『だから私は推しました』第5話あらすじ・ネタバレ感想!サニサイで内部紛争勃発?ハナが愛に助けを求めるが…

ドラマ『だから私は推しました』第5話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:MANTAN WEB

オタクあるあるが詰まりすぎていて辛い『だから私は推しました』第5話では、サニーサイドアップ解散の序章。

音楽性の違いならぬ、アイドル性の違いによってサニサイ内部戦争が勃発。

そのせいで、推したちの代理戦争まで発展。

ライブ中につかみ合いの喧嘩を始めるアイドルとオタク。

これをどうにかしたいと思うハナ(白石聖)は、愛(桜井ユキ)に相談します。

人気になると出てくる問題。

そして結局は愛とハナ、そして瓜田(笠原秀幸)に何があったの!?

アイドルの未来とオタクの想いが交差する回となりました。

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『だから私は推しました』第5話あらすじ

夏フェスから9か月。

人気も知名度も上がったサニサイには様々な仕事が舞い込んでくるようになる。

しかし忙しくなるにつれてメンバーのプロ意識にズレが生じ始め、センター花梨と、2番手の凛怜が大激突。

やがてそれはオタクたちをも巻き込んだ代理戦争になっていく。

そんなある日、ハナ推し・中立派の愛のもとに、意外な人物から連絡が来て…
出典:『だから私は推しました』公式ページ

【ネタバレ】『だから私は推しました』第5話の感想

古株の悩み

アイドルサマーフェスティバルで1位を獲得し、多くの人が見守る中でライブをしたサニサイは、人気が急上昇。

動画サイトでダンス動画を投稿すれば、そこから収入を得ることも可能になって来た“のりたま”こと玉路紀子(天木じゅん)は、もう少しでアルバイトを辞めてアイドル一本で生活していくことができそうでした。

ライブをやれば集客も増えており、スカスカだった箱に人がぎっしり詰まるようになっていきました。

そうなっても愛(桜井ユキ)や小豆沢(細田善彦)は、変わることなく“推し”を推し続けます。

オタクたちの中では、このまま武道館を埋められるようなアイドルにならないかなぁと夢を語る中、サニサイの箱推し(=一人を推すのではなくグループ全体を推す人)である椎葉(村杉蝉ノ介)はため息をつきます。

ため息をついた瞬間にわかりました。これは古株あるあるです。

グループにたくさんのお客さんがついて、人気が急上昇していくと、アイドルたちが自分の手の届かないところに行ってしまう感覚。

握手会やチェキ回で自分の名前を憶えてくれたのに、ファンが増えたことで自分はもう忘れられてしまうのではないかと思う不安感!よくわかります!

周りに自分と同じ“推し”が増えると、なおのこと感じてしまいまいます。

そこで始まるのは、いつからファンなのかとかだったりして…そのうち変なマウンティングが始まって…グッズ戦争では同担拒否が始まって…苦い思い出しか出てこない(泣)

その反面、自分が推していた人が他の人にも認められると思うと、嬉しい気持ちもあります。

推しを押し上げてこそのオタ!

推しの夢は俺の夢!

この小豆沢の考えもよくわかります。

そしてこれを理解することができるようになった愛も、立派なオタクです!

なぜ彼は推しました?

オタクで飲み会をしている中で、こんな話が浮上しました。

「小豆沢は愛梨(松田るか)と付き合っていた説」

なんだと!?

だからあんなに第1話で「結婚して」と騒いでいたのか!?

と思いもしましたが、答えはNOです。

そもそも、小豆沢はどうして愛梨を推すようになったのでしょうか?

小豆沢が前の推しを卒業し、抜け殻状態になっていた時のことです。

ギター片手に1人でストリートライブをする花梨を目にして、惹かれたのでしょう。

警察が花梨のライブを止めに来ようとしたとき、「あっちに変な人がいる!」と言って誘導して阻止したのです。

これに恩を感じた花梨は、戻ってきた小豆沢に感謝し、ふたりでカップラーメンを食べながら自分の夢を語ったのです。

歌手になりたくて上京してきた花梨。

歌えるなら何でもすると花梨が言うと、小豆沢はアイドルになることを提案。

花梨が事務所の人の目にとまり、メンバーを集めて出来上がったのが、サニーサイドアップなのです。

つまり、小豆沢がいなかったら、今のサニサイはないというわけです。

推しの夢は俺の夢とまで言うのも当たり前です。

ハナ(白石聖)を食べさせるために尽力する愛と同じで、小豆沢も愛梨をはじめ、サニサイには頑張ってほしいと思うのでしょう。

彼は真っ直ぐなオタ!

社会性がないと愛にさんざん言われてきましたが、想いは純粋で好感しかないです。

凛怜(田中珠里)に対してイライラが募る花梨(松田るか)

サニーサイドアップが人気が出てくると、地下のライブハウスでライブをする以外の仕事が増えてきました。

浴衣のモデルや営業ライブ。その種類は様々です。

しかし、メンバーの1人である凛怜(田中珠里)は、営業の仕事が入るたびに、大学の単位がヤバいと言って欠席。

これにリーダーの花梨はイラッとします。行かされた先はプール。

お客は小豆沢や愛のようなライブを聞きに来た人たちではありませんから、歓声なんてありません。

それどころか、頑張って歌う花梨たちに向かって子供たちが水鉄砲で水をかけてきます。

これは怒りますわ。私だったら一人ずつ説教したいです。

しかしこれもお仕事、頑張ってやり遂げる花梨たち。

だからこそ、凛怜に対する苛立ちが募ります。

そりゃそうですよー。一人だけ楽をしようとしているんですから!

逆に、浴衣のプロモーションとして撮影をする仕事であれば積極的に参加。

取引先がメインの浴衣を花梨ではなく凛怜に着てほしいとオーダーが入ることで、理不尽さを感じて仕方がありません。

しかも凛怜からは、

「いつも単位が大変だからってわけじゃないけれど、大学ってそういうところだから。あっ、大学行ってないからわからないか」

とか、

「いつもセンターなんだからたまには譲ってよ、リーダー」

って神経を逆撫でするような発言ばかり。

その度に花梨はリーダーとして怒りを抑えます。

他メンバーの詩織(松川星)や紀子、そしてハナは、愛梨の怒りを抑えようとフォローします。

4人で新規ファンを分けられると思ってがんばろ?

しかしまぁ、凛怜に対して思うことはみんなあるのでしょうね。

ただ、冷静でクールな凛怜だけが、凛“サマ”とつく時点で、結構なマウントな気もしますが、よくそこは今まで気にしなかったなぁと個人的には思う次第です。

推しがケンカするとステージの下では代理戦争がはじまる

凛怜を推してライブの売上げを計ろうとしたのでしょう。

ある日、凛怜をセンターにしたライブの開催が決定。

リーダーとしてセンターで頑張って歌っていた花梨のことを考えれば、胸が痛みます。

「バースデーライブだと思うことにしませんか?」

とハナがフォローしたことで、花梨はまた怒りを抑えます。

ハナはまた間違ったことをしたのかと不安になりますが、もうそう言うしかできませんよ。

会場には凛怜推しのファンが殺到。

みんな頭に凛怜アクセを付けているものですからわかりやすいです。

すると小豆沢が、新規の凛怜ファンをターゲットにマウントを取って嫌がらせをはじめました。

「えー、サニサイのファーストシングル持ってないの?いる?」

みたいに!凛推しの柿崎(榎田貴斗)はこれを制止しますが、それで小豆沢が収まるわけはありません。

いざライブが始まり、凛怜がセンターで出てきても良い顔をするわけがないです。

それどころか、凛怜が言葉を噛むと、

「あれー?凛さまの将来の夢はアナウンサーなのに噛んじゃうのー?」

みたいな野次を飛ばします。

次に花梨が挨拶をすれば柿崎は仕返しかの如く「花梨は良いけどオタが最悪ー」と言います。

椎葉や愛からすれば、なんとも醜い争い。

「こういうのってなんていうんだっけ?」

「代理戦争」

「それだわ」

そう、それです。

あとは問題なくライブが行われれば良かったものの、センターになった凛怜が全然歌えない!

もう完全な事故です。他のメンバーも「これはマズい」という顔をしてしまいますし、ファンも「ヤバいなぁ」という顔。

凛怜ファンの柿崎だけは、「あれは花梨を立てているだけだから」とフォローしますが、フォローする時点で彼もきっとマズいと思ったのでしょう。

そしてサビに差し掛かった時、事件は起きました。

見てられないと思った花梨は、凛怜のマイクを奪って歌いはじめ、これに凛怜が激昂。

そのままつかみ合いの喧嘩を始めてしまいました。

これに怒った小豆沢がステージに上がろうとすると、柿崎がこれを制止!

そしてなぜかステージ下で小豆沢と柿崎の殴り合いが始まってしまったのです。

ライブはいったん中止!

アイドルたちもオタクたちもここまで一致団結してきたのに、人気が出て序列ができるとこんなことになってしまうんですね。

愛も頭を抱えるしかないです。

会社はメンバーに丸投げ。ハナ(白石聖)は愛(桜井ユキ)にヘルプ!

愛梨が自分のマイクを強奪したのが悪い!私が謝る必要はない!

凛怜がひどい歌を聞かせてお金を貰おうとするのは詐欺でしょ!その詐欺を止めたのになんで謝らなくちゃならないの?

衝突する愛梨と凛怜。

これには事務所も取り付く島もないお手上げ状態です。

すると事務所は、ハナたちに仲直りさせるようにと丸投げ!

いや事務所。頑張れよ…って思いますが、これが現実です。

仲直りさせる術を見つけられないハナは、SNS上にある自身の裏アカウントから愛に連絡をし、社会人の知恵を借りようとします。

すると愛は、「お酒の席を設けて話し合わせれば?」と提案。

しかし、全員未成年です。

「じゃあ手打ちにする方法は?」

未成年のハナ、ピンと来ていないです。

愛梨と凛怜が、この人には逆らえない、この人の言うことなら何でも聞くという共通の人に、「自分の顔に免じて許してくれって言ってもらえばいい」ということなんですが…そんな人の心当たりもありません。

ハナがそうやってふたりを仲直りさせたいと思うのは、事務所に言われたからだけではありません。

ここでアイドルを続けていきたいという想いがあるからこそ。だから頑張るんでしょうね。

最初は引っ込み思案で自分の意見など何にも言えなかったハナですが、確実に成長が見られます。

それもこれも、愛という「ファン」がいてくれるおかげなんですよね。

こうやってアドバイスを言うのは簡単ですが、愛自身もまだ仲直りできない存在が1人。同僚の日高真衣(篠原真衣)です。

オタクであることをバラして以来、愛は真衣から逃げるようになりました。

もう一人の女子会仲間の松前菜摘(土井玲奈)は理解があり、前回のアイドルサマーフェスタで一緒にサニサイのライブを見てくれた仲。なので問題はありません。

しかも、ここまで小豆沢と柿崎があの後どうなったのかが描かれていませんから、あの代理戦争がどうなったのかも気になり続けます。

あっちもこっちもケンカして決裂して大変です。

アイドル性の違いで解散宣言

ハナたち他メンバーが真ん中に入り、愛梨と凛怜を仲直りさせようとするも、事態は一向に良くなりません。

それどころか、凛怜は脱退を考え始めました。

アイドル志望の4人と違い、凛怜はアイドル活動を踏み台にしてアナウンサーになるのが夢です。

なので、ハナが「みんなで頑張ろうよ」と熱く語れば語るほど冷めてしまいました。

そして愛梨も、ハナがサニサイにこだわるのは、自分が他のグループで活動することもできず、サニサイでしか活動する場所がないからすがっているだけだろと言い出すのです。

ハナはこれを否定しますが、「じゃあサニサイにしかないものって何?」と言われても答えが出ませんでした。

話が平行線のまま進まず、5人が出した答えは「解散」でした。

次のライブで解散ライブをすると決まると、ハナは事前に愛に報告。そうなると愛も黙っていません。

たくさんのアイドルがいる中から、自分たちはサニサイを選んでお金を使い、応援し続けたのに、それだけで解散ってなんだ!

そんな気持ちになるのは当たり前です。

そして、愛の怒りの矛先はハナにもいきます。

ハナが答えられないなら、自分がサニサイの良いところ100個言って考えを変えさせると楽屋に乗り込もうと動き出すのでした。

が、愛がそんなふうに思ってくれたことを理解したハナは、自分たちで解決すると言います。

「私が何とかしますから!ここで待っててください!」

そう言ってハナは愛を公園に残し、4人の待つ楽屋へと走っていくのでした。

サニサイでしか得られないものは確かにあった

もう一度考え直したいと愛梨と凛怜につめ寄るハナ。

しかし、不思議なことにふたりはものすごーく晴れやかなな表情です。

「自分のことばかり考えすぎた」とか、「自分にはまだ何かしらの可能性があるかも」とか。

きょとーんとするハナ。こっちもきょとーんです。

解散を決めたからスッキリしちゃった?なんて思いもしましたが、そんなことではありませんでした。紀子も詩織も笑顔です。

ということは、解散はなくなったのでしょう。

では何があったのか…。どうやらそこには「ファン」の力があったのです。

サニサイが解散した後はソロ活動をしていこうと考えていた愛梨は、これからも自分を応援してくれるかと小豆沢に聞きました。

「うーん、どうかなぁ」

と、意外な答えをする小豆沢。愛梨としてはショックだったことでしょう。

「あれくらいの喧嘩の仲直りできないでファン続ける?自分の推しがそうだったらどう思うよ」

柿崎と殴り合いのケンカをしてましたが、小豆沢はこちらが思っている以上に冷静でした。

そして柿崎も、凛怜のアイドル界での可能性を書いた論文を送信。

それを読んだ凛怜は、まだアイドルをやっていても良いかなと思うようになったのです。

そしてお互いに相手を理解し、悪かったと謝って仲直り。

サニサイは無事活動を続けていくようになったのでした。

残念なことに、この日の愛はハナに公園で待つように言われてそのまま放置!

大人なんですから、どっかで区切り付けましょうよ、愛…。

ハナが言葉を濁した「サニサイにしかないもの」という問いの答えは、「温かすぎるファンの存在」といったところでしょう。

アカペラの歌声が耳に残る

こうして今回の回想話は終了。

ここまで来ても、まだ瓜田(笠原秀幸)が出てきません。

しかし、この解散騒動のあとから、奇妙な出来事が増えていったとか。

瓜田が何かやったのか?

聖護院(澤部佑)は真実を突き止めようとします。

が!テレビの前の私は、まず何があったのかさえ分かんないから余計に気になるわけです!

そんな中、映し出されたのは昏睡状態の瓜田。

だから、いったい何があった!?

そして最後にアカペラで歌う声が。

だいたいそうだ ホントにそうだ すべてがうまくいくわけない

だいたいそうだ なるべくそうだ 後悔だけはしたくないのです

ハナの声なのか?妙に耳について離れません。

『だから私は推しました』第5話あらすじ・ネタバレ感想まとめ

NHKよるドラは全8話。なのであと3話でこのドラマは終わります。

そして1話30分なのに、1時間くらいのボリュームを感じるのです。

それだけ、よるドラはディープなものを書いているのが実感。

で、結局どうして愛が事情徴収を受けているのか、サニサイが結局解散を決めたのかが一向にわからないので、どうかそろそろ本題に入ってほしいところです。

共感するところや苛立つところ、ハナ頑張ったなぁ、愛が変わっていくなど、色々な感情が沸き上がるからこそ次が気になります。

そして予告でちょっと出たのですが、愛とハナの間に亀裂が入りそうな予感。

その一端に、ハナの裏垢や過去が何か関係するのでは?なんて思えて仕方がありません。

そもそもハナ、裏垢とか作ってたんだ…って思いましたからね。

次回はどうなるのか、もうあと3話まとめてやっていいよというくらい、いつも気になって仕方がないです!

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