『どん底作家の人生に幸あれ!』主人公の人生激変シーンが公開!幸せなプロポーズから一転破産に?

『どん底作家の人生に幸あれ!』

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの代表作「デイヴィッド・コパフィールド」を『スターリンの葬送狂騒曲』で世界をブラックな笑いに包みこんだアーマンド・イアヌッチ監督が映画化した話題作「The Personal History of David Copperfield」(原題)が、邦題を『どん底作家の人生に幸あれ!』として2021年1月22日(金)にTOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテほか全国公開されることが決定!

この度、デヴ・パテル演じる主人公のデイヴィッドが愛する令嬢ドーラにプロポーズするという幸せの絶頂から、ティルダ・スウィントン演じる後見人の伯母ベッツィ・トロットウッドから破産を告げられ急転直下、主人公の波乱万丈な半生を象徴する本編シーン映像が解禁となりました!

『どん底作家の人生に幸あれ!』主人公の人生激変シーンが公開!


長年ディケンズのファンを公言する『スターリンの葬送狂騒曲』の鬼才アーマンド・イアヌッチ監督が、めまぐるしく変転する主人公の波乱万丈の半生を、現実の悲壮感をブラックな笑いで包みながら、ウィットに飛んだ数々の台詞と時にファンタジックな映像も交えて、鮮やかな手腕で紡いでいった本作。

今回、解禁となる本編映像は、不遇な過去を忘れ、ロンドンでの新生活を送るデイヴィッドが一目で恋に落ちた令嬢ドーラに意を決してプロポーズしようするシーン。

しかし、ドーラは「率直な話し方は嫌いよ。ジップに喋らせて。」と、なんと愛犬ジップをデイヴィッドに差し出す。

戸惑いながらも声色を変えて犬を片手に「君に会うたび、喜びに酔いしれる」と必死になってロマンティックな言葉を話し始めるデイヴィッドの姿がなんともおかしい!

そして、ポケットにしのばせた指輪を手にして、ひざまずきプロポーズをしようとした瞬間。

下宿先に至急戻るようにと、大家さんからの呼び出しが入ってしまいます。

不安な表情で戻ると、そこには後見人の叔母のベッツィ(ティルダ・スウィントン)とミスター・ディック(ヒュー・ローリー)の姿が。

『どん底作家の人生に幸あれ!』

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

そして、「破滅したの」と驚きの言葉が!

プロポーズという人生の幸せな瞬間から一転、貧しい生活に逆戻りしてしまう主人公デイヴィッドの波乱万丈で数奇な運命を象徴するような場面を、名優デヴ・パテルがユーモアと悲哀たっぷりに演じました。

英国在住のライター・ブレイディみかこさんから絶賛コメントが到着!

2019年、優等生の「ぼく」が通う人種も貧富の差も様々な元・底辺中学校での生活を通し、英国社会の縮図のような日常を描いた『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)で「第73回毎日出版文化賞特別賞受賞」、「第2回Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞」などを受賞したことでも知られるブレイディみかこさん。

昨年末には「VOGUE JAPAN Women of the Year」を大坂なおみさん、小松菜奈さん、田中みな実さん、NiziUらとともに受賞したことでも話題となりました。

今回、本作を公開に先駆けて鑑賞したブレイディさんは、まず「マイケル・ウィンターボトムの映画やモンティ・パイソンが好きな人はきっと気に入るだろう」と語り、さらに英国社会の現状にも照らし合わせながら、「階級を行き来する長い旅路の果てに、主人公が子どもの頃の自分に言う言葉は、コロナ禍という長いトンネルの中にいる私たちにも勇気を与えてくれるものだった。」と本作の中でデイヴィッドが語る言葉を表しています。

ブレイディみかこコメント

古典を大胆な手法で語り直すのは、英国のお家芸だ。

伝統と革新。

彼らの中ではこの2つは矛盾しない。

現代の英国社会の多様性を反映するキャスティングでディケンズの名作を撮り直した本作も、その王道を行っている。

マイケル・ウィンターボトムの映画やモンティ・パイソンが好きな人はきっと気に入るだろう本作は、『スターリンの葬送狂騒曲』のイアヌッチ監督の作品だが、今回はずっとジェントルでやさしい。

ああいう人も、こういう人も、現代の英国にもいるなと思いながら見た。

そして気づいたのである。

「まるでヴィクトリア朝時代に戻ったみたい」と言われるこの格差と貧困の時代に、『デイヴィッド・コッパフィールド』を撮り直すことそれ自体が、たいそうシャープな皮肉ではないかと。

階級を行き来する長い旅路の果てに、主人公が子どもの頃の自分に言う言葉は、コロナ禍という長いトンネルの中にいる私たちにも勇気を与えてくれるものだった。

混沌とする状況の今だからこそ、まさに観るべき本作をどうぞお見逃しなく!

『どん底作家の人生に幸あれ!』作品情報

『どん底作家の人生に幸あれ!』公開初日決定!ポスターと場面写真解禁!

(c)2019 Dickensian Pictures, LLC and Channel Four Television Corporation

監督:アーマンド・イアヌッチ『スターリンの葬送狂騒曲』
原作:「デイヴィッド・コパフィールド」チャールズ・ディケンズ著(新潮文庫刊、岩波文庫刊)
出演:デヴ・パテル、ピーター・キャパルディ、ヒュー・ローリー、ティルダ・スウィントン、ベン・ウィショー
原題:The Personal History of David Copperfield
字幕翻訳:松浦美奈
公式サイトgaga.ne.jp/donzokosakka
2019年/イギリス・アメリカ/シネスコ/5.1chデジタル/120分

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『どん底作家の人生に幸あれ!』は2021年1月22日(金)TOHOシネマズ シャンテ、シネマカリテ他、全国順次ロードショーです!

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