『ドクターX』第6シリーズ1話あらすじ・ネタバレ感想!大門未知子「いたしません」ブレない女の闘いが再び!

ドラマ『ドクターX』第6シリーズ1話あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』公式ページ

テレ朝木曜21時の枠と言えば!というほど根強い人気を持つドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』の新シリーズ!

その人気は、主人公・大門未知子(米倉涼子)のブレなさと、どんな難しいオペであっても絶対に助けるという意思にあります。

医師免許が必要なこと以外「いたしません」を貫いてきた未知子なのですが、そんな彼女に今回は味方が!?

この第6シーズンに登場する、市村正親さん演じるコストカッターのニコラス丹下は、未知子とどうかかわっていくのかが非常に楽しみです。

また、逮捕されても、部長の座を追われても出てくる蛭間(西田敏行)や海老名(遠藤憲一)の存在感も健在。

私個人としては、神原晶(岸部一徳)の華麗なステップがまた見られることが嬉しいです。

▼動画の無料視聴はこちら▼

『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話あらすじ

人里離れた山奥に“ポツン”と建つ一軒家――

道に迷い、お腹を空かせて山を歩き回っていたフリーランスの天才外科医・大門未知子(米倉涼子)は、そこでニコラス丹下(市村正親)という日系二世のブラジル人と出会う。

ニコラス丹下の手料理を食べながら意気投合したふたりだったが、まさかその後、まったく別の形で再会することになるとは、そのときは知る由もなかった…。

ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話あらすじ①

その頃、蛭間重勝(西田敏行)率いる「東帝大学病院」は空前の財政危機に瀕していた。

苦境を脱するため、蛭間が打ち出した秘策は「海外医療ファンドからの300億円出資」。

「東帝大学病院」が誇る最新医療に投資するファンドのマネージャーを招聘することを決定する!

ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話あらすじ②

2カ月後――。

蛭間たちが迎え出る車から降りてきた男は、なんと丹下だった!

実はニコラス丹下の正体は医師免許も持つ海外投資ファンドのマネージャー。

冷徹なまでに赤字部門を切り捨て、企業再生を図っていくことから「今世紀最大のコストカッター」と呼ばれ恐れられている人物だったのだ。

さっそくニコラス丹下は『東帝大学病院リバースプラン2020』を提示。

ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話あらすじ③

附属病院の統廃合、医師・スタッフのリストラ断行に加え、業務の合理化を推進する新部門を設立し、そこに次世代インテリジェンス手術担当外科部長として潮一摩(ユースケ・サンタマリア)、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長として浜地真理(清水ミチコ)を呼び寄せ、次世代超低侵襲外科治療担当部長に加地秀樹(勝村政信)を昇格させることを発表する。

さらに、その場に未知子も現れたことで、蛭間や海老名敬(遠藤憲一)ら「東帝大学病院」の医師たちは騒然。

未知子の「ニコタンに雇われた」という言葉通り、ニコラス丹下は未知子を「理想の外科医だ!」と絶賛し…!?

「東帝大学病院」内の不採算部門清算に取り掛かったニコラス丹下は、病院の食堂に着目。

ドラマ『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話あらすじ④

そんな中、食堂のおばちゃん・岩田一子(松坂慶子)が突然胸の痛みを訴える。

そこに居合わせた未知子が検査に連れていくと、肺塞栓症の疑いが…。

もっとよく検査をしたいと考える未知子だったが、ニコラス丹下が導入したAIシステムにより、一子は勝手に手術台にあげられてしまい…!?
出典:『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』公式ページ

【ネタバレ】『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話の感想

ニコラス丹下(市村正親)のオファーにより、大門未知子(米倉涼子)再び東帝大学病院でメスを握る

過去シーズンではついに自分のオペの指示書を残し、最終的には日本から姿を消していた大門未知子(米倉涼子)ですが、そう簡単に死にません。

秘湯をさがし、人里離れた山の中で道に迷っていたところ、そこに住むニコラス丹下(市村正親)と出会うところから、物語はスタートしました。

ブラックバスを釣りあげ、それを料理し、日本の魚の危機を救おうとする丹下。

未知子としてはご飯にありつければOKという具合です。捌くのは失敗しないから食べさせてという交渉の仕方も未知子らしい。

そのあと、丹下の右腕である鮫島(武田真治)の緊急オペをしたことで、未知子はニコラスにその腕を認められました。

最初は病院外で出会い、後からその人が未知子を東帝大学病院にフリーランスの外科医として雇い入れるスタイルは変わりませんね。

にしても、岩に潰された腕の壊死を回避するため、斧で腕を切り落とし、病院で接合し元通りにするというこの未知子の神業。ブラックジャックでしか見たことがありません。

第6シーズンまでくると、ここまで大胆なこともしちゃうんですね。

未知子が働く際にやるお決まりの勤務事項についての確認もきっちりやるのですが、長年未知子を知る原(鈴木浩介)や加地(勝村政信)からすれば、耳にタコ。

医師免許が必要なこと以外は「いたしません」という曲がらないところが未知子の魅力。

今まではよろしくと握手する手を差し出しても、「いたしません」と言って避けます。

しかし今回現れた丹下にいたっては、美味しい料理を作り、患者や働く人たちのことを考えていると感じた未知子は「いたしません」じゃなく「よろしく」と言って握手。

未知子が対等と認めたということなんでしょう。

よく考えれば、新副委員長である丹下の方が立場が上なんですがね。

ニコラス丹下(市村正親)の改革

東帝大病院の権威は地に落ち、今や多額の負債を抱えるほどの危機的状況に陥っています。

これもすべて、委員長の蛭間(西田敏行)がやらかした数々の失態や、それを未知子にかき回されまくった結果だといえるのですが、とにかくピンチです。

そこで蛭間が招き入れたのが、会社を立て直す救世主・ニコラス丹下。

別名、今世紀最大のコストカッターと呼ばれている男で、丹下が副委員長の席に着くと病院内の無駄と思われるものを片っ端から削除していこうとします。

一般外来を極限まで減らし、予約制にしたり、4人部屋の病室には6人は入れるようにしたり、食堂や医療スタッフの無駄も省きます。

『白い巨塔』名物の医院長回診も無駄と判断!これは正しいかもしれませんね(笑)

そのせいもあり、北海道摩周湖39分院を含めた複数の病院が廃止。

院長の海老名(遠藤憲一)は居場所をなくし、一般外科医としてなんとか東帝大学病院に居残ります。

さらに、医師1人の売り上げを平均3500万から1億にまで引き上げることを目的とし、休憩時間を極力カット。

次々とオペをするよう指示をします。完全なる効率優先の改革。

こんなのをこなすことができるのは趣味オペ、特技オペの未知子だけです。

そんな経緯もあり、ニコラスはとにかく未知子に期待し、他のスタッフにもこのペースを強要。

これ、絶対に後で悪い方向に進むよなぁとわかります。

AIよりも未知子(米倉涼子)を信じれば「失敗しないので」

丹下が新副委員長として就任したことで、丹下の息がかかっている医師が次々と入ってきました。

次世代インテリジェンス手術担当外科部長の潮一摩(ユースケ・サンタマリア)、次世代がんゲノム・腫瘍内科部長の浜地真理(清水ミチコ)、次世代超低侵襲外科治療担当部長の加地秀樹…って、未知子を「デーモン」と呼ぶ腹腔鏡の魔術師は、また金と権力を選んで帰ってきた感じです。

この人にいたっては、本当に丹下派か?なんて疑問を抱きます。

さらにAIシステムを活用した外科治療を得意とする村崎公彦(藤森慎吾)は、今回の患者である食堂のおばちゃん・岩田一子(松坂慶子)をAIで診察し、肺塞栓症と診断したAIのシステムに従うがままにオペをするのですが、未知子の見解とは大きく違い岩田はさらに容態を悪化。

めまいを訴えた岩田に対し未知子は詳しい検査をするよう指示しますが、丹下の言葉を信じた岩田はすぐに手術をし、肋骨の下にある腫瘍を見落としたのです。

一方未知子は、岩田がずっと腕に痛みを持っているような動きをしていたことを見落としませんでした。

誰の目から見ても完治は難しく、年のせいもあって内科療法に切り替える流れになるのですが、自分が切れば完治させられると未知子は言います。

丹下からは、オペをする際の条件としてAIの指示に従うように言われる未知子。

承諾はしますが、まぁ実際にオペをしてそれを守るわけがありません。

肺の奥にもう一つの症状を見つけた未知子は、途中からAIの指示に対して言いました。

「いたしません」

これでこそ未知子です。第2助手が止めようとすれば使えないから交代と言いますし、看護師が改革の多忙さに付いて行けず不眠状態だとわかると、交代を言い渡します。

丹下もオペをミスすれば多額の損害が出ると言って止めようとしますが、止めるわけがありません。

「私、失敗しないので」

この一言を告げてオペを続行。無事に成功させたことで、岩田は一命をとりとめました。

最新医療のAIのデーターにない手術だったと潮は丹下に説明をするのですが、どうであれAIのデーターでは未知子の経験と技術には敵わないのです。

丹下(市村正親)もやっぱりみんなと同じとわかると、未知子(米倉涼子)は握手を拒否。一匹狼の闘いがまた始まる

オペを成功させたことはプラスのことであるはずなのですが、それをやったのが最新医療技術のAIではなく未知こだということが問題と捉える東帝大学病院。

まぁ、これもいつものことですね。

そして丹下は、未知子を手懐け病院再建のための大事なピースにしようとしていました。

そのためにも、まずカットしなくてはいけない存在の排除に動きます。

AIの落札額の操作をしたことが警察に知られたことで、蛭間は逮捕。

蛭間は無実だと言ってベラベラと余計なことをしゃべり倒した海老名も連行されていき、空いた委員長席には丹下が座り、実権を握るのです。

そして手術が終わると、神原(岸部一徳)がメロンと多額の請求書を持ってくるのですが、丹下は損害賠償として未知子の報酬以上の額の請求書を出してきました。

今回はいい人かもしれないと思いもしましたが、やっぱり患者の命より権威が大事な人間だとわかると、未知子は丹下の握手を拒否したのです。

やっぱり未知子はこうでなきゃ!

『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』第6シリーズ1話まとめ

パターンは変わらないので、もういい加減飽きられるのでは?なんて思うこともありますが、未知子が権威に屈せずどこまでも患者の命が最優先、医療の現場で失敗など許されないという意思を持って向き合う姿が変わらないからこそ面白いんです。

逆に権力を大事にしている蛭間は逮捕されちゃいましたし、その権力になんとしてでも縋りつこうと頑張る海老名は降格した上に一緒に警察へGOとなりました。

つまり今回は丹下と未知子のバトルになりそうなのですが、彼が連れて来た医師たちも曲者ぞろいです。

未知子がこの3ヶ月でどうやって権威と闘っていくことになるのかが非常に楽しみです。

とりあえず、未知子の経験はAIを遥かに超えているということがわかりました。

▼動画の無料視聴はこちら▼

▼次回第2話も続けて読む▼