警察の包囲網をかいくぐり、病院に潜入した勇気(毎熊克哉)に、晴汝(岡崎紗絵)を託した将貴(柄本佑)は、白夜(浜辺美波)と勇気に関わる一連の騒動に決着をつけるため、海江田(石橋凌)の元へ。
真相を解く最大のカギは、白夜と同じ希少血液保有者で、難病を抱えている海江田の娘・沢木朝絵。
晴汝やCDTのためにも、自分の正体を知りたいと願う白夜を連れ、将貴はある作戦に打ってでます。
目次
ドラマ『ドクターホワイト』 前回振り返り
白夜(浜辺美波)を狙っているのは、実業家の海江田(石橋凌)でした。
将貴(柄本佑)が白夜にまつわる全ての出来事に海江田が関わっていると確信した矢先、淳平(宮田俊哉)が突然異動になり、晴汝(岡崎紗絵)も何者かに連れ去られそうになります。
将貴は日常を脅かす海江田への怒りを抑えきれず、単身海江田の元へ乗り込みます。
そんな中、晴汝の脳動脈瘤が破裂し、危険な状態に陥ってしまいます。
難しい手術が求められる中、逃亡中の勇気(毎熊克哉)が病院に戻ってきました。
勇気に晴汝をまかせ、将貴と白夜は海江田の元へ決着を着けに行くのでした。
【ネタバレあり】ドラマ『ドクターホワイト』第10話(最終話)あらすじと感想
決着
警察の包囲網をかいくぐり、手術室に到着した勇気(毎熊克哉)は、早速陽汝(岡崎紗絵)の手術に取り掛かります。
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将貴(柄本佑)は白夜(浜辺美波)と勇気のことに決着をつけるべく、海江田(石橋凌)を呼び出しました。
そして、姿を表した彼の後をつけ、海江田の娘・朝絵(ともえ)がいる場所を突き止めました。
「今すぐ全ての罪を認め、謝罪してもらいます!」
将貴は海江田に詰め寄ります。
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将貴はCDTメンバーに電話をつなぎ、証拠のために海江田との会話を皆に聞かせます。
ドナー
将貴は、自分の取材の中で見えて来たことを海江田に当てます。
海江田の娘は白夜と同じ希少血液の保有者で、難病にかかっており、その治療のため、ドナーの命を奪う可能性のある移植手術をする必要があった。
そのドナーが白夜。
そしてそれを日本有数のトップナイフである勇気に手術をさせようと、傘下の研究所に入れたが5億円払っても勇気はYESと言わなかった。
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白夜が病院に入ったことで海江田は手が出しにくくなり、ありとあらゆる手を使って白夜を連れ戻そうとするが、なかなか上手く行かず、焦った海江田は陽汝にまで手を上げることになった。
これが、将貴の見立てです。
しかし、海江田は白夜の監禁も誘拐も認めようとはしません。
お互いが希少血液保有者だったのはただの偶然だというのです。
真実
その時、白夜は海江田が自分を一度も見ていないと言いました。
「私をきちんと見てください。お父さん」
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白夜は将貴の推測は間違っていると指摘し、自分は朝絵を救うために生まれてきた妹ならば説明がつくと話します。
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海江田は「くだらない」と鼻で笑います。
白夜は、そんな海江田の気持ちがよくわかると言います。
「あなたは朝絵さんをどうしても助けたかったのですね」
大切な人を失うのが怖い気持ち、今の白夜にはよく分かります。
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白夜の目から涙が流れてきました。悲しくて泣いているのではありません。
父親の娘を思う愛に心を動かされたのです。
私も助けたい
白夜は、家族やCDTのメンバーと会ったことで色んな感情を学びました。
喜び、怒り、悲しみ・・・。仲間を思う気持ち、誰かを愛する気持ちや家族を思う気持ち、命の大切さも知りました。
白夜は、海江田が命を奪うことへの罪の意識を抱え、苦しんでいることに同情していました。
「私も朝絵さんの命を助けたい。この命で助けたいです」
ずっと命の意味について考えていた白夜は、この命は朝絵さんを救うためにあるとわかったと言います。
将貴は、「そんなことは考えなくていい」と白夜に言い聞かせます。
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ここで、海江田が通信を妨害し、通話が切れてしまいました。
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白夜は人間
海江田は、白夜の話を聞こうとしません。
白夜は、海江田に笑顔で語りかけます。
「お父さん、笑って」
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海江田は血相を変え、「お前はただの創造物だ」と言い放ちます。
将貴は怒りだし、白夜には感情がある人間なんだと訴えます。
「白夜を自由にしてやってくれ、これ以上苦しめないでくれ。」
将貴は白夜の命を助けて欲しいと懇願します。
すると、どこからともなく声が聞こえてきました。
「お父さん、その子に会わせて」
2階の自室にいる朝絵が、モニター越しに白夜に会いたいと申し出たのです。
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沢木朝絵
2階の部屋に入ると、ベッドの上には、白夜と全く同じ顔の女性が横たわっていました。
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白夜が朝絵の脈を取ると、心理的に安定していることが見てとれます。
それは、父親に愛されているからだと白夜は言います。
「私の気持ちがわかるのね。この子と2人きりにさせて」
白夜は、妹というよりは、朝絵のコピーつまりクローンでした。
海江田は、感情豊かな白夜に驚いていました。
海江田はある医療組織と契約し、その技術で白夜を作ったのです。
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朝絵が次第に筋力が衰えて行く病気だと知り諦めていた時、脳の一部を移植すれば症状が緩和できるかもしれないと知り、それに飛びつきました。
ただし、遺伝性ではない希少血液保有者である朝絵のドナーを用意するには、同じ型の人間を生み出すしか方法がなかったのです。
もちろん、海江田も倫理に反するのは重々わかっていましたが、娘の笑顔をもう一度見られるならと、その境界線を越えてしまったのでした。
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それが答え
白夜に膨大な医療の知識があったのは、健康に成長する上で自我の問題は無視できず、本人が興味を持ったものの知識は与えることにしたからです。
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将貴は、それが答えだと言います。
「そんな彼女の命を奪おうなんて間違っている」
大病を患う妹を持つ将貴にも、海江田の気持ちは理解できます。
しかし、生まれ方はどうあれ、白夜も人の感情を持った人間であり、海江田にとっては娘なのです。
一方、その頃白夜と朝絵は色んな話をしていました。
白夜は、これまでに感動したことや、出会った人たち、陽汝に憧れていること、好きな人がいることを朝絵に話しました。
朝絵は、またここに来て色んなことを教えて欲しいと白夜に伝えました。
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朝絵と会った白夜は、自分の運命と向き合うことにしたと言います。
「私はこれからも生きたいです。生きて医者になりたい」
白夜は医者になりたくさん研究をして朝絵の治療法を見つけると決意しました。
「私が必ず朝絵さんを助けます」
未来へ
陽汝の手術は無事成功しました。
勇気はすぐに連行されましたが、海江田が将貴の会社のウェブ記事で、勇気は無実だと証言したことにより、無事釈放されました。
帰って来た勇気はすぐに旅立って行きました。
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海江田が組織との契約を解除し、白夜を引き取った後、将貴たちに白夜を引き渡しました。
陽汝も無事目を覚まします。
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その夜、白夜と将貴は久しぶりに穏やかな時間を過ごしていました。
将貴は本当に家族になっていいのかと白夜に尋ねます。
白夜は実は迷っていました。慌てる将貴。
「私は将貴さんが好きです。ラブです。きゅんです」
白夜の気持ちに全く気がつかなかった将貴は、一気に心拍数が上がりました。
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その後、CDTは真壁院長(小手伸也)の宣伝により大盛況となりました。
白夜は、医大受験に向け、まずは高卒認定試験の勉強を始めます。
白夜とCDTは新たな一歩を歩み始めました。
ドラマ『ドクターホワイト』 第10話 感想&まとめ
白夜の正体、それは海江田が大病の娘を思うあまりに作り出した娘のクローンでした。
衝撃の事実でしたが、白夜は1人の人間として認められ、無事医師を目指すことができそうです。
CDTに笑顔が戻ってきて良かったです!将貴と白夜のラブの行方も気になるところですが、次回『特別編』で少し描かれるかもしれません。
次回も要チェックです!