ドキュメンタリー映画は自分の知らない世界を見せてくれるほか、こんな人もいるのか!こんな経験しているのかぁ、などと自分にも新しい価値観や考えを与えてくれます。
今回は「自分が好きなジャンル」「自分が知らないジャンル」の2つの基準から選んだおすすめドキュメンタリー映画を紹介します!
目次
ドキュメンタリー映画おすすめ10選
『ファッションが教えてくれること』
- アナ・ウィンターの仕事ぶりが見れる
- VOGUE編集部と他の仕事の何が違うのかがよくわかる
『ファッションが教えてくれること』は誰もが知っているファッション誌VOGUEのUK版の編集長を務めるアナ・ウィンターのドキュメンタリーです。
ファッション誌では1番重要と言われている9月号にフォーカスし、アナ・ウィンターを初め彼女の周りで躍起に動くVOGUE編集部のスタッフ、ファッション関係者の人々に密着して9月号が完成するまでを追っているリアルワーキングストーリーです。
Rummy
また、アナウィンターよりも存在感抜群でこの映画に欠かせない人といえば、なんと言っても彼女の右腕とも表されるエディターのグレイス・コンディントンです。
彼女の雑誌の1ページ1ページに対する職人気質な作り手側の仕事や気持ちは、モノづくりに関わる全ての人に取って大切な何かを教えてくれます。
Rummy
彼女たちの少ない言葉から発せられる言葉、「ありのままのあなたに意味がある、完璧な人ばかりじゃないのよ」だとか「ファッションは常に前を見ることだ」とか「いつでも目を開けていろ、目に映るあらゆるものがインスピレーションを与えてくれるから」などと言った名言も今の時代に悩める女子にはありがたいお言葉でした。
おしゃれに興味がある人も無い人も、見終わった後には必ず自分のワードローブを見返してどこかにおしゃれして出かけたくなる映画です。
『ホームレス ニューヨークと寝た男』
- マークのイケメンぶり
- マークがホームレスになった理由とは
- 自分もニューヨークにいる気分になれる
『ホームレス ニューヨークと寝た男』は、以前はファッションモデルとして活躍し、今はファッションウィークやモデルを撮影するフォトグラファーやエキストラ俳優として日銭を稼ぐマーク・レイという中年男性が、ニューヨークのアパートの屋上の片隅で野宿をしながら生活している様子を追うリアルライフドキュメンタリーです。
自分は好きなように生きている、今が楽しいと言いながらとてつもなく悲壮感と哀愁が漂うイケメンおじさんの気持ちがジンワリ響いてくる映画です。
頑張れば普通の家に暮らせそうで部屋を貸してくれる友達もいるのに、中々他人を受け入れられず自分自身にも変なフィルターをかけて道化のように人と接する彼の姿を見ていると、変なプライド捨てちゃえば良いのにな、とかもっと人を信用して自分らしくあればいいのになと切なくなってきます。
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でもその、言いたくないことは言わなくてもいいんですよと監督が見守っている感じがして、最後にはその優しさがイケメンおじさんにもそして見ている側にもジーンときます。
監督にも最初は俺ってこんな奴だからよろしく、みたいな感じでホームレスであることも楽しんでいますっていう雰囲気ですが、密着していくうちに自分の弱さをちょっとずつ見せてくるイケメンおじさんにホロッときます。
Rummy
ニューヨークの街を歩いているような、そんな気分にもなれます。
見終わった後は自分の弱さに甘えることの大切さからよし、頑張ろうと謎に前向きになるような映画です。
『ジム&アンディ』
- 今と昔で全然違うジムキャリーに注目
- ジムキャリーの役作りについて徹底検証
- 力を出し切った俳優の演技をもう一度見たくなる
『ジム&アンディ』はマスクやエターナルサンシャインなど幅広い役柄をこなしてきたジム・キャリーが、映画『マン・オン・ザ・ムーン』で実在したコメディアンであるアンディ・カウフマンを演じるにあたり、撮影現場に密着した当時の様子を本人が振り返りながら彼の人生や思うことを語るドキュメンタリー映画です。
精神的にも肉体的にもまるでアンディ・カウフマンが憑依してしまったかのようなジム・キャリーに密着した当時の映像は、映画配給会社からジム・キャリーのイメージが悪くなるとお蔵入りになるほど今までのジム・キャリーとは全く異なる雰囲気で衝撃的。
日本でもコメディ俳優として知られるジム・キャリーの、ヒゲぼうぼうで痩せていてなんか吹っ切れている感じの現在の姿に最初は驚きます。
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これを見た後は、『マン・オン・ザ・ムーン』をはじめ、ジム・キャリーの作品を見たくなること間違いなしです!
『AMY エイミー』
- 本当のエイミー・ワインハウスを見られる
- エイミー・ワインハウスの恋愛も描かれる
- エイミー・ワインハウスの音楽に秘められた思いとは
27歳という若さで死去してしまったイギリスの歌手エイミー・ワインハウスの生涯を描いたドキュメンタリー映画『AMY エイミー』。
彼女の生い立ちからデビュー、そして数々の奇行の理由そして恋愛、音楽制作に至るまでの人生とキャリアを振り返っている映画です。
彼女と彼女の周りにいた友達や家族・仕事仲間を通して、彼女の本当の姿や音楽に対する思いを感じることができます。
日本では独特のファッションと破天荒ぶりでも人気を集めたエイミーの他にはいない圧倒的な歌唱力と独特のサウンドの影に見えかくれする闇について知ることができる、エイミーの音楽が好きなら絶対に見てほしい映画です。
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見た後にまた彼女の音楽を聴き直して、彼女の想いに触れることができました。
『RBG 最強の85歳』
- ルース・ベイダー・ギングスバーグの人柄、功績が知れる
- 彼女の生き方から学べるヒントがある
『RBG 最強の85歳』はアメリカで尊敬される女性としてアメリカ人なら知らない人はいない、アメリカ最高裁の判事ルース・ベイダー・ギンズバーグの今までの活躍からこれからまでを追ったドキュメンタリー映画です。
2020年に死去する87歳までアメリカの最高裁判事として活躍し、女性が活躍することが厳しかった時代に性差別に対して向き合い、少数派の意見に対して冷静にそして力強く真摯に向き合う姿を、彼女の家族や周りの人々のインタビューを通して映し出す本作は彼女の魅力を余すことなくとらえています。
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社会や生活のあらゆる面で男性と異なる扱いを受けた時代に、クレイジーなのは女性ではなく社会だ、と“女性として”というより“人として”どうあるべきかを考え真摯に物事に取り組む彼女の姿には、今の時代にも学べることがとても多いです。
「議論に勝つには大声を出さない」という孫へのアドバイスも然り、彼女の生き方には“淑女であれ”という精神が刻まれており、あの小柄な風貌からの言葉の発し方・仕草からも女性らしさを感じる部分も魅力的です。
また夫であるマーティンの献身的な愛情やマーティンに対する彼女の愛を見ていると、ドキュメンタリーというよりラブストーリーのような温かい気持ちになります。
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『ビクラムの正体:ヨガ、教祖、プレデター』
- ビクラム・チョードリーとはどんな人物?
- ビクラム・チョードリーがアメリカを離れた理由とは?
- なぜ人々はビクラム・チョードリーに心酔するのか?
『ビクラムの正体:ヨガ、教祖、プレデター』は、ビクラムヨガという名前のもと、ホットヨガの創設者としてアメリカでヨガの一大ブームを巻き起こしたインド人ビクラム・チョードリーの成功と闇を描くドキュメンタリーです。
圧倒的なカリスマ性を持ち多くの生徒の心を鷲掴みにするもはや教祖的存在のビクラムが、なぜアメリカに居られなくなったのか、その一風変わった出立ちから真実を探る映画です。
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“闇”といってもヨガなどをしている人にはありがちの「やっぱりそれな」的な闇なので安心して見ることができます。
しかしながら、性被害にあった人がいるのにあくまで今回の事件は民事裁判として処理するアメリカの司法制度もよく分からない上に、今もなお別の国々で活動して事件が明らかになった今もなお熱狂的なファンもいる“変な奴代表”のビクラム氏の謎も気になります。
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『ラスト・シャーマン』
- 鬱な気分の時にディープな世界に浸ってみたくなる
- シャーマンとはなんぞや
- 彼が旅を通して得たものは何だったのか、最後にはハッピーエンドが待っているのか
『ラスト・シャーマン』は、両親ともに医者という環境に生まれ自分も優秀で有名大学に進学した途端自分が何者なのか分からず鬱になり化学治療をするも自分を見失い自殺しようとするくらいまで追い込まれた青年が、これではいけないと奮起し家族の心配をよそにアマゾンに行き、出会ったシャーマンを通して自分を取り戻していくドキュメンタリー映画です。
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誰かを愛し誰かから愛されたいのに、そんな感情さえ無くなるこの気持ちを引きずりながら“普通の毎日”を過ごしていくことは辛いのですが、そんなダークサイドにいる時の自分とこの青年の何かを変えたいともがく姿を合わせながらこの映画を見ると、怪しげなシャーマンや、見えない何かにすがりたくなる気持ちに共感できます。
映画の中では商売目的のシャーマンから純粋に人を助けたいと思うシャーマン・自称シャーマンなど、あらゆるシャーマンが登場します。
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『カサブランカス 美女を愛した男』
- モデル事務所のエリートがなぜ有名になったのか
- ジョン・カサブランカスの魅力的な人となり
- モデルが仕事として確立された歴史が知られる
『カサブランカス 美女を愛した男』は、モデルエージェント業界で有名なエリートの創始者ジョン・カサブランカスの人生を追ったドキュメンタリー映画です。
この人がいなければ“スーパーモデル”という言葉は出てこなかったであろうし、モデル=セレブリティの象徴にはなれなかったであろう、モデル業界に旋風を巻き起こした人物のビジネスにおける情熱を映し出した映画です。
ジョン・カサブランカスの風貌や彼の生い立ちを振り返る映画で、初めは生まれも育ちも良いだけのただただ女好きのドラ息子じゃないかと思うのですが、見ていくうちにその“女好き”もいわば才能のうちで“女好き”だからこそどう女性を魅力的に見せて皆に興味を持たせればいいのかが分かっていたのではないかと思えます。
モデルという職業の立ち位置を確立させたビジネスにおける彼の情熱もしっかり伝わってきました。
Rummy
ファッション業界に身を置く人からすれば、女好きのおっさんでは片づけられない感謝の気持ちも生まれますし、ファッションに疎い人でも見れば自分のやりたいことをどう動かしていけばいいのか、ビジネスのHOW TOもわかる映画です。
『フォックスキャッチャー 事件の裏側』
- 映画『フォックスキャッチャー』の裏側が知れる
- ジョン・デュポン氏のことをより深く知れる
アメリカのデュポン財閥の御曹司ジョン・デュポン氏が、自ら立ち上げたレスリングチームに所属する選手を射殺した事件がどうして起こったのかを追うドキュメンタリー映画です。
ジョン・デュポン氏の生い立ちや人物像を、当時の関係者のインタビューや当時の様子が記録されているホームビデオから紐解くミステリアスで怪奇なドキュメント。
アメリカ屈指の財閥に生まれたのに、お金以外何もない男ジョン・デュポン氏と、彼がお金以外何もないわけじゃないと証明したかったかのように情熱を注いだレスリングとその関係者に関わる人間ドラマでした。
愛はお金では買えないとよく言いますが、ジョン・デュポン氏を見ていると本当にその通りで、彼自身も人を信用せず闇の中にずっといるがゆえに、周りからも薄気味悪いと思われていたようです。
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ジョンとは全く正反対の太陽のような存在であるレスリング金メダリストのデイブ・シュルツに嫉妬して凶行に及んだのか、自分のことをお金ではなく初めて人柄を見て接してくれたデイブの愛に触れたことに戸惑ったのか、色んな視点からなぜ射殺事件が起こってしまったのかを掘り下げています。
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『レディー・ガガ Five Foot Two』
- レディーガガの魅力満載
- アルバム制作の裏話やストーリーが知れる
- レディーガガがとにかく好きな人におすすめです
『レディー・ガガ Five Foot Two』は音楽業界でその個性的なファッションとパフォーマンスで圧倒的人気を誇るレディー・ガガが、2016年に自分の新境地となるアルバムをリリースし、スーパーボウルのハーフタイムショーの制作に挑むまでを追うドキュメンタリーです。
レディー・ガガの音楽に対する情熱や、1人の女性としてキャリアを確立させるまでの苦悩がガンガン伝わるドキュメンタリー映画です。
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人並みに恋愛をして仕事で成功するたびに恋愛がダメになるのよね、と嘆いてとてつもない孤独感に打ちひしがれている姿を見ていると、あ、レディーガガも普通の女性なんだ、私とおんなじだ、と共感できます。
Rummy
2020年に誘拐に遭ってしまった愛犬が時折現れるところや、ファッションにも注目です。
ドキュメンタリー映画おすすめ10選まとめ
ドキュメンタリーは自分とは全く関係ない世界や人の話なのに、なぜか共感できたりすると同時に全く新しい世界を見せてくれる非常にリアリティのあるジャンルだと思います。
今回自分が好きな音楽やファッションにまつわる好きなジャンルと、全く興味を持てそうにないシャーマンやヨガなど自分が知らない怪しいジャンルに絞ってまとめて見ましたが、どちらにせよドキュメンタリーは奥深いです。
これからも色んな視点でご紹介できればと思います!
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