ドラマ『エルピス ー希望、あるいは災いー』 第2話 模倣犯か?真犯人か? 恵那がついに動き出す!

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「真犯人は野放しになっている」という岸本(眞栄田郷敦)の言葉が予言かのように、行方不明になっていた女子中学生の遺体が、山中で発見されました。
現場は12年前の事件と同じ神奈川県八頭尾山です。
この事件で死刑が確定している松本良夫(片岡正二郎)は冤罪かもしれないという岸本の情報に、わずかな可能性を見た恵那(長澤まさみ)は、自身が出演する番組で調査報道をしたいと考え、まずは一人で事件を洗い直すことにします。

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ドラマ『エルピス ー希望、あるいは災いー』 前回振り返り

大洋テレビのアナウンサー・浅川恵那(長澤まさみ)は、スキャンダルで失脚した落ち目。ある日、番組の若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)に呼び止められた恵那は、ある連続殺人事件の犯人とされている死刑囚が、実は冤罪かもしれないと相談を受けます。
これまでの経験から、報道や冤罪事件とは関わりたくない恵那でしたが、岸本は事件の真相を追うために力を貸して欲しいと頭を下げます。岸本は、死刑囚に関わる関係者から脅されて仕方なくこの件を引き受けていました。
バラエティー番組のディレクターがこの件を扱うのは難しいと判断した岸本は、冤罪報道を断念しようとします。
しかし、恵那は「これ以上飲み込めない」と、取材を続けることを決意しました。

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【ネタバレあり】ドラマ『エルピス ー希望、あるいは災いー』第2話あらすじと感想

始動

12年前、女子中学生を狙った連続殺人事件で、逮捕・起訴され、最高裁で死刑が確定した松本良夫(片岡正二郎)が、実は冤罪だったと、事件の関係者であるヘアメイクのチェリー(三浦透子)から聞かされた岸本(眞栄田郷敦)は、落ち目アナウンサーの恵那(長澤まさみ)を巻き込み調査報道に向けて動き出しますが、プロデューサーらから猛反対を受け、このネタを扱うことを諦めてしまいます。

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元々チェリーにスキャンダルをネタに脅されて仕方なくのことだったので、すぐに手を引いてしまいました。

かつて報道部にいて、冤罪も扱っていた恵那は、調査報道の難しさを知っていたため、はじめこそ気乗りがしませんでした。
そんな中、12年前と同じ神奈川県の八頭尾山でここ数日行方不明だった女子中学生の遺体が発見されます。

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真犯人でしょうか?それとも模倣犯?

岸本が諦めたと同時に、恵那は真実を追い求めるため、一人でも取材を続けることを決めました。

恵那や岸本が担当しているバラエティー番組『フライデーボンボン』では、当然スタッフは誰も取り合ってくれません。

ひとまず、恵那は事件を洗い直すことにします。

誕生日の夜

恵那は、チェリーから声をかけられたので、話を聞くことにしました。

「松本さんが犯人ではないと思う根拠は?」

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チェリーは、証拠となるものは何も持っていないと言います。

事件があったその日は、チェリーの14歳の誕生日でした。
ゲームセンターで過ごした後、夜7時頃に松本の家に戻ると、松本は「早く帰らないと危ないだろう」と言って、カレーとショートケーキを用意してくれていました。

「誕生日おめでとう」

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チェリーは、14年間で初めて誕生日を祝われたのです。

自分の誕生日を祝ってくれた同じ日に、自分と同じような女の子を殺すとは思えない―。
もちろん、自分の知らない彼の姿があったかもしれません。
でも、チェリーにとってはその確信しか示すものはありません。

独自調査

恵那は、チェリーが溜めておいた裁判の資料を元に、事件当日の松本の動きを検証してみます。

検察側と弁護側では、松本の当日の行動が大きく違っていました。

弁護側は、午後5時に職場を出て、スーパーでカレーの食材を使った後、ケーキ屋に寄り午後6時に帰宅後1時間かけてカレーを作り、午後7時頃チェリーが帰宅。

検察側は、ケーキ屋に寄った後、自転車で現場となる八頭尾山付近で被害者に声をかけ、間もなく犯行に及び、自転車を飛ばして午後6時50分頃帰宅し、カレーの準備を始めた。

moyoko

なんか、無理ありません??チェリーの証言では、帰宅した時、カレーは出来上がっていたといいます。

控訴審から担当した弁護士も無実を確信していました。
そして、この冤罪はマスコミが「ロリコン」だと煽り、それに踊らされたせいだと言います。

弁護士は言います。「大きな権力は、簡単に自分たちの都合で小さい物を潰す」と。

moyoko

死刑の執行の時期というのは決まっているわけではなく、お上の都合でいつでも執行出来るのです。

恵那は、弁護士に松本への手紙を託しました。

岸本復帰

しばらくすると、岸本がやたら恵那の方を見つめてくる日が続きました。

moyoko

本人はこっそり見ているつもりですが、目力がすごいので、バレバレなのです。

何の用かと尋ねると、岸本は「お手伝いなら出来るかもしれない」と言います。
国家権力と戦って勝てる気はしていないし、その覚悟もありませんが、恵那の手伝いなら出来るというのです。

恵那は呆れますが、仲間が多いのは事実です。
まずは、岸本に自分と同じように犯行当日の行動を再現してもらいました。

そして、現場から自宅まで全速力で自転車を漕げば確かに6時50分に到着しますが、そうするとケーキが崩れてしまうことがわかりました。

moyoko

それは恵那が再現した時も同じでした。

そんな中、松本から恵那へ手紙の返信が来ました。
その内容は、自分は無実だと切実に訴えるものでした。
自白したのは、三日三晩警察に追い詰められ、無理やりさせられたものだということです。

「私は殺人犯ではありません」

moyoko

これは大ごとですよ。

恵那は帰宅後、岸本と共に10分でカレーを仕上げます。
しかし当然ながらじゃがいももにんじんも生煮えでした。

moyoko

やはり無理がありますよね。

そしてもう一つ気がついたことがあります。
それは、普段ほとんど固形物を受け付けない恵那ですが、岸本とはカレーを食べることが出来たことです。

重要証言

次の日、恵那は斉藤(鈴木亮平)から呼び出しを受けます。
斉藤が当時の取材ノートを見返したところ、当時重要視されていた周辺住人の証言があったというのです。

それは、被害女子生徒が、20代くらいの若いロン毛の男と現場付近を歩いていたというものです。

moyoko

しかも、その証言は複数人から出ていました。

ところが、ある段階から途中で松本を逮捕する話になり、その証言はなかったことにされてしまいました。

moyoko

もしかしたら、この若い男こそ真犯人?

恵那は、斉藤を自宅に呼び寄せ、コーヒーを出します。
部屋に何もなくなっていることに気づいた斉藤は、この断捨離に自分も入っていたのだと苦笑します。

moyoko

ただ、斉藤も決して誠実な付き合い方をしていなかったことを自覚しています。

でも、恵那は自分がダメになったのは、週刊誌に写真を撮られるずっと前からでした。
あの頃の恵那は、どんなに不誠実な相手だろうと、結婚さえ出来れば勝ちだし、それが幸せの最大値だと思っていました。

moyoko

でも、全てを捨ててから当時の自分は狂っていたと気づいたのです。

真実はどこに?

鳴り物入りで『ニュース8』のサブキャスターになった恵那。
でも、降板するまでの6年間、自分があたかも真実のように伝えていたものの中に、どれだけ真実があったのだろうと思うと、だんだん苦しくなって来ていました。

moyoko

逆に降板は良いきっかけだったのかもしれません。

岸本は、カメラを持って八頭尾山を訪れていました。
現場に足を踏み入れた時、何者かが自分を見ているような気がしました。

もしかしたら真犯人かもしれないと恵那に話しますが、恵那は気のせいだろうと笑いました。

その時、スマホとテレビから通知が届きます。
それは、今朝、死刑囚3人の刑が執行されたという速報でした。

ドラマ『エルピス ー希望、あるいは災いー』 第2話 感想&まとめ

もしかして、刑が執行された死刑囚の中に松本氏は入っていたのでしょうか?
その答えは、次回に持ち越しです。気になります!

気になると言えば、斉藤からもたらされた証言のことです。
もしかすると、その若い男というのが要人の子息なのかもしれません。それ故に松本氏が身代わりにさせられた可能性があります。
だとすると、大変ややこしいことになりますが・・・恵那たちはどこまで真実に辿り着くことが出来るでしょうか?次回が待ち遠しいです!

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