『デス・ウィッシュ』あらすじ・ネタバレ感想!ブルース・ウィリスが主演を務め現代に蘇る「狼」シリーズ

出典:『デス・ウィッシュ』公式ページ

「悪人には問答無用!」

ファンは待ちに待ったブルース・ウィリス久々の主演作品!

愛する家族を失い、外科医から処刑人へと変貌した男の加速する復讐劇が描かれた『デス・ウィッシュ』。

また、今作は家族を愛する者ならば一度は観てほしい!一家の大黒柱であるお父さんにもオススメできる作品です。

ポイント
  • ファン待望のブルース・ウィリス主演作品!ブルースを思う存分堪能できるぞ!
  • みんなが大好きな復讐モノ。歴代の「狼シリーズ」と併せて楽しめる。
  • 主人公に起こった出来事を自分の身に置き換えることで考えることができる作品。

そんな『デス・ウィッシュ』を簡単にご紹介します!

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『デス・ウィッシュ』作品情報

『デス・ウィッシュ』

出典:映画.com

作品名 デス・ウィッシュ
公開日 2018年10月19日
上映時間 107分
監督 イーライ・ロス
脚本 ジョー・カーナハン
原作 ブライアン・ガーフィールド『狼よさらば』
出演者 ブルース・ウィリス
ヴィンセント・ドノフリオ
エリザベス・シュー
カミラ・モローネ
ディーン・ノリス
ボー・ナップ
キンバリー・エリス
音楽 ルートヴィッヒ・ヨーランソン

『デス・ウィッシュ』主要キャスト

ポール・カージー(ブルース・ウィリス)

  • 今作の主人公で天才外科医。
  • 強盗により妻を殺害され娘が重症になったことで、犯人への復讐のために立ち上がる。
  • 夜な夜な街を巡回し悪者を容赦なく抹殺する姿が拡散され「死神」と呼ばれるように。

ルーシー・カージー(エリザベス・シュー)

  • カージーの妻。
  • 強盗にいち早く気づき、娘を守ろうと勇敢に立ち向かうが銃殺されてしまう。

ジョーダン・カージー(カミラ・モローネ)

  • カージーとルーシーの一人娘。
  • 大学に合格しニューヨークへ向かう予定だったが強盗に遭遇し重症に。

フランク・カージー(ヴィンセント・ドノフリオ)

  • ポール・カージーの弟。
  • カージー家とは家族ぐるみの付き合いで事件後はポール、ジョーダンを温かく励ます。

ジャクソン刑事(キンバリー・エリス)

  • レインズ刑事とコンビを組み「死神」を追う女性刑事。

レインズ刑事(ディーン・ノリス)

  • ベテラン刑事で自警活動を行う「死神」の正体を追っている。
  • カージー家の強盗殺人事件の担当でもある。

【ネタバレ】『デス・ウィッシュ』あらすじ・感想


『デス・ウィッシュ』でストレス発散!

ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』には個人的な思い入れもありまして、この映画を観に行ったときはお恥ずかしながら主人と喧嘩をしておりました。

ひとりで今作を観に行った私は、劇中でバンバン悪人を抹殺するブルース・ウィリスにいつしか自分の姿を重ねていて、観終わった後には見事ストレス発散に成功したのです!

つまり…『デス・ウィッシュ』はそれくらい「爽快な映画」ってことです!

劇場から帰る雨の道はまさに「死神」が現れそうな雰囲気だったのを覚えています。

思わずパーカーのフードを深く被って歩く自分がいたり…。

また、今作でブルース・ウィリスが自警活動の拠点にするのが自宅の地下室という設定なのですが、今作を観て秘密基地的な扱いの地下室に憧れた私は、引っ越しの際に地下室がある家を選んでしまいました…。

そんな私に多大なる影響を与えまくった『デス・ウィッシュ』について、簡単にご紹介します!

リメイクされた『狼よさらば』とは?

『デス・ウィッシュ』は『狼よさらば』という作品のリメイクということをご存知でしたか?

1974年にチャールズ・ブロンソンが主演で公開された『狼よさらば』は、Death Wishシリーズ全5作のうちの1作目です。

『デス・ウィッシュ』と同じく、家族を失った男が犯人に復讐を決めるという物語ですが、主人公の職業が設計士という点が違いになっています。

家に押し入った強盗により、妻が殺害され娘は陵辱されてしまうという設定は今作と似ています。

そして2007年に公開されたのがケヴィン・ベーコン主演の『狼の死刑宣告』です。

こちらは『Death sentence』という小説が原作です。

リベンジものには変わりないのですが、主人公の職業が投資会社のエリート社員であり、犯人はギャング、長男と妻が亡くなり次男が重症に。

犯人が分かり裁判も行われるのですが、無罪で釈放されてしまったので、父親が個人で復讐に挑むというものです。

個人的にはこの『狼の死刑宣告』が大好きなので、次の機会にでもご紹介したいと思います。

「愛する家族のために 街のダニども全員死刑に処す」

なんてイカれたキャッチフレーズ!観るしかないっしょ!!

『デス・ウィッシュ』のブルース・ウィリスもステキなお父さんですが、三者三様の復讐劇が楽しめるので、興味を持たれた方はぜひ「狼シリーズ」を併せて鑑賞してみてくださいね!

もしも自分の家族が襲われたら?

小さい頃に母親から「もしあなたが殺されたら捕まってもいいから私は犯人を殺す」なんて縁起でもないことを言われましたが、自分が母親になった今は、その言葉は何となく分かるし、家族を失って本当に立ち上がった男が今作の主人公であるポール・カージーだったのです。

外科医でお金を持っているということで、犯人グループたちから目をつけられたカージー宅に強盗が押し入り、その場に居合わせた妻が射殺され、娘は重症を負いカージーの病院に運ばれてきたのです!!

事件が多い街シカゴが舞台ということもあり、なかなか取り合ってくれない警察にしびれを切らしたカージーは自ら立ち上がることを決意したのです。

「死神」として立ち上がるまでのカージーの血の滲むような努力は涙なしには観られません!

復讐を始めるにあたって、カージーはギャル店員のいるガンショップで銃を手に入れるところから始まります。そ

してYouTubeを観て銃の使い方をお勉強をします。

使い慣れていない銃で怪我もしてしまいますが、さすがそこは元がブルース・ウィリスなだけあって、飲み込みは早かったです(笑)

元がブルース・ウィリスであったとしても、復讐のためにイチから勉強する姿勢は実生活のどんな場面においても見習わなければいけません。

復讐は成功したのか?『デス・ウィッシュ』の結末

夜な夜な街に出て悪人を抹殺する「死神」の存在はSNSでまたたく間に拡散され、シカゴでも人々が注目する話題になりました。

「死神」のマネをして自警活動を行った一般男性が返り討ちに遭い死亡する事件も起こり、シカゴの人々が「死神」の行為の是非を問う姿もよく描かれていました。

「死神」が注目されることにより、警察も「死神」の正体を追い始めました。

「死神」が左利きであることがわかると、すぐにポールの弟フランクに疑いがかかります。

そして自警行動も弟のフランクにはバレてしまい、娘のジョーダンのためにも辞めるようにポールを説得し、ポールも誓うのですが…。

娘のジョーダンの意識が戻り退院する日、犯人グループの一員と思われる男がポールに笑いかけたことから、それを不審に思ったポールは再びガンショップで今所持しているより殺傷能力が高い銃を大量に買い込みました。

そして数日後、ポールは自宅の前に不審な車が止まっていることに気づき、娘のジョーダンを階段の下の個室に隠し警察へ連絡するように指示します。

ポールは2階に隠れ、襲ってくる男たちを次々と射殺しますが、妻を殺したノックスの姿がありません。

地下室を確認しに行く途中で、ポールはノックスに背後を取られてしまい、ジョーダンの居場所を求められます。

しかし、ノックスを目の前にしたポールはソファの前の扉を蹴り、隠しスペースの引き出しから飛び出してきた銃を手に取りノックスを蜂の巣にしました。

全てが終わった後に警察がやってきてポールは取り調べを受けましたが、銃は護身用に買ったもので、手の傷は今日受けたものだと供述しました。

ポールが「死神」という確固たる証拠もなく、なんとお咎め無しとなったのです。

そして「死神」の真実を知るポールとフランクは、二人で視線を合わせ微笑み合いました。

「死神」が姿を消してから1年。シカゴの治安は回復し始めました。

ジョーダンが大学進学のためにニューヨークへ向かう日。

娘を見送った後、ポールはひったくりの男を見かけ「おい!」と声を掛けると手で銃の形を作り撃つ真似をしたのでした。

これで物語は終わります。

『デス・ウィッシュ』まとめ

以上、ここまで『デス・ウィッシュ』について感想を述べさせていただきました。

要点まとめ
  • ブルース・ウィリス久々の主演で、ファンにはたまらないガンアクション作品。
  • 「死神」のSNS拡散やメディアでの論争など『狼よさらば』が上手く現代風に甦った。
  • 観終わった後にはスッキリできるストレス発散にもオススメの作品。

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