンとマイクのもとに住まわせ、自分の仕事にふりまわされない安定した生活をさせようと決心します。

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でも、マディのいない生活がどんな色あせた味気のないものになるか、マットはすぐに悟るのです。

そして、マディの幸せは自分との生活にあると気づき、肩の力を抜いて娘と向き合うことを決めたマットは、マディと一緒にスワンに会いに行くのでした。

普遍的でリアルな子育て奮闘記

妻を亡くし、娘を育てたマット・ログリンの奮闘記を、その妻リズや娘のマディなどの名前や設定をそのまま起用した『ファーザーフッド』は、世の親の誰もが体験する子育ての苦労をリアルに描いたヒューマン・ドラマ。

心の準備もなく最愛の妻を亡くし、呆然とするマットの目を通して語られる父娘の絆、家族の再生の物語でもあり、どこにでもいる普通の父親をナチュラルに描いた心温まる作品です。

ファザーフッド

出典:IMDB

世の親たちがマットとマディの物語に共感できるのは、子を持つ親なら誰もがぶち当たる小さな壁、その壁を乗り越えたときに得る小さな幸せに、大なり小なり憶えがあるからだと思います。

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娘と2人、待ったなしの生活に疲れ切ったマットのボヤキをちょっとした笑いでコーティングしたシーンはあるものの、ケビン・ハートはいつものコメディ路線は封印。ただ、エンディングでケビン・ハートらしく、小さな笑いで締めたのには、好感が持てます。

映画『ファザーフッド』あらすじ・ネタバレ感想まとめ

『ファザーフッド』

出典:Netflix

以上、ここまで『ファーザーフッド』をレビューしてきました。

要点まとめ
  • 頼りなかった新米パパのマット
  • 24時間365日、子育てに待ったなし
  • 周囲の理解と、あきらめない父性
  • マディの「幸せ」が最優先
パパとママ2人分のキスを、生まれて以来ずっとマットから受け取って、父に生きる意味を与えてきたマディ。

母性とは違う父性だけど、子を想う父の狂おしいまでの愛に、そっとキスで応えるマディに最後は涙します。

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