映画『アイネクライネナハトムジーク』は「あの時、あの場所で出会ったのが、君で本当に良かった」というコンセプトの元、10年間の数組のカップル恋愛模様を温かい眼差しで綴ったラブストーリーです。
伊坂幸太郎の原作、斉藤和義の歌詞、監督として参加した今泉力哉のアンサンブルが織り成す極上の大人向け群像劇。
ほんの些細な日常のちょっとした出来事や出会いが、その後の人生をも大きく変えると教えてくれている作品です。
- 最高の三つ巴による至極の恋愛物語
- 愛とは何かを教えてくれる作品です
- 今のあなたは、あの頃描いた未来ですか?
夢みたいな巡り合いはなくても、日々の小さな積み重ねが人生の行く道を動かしています。
もしかしたから、それが偶然の出会い。運命の巡り合わせなのかもしれません。
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目次
『アイネクライネナハトムジーク』作品情報
作品名 | アイネクライネナハトムジーク |
公開日 | 2019年9月20日 |
上映時間 | 119分 |
監督 | 今泉力哉 |
脚本 | 鈴木謙一 |
原作 | 伊坂幸太郎 |
出演者 | 三浦春馬 多部未華子 矢本悠馬 森絵梨佳 恒松祐里 萩原利久 成田瑛基 八木優希 こだまたいち MEGUMI 柳憂怜 濱田マリ 藤原季節 中川翼 祷キララ 伊達みきお(サンドウィッチマン) 富沢たけし(サンドウィッチマン) 貫地谷しほり 原田泰造 |
音楽 | 斉藤和義 |
【ネタバレ】『アイネクライネナハトムジーク』あらすじ・感想
各界の三銃士によって生み出された至上の恋愛映画
本作『アイネクライネナハトムジーク』が完成するまでに、幾度の奇跡があったことを忘れてはなりません。
この作品はもともと作家・伊坂幸太郎の小説が、原作としてあります。
シンガーソングライターの斉藤和義が作詞のオファーを依頼したのが始まりでした。
この時点で、それぞれ芸術の分野の第一線で活躍されているトップ・アーティストの交流ってだけで生唾ものです。
小説執筆から始まり、新曲を書き下ろし、また伊坂幸太郎が短編を書くということを繰り返し行われ、本作の土台となる短編集が出来上がりました。
そして、映画化するならという流れで、今映像業界でもっとも旬な新人監督の今泉力哉に白羽の矢が立ちました。
こうして奇跡のアンサンブルが生まれ、今年一番の名作となるであろう映画『アイネクライネナハトムジーク』を生み出したのです。
物語は数組の男女が織り成す恋愛模様を、現在と10年後を軸として紡ぎだしたストーリー。
まるで、名作映画『ラブ・アクチュアリー』を日本版に置き換えたような至極の恋愛ドラマです。
気持ちがほっこりするような、数々の名エピソードを交えて描かれた本作。
おとぎ話のようなストーリーにも関わらず、現実的なエピソードを交えて描く本作は、大人のための極上なラブ・ストーリーです。
本作を観て恋をしたくなったり、好きな人に告白したくなったりするかもしれないでしょう。
映画を通して、心が動かされる一瞬を体験してほしいです。
物語の中には数々の愛の形が存在しています
本作は恋愛映画に相応しいほどの、多くの素晴らしいエピソードが盛り込まれています。
どの逸話も心に残る小話ばかりです。誰もが作品を観ながら共感したり、心打たれるでしょう。
本当に小さな小さな出会いが、後々大きな愛に変わっていきます。巡り合わせって、不思議な縁ですね。
あの日、あの時、あの場所にいなかったら、今の自分はいなかったのだろう。
この映画を観ていると、そのように思わせてくれています。
一つ一つの出会いや積み重ねが恋に発展したり、結婚に行き着いていきます。
本作では、その小さな素敵なエピソードが様々な場面で用意してくれています。
特に印象に残っているシーンは、口下手なボクサーが試合に勝てたら告白する場面です。
すごくベタな展開すぎですが、なぜか心が温かくなり、ボクサーの彼を応援したくなります。
まるで、洋画の名作『ロッキー』の1作目を観ているような感覚になりました。
また、主人公・佐藤の出会いの始まりにあった手の甲に書かれた“シャンプー”の文字。
何気ない日常の一駒でもあり、ちゃんと後のストーリーとして暗示している点も印象的でした。
そして、佐藤の上司・藤間の小話は素敵な設定だったりします。
若い頃、道で財布を落として拾ってあげたのが出会いのきっかけ。
何十年越しに、その時の真実が分かる伏線に最後まで目が離せません。
シャンプーや財布といった日常的な小道具を使って描かれるそれぞれの恋模様。
非日常な話よりも、日々の暮らしの中にある些細な出来事がもたらす小さな奇跡に、誰もがあるあると共感してしまうでしょう。
そんな素敵な話が盛り込まれた本作を一度は観てほしいです。
これから秋、冬と季節が変わり、寒くなる時期に心が温まる本作で癒されてはいかがでしょうか。
今のあなたは、あの頃描いた未来ですか?
『アイネクライネナハトムジーク』を観ながら、ふと10年前のことを思い出しました。
10年後の未来で、今していることを後悔しないようにしないといけない気がして仕方ありません。
しかし、毎日が後悔の連続のような気もします。過去の決断が今の自分を形成しているのかもしれません。
今過ごしている人生は、昔の自分が選んだ未来。
過去を変えることはできないからこそ、目の前の今の選択がとても重要になってくるのです。
本作では常に登場する人物たちに「今のあなたは、あの頃描いた未来ですか?」と問いかけていますが、まるで映画を観ている側にも訪ねているようにも思います。
理想としていた未来が違った未来になっても、それはあなたが選んだ道だと本作は教えてくれているようです。
物語は10年という時間の経過と共に、登場人物一人一人の人生を描いています。
三浦春馬演じる佐藤と多部未華子演じる本間のカップルが知り合ってから10年。
彼らの同棲を通して、結婚するのかどうなのか。
矢本悠馬演じる佐藤の友達でもある織田の家庭環境や大学中退の話。
また、引退も考えたプロボクサーがリベンジをするエピソードなど、映画はそれぞれの登場人物が過ごした10年という重みを表現しています。
あなたにとって、今までの10年をどう過ごしましたか?
これから過ぎる未来の10年をどう過ごしますか?
あっという間に過ぎる時間の中で、本作は本当に大切なことは何かを伝えてくれています。
人生での出会いや決断、選択がこれからの未来を動かしてしまいます。
本作『アイネクライネナハトムジーク』観ていると、作中の問いかけ「今のあなたは、あの頃描いた未来を描いていますか?」が心に響いてくることでしょう。
今のあなたが過去に思い描いた時間を過ごしているかどうか、ふと考えてしまいそうになることでしょう。
『アイネクライネナハトムジーク』まとめ
🌼🌼🌼
#アイネクライネナハトムジーク
公開記念舞台挨拶
ありがとうございました
🌼🌼🌼ご鑑賞いただきました皆様、
あたたかいご感想をたくさんいただけて幸せです💌この映画が 皆様の心に残りますように pic.twitter.com/ZzkBf0Wf5c
— 映画『アイネクライネナハトムジーク』 (@Eine_movie) September 21, 2019
以上、ここまで映画『アイネクライネナハトムジーク』について紹介させていただきました。
- 素敵なアンサンブルが生み出した高潔な恋愛ドラマ
- 物語には、数々の美しい恋愛についてのまつわるエピソードがあります
- 今のあなたが、過去に思った自分自身でしょうか?
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