アニメ『ダンジョン飯』第20話あらすじ・ネタバレ感想!イヅツミが仲間に加わるも予想外の敵に苦戦を強いられ……?

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

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ハイファンタジーな世界観の中、スライムやバジリスク、ミミックといった魔物たちを現実的な方法で調理し、ダンジョン内で自給自足しながら踏破を目指すパーティーを描いた『ダンジョン飯』。

新たに獣人の少女・イヅツミを仲間に加えた一行。

迷宮の最深部を目指す道中で、地面に氷漬けになった魚を発見します。

魔法陣を刻み取り出そうとしますが、そこは地面ではなくアイスゴーレムでした。

軽やかな身のこなしで迎え撃つイヅツミでしたが、苦戦を強いられ……。

早速、第20話「アイスゴーレム/バロメッツ」をレビューしていきます。

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アニメ『ダンジョン飯』第19話あらすじと振り返り

食事中に何者かの奇襲を受けるライオスたち。

その正体は、シュローのパーティーに同行していた従者の少女・アセビでした。

彼女はマルシルを人質に取り、自分にかけられた術を解けと要求します。

マルシルがどんな魔術をかけられているのかと問うと、少女は自らの頭巾を解き、姿を明らかにします。

アセビには猫のような耳や尻尾が生えており、人工的に獣人とされていることが判明。

ライオス一行はそんなアセビをパーティーに加え、本当の名前はイヅツミだと明かされました。

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【ネタバレあり】アニメ『ダンジョン飯』第20話あらすじ・感想

アイスゴーレム

イヅツミを仲間に加えたライオス一行が辿り着いたのは、前回の探索でレッドドラゴンと対峙した広間でした。

広間は長らく最深部と思われていましたが、さらに奥へ続いていそうな扉が見つかり、文様が刻まれていることから、最近になって魔術で開くのではないかと考えられるようになりました。

先のライオスたちの探索も、島主の求めで扉の文様を写しに来ただけだったのですが、そこで予想外にもレッドドラゴンに遭遇してしまったのです。

ここへ来て当時の荷物を発見するも、荒らされており食糧や金品はなくなっていました。

そんな中、イヅツミが見つけた硬貨をくすねて、それを咎めたチルチャックと言い争いになります。

一方、センシが地面に氷漬けになっている魚を発見したため、マルシルとライオスは魔法で取り出そうとしていました。

魔法陣を起動させると、地響きとともに巨大な魔物が現れます。

氷漬けになっていたのは地面ではなく、アイスゴーレムだったのです。

軽やかな身のこなしで迎え撃つイヅツミでしたが、ゴーレムの倒し方を知らず苦戦を強いられます。

チルチャックは、イヅツミにゴーレムの気を引くよう頼むと、遠くからゴーレムの急所である核を探し出し、弓矢を打って核の位置を示しました。

とどめを任されたイヅツミは見事に核を破壊し、ゴーレムを討伐します。

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上層階でセンシが栽培していた畑ゴーレムの核が流出し、最深層まで流れてきてしまったと予想するセンシ。 マルシルやチルチャックが気付けば怒り出しそうです……!

獣の身体

雪の中で作業や戦闘をこなした一行は、暖を取るため洞穴へ入り、マルシルの魔術で熱を焚きます。

マルシルは濡れた服を脱ごうとするイヅツミの身体を隠そうとしますが、イヅツミは「獣が裸になったところで喜ぶ奴なんか……」と言いながら堂々と裸になってしまいました。

しかし、このパーティーには好奇心旺盛で魔物に興味津々なライオスがいます。

獣人の身体の作りにも興味を示すと目に見えていたこともあり、マルシルは慌ててイヅツミの身体を隠し、チルチャックとセンシはライオスを羽交い絞めにしました。

マルシルが焚いた熱で氷を溶かすと蒸気が発生し、洞穴はサウナ状態に。

身体を温めながら食事をしていると、チルチャックはイヅツミのそばへ行き、縫い直したリュックをプレゼントします。

先の言い争いで彼女を「獣」と呼んだことを詫び、知らない人間との集団行動は慣れないと思うが「自分じゃできないことを任せられる」こともある、と励ましました。

一方、マルシルは発見した荷物の中にあったナマリの服をリメイクし、イヅツミの防寒具とするのでした。

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汚れ信仰

再び探索を開始すると、センシは道中の携帯食にとマンドレイクで作ったおやつを配りました。

魔物食を良しとしないイヅツミが自分の分をライオスに押し付けると、ライオスは何故食べたくないのかと問いかけます。

すると、イヅツミは「魔物なんか食べたら変な病気にかかって魔物になるんだ!」と怒り、マルシルはそれを「汚れ信仰」だと言いました。

理論的ではないものの、なんか嫌という気持ちはわかると頷きます。

そこで、今まで苦手なものを出された時はどうしていたのか尋ねると、イヅツミは誤魔化すように「別にない」と答えました。

実際には、かつての仲間・イヌタデの姿が浮かんでいたにもかかわらず……。

その後も魔物食を嫌がるイヅツミに、ライオスは食事と栄養の関係はそんなに簡単なものではないと説明します。

羊や豚を食べた人が羊や豚に変わるか、視力を失った者が目玉を食べたら回復するか、草を食べた羊が植物になるか、と。

すると、イヅツミは癇癪を起こしながら「じゃぁ、あれは何だよ!」と何かを指差します。

指し示した方向には、魔物・”バロメッツ”がいました。

バロメッツは、樹から実がなるように、植物に羊がなっている魔物です。

その不可解な姿は、今のイヅツミを説得するには障壁となる存在でした。

目標までの近道

バロメッツ自体は攻撃性の強い魔物ではありませんが、そこに肉食の生き物が寄ってくるのが厄介でした。

この時も、近くの洞窟からダイアウルフ――オオカミの群れが現れます。

ライオスが立ち向かう一方、イヅツミは元いた場所に戻るため、別の洞窟へ入っていきました。

彼女を一人にするわけにもいかず、マルシルはそちらについていきます。

しかし、ライオスが一人で戦っていることが気にかかり、イヅツミを引き止めようとしますが、イヅツミはチルチャックから言われたように「任せた」だけだと言いました。

困惑するマルシルを置いて洞窟の先へ進んだイヅツミは、待ち受けていたオオカミに気付かず腕を噛まれてしまいます。

戦闘困難かと思われたその時、追いついてきたマルシルが魔法で強い光を放ち、その隙にイヅツミがオオカミにとどめをさしました。

マルシルは目標を達成する道中で嫌いなものを避けてばかりいると遠のいてしまう、だから「多少の近道は覚悟しないと」と語り、イヅツミを連れ帰ります。

骨折した腕を回復魔法で治してもらったイヅツミは、渋々バロメッツで作った料理を口にしました。

それは想像以上に美味しく、頬張るように食べていると、かつてイヌタデにもらった言葉を思い出します。

「少しの面倒に負けて迷子にならないでね」

イヌタデの言う通り、こうしてたまに美味しい思いをすることもあるのか、と考え直したイヅツミは、食事を完食し、ライオスたちに褒められるのでした。

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マルシルとイヌタデの台詞は、イヅツミのことを想って出た発言だからこそ、似たようなものになっている気がします。 イヅツミが大事な言葉として胸に留めてくれることを祈るばかりです。

アニメ『ダンジョン飯』第20話まとめ

いかがだったでしょうか。

少しだけパーティーに馴染んだイヅツミ。

問題児ですが、互いに心強い仲間となっていきそうです。

魔物食への嫌悪感も少しは薄まったようですし、ぜひ美味しく食べてもらいたいですね。

バロメッツの未成熟の実から出てきた子羊の図はかなり衝撃的だったので、マルシルの気持ちのほうが心配ではありますが……(笑)

次回、第21話も楽しみです。

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