『だから私は推しました』第8話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!事件の真相判明と、愛とハナのその後。

ドラマ『だから私は推しました』第8話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

地下アイドルとオタクのディープな物語『だから私は推しました』もついに最終回です。

瓜田(笠原秀幸)に連れ去られ、もみ合いになった挙句にマンションから突き落としてしまった愛(桜井ユキ)は事情聴取を受けていたわけですが、真実はやはり違いました。

真実を語るハナ(白石聖)に、愛は何もしてあげることができず、泣きじゃくります。

今回の事件がメディアにも上げられると、愛は会社を追われてしまいますが、彼女にとってはそう悪い話ではない様子。

最終的に愛の前から姿を消したハナですが、オタとアイドルという関係を築き上げてきたふたりの絆の深さは想像以上です。というか、最後の最後まで驚きの展開。

そして、すでにサニサイが恋しいです。

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『だから私は推しました』第8話(最終回)あらすじ

愛の取り調べはいよいよ核心に迫り、瓜田に誘拐された時の詳細を語り始める。

しかし担当刑事の聖護院は愛の供述内容がどうも腑に落ちない。

取り寄せた防犯カメラの映像を再度チェックしたうえで、聖護院は一つの推理を語り始める…。

果たして事件の全容とは?

「推し」との出会いが愛にもたらしたものとは?

愛はオタク沼の果てに何をみたのか、衝撃と感動の最終話。
出典:『だから私は推しました』公式ページ

【ネタバレ】『だから私は推しました』第8話(最終回)の感想

証拠と真相

刑事・聖護院(澤部佑)に事件の全貌を語った愛(桜井ユキ)ですが、監視カメラの映像ひとつでそれが嘘だとバレてしまいました。

防犯カメラに映っていたのは道を歩いている愛。

しかも、サニサイのTシャツを着ています。

昨夜に捕まったのであれば、こんな映像は残らないはずなのです。

「捕まったのはハナ(白石聖)さんですよね」

そう、瓜田(笠原秀幸)が向かったのはハナの家。

薬で眠らせ、洗濯機が入るサイズの段ボールにハナを閉じ込め家に運び、卵パックで作られた部屋に閉じ込めたのです。

恐怖を覚えたハナは何とか逃げ出したものの、マンションの階段で瓜田と揉め、その結果階段から転落させてしまったのです。

気が動転したハナは、そこから動くことができませんでした。

解散ライブ当日だと言うのになかなか姿を現さないことで、愛はもしやと思ってハナに連絡。

あのスイカちゃんのアカウントに気づいていた愛はすぐに察したのでしょう。

小豆沢(細田善彦)と共に瓜田のマンションに行き、すべてを理解しました。

ハナに解散ライブをやらせるため、愛は自分が身代わりになり、ハナをライブハウスに向かわせました。

本来ならそんなことはできません。

しかし、サニサイの解散ライブができるのはハナだけで、愛には代わってあげることができないのです。

ハナのトップオタとして、ハナを守りたい。その結果の行動でした。

そして、警察をサニサイのライブに向かわせないため、愛はドラマ7話分に渡るハナと自分の思い出話を聖護院に聞かせたのでした。

ここでやっとすべてがつながったのですが…振り返るとものすごい時間稼ぎ。

長い髪はフードの中に入れ、ショートヘアーに見えるようにしたわけですが、それも無理な話です。

ハナ(白石聖)は愛(桜井ユキ)のチケットの半券をもぎり。警察へ。

ニュースになると愛は会社を自主退社。

愛が自分がやったと言い張り続けましたが、結局ライブを終えたハナが警察に出頭。すべてを話しました。

そして、ハナが愛のチケットの半券をその場で切ります。

「これで愛さんは、解散ライブに来てくれたんです」

つまり、愛はハナの身代わりになってはいない。

隠匿罪にはさせないという行動を取ったのです。

愛としては大事なアイドルを守れず、悲しみに暮れ、ハナを警察署まで連れて来た小豆沢に八つ当たりです。

その泣きじゃくる姿はオバハンというよりも幼児。

それだけハナを守りたかったということがわかります。

そしてしばらくすると、今回の事件はニュースでも報道されました。

ストーカーとアイドルとのトラブルならよくある話ですが、そこに第三者の女性が入るのは一体どういうことだとテレビでも理解がされません。

そう簡単にできるものでもありません。

ニュースで今回の事件が公になったことで、愛は会社を追われることに。

無罪だと主張をしても、最終的にはチャトレをしていたことを持ち出されてしまったのです。

しかし、愛にとっては別に構わない結果だったのです。

会社の名前で入社しただけだと語る愛。

大事なのは、今自分がどこにいたいか、何をしたいかだとわかったからなのでしょう。

1人のアイドルを真剣に追いかけた先に見えた、愛なりの結論です。

第1話の周りの目を気にし、マウンティングをし続けた愛よりもよっぽど素敵に見えます。

お別れライブは映像で

結局ハナは無罪。

罪に問われたのは、ストーカー行為をした瓜田の方でした。

一件落着となったことで、ライブハウスではハナをねぎらうイベントが行われる予定で、愛はるんるん気分で向かいます。

しかし、そこにハナの姿はありません。

ハナは、自分から愛と再会することを拒んだのです。

愛としてはショックなことですが、これにはハナなりの理由がありました。

瓜田は結局有罪になりはしましたが死んではいません。

猶予が切れて出てくれば、またハナにストーカーをするかもしれません。

その時に愛を巻き込みたくないから…と、考えた結果。

トップオタとして生活費を渡したり、頑張って応援していたのにそれはないだろうと思うかもしれませんよね。

ハナにDMを送ろうとする愛ですが、SNSのアカウントは消去され、ハナの本気がわかります。

そんな愛に、オタクたちはとある映像を見せました。

愛が見ることができなかった解散ライブの様子。

「アイドルの主張 ライブの真ん中あたりで愛を叫んでみる」

未成年の主張に似たものですね。

サニサイのメンバーがそれぞれの想いを叫んだコーナーがあったのです。

三度の飯より歌うことが好きだという愛梨(松田るか)

最初は嫌いだった目玉焼きが好きー!という詩織(松川星)

見えないところで支えてきてくれたスタッフに、輝かせてくれてありがとうと言う凛怜(田中珠理)

自分を支えてくれたファンが好き。私の初恋はみんなだと言うのりたま(天木じゅん)

そしてハナの番です。「コール!」と叫ぶハナ。

すごい嫌われ者だった自分は、声をかけても返事をしてもらえなかった自分が、ここでは名前を呼んでもらえる、レスができることが嬉しかったのです。

こうしてみなさんのお目にかかることはもうないと思います。

これからはみなさんが私に教えてくれたように、推すって愛だと言える生き方をしていきたい。幸せでした!

警察に出頭する前のハナの想いを聞いて、愛も涙を流さずにはいられません。

そして、サニサイ最後の曲『ただいまミライ』。

しんみりしたバラードで、涙を堪えたライブが終わったのでした。

1年後の「ミライ」には「ミラクル」が待っていました

愛が会社を辞めて1年後。

愛の元には椎葉(村杉蝉之介)を通じてハナから借りていたお金が戻っていたのですが、ついに全額返済されました。

ってか、これは椎葉さんの部下になったのかもしれません。

事務所で法律の知識を付けつつ、愛はサニサイがライブをしていたであろう地下のライブハウスの管理人になっているっぽいです。

そこで悩むアイドルたちの相談を聞きながら、ドリンクを作る愛の姿。

サニサイの待遇がブラックすぎると怒っていた愛ですから、これは適職かもしれません。

お金が全部返ってきたことで、完全に繋がりがなくなったとがっかりする愛ですが、どこかでハナが元気でいてくれるならと思うと、それほど落ち込みません。むしろ喜ばしいことです。

サニサイのオタク友達とは相変わらず交流がある愛。

もう総じて、愛がイキイキしている!そう思わされました。

そんな日々を過ごしていた時、小豆沢からメールが送られてきたのですが、それを見た愛は目が点になりました。

そこに映っていたのはハナ。隣りには、かつてハナのせいで家から出られなくなったと言う松田杏子(優希美青)だったのです。

どうやら小豆沢の仕事の新しいクライアントに松田杏子がやってきて、そこからハナと交流があるという話になったのでしょう。

写真の中のハナも幸せそうです。

なんと言っても、ずっと仲を修復したがっていた松田杏子と一緒に映っているのですから。

その姿を見て、愛は最後ににんまりと笑うのでした。

『だから私は推しました』第8話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

第7話ですべてが語られたのかと思いきや、「あなた、嘘ついてますね?」と言われ、さらに真実!

これはハナが押して瓜田を落としてしまい、目を覚ました瓜田もハナを眠らせて自宅に連れてきたことが知られると罪に問われるからと、記憶がないふりをしていたんだたとよくわかります。

リアルの世界でも、こういったアイドルとストーカーとなってしまったオタクのトラブルは見ますが、それをリアリティーいっぱいに描いたドラマだと思います。

そして愛の存在は、アイドルとして頑張る彼女たちと、純粋にアイドルを推したい人たちの強い味方になったと思います。

愛のように誰かのために何かをしてあげようとする力は、普通の人にはできないと思うのです。

しかし、見栄などを気にせず、好きなものを胸を張って良い、そのために頑張る姿はとても素敵なものだと思いました。

本当にこのドラマがこれで終了なのが惜しいです。

厳密にいえば、サニサイのライブがもう見られないのが惜しい。

この数ヶ月、サニサイがアイサマ出場を機に作られた新曲「サイリウム・プラネット」が大好きです。

公式HPにも、同じことを思う人がたくさんいました。

サニサイ、紅白歌合戦にちょっと出してくれませんか?

どこをとっても、それだけいい作品だったと思われます。

面白い作品をありがとうございました!と、作者やスタッフさん、出演者さんに言いたいです!

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