アニメ『ダンジョン飯』第12話あらすじ・ネタバレ感想!ファリンを救うためにマルシルが提案したのは禁断の蘇生魔法?

©九井諒子・KADOKAWA刊/「ダンジョン飯」製作委員会

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ハイファンタジーな世界観の中、スライムやバジリスク、ミミックといった魔物たちを現実的な方法で調理し、ダンジョン内で自給自足しながら踏破を目指すパーティーを描いた『ダンジョン飯』。

ライオス一行は、ついにレッドドラゴンの討伐を成し遂げ、ファリンの捜索を開始します。

しかし、すでにファリンの肉体は骨と化していました。

蘇生をしようにも、魂と肉体の繋がりが脆くなっており、地上へ運ぶのは難しい様子。

そこで、マルシルは禁忌とされる古代魔術を用いて、ファリンの蘇生を試みるのでした。

早速、第12話「炎竜2」をレビューしていきます。

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アニメ『ダンジョン飯』第11話あらすじと振り返り

ついにレッドドラゴンと対峙したライオスたち。

魔法で建物を崩落させてドラゴンを足止めする作戦を立てます。

しかし、レッドドラゴンは想定以上に凶暴かつ頑強で、作戦はことごとく失敗。

防戦一方でしたが、弱点である逆鱗を攻撃するチャンスが到来します。

ところが、ドラゴンに恐れを成したケン助が敵前逃亡してしまい、危機的状況に……。

そこでセンシとチルチャックは、命懸けでドラゴンに立ち向かい、ライオスの剣を取り戻しました。

気絶してしまった二人を見たライオスは、マルシルに協力を仰ぎ、一人でドラゴンに飛び乗り、急所である逆鱗を狙います。

無事にドラゴンを討伐し、マルシルの魔法で回復した一行でしたが、ドラゴンの体内にはファリンの姿はありませんでした。

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【ネタバレあり】アニメ『ダンジョン飯』第12話あらすじ・感想

古代魔術の研究者

冒険の目的だったファリンは、ドラゴンの体内で骨と化していました。

蘇生をしようにも、魂と肉体の繋がりが脆くなっており、地上の蘇生所へ運ぶことは難しそうです。

そこでマルシルは、自身の専門が「現代では禁忌とされる古代魔術の研究」であることを明かし、その黒魔術で蘇生することを提案しました。

それには新鮮な肉が必要であり、通常であればヤギやブタが使われますが、ここにあるのは”ドラゴン”の肉です。

センシやチルチャックはまっとうではない方法に反対しますが、ファリンの家族であるライオスは賛成しました。

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マルシルはみんなを怖がらせないために自身の専門分野を隠していたようですが、これは一行にとって大事件では……?

迷宮に縛られる魂は人間のものだけ、つまり魔物が蘇生されることはありませんが、ドラゴンの体内に残っていた骨を使い、ファリンだけでなくワーグの骨格も形成していくライオス。

そのライオスのみならず、相変わらず困惑気味のセンシとチルチャックでさえ、出来上がった骨格の美しさに感心する中、マルシルは蘇生魔法を開始します。

やがて、詠唱を終えたマルシルが倒れると同時に、血に染まったファリンの目が開きました。

見事ファリンを蘇生することに成功したのです。

蘇生と禁忌

起きたばかりで多少混乱しているファリンと、無事に再会を果たしたライオス一行。

倒れてしまったものの目を覚ましたマルシルは、ファリンの身体を綺麗にするため、一緒にお風呂へ。

つい過保護になってしまうマルシルでしたが、ファリンからは逆に魔力切れを心配されてしまいます。

さらに、彼女には死の前後の記憶がなく、自分が一度死んでしまい、蘇生されたことに気付くと、その際に使われた魔法陣が「何か良くないもののように思えた」と問いかけてきました。

悪いことをさせてしまったのではと申し訳なさそうなファリンに、マルシルは不安がることはないと伝え、気丈に振る舞うのでした。

その頃、ライオスとチルチャックは今後について話していました。

そこでチルチャックは、古代魔術を使えることを黙っていたマルシルに対する文句のようなものを零します。

すると、お風呂から出てきたマルシルは「禁術を人の役に立てるため研究してる。 やましいことは何もない」と言い切り、そのうえで今回の蘇生術については忘れることを勧めました。

矛盾している彼女の言葉にチルチャックがツッコむ一方、ライオスは姿の見えないセンシを気に掛けます。

ファリンが「鍋と薪を持ったセンシ」とすれ違ったと伝えると、ライオスたちはあることに思い至り、慌ててセンシのもとへ駆け出しました。

魔物食の喜び

おそらく調理を始めようとしているセンシは、ドラゴンの死体のそばで火を起こそうとしているはず……。

一行はドラゴンの燃料袋まで開いてしまったため、そこで火をつけようものなら引火し、大爆発が発生しまいます。

そんなことは露知らず、今まさにセンシは火打ち石を手にしたところでした。

瞬間、ライオスたちの前で起こった大爆発!

驚く間もなく、みんな無事だとわかり、ファリンがとっさに防御魔法を発動したことが判明しました。

詠唱もなしに一瞬で魔法を使ったファリンは、「みんなを守らなきゃ」と思ったら発動できたといいます。

心配そうに見つめるマルシルは、ファリンの言葉を手放しには喜べませんでした。

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蘇生されたばかりだというのに「力が湧いてくるみたい」と話していたファリン。 元々特殊な能力を持っていた彼女ですが、どこか不思議な様子……?

建物の中へ入り、改めて調理を開始したセンシ。

ドラゴンの肉を使って、ローストビーフならぬ「ローストドラゴン」や、テールスープ、ピザを完成させます。

ファリンは自分を食べたドラゴンの肉だというのに全く気にすることなくかぶりつき、美味しいと喜びました。

やがてファリンには、これまでも魔物を食べながら冒険してきた事実が知らされます。

さすがライオスの妹というべきか、魔物食に興味津々で目を輝かせるファリン。

武勇伝のように今まで食べてきた魔物を語り出したライオスが「動く鎧」について言及しようとすると、チルチャックは「本物を見せたほうが早いんじゃないのか」と呟きました。

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ファリンとの約束

唯一「ケン助」の存在に気付いていたチルチャックに促され、みんなの前に剣を置いたライオス。

すると、つかの部分からケン助が顔を覗かせます。

ファリンは「かわいい……有肺類?」と手を出しますが、ケン助は剣の中へ隠れてしまいました。

ケン助のおかげで魔物の気配を感じ取ることができ、便利だと思ってしまったと申し訳なさそうに語るライオスに、マルシルは確かに気配に敏感だったライオスを思い出します。

チルチャックは、そうだとしても仲間に伝えておくべきだったのではないかと問題提起し、「周りの信頼を失うことこそ一番の痛手」だと諭しました。

ライオスは反省し、他にいい武器が見つかるまでは使わせてほしいと宣言します。

その後、住み心地の良さそうな家を見つけた一行は、そこで休んでいくことにしました。

ファリンは「住人」であろう少女の視線を感じ、こっそり詫びを入れますが、その姿はファリン以外には見えないものでした。

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霊感の強いファリンだからできること……ライオスは「住人」を視認できずとも、二人の様子を見守ります。

眠る前に、ファリンは改めてライオスのもとへやって来ます。

満身創痍な仲間たちを心配し、無茶をさせたのではと気にする彼女に、ライオスは先に無茶したのはファリンだと叱りました。

自分が何をしたのか、なぜ死んだのか覚えていないファリンですが、ライオスの様子を見てもう無茶はしないと約束し、抱きしめ合います。

再会を噛みしめる兄妹の様子を、仲間たちはこっそり見守るのでした。

一方その頃、ドラゴンの死体と、マルシルの描いた魔法陣のそばには人影が迫っていました。

アニメ『ダンジョン飯』第12話まとめ

いかがだったでしょうか。

禁断の蘇生魔法によって復活したファリンと、彼女を迎え入れるライオス一行。

束の間のあたたかな時間は穏やかに過ぎていきますが、一方で不穏な気配が……。

彼らのそばには、ライオスが「絵画」の中で見た銀髪のエルフ――シスルが迫っていました。

なぜここにいるのか、一行に接触してくるのか否か、気になることは絶えませんが、恐ろしいことに変わりはなく……?

次回、第13話も楽しみです。

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