アニメ『ダンジョン飯』第5話あらすじ・ネタバレ感想!宝虫や霊と対峙したライオスたちはファリンとの思い出に苛まれ……?

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

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ハイファンタジーな世界観の中、スライムやバジリスク、ミミックといった魔物たちを現実的な方法で調理し、ダンジョン内で自給自足しながら踏破を目指すパーティーを描いた『ダンジョン飯』。

ライオスと同じく冒険者であるカブルー。

彼のパーティーもまた、迷宮の深部を目指していました。

探索を続ける途中、カブルーたちは倒したゾンビの所持品から宝石箱を発見します。

箱の中には金銀財宝が収められており、予想外の収穫に一行は大興奮。

しかし、財宝の正体は宝石やコインに擬態する魔物――宝虫でした。

早速、第5話「おやつ/ソルベ」をレビューしていきます。

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アニメ『ダンジョン飯』第4話あらすじと振り返り

センシがふだん拠点としているキャンプ地へと立ち寄ったライオスたち。

一行の目の前に現れたのは、土でできた魔法生物のゴーレムでした。

センシが慣れた様子でゴーレムの動きを封じると、倒れたゴーレムの背中には新鮮な野菜が生い茂っていました。

センシはゴーレムの体を畑代わりに、野菜を栽培していたのです。

改めて知ったセンシの迷宮での生き方や考え方に驚かされたライオスたちは、やがてオーク族と邂逅。

彼らはセンシの取引相手でしたが、ライオスたちとは相容れない種族……。

しかし、センシのパン作りや子オークとの関わりを経て、相互理解が生まれるのでした。

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【ネタバレあり】アニメ『ダンジョン飯』第5話あらすじ・感想

ある冒険者たち

カブルー(CV.加藤渉)はライオスと同じく、パーティーを組んでダンジョンへ挑む冒険者でした。

今回は深部まで潜る長めの遠征になるので、準備を万全に整えます。

食糧の重さがネックだという仲間の一人は、長期間ダンジョン内にいる冒険者たちはどうしているのかという疑問を口にしました。

するとカブルーは、迷宮で出会ったほかの冒険者を食っているのだと冗談をいいます。

それなら魔物を狩るほうが楽そうだと呆れられると、「そんな風にはなりたくないね」と返しました。

まだ新人の部類であるカブルーたちは、初めて足を踏み入れた階層でも上手くやっていました。

そこで、倒したゾンビが大事に持っていた宝石箱を手に入れ、一度街へ戻ることにします。

――その後。

相変わらず迷宮深部を目指していたライオス一行は、全滅している冒険者パーティーを発見します。

それは街へ戻る途中のカブルーたちでした。

彼らを道脇に運ぶと、マルシルは死体が霊に乗っ取られたりゾンビにならないよう「ファリンみたいにはできないけど……」と言いつつ、お祈りをします。

一方、チルチャックが遺品のコインを片付けるために近寄ると、ライオスの剣が勝手に動き出しました。

剣に「俺を抜け」と言われているような気がしたライオスは、剣を振りかざしハッとします。

その時、コインや財宝が虫のように蠢き、攻撃を仕掛けてきました。

カブルーたちの遺品のほとんどは、宝石に擬態する魔物――”宝虫”だったのです。

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ライオスたちのような魔物を食す冒険者にはなりたくないと言っていたカブルーたちが全滅し、ライオスたちが生き残る迷宮内……皮肉なものですね。

”宝虫”がおやつに!

宝虫に驚いたマルシルが咄嗟に失神魔法をかけ、仲間たちまで失神させてしまう中、起き上がったセンシは早速、気を失った宝虫を選別していました。

虫は栄養価の高い素晴らしい食べ物だといって、失神しているうちに調理してしまおうというのです。

豊富な知識を駆使して食べられるもの、食べられないものに分けると、あっという間にせんべいやジャムなどの保存食に変えてしまいました。

実際、地上でも郷土料理として虫は食べられていたので、これまでよりも抵抗なく口にするチルチャックとマルシル。

すると、地上で食べるよりも美味しいことに気付き、センシから迷宮内で生きているもの、とりわけ深部にいるもののほうが味が良いのだと教えられます。

そんな中、ライオスは先ほど剣が動いた理由に思い至り、宝虫のせんべいを近付けてみました。

瞬間、またしても勝手に動き出し、剣に棲みついている軟体生物が威嚇しているのだと理解します。

ライオスは、自分を仲間だと思って威嚇行動を起こす軟体生物に愛着を感じ、「ケン助」と名付けました。

一方、マルシルとチルチャックは、食べられないものに選別された宝虫は破棄してもいいとセンシに聞き、深層へ放り投げます。

しかし、それは「食べられない宝虫」ではなく「本物の宝石」だから食べられないのだと知らされ、意気消沈するのでした。

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宝石には目も向けないセンシのブレないところや、ライオスの魔物への愛情に思わずクスッとしてしまいます。 マルシルとチルチャックには申し訳ないですが……!
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ファリンみたいに

再び歩き出したライオス一行は、急に周辺の気温が下がったことで、死体に惹かれた霊が集まってきたと気付きます。

駆け足で逃げようとした時、一番後方にいたライオスが霊に捕まってしまい、マルシルが爆発魔法で助けました。

しかし、爆発の音を聞いて余計に霊が集まってきて、ライオスは「ファリンみたいに適当な」魔法で良かったのだと言ってしまいます。

するとマルシルは、ファリンがどれだけ高度なことをしていたのかがわからないのかと返しました。

二人のやり取りを聞いて首を傾げるセンシに、チルチャックはマルシルが「霊の扱い」に長けていたことを伝えます。

ファリンは「散らされた霊は時間をかけて元に戻ってしまうだけ。 無駄に苦しませてしまう」といって、爆発などの派手な魔法で倒すことを避けていました。

そのため、襲ってきたゾンビを抱きとめるようにして爆散させ、優しく包み込むように、静かに祓っていたのです。

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ファリンの優しく芯の強い性格がわかるエピソード。 パーティーにとって重要な存在だったこともわかります。

自分たちができること

いつしかファリンのような霊の扱いに考えが縛られていたマルシルは、「ファリンみたいにはできない」ことを論点に、チルチャックと口論になります。

するとセンシは、霊を追い払うための魔除けを用意するといい、手持ちのもので「聖水」を作り始めました。

黄金虫や酒、塩、ハーブ、生き物の内臓など、世界各地で魔除けや厄除けといわれるものをかき集め、火を加えて煮込みます。

そうして瓶に詰めれば、「無国籍風聖水」の出来上がりです。

本当にそんなもので大丈夫なのかと心配する一同は、センシが準備している間に、霊に捕まってしまいます。

ライオスがファリンの姿を、チルチャックが亡き父の姿を見る中、センシは聖水を詰めた瓶を振り回し、霊を祓っていました。

強烈な効果を発揮するセンシの聖水、そして戦う様子を見たライオスは、「ファリンみたいに」「ファリンがいれば」と、ファリンに憑り付かれていたのは自分たちだったのだと気が付きます。

戦闘を代わったライオスが霊を霧散させ終わった頃、瓶の外側には霜がついており、中の聖水が凍っていました。

塩に似ているからと入れた砂糖の効果もあり、聖水は美味しいソルベに変化しています。

チルチャックはソルベを食べながら、あまり恨まれずに除霊できたみたいだと苦笑しました。

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ファリンの存在の大きさ、大切さを改めて実感したうえで、今は自分たちだけでどうにかしなければならないと再認識したライオスたち。 余計にファリンとの再会が望まれます。

アニメ『ダンジョン飯』第5話まとめ

いかがだったでしょうか。

確実に迷宮深部へ潜っていくライオス一行。

ほかの冒険者パーティーも登場したことで、迷宮の過酷さ、多様な考え方が垣間見えました。

また、ファリンのエピソードが挟まれたことで、現在の目的がファリン救出であると改めて示されましたね。

「ケン助」についても触れられ、少しずつ物語が広がっているようにも思えますが……?

次回、第6話も楽しみです。

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