グラビアモデルの日比谷カンナ(水崎綾女)が撮影中に突如錯乱状態に陥り、失神。
協力要請を受けたCDTは早速不可解な症状を解明しようと診断協議を始めますが、その矢先に真壁(小手伸也)からチーム解散を宣告されてしまいます。
真壁は経営を立て直すという名目でJMAと呼ばれる医療系経営コンサル会社を招き、彼らが開発したAI診断システムを活用して“総合診断科”を新設するというのです。
CDTはシステマチックな診断方法に断固反対。すると真壁はCDTとJMAの診断対決を提案し、それぞれがカンナを診断することになりました。
目次
ドラマ『ドクターホワイト』 前回振り返り
ジャーナリストでもある将貴(柄本佑)が書いた記事も手伝って、徐々に院内での地位を確立してきたCDT。
しかし、真壁(小手伸也)率いる外科チームの信頼はいまだに得られていません。
そんな中仙道(高橋努)に目をかけられ外科へ配属になった佐久間(高橋文哉)は、高校時代の恩師・鳥羽(橋爪淳)と再会。合唱部の顧問としてコンクールを控えている鳥羽は、真壁の手術を受けることになっていました。
しかし白夜(浜辺美波)は検査不十分を理由に誤診だと指摘し、CDTと外科は対立することになってしまいます。
結果鳥羽の病気は進行しており、佐久間は治療法を寝ずに探します。
しかしその甲斐なく緩和ケアを選んだ鳥羽はコンクール目前にして旅立っていきました。
そして、将貴が勇気(毎熊克哉)に会おうとした矢先、勇気は業務上横領の疑いで指名手配されてしまったのです。
【ネタバレあり】ドラマ『ドクターホワイト』第5話あらすじと感想
CDT解散宣告
勇気(毎熊克哉)が業務上横領で指名手配されてしまいました。
高森総合病院を去った後、勇気が働いていた研究所の金を横領したというのです。
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高森総合病院に、グラビアモデルの日比谷カンナ(水崎綾女)が撮影中に失神し、運ばれてきました。
カンナは、湖のほとりで撮影をしていたところ、水辺に目を向けた時に「怖い」と錯乱し始め、その後カメラマンに飛びついたため、驚いたカメラマンが突き飛ばしました。
その時カンナは頭をぶつけ、失神したのです。
CDTが診断協議をしていると、真壁(小手伸也)が部屋に入ってきました。
そして突然「CDTは解散だ」と言い出します。
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自動総合診断システム
真壁は、『JMA』という医療分野に特化した経営コンサルタントを連れてきていました。
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真壁は、経営難の病院を立ち直らせるべく、JMAと共に分析をした結果、CDTが不要だという結論に達したといいます。
JMAはAIが自動的に総合診断するシステムを持っていました。
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「確かにこれがあればCDTはいらないかもしれません」
しかし、CDTの医師たちは診断はデジタルなものではないと反論します。
そこで真壁は、現在入院しているカンナの診断を、JMAとCDTで並行して行うことを提案しました。
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カンナの行動履歴
カンナは水を飲みたがらず、検査も拒みました。
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CDTははじめ、カンナが何か大きなストレスを抱えていたのではと考えました。
マネージャーに話を聞いてみると、カンナは業界に権力を持つカメラマンに逆らえず、国内や東南アジアを連れまわされていたといいます。
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一方、AIは薬物中毒と診断しました。
しかし、担当編集の滝は、カンナは薬物をするような人ではないと猛反発します。
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カンナは幻覚を見始め、「幽霊がいる!」と騒ぎます。
白夜はそんなカンナの手を握り、優しく声をかけます。
「大丈夫です。私たちが必ずあなたを助けます」
東南アジアの島
白夜は編集の滝から最近のカンナのグラビアをスマホに送ってもらいました。
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白夜は将貴にプリントアウトを頼むためにスマホを渡します。
その時、将貴は白夜のスマホの履歴に公衆電話から何件も電話がかかってきているのを見つけます。
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検査の結果、カンナに薬物反応はありませんでした。
カンナの容態はどんどん悪化していきます。
白夜は、カンナが光るものを怖がっているのに気がつきます。
そこで、滝からもらったここ1ヶ月の写真をチェックすると、1ヶ月前に東南アジアの島で撮影していることがわかりました。
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それ、誤診です!
その頃、AIは『ヘルペス脳炎』だと診断を確定させました。
しかし、CDTが出した診断は、『狂犬病』でした。
「確定診断に基づき、誤診を正します!」
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狂犬病は、発症すると水や光るものに怯えるようになります。
湖を怖がったのは、そのためだと白夜は言います。
日本では、50年間狂犬病が出現していないため、AIが診断出来なかったのは無理もありません。
しかし、白夜はAIが誤診をしたのは、情報を入力する人間側が偏見を元に情報を入れていたのが原因だと指摘します。
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真壁は、このドタバタに乗じて対決をなかったことにしました。
しかしカンナは狂犬病を発症してしまっています。それにこだわっている場合ではありません。
何しろ、狂犬病は発症したら100%助からないと言われている恐ろしい病気なのです。
日本初の治療方法
しかし、白夜はアメリカで助かった例があると言います。
それは、患者を麻酔で眠らせ、抗ウイルス薬を投与しながら、患者の免疫がウイルスを駆逐するのを待つという方法です。
麻里亜(瀧本美織)がそのことを院長(石坂浩二)に相談すると、「決めるのは患者自身だ」と言いました。
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カンナは「このまま死なせてください」と言います。
誰にも必要とされていない自分が惨めで、もう死にたいというのです。
その時、滝が「君が必要だ」と必死でカンナを説得しました。
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ところが、日本初の試みに、麻酔医が皆及び腰で引き受けてくれません。
真壁はこんな馬鹿げた治療は中止しろと言います。
その時現れたのは、高森院長でした。
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院長や医師たちは、1週間つきっきりでカンナの治療にあたりました。
滝は、眠るカンナに一生懸命話しかけます。
起きてください!
1週間後、ウイルスは体内からなくなりました。
あとはカンナが目を覚ますことが出来るか、医師たちは天命を待つしかありません。
白夜は、カンナを見守り続けます。
「わからないことだらけです。命とは何なのか。私の命とは何なのか」
その時、カンナの目が動き始めました。
白夜は必死で「起きてください!」と呼びかけます。
すると、カンナは目を開けました。
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私は何者?
将貴は白夜に通話履歴を見たことを伝えました。
すると、白夜は「自分が何者なのかわかりません」と語り始めます。
白夜は、どこかの施設で育てられ、白く何もない空間で1人でいたのだと言います。
「もう二度とあの場所に戻りたくありません。みんなと離れたくありません」
そう怖がる白夜に、将貴は絶対に1人にはしない、君を守ると約束しました。
ドラマ『ドクターホワイト』 第5話 ネタバレ・感想&まとめ
今回、白夜は『怖い』という感情を覚えました。
将貴やCDTメンバーと接するうち、1人になることが怖くなってしまったのです。
白くて何もない空間に1人なんて、絶対に戻りたくないですよね。
さて、ラストシーンは院長が勇気と落ち合っているところを、後をつけた麻里亜が目撃するというところで終わりました。
勇気から何が語られるのでしょうか?次回が気になります!