ドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』 第9話 拓朗の反撃が始まる! 切り札は側近の告発!

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刑事を脅迫したとして大洋テレビを解雇されてしまった岸本(眞栄田郷敦)。

この一件で背後にいる巨大な力を感じた恵那(長澤まさみ)は、再び心身のバランスを崩していってしまいます。

一方、岸本はジャーナリストとして村井(岡部たかし)の紹介で大門副総理(山根和弘)の娘婿で秘書の亨と会います。

村井と亨はかつて大門副総理の裏の顔について告発をしようとしたものの、闇に葬られた過去を持っていました。

3人は、本城彰逮捕の最大の壁である大門排除のため動き出します。

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ドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』 前回振り返り

かつて迷い込んだ八飛市の商店街で出会った怪しい男・本城彰(瑛太)は、大門副総理(山路和弘)を支援する地元の有力者の長男でした。

恵那に頼まれ岸本(眞栄田郷敦)が彰のことを調べます。岸本は根気よく聞き込みを続け、最後の犠牲者中村優香の友人・ひかるに辿り着きます。

そこで岸本は優香と彰の接点を見つけます。

『ニュース8』ではこのスクープを扱えないので、恵那たちは週刊誌に売り込みますが、その報道は『ニュース8』によって潰されてしまいました。

そして岸本は行き過ぎた取材が原因で大洋テレビを解雇されてしまいました。

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【ネタバレあり】ドラマ『エルピス ー希望、あるいは災いー』第9話あらすじと感想

世界はマシにならない

岸本(眞栄田郷敦)が大洋テレビを退社しました。
しかし、会社はいつもの通り稼働し、何も変わることはありません。

2週間前、恵那(長澤まさみ)は『ニュース8』の打ち合わせで、事件の被害者が働いていた風俗店が、未成年者あっせんの容疑で摘発されたニュースを取り上げることを知り、なんとか食い止めようとしました。

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警察はこの情報を知っていたはずなのに、今さら摘発に動くのは印象操作の狙いがあるのでは?とも考えたからです。

しかし、プロデューサーから「お前が公平な報道を語るのは100年早い」と一蹴され、ニュースを取り上げることが決定してしまいました。
恵那はせめて放送前に岸本に謝っておこうと思いましたが、結局連絡はしませんでした。

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何を言っても、言い訳にしかなりませんからね。

恵那は、岸本が世をはかなんでいた通り、何をやってもこの世界はマシにはならないと思いました。

恵那は、岸本をはじき出し、何事もなかったように動いている会社に残っている自分に対し、罪悪感のようなものを感じていました。

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恵那は、また以前のように水をがぶ飲みし、薬を大量に飲んでいます。

大門亨

その頃、村井(岡部たかし)はとある人物を待ち伏せしていました。
その人物は村井の顔を見ると気まずそうにしていましたが、村井が「斎藤正一(鈴木亮平)の悪口でも言い合おう」と誘うと、少しだけ顔をあげました。

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彼が持っている身分証には、「大門亨」とあります。
無職になった岸本は、実家に戻りニート生活を送っていました。

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ただし、母親に言われて見た目だけは小ざっぱりしています。

ある日、週刊誌の編集長に、まだ記事掲載は諦めていないので「うちに来ないか」と誘いを受けます。
同時に、村井から“ジャーナリスト”の肩書をつけた名刺を作って来いと言われ、村井と共にとある喫茶店に向かいます。

そこには、大門亨が待っていました。
亨は、大門副総理(山路和弘)の娘婿で、大門の秘書だということです。

村井曰く、“くそ真面目”な人物で、何故政治家の秘書などやっているのか不思議なくらいだとのこと。
村井は報道時代、彼を突けば大門について何かボロが出るのではと考え、彼に近づきました。

そしてある時大門の派閥議員が強姦事件を起こし、大門側はそれをもみ消します。
その後被害者女性はそのことを苦に自殺してしまいました。

すると、もみ消し工作をした秘書の亨が、村井に真相を告発して来ました。
証言VTRも撮りましたが、放送直前になってお蔵入りになります。

moyoko

一大臣だった大門が、副総理になり上層部からストップがかかったのです。

判断を待っているうちに亨は迷い出し、証言を取り下げたいと言ってきました。
村井は諦めきれずジタバタしていたと言いますが、そうこうしているうちに『フライデーボンボン』に異動になってしまったのだと言います。

moyoko

社会の闇!

村井は、当時の亨の証言VTRを岸本に渡してくれました。

それぞれの孤独

少し前までのエネルギーはどこへやら、以前のように幽霊のようになってしまった恵那。
斎藤と別れてから半年以上経ちますが、気がつけば彼の動向を追ってしまっていました。

恵那は、まだ斎藤のことを信じていました。
彼は自分の野心のためだけに政界に行こうとしているのではない。本当に公正な自由のある社会の実現を目指して一人で戦っているのだと考えると、少しだけ元気が出るのでした。

moyoko

そう考えながら、自嘲してしまいます。

正義のために孤独に戦っているのは、岸本の方でした。
恵那とはあれきりで、アサミにも退社と同時にフラれてしまいました。

岸本は、人権派弁護士を貫いた父親に憧れていましたが、実際やってみると正直あまり楽しくないと思いました。

moyoko

でも、もうやめるわけにはいきません。今や岸本の友達は真実だけです。

岸本は、静かに燃える情熱を抱え、亨の自宅に出向きました。

亨の覚悟

「やっと覚悟が出来ました」

亨は取材の前に、斎藤について語り出します。

現在フリージャーナリストとして活動している斎藤も、近々出馬すると思われます。
大門としても、ゆくゆくは地盤を継がせようと考えているほど、斎藤のことを買っていました。

かつて亨は、娘婿である自分が大門を告発したら、誰が妻子を守るのかと考えてしまい、引き下がってしまいました。
しかし、今や妻子とは別居状態、そして斎藤の存在があります。妻子のことはきっと斎藤が守ってくれると、村井に説得されたと言います。

moyoko

なんだか切ない話ですね・・・。

亨はこれ以上、自分に嘘はつけませんでした。
議員の強姦事件で、秘書である亨は被害者ではなく加害者を守るために動いた。
それは一生背負い続けなければならないことだと思っています。

岸本は、自分も自殺した友達を思いながらこの仕事をしていると伝えました。
すると亨は、このことを岸本に預けることが出来ると思うと、暗闇に細い光が差したような気持ちがすると、笑顔を見せました。

立ちはだかる壁

「これで大門終わりますよね?」

岸本は、亨の証言を編集部に持ち込み、大門が潰れたらすぐにDNA一致の記事をやりたいと申し入れます。
しかし、編集長は裏取り作業が先だと言いました。

moyoko

時間をかけたらまた亨の気が変わってしまうかもしれませんが・・・。

しかし、権力を倒すためには一撃必殺でなければいけません。
週刊誌の場合、裏取りが出来ていなければ、世間にまともに取り合ってもらえません。
もしそこでつまづけば、相手は全力で裏が取れないように潰して来るでしょう。

moyoko

慎重に事を進めるのが、一番の近道というわけです。

その頃、『ニュース8』の滝川(三浦貴大)が、岸本が持ち込んだDNA一致のネタをネットメディアに持ち込みたいと言い出しました。

moyoko

どうやら、衝撃スクープだけに高く売れると踏んでいるみたいです。

恵那は、どうすればいいのか決められないものの、「とりあえず待って」と言うのが精一杯でした。

一方、岸本は強姦事件の被害者遺族に取材を申し込むのに手こずっていました。
そのことを亨に話すと、亨は大門の事務所を退職したのでもう何もしがらみがなくなったと言います。

「一点の迷いもないので、撤回はしません」

亨は、心配せずに、岸本の思うようにやって欲しいと声をかけました。

moyoko

その後インターホンが鳴り、亨は誰かに連れ去られてしまいます・・・。

村井の咆哮

その5日後、岸本は村井から、亨が遺体で発見されたと連絡を受けます。

亨は、路上に停めた車の中で死亡していました。
遺書があったことから、警察は自殺と断定しました。

moyoko

亨が抹殺されてしまいました・・・。

副総理の娘婿で元秘書の死亡ということで、葬儀場にはマスコミが多く駆けつけ、斎藤はその対応に追われました。
村井は斎藤に近づき、「引き返すなら今だ。じゃないと戻って来れないぞ」と忠告します。

その後大洋テレビの記者に大門副総理のコメントを聞かせてもらった村井は、大門のその薄っぺらいコメントに激怒します。

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あまりの怒りに記者のレコーダーを破壊してしまいました。

そしてその足で『ニュース8』のオンエア後のスタジオに乗り込み、「何が報道だ!大噓つきが!!」と怒鳴り散らしながら、パイプ椅子でセットを殴りつけ暴れまわります。

取り押さえられ、連れ出される村井の姿に、恵那は衝撃を受けます。

村井の行動に衝撃を受けたのではありません。自分の中に「いっそ木っ端みじんに壊れてしまえばいい」という破壊衝動があったことが、衝撃だったのです。

ドラマ『エルピス ―希望、あるいは災い―』 第9話 感想&まとめ

クライマックスを迎え、いよいよ混乱を極めて来ました。

それぞれが爆発寸前で、最初に爆発したのは、なんと村井さんでした。

亨さんが殺されたことで、責任を感じたのかもしれません。

しかし、悪いのは村井さんではなく、闇の権力者たちです。

壊れかけている恵那そしてまだ踏ん張っている岸本がどう出るのか、次回の最終回は絶対に見逃せません!

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