『エンド・オブ・ステイツ』あらすじ・ネタバレ感想 !期待以上の爆破シーンにアドレナリンが溢れ出す!

エンド・オブ・ステイツ

出典:『エンド・オブ・ステイツ』公式ページ

幾度も世界を救ってきた最強の男マイク・バニングが、大統領暗殺未遂の容疑者として追われる身になってしまいます。

果たしてマイクは身の潔白を証明し、世界大戦の危機を救うことができるのでしょうか。

ポイント
  • ハリウッドアクション映画の王道中の王道!終始アドレナリンが出まくる映画です。
  • 相変わらずマイク・バニングは最強!
  • マイケル・ベイもびっくりの爆破シーン!何と言っても今作は爆弾じじいの存在感がすごすぎです。

新キャラクラーも登場し、ますますスケールアップした『エンド・オブ~』シリーズ待望の第3弾『エンド・オブ・ステイツ』をネタバレありでレビューしたいと思います。

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『エンド・オブ・ステイツ』作品情報

『エンド・オブ・ステイツ』 作品情報

出典:映画.com

作品名 エンド・オブ・ステイツ
公開日 2019年11月15日
上映時間 120分
監督 リック・ローマン・ウォー
脚本 カトリン・ベネディクト
クレイトン・ローテンベルガー
出演者 ジェラルド・バトラー
モーガン・フリーマン
パイパー・ペラー
ボランス・レディック
ジェイダ・ピンケット=スミス
ティム・ブレイク・ネルソン
ニック・ノルティ
クリス・ブラウニング
ダニー・ヒューストン
マイケル・ランデス
ジョセフ・ミルソン
音楽 デビッド・バックリー

【ネタバレ】『エンド・オブ・ステイツ』あらすじ・感想


映画『エンド・オブ・ステイツ』あらすじ

最強のシークレットサービスであるマイク・バニングが、今作『エンド・オブ・ステイツ』では片頭痛や不眠症を抱え隠しながらも周囲には隠し、薬にも頼っている状態に。

次期シークレットサービス長官の有力候補でありながらも、今度こそ引退を考えています。

そんな時、釣り休暇を楽しんでいたトランブル大統領が無数のドローンに襲撃され、マイク以外のシークレットサービスが全滅してしまうという惨劇が起きます。

マイクは何とか大統領を守り抜きますが、しかし大統領は意識不明の状態に陥ってしまいます。

大統領の意識が戻らないまま、犯行に使われた車からマイクのDNAが検出され、マイクは大統領暗殺未遂事件の容疑でFBIに逮捕されてしまいます。

護送中に正体不明の敵に襲われるも、何とか逃亡を果たすマイク。

FBIに追跡されながらも、身の潔白を証明するため証拠を探そうとしますが、事件の背後には大きな陰謀が隠されていて…。

『エンド・オブ』シリーズの簡単なおさらい

『エンド・オブ』シリーズはざっくり言うと、ジェラルド・バトラー演じる最強シークレットサービス「マイク・バニング」が、毎回アメリカ合衆国と、合衆国大統領と、ついでに世界も救ってしまう物語です。

第一作『エンド・オブ・ホワイトハウス』では、冒頭で友人関係でもある大統領ベンジャミン・アッシャー(演じたのはアーロン・エッカート)の妻を不慮な事故で死なせてしまうマイク。

それから一年半。一人事故の責任を抱えたマイクは財務省でデスクワークをしていました。

そんなある日、ワシントンD.C.は国籍不明の対地専用攻撃機によって、無差別射撃にさらされます。

同時に、ホワイトハウスを訪問していた韓国首相の警護チームに紛れていた北朝鮮テロリスト集団によって、ホワイトハウスが占拠されてしまいます。

テロリストの要求は、太平洋に展開している第7艦隊と在韓米軍の撤退。

マイクは侵入したホワイトハウス内部から、何とかペンタゴンに連絡。

大統領を救出するため、たった一人でホワイトハウス内を占拠するテロリストたちに立ち向かいます。

くりす

一切の躊躇なし、もちろん手加減もなし。

やり過ぎなくらい徹底的に、テロリストを次々と葬るマイク・バニングの無双っぷりにしびれます。

最後は米軍基地内で爆発しそうになっていた核ミサイルの発射コードを無事停止させ、大統領と合衆国を救い、シークレットサービスにも復帰して映画は終わります。

物語の筋より、マイク・バニングの容赦なさすぎ感が印象に残る120分。

そして、続編となった『エンド・オブ・キングダム』

そろそろ子供が生まれますよ、なマイクは危険な仕事は辞めようかなと考え中でした。

そんな時、イギリス首相が急死したためアッシャー大統領がイギリスへ弔問に訪れることに。

葬儀への出席のため各国首脳が集まった、厳戒体制のロンドン。

しかし、同時多発テロが発生し、各国首脳は次々と襲われ命を落としてしまいます。

もちろんアッシャー大統領も狙われますが、そこは守っているのが最強マイクですから、激しい銃撃戦の末に何とか大統領専用ヘリに乗り込み難を逃れます。が、そこへまさかのスティンガーミサイル攻撃が!

ヘリは墜落し、シークレットサービス長官のリン・ジェイコブスは死亡してしまいますが、無事だった大統領を連れてマイクはロンドンの地下鉄駅に逃げ込みます。

くりす

いや、ほぼ無傷ってないでしょ大統領…とか思わないで下さい。

ヘリが墜落したくらいで、マイク・バニングも怪我なんてしません。

追って来たテロリストを容赦なく返り討ちにし、大統領にもちょっとやり過ぎだと引かれつつ、MI6の友人にも手を借り、何とか窮地を脱出したかに見えたところで急襲に遭い、大統領を連れ去られてしまうマイク。

救出にきたはずの英国特殊部隊SASを尊大な態度で引き連れ、大統領奪還に向かったマイクは公開処刑される寸前の大統領を見事救出。

アジトだったビルも吹き飛ばしテロリストは壊滅。

テロリストの親玉であった武器商人も、アメリカ軍のドローン攻撃で吹き飛ばされます。

アメリカに戻ったマイクは娘に死んだリンの名前をつけ、PCで書いていた辞表を削除したところで物語は終わりました。

テロリストへの対応がとんでもないマイク・バニングさん最高です、な内容で上映時間は短め99分。

モーガン・フリーマン演じるトランブル副大統領が要所をしめる感、またもや狙われるアッシャー大統領とマイクのバディ感、色々楽しめます。

マイク・バニングが最強で、でもって最高であることを、これでもかと見せつけられて満足する映画。

それが『エンド・オブ』シリーズなのです。

シリーズ3作目にして、マイクに最大の危機が訪れる!

エンド・オブ・ステイツ

出典:映画.com

史上最強のシークレットサービス、マイク・バニング。

ヘリから落ちようが、無数の銃弾にさらされようが、幾度も大統領を守り抜いてきた男が今作『エンド・オブ・ステイツ』では容疑者として追われる身になってしまいます。

激しい銃撃戦やカーチェイス。いつにも増して孤立無援のマイクの奮闘ぶりが目を引きます。

マイクですら年齢には勝てないのかと、少しばかり残念に思う暇なく、まさかのヒューマンドラマシーンが差し込まれてきます。

幼い頃マイクと母親を捨てて家を出た父のクレイ・バニング、いきなりの登場。

しかし、この爆弾じじいことクレイ・バニングが出てきてからシリアスなムードがなぜか消え去り、あとはいつも通りのマイク無双展開へと突き進んでいきます。

くりす

マイク・バニングがただ強いところ観たいファンの気持ちを製作陣はよくわかっています。見終わった後は、やっぱりマイクは最高と満足できる仕上がりになっていると思います。

もっとも前二作で大統領を演じていたアーロン・エッカートが出演していないため、そこだけが残念だったわけですが、爆弾じじいが面白すぎたので、寂しさを吹き飛ばしてくれます。

ただ、アッシャー大統領のままだったら、今まで築いていた絆故の信頼感で終盤もうちょっと感動的になったかも、とも思うんですよ。

もちろんモーガン・フリーマンも前二作、同役で出演しているのでそこまで違和感はありませんけれど。

今作はドラマ部分の重みが多少あったのですが、それはクレイ・バニングの存在でも、マイクがちょっと弱く見えたような気がするからではなく、マイクの奥様リアと娘さんリンちゃんのシーンが多かったからでしょう。

くりす

リンちゃん、マジ天使。

秒でわかる今回の悪役、こちらもすぐにわかっちゃう黒幕、伏線まったくなしの爆弾じじいのいきなりな登場と物語的にはつっこみどころ満載です。

しかし、予想のはるか斜め上を行った爆弾じじいの存在で、細かいところはやっぱり気にしちゃダメと教えられますので、脚本については『エンド・オブ』シリーズで語るべからずと再確認することになるでしょう。

ニック・ノルティ、78歳。爆弾じじいの名に偽りなし!

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出典:映画.com

今作の肝でもあるマイク・バニングの父親クレイ・バニングを演じたのはニック・ノルティです。

ニック・ノルティと言えば、やっぱり『48時間』です。

映画の公式ツイッターで爆弾じじいのハッシュタグがあるんですが、もう本当に「爆弾じじい」で爆発シーンはずっと笑っていたくらい最高です。

いい感じでイカれた爆弾じじいでした。

宣伝に偽りなし!さすが、前二作を越える火薬量!

くりす

思わずマイケル・ベイ監督の映画かと錯覚します(笑)

暗い過去を背負っている父親ですし、幼い頃家を出て行った親と子の確執もあり、マイクも疲れ果てているというシリアスな状況。

敵に囲まれて絶体絶命。そんなすべてを文字通り爆弾で吹き飛ばすクレイ・バニング。

世捨て人のように森の中で自給自足の生活を送りながら、小屋の周囲には無数の監視カメラ、至ることろに仕込まれているトラップという名の爆弾。

日常生活では、手が震えているところを見せておいての恐ろしいナイフ捌きも披露する。ベトナム戦争に従軍した元軍人。亀の甲より年の甲。

くりす

クレイ・バニングのキャラ設定が本当にとんでもないです。笑いとつっこみを堪えすぎて、腹筋が鍛えられます。

息子に「俺を殺す気か」と言われるレベルで爆破しておいて「礼はいい」とか、ちょっと…パパ(笑)

それくらい、パパ・バニングは色々な意味で圧倒的破壊力を見せつけてくれました。

息子は正しくその血を引いたな、と納得しきりです。

だってパンフにはマイク以上の高い戦闘スキルを持つと書かれていて、その上での「ウエストバージニア爆破祭り」です。最高すぎます。

くりす

この爆破シーンだけで、私は観て悔いなしでした。

爆破シーンだけがみどころではなく、冒頭からラストまでアクションシーン満載です。

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出典:映画.com

冒頭のマイク・バニングの戦闘シーンは、かなりの迫力あり!

最初から逃亡者になっていて、この後回想シーンが入るのかと勘違いしたほどです。

緊迫感もあって、強いマイクが観たいというニーズが最初から満たされます。

今回の悪役もですが、この人絶対「だから言ったろう」的なことを言ってマイクにあっさり殺されるな、とわかるモブも冒頭に出てきます。

ついでにこの時点で、大統領暗殺を企てる目的も何となくわかります。

ある意味、すごくわかりやすい脚本です。

クライマックスかと思うほどの大迫力の釣りをする大統領への無慈悲なドローン攻撃も、すぐに展開されます。

これが、なかなかに怖ろしいシーンです。

何せマイクと大統領以外、みんな殺されてしまうという大惨事。爆破も派手。

実際これからの戦争はドローン戦と言われていますが、その一端を見せられたなとひしひしと感じます。

絶対マイクは死なないとわかっていても、マイク以外の人の安否は気になるのでハラハラはします。

何せ『エンド・オブ』シリーズの中では、敵も味方も平等にあっさり殺されます。

くりす

一切容赦がないのも、このシリーズの特徴かもしれません。

さて、豪快な爆破シーンは森以外でもあるんです。

大統領が入院している病院も吹っ飛び、敵のヘリも吹っ飛びます。ついでに、敵も吹っ飛びます(笑)

最終的には、悪役とマイクが一対一のナイフコンバットをして勝利、見事戦争の危機は回避、マイク・バニングの容疑は晴れて名誉も回復し、めでたしめでたしなんですが。

くりす

クライマックスはなぜか一瞬感動しそうになって、いやいやその人は元同僚かもしれないけど最低なテロリスト、と自らにつっこみを入れる始末でした。黒幕も正直ちょっと小物感がありますし。

まあこれも、このシリーズの醍醐味なのかもしれません。

結局、マイク・バニングは最強伝説更新しただけだったので、これからも頑張ってシリーズ続けて下さい。

アメリカ合衆国大統領が狙われすぎ、シークレットサービス殉職率高すぎ、一般市民巻き込まれすぎ。と改めて思ったシリーズ第三作でした。

くりす

でもそこが好き。

実は今のところ続編は6作目まで予定があるそうです。

ぜひ、日本にもお越し下さい。『エンド・オブ・トーキョー』でいいじゃない、と真剣に思います。

『エンド・オブ・ステイツ』まとめ

以上、ここまで映画『エンド・オブ・ステイツ』をネタバレありで紹介させていただきました。

要点まとめ
  • バニング家の男子の戦闘能力たるや。爆弾じじいがすべてを持っていく、まさかのシリーズ第3弾。
  • この世界のロシアはアメリカに怒っていいと真剣に思います。冤罪半端ない。
  • ラストのラスト、なぜ笑わせにきたのか意味不明です。バニング親子最高!

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