こんなはずじゃなかった…意図せず思ってもみない状況を招くことってないですか?
ダイ21話「そうめんとアラモサウルス」では、超ビビりだけど穏やかな性格の草食恐竜・アラモサウルスが自らの“優しさ”に足元をすくわれてしまうという切ないストーリー。
1ついえることは“食欲のない肉食恐竜に情けは禁物”ってこと!
何ともいえないバットエンドから学べることも多いんです。
目次
アニメ『 ダイナ荘びより』前回第20話のあらすじと振り返り
この日、ティラノサウルス(松重豊)はルンルンスキップでお出掛け中!
尊敬するワニ先輩とファミレスで待ち合わせしているからご機嫌です。
合流すると、会えた嬉しさで最近の自らの近況を弾丸トークするティラノ。
クールに話題をスルーしたワニ先輩は「話って何?」と話を軌道修正します。
ティラノがワニ先輩に聞きたかったことはただ1つ…「どうやって絶滅を免れたの?」でした。
「ありのままの俺でいるだけで、別に何もしなかった」とワニ先輩。
それだけ言うと先輩は、2人分のドリンクバー代を置いて颯爽と席を立ちます。
去りゆく背中にお礼を告げながら、偉大な先輩への憧れをより強くしたティラノでした。
【ネタバレあり】アニメ『ダイナ荘びより』第21話あらすじと感想
黄昏る肉食恐竜にはご用心!ティラノサウルス(松重豊)の食欲不振。
夕暮れ。大きな道路にかかる歩道橋にぽつんと佇む恐竜が1匹。
ティラノサウルス(松重豊)が、道路を見下ろしながら特大のため息をついています。
時折横断歩道のメロディーが流れる中、なんだか重たい空気が漂います。
そこへ、不運にも通りかかった恐竜が…アラモサウルス(荒木宏文)です。
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全てすれ違い直後にアラモが捕食されてしまうという結果に…今回はいかに!
いつも心の中で唱えていた願いを、今度ばかりははっきりと口に出しながらティラノとすれ違うアラモ。
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あまりにあっさりと通過できてしまったアラモは、拍子抜けして立ち止まります。
4度目の正直…アラモサウルス(荒木宏文)、すれ違い成功か!?
宿敵ティラノの動向が気になったアラモが振り返って見ると、いつも牙をむき出しにして怖い印象の彼が元気なさ気でなにやらおかしい。
「あの…(僕を)食べないんですか?」と、思わずアラモは声をかけてしまいます。
「最近、食欲なくて…」とティラノ。
その様子は肉食恐竜らしからず、覇気が無く弱々しいのです。
怖さよりも、心配する気持ちが勝ってしまったアラモは「最後に食べたのはいつですか?」とやりとりを続けます。
ティラノは「3日前にそうめん食べたかな…」と食べた記憶もおぼろげな感じで、ため息混じりに答えます。
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穏やかな時間が流れます。
「肉食なのに、結構軽めの食事だったんですね。体大丈夫ですか?」
「食欲ないし、疲れやすいんだよね…」と深刻そうに話すティラノ。
もはやティラノに対する恐怖心などどこかへ飛んでしまったアラモ。
優しいアラモは、敵であるティラノの身を案じます。
「…じゃあ、お肉とかは食べてないんですか?」
アラモが1歩踏み込んだ話題を提示した直後!
「えっ?」と声を漏らしたティラノが、アラモを凝視し始めます。
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アラモ逃げてー!
ティラノサウルス(松重豊)、ふいに肉食の本能が疼きだす!!
じわりじわり…アラモとの距離を詰めはじめたティラノ。
彼の脳裏では、先週日曜にBBQで肉を食べた美味しい記憶が生々しく呼び起こされていきます。
「この時期のBBQ最高だよねー!」
そう、ティラノが呟いた瞬間でした…彼のお腹が「ゴォー!」という低い音を鳴らしたのは!
その音がすぐそばのアラモにも届きます。
アラモは怯えた表情になり、危機感を感じて恐怖で固まりはじめた足でわずかに後ずさり。
逃げる間なく、ティラノはいつもの“牙むき出しの捕食者”と変貌!
「…なんで聞いちゃったんだろ」ボソッとアラモの後悔の念が聞こえます。
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トリケラトプス(田中要次)とステノニコサウルス(バイきんぐ小峠英二)が夜ごはんを食べている横でティラノが眠っています。
「まだ食欲ないのかな?」と心配するステノニコ。
ティラノは夕方にたらふく食べて満腹状態で眠いことを、彼は知る由もありません。
アニメ『ダイナ荘びより』の次回に期待するもの
“人の情けは為ならず”ということわざ通りならば、アラモにもきっといいことあるはず!
油断できない弱肉強食の恐竜界。いつの時代も、生きているもの同士の摩擦は生じてしまうもの。彼らのストーリーは人間界の“油断ならない人間関係”にも通じるものが…ときには、スルーするのも大事ってことかもしれません。
ツイッターでは3日前にティラノが食べたと言っていた“流しそうめん”姿が投稿されていました。流しそうめんの正解を導き出したティラノは、可愛くて憎めないなと思わされちゃいました。