ハイファンタジーな世界観の中、スライムやバジリスク、ミミックといった魔物たちを現実的な方法で調理し、ダンジョン内で自給自足しながら踏破を目指すパーティーを描いた『ダンジョン飯』。
迷宮探索では栄養バランスの取れた食事が重要だと主張するセンシ。
ライオスたちは栄養豊富な卵と肉を摂るため、鶏の胴と蛇の尾を持つ魔物・バジリスクを狙います。
探索中に駆け出し冒険者を襲うバジリスクと遭遇するも、魔物の生態を熟知するライオスは、ある秘技を炸裂させ……。
早速、第2話「ローストバジリスク／オムレツ／かき揚げ」をレビューしていきます。
目次
アニメ『ダンジョン飯』第1話あらすじと振り返り
冒険者のライオスは、探索中に遭遇したレッドドラゴンに妹・ファリンを捕食されてしまいました。
そのファリンの脱出魔法で地上へ逃れたライオス一行は、ファリンを救出するために再び迷宮を目指します。
しかし、金も食糧も迷宮に置いてきてしまっていました。
そこで、ライオスは迷宮内で食糧を調達する”自給自足”の冒険を仲間たちに提案します。
仲間のマルシルとチルチャックはなかなか受け入れられない様子でしたが、魔物食に造詣が深いセンシと出会い、調理次第では美味しく食べられることを知りました。
こうしてセンシを加えたライオス一行は、改めて迷宮探索へ向かいます。
【ネタバレあり】アニメ『ダンジョン飯』第2話あらすじ・感想
ローストバジリスク
魔物料理の悪夢を見て目覚めたマルシルは、近くにいた駆け出し冒険者たちが豚肉を食べている様子を羨ましがります。
するとセンシは、迷宮探索では栄養バランスの取れた食事が重要だと主張しました。
そこでライオス一行は、栄養豊富な卵と肉を摂るため、鶏の胴と蛇の尾を持つ魔物・バジリスクを狙います。
やがて産み落とされた卵を発見しますが、先ほどの駆け出しパーティーがバジリスクに襲われているところに遭遇。
魔物の生態を熟知するライオスは、駆け出しパーティーが壊滅寸前なうえ、マルシルに危機が迫っているのを見て、バジリスクに対して威嚇を行います。
仲間たちから見ても異様な光景でしたが、センシの協力もあって狙い通りバジリスクは混乱し、無事に討伐することができました。
駆け出し冒険者は毒を喰らってしまい、死にかけています。
毒消しを持っていたセンシはそれを調理に使用し、バジリスクをローストして振る舞うと、一行の胃は満たされ、駆け出し冒険者を救うこともできました。
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バジリスクとマンドレイクのオムレツ
レッドドラゴンは月に一度目覚めて狩りを行うらしく、ライオスたちが戦ったのはちょうどそのタイミングだったようです。
次の狩りの時期が来る前に捜し出したいところですが、マルシルに疲労が見え始めたので、ライオスは休憩を提案します。
大丈夫だと強がるマルシルに、チルチャックは「体を壊されたら足手まといになる」と言いました。
ひとまず食糧の調達をするため、マンドレイクを捕獲することになった一行。
マルシルは学校で習った知識と専門書の内容から、マンドレイクの捕まえ方をレクチャーしようとしますが、ダンジョン内で囮用の犬は用意できません。
チルチャックの「足手まとい」という言葉にショックを受けていたため、どうにか力になろうと提案を重ねますが、経験者のセンシに倣って捕獲することになります。
落ち込むマルシルは本の知識が使えるものだと証明しようと、犬の代わりに凶暴な魔物・大蝙蝠を利用しました。
すると、マンドレイクの捕獲には成功したものの、その悲鳴を聞いてしまったために精神異常を来してしまいます。
マルシルが傷付いていたことを知ったライオスとチルチャックは、人には得手不得手があり、お互いに苦手分野を補っているのだと語りかけました。
さらに、下層に向かうにつれてマルシルの魔法が必要となってくるので、今は体力を温存してほしかったのだという旨を伝えるうち、マルシルは正気を取り戻します。
一方センシは、マンドレイクとバジリスクのオムレツを作っていました。
マルシルが採ったマンドレイクは悲鳴を上げた分アクが抜けたのか、他のマンドレイクよりもまろやかな味をしています。
料理にはひと手間が重要だと知っていながら効率重視になっていたと反省するセンシは、気付かせてくれたマルシルに礼を言いました。
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互いの領分、得手不得手
さらに下層へ向かう一行は、近道を探します。
チルチャックは罠発見や鍵開けの専門家なので、この先は彼の先導で進むことに。
仲間の命を預かる仕事のため、慎重に進むチルチャック。
しかし、小細工は好かないというセンシはチルチャックの教えを無視して歩くので、次々に罠を発動させてしまい、仕事の邪魔をされることを嫌うチルチャックの逆鱗に触れました。
そんな中、炎や煮え油の罠があると知ったセンシは、それらを利用してかき揚げを作ろうと考えます。
チルチャックは呆れながらも、お互いの領分には口を出さないという決まりを設けたうえで、センシのかき揚げ作りに協力することにしました。
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罠に使われていた油が植物油だとわかり、センシは罠の火の加減をチルチャックに任せ、揚げ物までさせます。
先ほどマルシルが囮に使ったことで手に入れた大蝙蝠すら、罠の刃物を使って捌かせていたため、チルチャックは苛立ちを隠せません。
さらに揚げ物は上手くいかず、火加減は自分の領分だとしても、調理はセンシの領分だと主張しました。
マンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天
センシは油の温度やかき揚げをひっくり返すタイミングなどをレクチャーします。
チルチャックの頑張りもあり、無事にマンドレイクのかき揚げと大蝙蝠天が出来上がりました。
ライオスがダンジョン内で美味しい揚げ物を食べられることに感嘆すると、センシはチルチャックの火加減のおかげだと言います。
罠が仕掛けられた部屋の存在を知らなかったセンシは、いつかライオス一行と別れた時にはこの方法が使えなくなると残念そうに呟きました。
するとチルチャックは、センシが料理を教えてくれたことを理由に、時間がある時は罠について教えると伝えるのでした。
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アニメ『ダンジョン飯』第2話まとめ
いかがだったでしょうか。
魔物食とは思えない美味しそうな料理の数々に、SNS上には「飯テロ……」とぼやく人々の姿が！
毎週この調子で飯テロが行われるなんて……罪深いです。
また、今回のエピソードでは仲間同士で得意な分野を任せる、苦手な部分を補うといった支え合いが描かれていました。
迷宮内という特殊な環境では、特に頼り頼られの精神が大切に思えます。
センシ以外は元々同じパーティーだったとはいえ、この4人での冒険は始まったばかり。
少しずつ深まっていく彼らの関係性も見どころですね。
次回、第3話も楽しみです。