ディズニーヴィランズのその後を描く、ディズニーチャンネルの映画。
ミュージカル映画らしく、耳に残る歌と色とりどりな衣装が魅力的です。
「親と子は違う」というメッセージも込められた映画でした。
- ヴィランズの子供という設定が面白い
- ティーンらしい衣装、歌も魅力的!
- 「親と子」という意外性のあるメッセージが印象的
それでは、『ディセンダント』をネタバレありでご紹介します。
目次
映画『ディセンダント』作品情報
作品名 | ディセンダント |
公開日 | 2015年12月18日 |
上映時間 | 112分 |
監督 | ケニー・オルテガ |
脚本 | ジョーサン・マクギボン サラ・パリオット |
出演者 | ダブ・キャメロン クリスティン・チェノウェス ソフィア・カーソン キャシー・ナジミー ブーブー・スチュワート キャメロン・ボイス ウェンディ・ラクエル・ロビンソン ミッチェル・ホープ ダン・ペイン キーガン・コナー・トレイシー ブレンナ・ダミーコ メラニー・パクソン ジェディダイア・グッドエイカー サラ・ジェフリー ダイアン・ドーン ザッカリー・ギブソン |
音楽 | ウォルト・ディズニーレーベル |
【ネタバレ】映画『ディセンダント』あらすじ
ヴィランズの子供たちの登場
ディズニーの王様やプリンセスが住む国オラドン。
『美女と野獣』のベル(キーガン・コナー・トレイシー)とビースト(ダン・ペイン)の息子ベン(ミッチェル・ホープ)は王になるため、戴冠式を控えていました。
ベンには、王になったらまず初めにやりたいことがありました。
それは、離れたロスト島にいるヴィランズの子供たちを招くことです。
ヴィランズとは、クルエラ・デ・ビル(ウェンディ・ラクエル・ロビンソン)、ジャファー(マズ・ジョブラニ)、イーブルクイーン(キャシー・ナジミー)、マレフィセント(クリスティン・チェノウェス)のことでした。
手のつけられない悪者たちですが、ベンは「子供たちには、罪はない」と言います。
ロスト島ではクルエラ・デ・ビルの息子カルロス(キャメロン・ボイス)、ジャファーの息子ジェイ(ブーブー・スチュワート)、イーブルクイーンの娘イヴィ(ソフィア・カーソン)、マレフィセントの娘マル(ダブ・キャメロン)が島中で暴れていました。
そこへマレフィセントが現れ、4人にオラドンへ転校すると伝えます。
マレフィセントは、4人にある命令をしました。
「フェアリーゴットマザー(メラニー・パクソン)の魔法の杖を奪い、オラドンを乗っ取れ」
オラドンに到着した4人は、王子ベンとその恋人オードリー(サラ・ジェフリー)に迎えられます。
その夜、杖を奪うために博物館へ侵入する4人。
4人は、自分たちの親ヴィランズの像が飾ってある部屋を発見します。
マルが見入っていると、マレフィセントの像がマルに歌いながら語り掛けてきました。
マレフィセントの言葉を聞いたマルは、悪が本当に正しいのか分からなくなります。
ついに魔法の杖を見つけた4人は、杖を奪おうとしますが失敗するのでした。
揺れる心
そんな中、オラドンでの学校生活が始まります。
フェアリーゴットマザーの娘ジェーン(ブレンナ・ダミーコ)に取り入ろうとするマル。
おびえるジェーンですが、マルが髪型を変える魔法を使ってあげたことで仲良くなります。
ジェイはトーニーという部活に入り、カルロスは犬への恐怖心を克服。
イヴィはチャドというボーイフレンドができたりと、オラドンでの生活に慣れ始めます。
イヴィはクラスメイトに、戴冠式で魔法の杖を使うということを聞きます。
話を聞いたマルが戴冠式のことをベンに尋ねると、ベンはフェアリーゴットマザーの近くの最前列に座れるのはベンと恋人だけだと答えました。
そこでマルはベンの恋人になることを企み、恋の魔法がかかったクッキーをベンにあげます。
すると、トーニーの試合の途中にベンがマルに告白をしてしまいます。
初デートで、ベンとピクニックに行くマル。
デート中、ベンは自分が王にふさわしいのかわからないと話します。
そして、マルに「親と子は同じじゃない。悪い子じゃない、目を見ればわかる」と告げるのでした。
再びマルは、自分が正しいことをしているのか、ベンと上手くやっていけるのか分からなくなります。
翌日、湖で泳ぐベン。
「君を好きだって言っただろう?君はどうなの?僕のこと好き?」とマルに聞きます。
ですが、マルは「好き」というものがわからないのです。
そんな中、計画はどんどんと進みました。
そして、恋の魔法を解く方法も。
ですが、ジェイはトーニーを続けたいし、カルロスは犬と一緒にいたいし、イヴィはもっと勉強を頑張りたいと思い始めていました。
両親にマルを紹介するベン。
ベルとビーストは、困惑した様子を見せました。
続けてマルは『眠れる森の美女』のオーロラ姫の母と会うことに。
オーロラの母は、マレフィセントのことでマルを責めます。
チャドもヴィランズのことを悪く言い始めました。
王国の中でヴィランズの印象は悪くなり「こうなったのはお前のせいだ」と、ビーストはベンを責めるのでした。
それでもベンは4人に優しくしますが、他のオラドンの子たちは態度が急変してしまいます。
真実の愛
そんな中、行われた戴冠式。
マルは、ベンに魔法が解けるクッキーを渡しました。
「後で食べて」と言いますが、すぐにベンは食べてしまいます。
「魔法が解ける!」と焦るマル。
ですが、「恋の呪文が解けるまでもう少しかかる」と言うベン。
魔法をかけられたことを、ベンは知っていたようなのです。
魔法は、湖をベンが泳いだ時に解けていました。
ベンは「好きなふりなんかじゃない」と言います。
ついに、フェアリーゴットマザーの杖が登場。
杖で祝福され、オラドンの王となったベン。
杖はマルの目の前にありました。
すると、誰かが杖を奪います。
ジェーンでした。
「私、キレイになりたいの!」と言って杖を振り回すジェーン。
杖を奪うマル。
「仕方ないのよ!親が…」と言うマルに対して、ベンは「親になんと言われようと、決めるのは君だ」と言いました。
「私たちは親とは違う。ベンと一緒に居たい」と仲間に言うマル。
4人が団結した瞬間、ロスト島にかけられていたバリアが外れマレフィセントが現れます。
ベンからもらった指輪をマルから奪うマレフィセント。
マルは、母であるマレフィセントと口論を始めるのでした。
「愛なんてお前には必要ない!」とひどいことを言うマレフィセント。
マレフィセントはドラゴンに変身し、4人を襲い始めます。
マルはイヴィ、カルロス、ジェイと団結し、マレフィセントを小さなトカゲに変身させました。
ミルトモ 編集部
こうして、一件落着。
オラドンの子たちとも再び仲良くなり、パーティに繰り出す一行。
晴れてマルは、ベンと結ばれます。
マルの「こんな結末、想像できた?」の一言があり、物語は幕を閉じます。
【ネタバレ】映画『ディセンダント』感想
耳に残る歌と印象的なダンス
ミュージカル映画ということで、歌やダンスも『ディセンダント』の魅力です。
冒頭で歌われる「ロッテン・トゥ・ザ・コア」はメインの曲で、ヴィランズの世界感を盛り上げました。
アクション的な動きもあり、かなり躍動感のある曲となっていました。
ミルトモ 編集部
深いメッセージがあった!
4人の主要人物たちは、親の期待通りに悪いことをして野望を成し遂げたい気持ちがある一方で、オラドンの生活に慣れることで、自分たちがやっていることは正しいことなのか分からなくなっていきます。
そして、それぞれ好きなこと、目標などもできて更生していきました。
ミルトモ 編集部
2つのトゥルーラブ
魔法のかかったクッキーを食べさせられたベンですが、実はとっくに魔法は解けており、それでも「マルが好きだ」と言うところが、今作のロマンスシーンでした。
また戴冠式で杖を奪ったジェーンを魔法でキレイにしなかったのは、真実の愛を探しなさいということでしょうか?
ミルトモ 編集部
映画『ディセンダント』あらすじ・ネタバレ感想まとめ
ヴィランズのその後と、その子供たちの物語ということで、注目度が高く大人気の『ディセンダント』。
設定やキャラクターも魅力的で、ミュージカルらしく歌いたくなるような歌や、かっこいいダンスも必見です!
扱っているメッセージも深いので、ティーンだけではなく、大人の方にも観て頂きたい作品でした。
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