財政難のダウントン・アビーを救ったのは、純粋に家族を愛したあの人!
最後に栄光を手にするのは誰なのか?
大人気海外ドラマを映画化した、意外性あり、愛ありの英国貴族映画です。
- こんな貴族映画ある!?使用人の対決!
- 新しい相続問題は、意外性のある結末に
- 最後は家族への忠誠心の勝利!そして、愛
それでは、映画『ダウントン・アビー』をネタバレなしでレビューします。
目次
映画『ダウントン・アビー』作品情報
作品名 | ダウントン・アビー |
公開日 | 2020年1月10日 |
上映時間 | 122分 |
監督 | マイケル・エングラー |
脚本 | ジュリアン・フェロウズ |
出演者 | ヒュー・ボネビル ジム・カーター ミシェル・ドッカリー エリザベス・マクガバン マギー・スミス イメルダ・スタウントン ペネロープ・ウィルトン アレン・リーチ スティーヴン・キャンベル・ムーア |
音楽 | ジョン・ラン |
映画『ダウントン・アビー』あらすじ【ネタバレなし】
最高の名誉
ダウントン・アビー屋敷が財政難の頃、バッキンガム宮殿から、何と王室ご夫妻がダウントン・アビー屋敷に滞在するという手紙が届きます。
一方、バッキンガム宮殿では女王の侍女・バグショー婦人(イメルダ・スタウントン)が女王に「ダウントンへの滞在を拒否したい。親戚である先代のグランサム婦人(マギー・スミス)と、確執がある」と言うのでした。
そのころ、屋敷では準備が進められていきますが、今は亡きシビルの夫・トム(アレン・リーチ)の前に、謎の男・チェドウッド(スティーヴン・キャンベル・ムーア)が現れます。
チェドウッドはトムに、国王ご夫妻滞在について共和主義であるトムの意見を求めてきました。
あくまで君主制である義理の父・グランサム卿の味方だとトムは答えますが…。
ミルトモ 編集部
その頃、屋敷の使用人たちは、王室の使用人に仕事を奪われたり、貴族の品物が次々と無くなっていったりする状況に陥ってしまいます。
さらに、ボイラーも壊れて配管工が修理しに来るのですが、下僕・アンドリューは、フィアンセである厨房のデイジー(ソフィー・マックシェラ)と配管工が仲が良いと勘違いし、せっかく直してくれたボイラーを壊してしまいました。
王室ご夫妻が来る日だというのに、もう階下はドタバタ!
トムの前には再びチェドウッドが現れ、トムをパブに誘ってきます。
その中でトムは、チェドウッドが軍のパレードのことで何か企んでいると察しました。
狙われたパレード
ついに国王ご夫妻が到着し、昼食会が行われます。
食事後、ダウントン・アビー屋敷に住むグランサム卿の長女・メアリー・タルボット(ミシェル・ドッカリー)は、トムが別行動をするのを見て後をつけました。
そして、トムがチェドウッドと会っているのを目撃します。
メアリーを見つけると、チェドウッドがどこかへ駆け出しました。
その先には、パレードに向かう王が…。
チェドウッドは遠くから銃で王を狙っていましたが、すんでのところで後からきたトムが銃を奪います。
チェドウッドの計画を止めるために、トムは別行動をしていたのでした。
トムの行動の甲斐もあって、無事にパレードは成功します。
使用人の対決!?
一方、階下の使用人たちは、奪われた仕事を取り戻すための作戦を始めます。
王室側の執事・ウィルソンのもとには下僕を別の舞踏会へ呼び出す電話が鳴り、シェフのクールベは睡眠薬で眠らされ、挙句の果てにウィルソンは部屋に閉じ込められます。
こうしてダウントンの使用人たちは、自分たちの仕事を無事に取り戻しました。
その頃、王を救ったトムはバグショー婦人のメイド・ルーシー(タペンス・ミドルトン)と仲を深めている最中。
メイドであるはずのルーシーは、バグショー婦人とかなり親密なところを先代グランサム婦人に見られ、「確執がまた深まりそう」とトムに話します。
カオスな!?晩餐会の裏
ついに、自分たちで王室ご夫妻をもてなすことができたダウントンの使用人たち。
使用人たちが楽しむ中、執事トーマス(ロブ・ジェームス=コリアー)はパブで出会った男と、同性愛者が集うバー「タートンズ」へ向かいます。
やっと求めていた自分の居場所を見つけたトーマスでしたが、バーに警官が入りその場の者全員が捕まってしまいました。
晩餐会では、先代グランサム婦人が、バグショー婦人に「自分の息子であるグランサム卿に相続させたい」と話をしますが、相続の権限を持つバグショー婦人は「自分のメイドであるルーシーに屋敷を相続するのだ」と言います。
ミルトモ 編集部
このままダウントン・アビー屋敷は、家族ではないただのメイド・ルーシーに奪われてしまうのでしょうか?
映画『ダウントン・アビー』感想
ドラマの数年後を描いたストーリー
映画『ダウントン・アビー』は、ドラマの数年後が舞台となっています。
栄華を極めたダウントン・アビー屋敷でしたが、時代の背景と共に財政難になっていったところから物語は始まります。
屋根の修理のことなどで悩む、クローリー家の長女メアリー。
朝食の席には元運転手の共和主義者トム・ブランソン。
そこへ王室ご夫妻滞在の手紙が届きます。
ミルトモ 編集部
パレードでの王陛下暗殺計画
メアリーを除き、クローリー家の人間誰もがトムの共和主義を心配している中で、企てられた王陛下暗殺。
映画を見ている観客もドキドキだったはずです。
ミルトモ 編集部
使用人たちのハチャメチャな行動と、キーパーソン2人の気になる関係
映画『ダウントン・アビー』を面白くさせているのが、使用人たちのシーンです。
何かとドロドロな貴族のシーンに比べ、比較的砕けていてややコミカルな使用人たちのシーンもあるのが、この作品の特徴。
また、トムとルーシーの気になる関係も出てきました。
この関係は物語の核とも言えます。
ミルトモ 編集部
幸せな時に襲いかかるシリアス展開!
映画『ダウントン・アビー』の見どころとして欠かせないのが、幸せなシーンの次にくるシリアスな事件です。
執事トーマスは、同性愛者でした。
それを認めてもらえないことも相まって、やや卑屈な面のある人間。
ミルトモ 編集部
また、バグショー婦人の相続問題がここでやっと明るみにでるのですが、このシーンで語られたことが、ダウントン・アビー屋敷の行方と、トムの今後に関係してくるという点が面白いですね。
映画『ダウントン・アビー』あらすじ・感想まとめ
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『#ダウントンアビー』
興収1億円突破💎
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▼詳細はコチラhttps://t.co/1SbG2oTyTB
✨絶賛ツイートも続々到着✨
【#ダウントンアビー感想】でご確認下さい。 pic.twitter.com/EKGZbQUhvQ— 映画 『ダウントン・アビー』公式 (@DowntonAbbey_JP) January 21, 2020
映画『ダウントン・アビー』はドロドロな相続問題、コミカルな使用人のシーンなど、ドラマ版の世界観を壊すことなく描いた作品でしたね。
作品の核となる相続問題ですが、当初は誰もが予想しなかった人物が屋敷を継ぐことになったり、クローリー家としては思い通りならない展開が続きます。
さらに、屋敷が予想だにしていなかった人物の手に渡る可能性も出てきたので驚きました。
今作は、ドラマの後の「クローリー家のお話」という点で、ファンを納得させる展開になったと思います。
ミルトモ 編集部