人と人のつながりは距離じゃない…
京都のお盆を描いた第5話「おしょらいさん」をみて感じました。
前半は、大人の女性たちの仁義なき恋バトル!
後半は、亡き夫に愛を捧げ続ける祖母の素敵なお話。
ストーリーを通して、時を…人を想うことの大切さを改めて教えてくれます。
目次
アニメ『であいもん 』前回第4話のあらすじと振り返り
京都にある和菓子屋緑松にて絶賛修業中の若手職人・瀬戸咲季(永塚拓馬)。
彼には内緒の女装趣味があります。
ひっそり楽しんでいただけ…なのに、ある夜悲劇が起きてしまいます。
なんと、緑松から出てきた“女性の咲季”を見かけた茶道教室の息子・タダシが一目惚れ!
緑松のお得意さんであるタダシは片思いのせいで緑松への注文をキャンセルします。
なんとかタダシの恋は実らないことを伝えねば!!
事情を知った納野和(島﨑信長)は、タダシの恋煩いを終わらせるための策を練ります。
翌日、女性の格好をした咲季がタダシの元へ…
そして彼女は、手紙と遠慮の意を込めた“青い楓の二層羊羹”を彼へと贈ったのでした。
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失踪中の父親と娘がニアミスする「暑気払い」というお話も描かれました!
第5話は、大人の恋バナ…“好きのアツさ”と“愛の温かさ”が学べます!
【ネタバレあり】アニメ『であいもん』第5話あらすじと感想
元カノと片想いJK…放蕩息子に想いを寄せる恋のライバルが偶然遭遇!
夏休みに入った雪平一果(結木梢)、毎日コツコツと宿題をこなします。
「最後の日にヒーヒーゆってたアンタとは違う!」
遅く起きてきた納野和(島﨑信長)は、母である富紀(大原さやか)から言われます。
一果は読書感想文の本を返却するために喜多山図書館へ。
和菓子の本棚を熱心に見ている堀河美弦(鈴木みのり)に会います。
「緑松のみんなに聞いてみては?」と一果が声をかけます。
すると、美弦は「和むさんに!?」と照れて声を大にします。
和菓子トークのせいでわらびもちが食べたくなった2人。
ランチセットのデザート目当てで、お昼を食べにお蕎麦屋さんに向かいます。
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同じ頃、華風園の勤務を終えて歩く松風佳乃子(髙橋ミナミ)。
角を曲がろうとしたそのとき…一果&美弦にばったり遭遇します。
緑松でお互い見かけたことはあるものの、会話するのは初めての佳乃子と美弦。
挨拶を交わした流れで3人で蕎麦を食べに行くことに…
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オトナ女子の軽いマウント合戦に子供たじたじ…救世主はわらびもち!
「気が合いそうでうれしい!」と佳乃子。
恋愛センサーが鋭い一果は、恋敵である2人の遭遇に一抹の不安を覚えます。
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対して、大人の対応を見せつつけん制でJKの手を握る元カノ。
このあたりの攻防、なかなかアツい!
聞けば子供が多い美弦の家は、夏休み中のお昼はお弁当ランチとのこと。
佳乃子は東京では自分もお弁当派だったと懐かしそうにします。
“子どもメニュー”が大好きな和は、お弁当に唐揚げを入れると喜んでいたと…
元カノであることを匂わせます。
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東京での和は、一足先に上京した先輩(一果の父・巴)を探していたらしい。
絶妙なタイミングで“わらびもち”が運ばれ、一果はホッとします。
食後に訪れたのは楽器屋。
美弦は和のバンド動画を見て興味が湧いたと佳乃子の前でカントリー曲の楽譜を熱心に見ます。
「和さんのギター好き!」「奇遇だね…私も!」
美弦と佳乃子の大人のやりとりに、一果の顔が青ざめます。
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吉田神社の鬼よりも怖い女たち…小学生がトラウマになりそうな大人の本音!
立ち寄った神社でおみくじをひいた一果、小吉で“待ち人はやや遅れて来たり”とでます。
善くなるように神様に託して結びます。
周辺でおもしろい神社を調べた佳乃子は、菓祖神社を見つけました。
そこは吉田神社の末社で、お菓子の神様が!
不老不死の霊薬として橘(現在のミカン)を大陸から持ち帰った田道間守が祀られています。
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一果は節分祭の鬼が怖くて父にしがみついて泣いたらしく、今でもトラウマ!
しかし、2人の腹の中は違っていて…!!
「佳乃子さんの知らん間の和さんを私は知ってる。もう別れてるって話やし…仲良うした方が、和さんもこの先安心やろ?」
美弦は一点の曇りもない笑顔を浮かべながら、一果にだけ腹の内を明かします。
「恋に恋する高校生を相手にするほど、和に余裕ないから!」
佳乃子も微笑みながら、一果だけに本音を告げます。
腹にイチモツを持ちながらも仲良くする2人…
一果はトラウマになったあの怖い鬼を2人に重ねずにはいられませんでした。
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お土産に不老不死の霊薬であるミカンを買って和にあげたのでしたw
おしょらいさんの日に、放浪生活中の祖母が帰ってきた!!
“おしょらいさん”の準備に忙しい富紀。
一果も手伝い、お坊さんの座布団を用意します。
和はというと…10年ぶりのお盆に寝坊してTシャツも裏返しで慌ただしく起床!
一果はそれを見て「なんであの人がモテる?」と不思議に思います。
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それは和の祖母・倭世(吉田美保)。
東京からお土産をたくさん持って帰ってきました。
夫を亡くした後、息子の平伍(小山力也)に店を任せ…倭世は放浪生活を開始!
放浪生活の資金集めは、各所にいる友達のお店などで働いて捻出しています。
年に一度、おしょらいさんの時期だけ緑松に帰ってくるのです。
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平伍には育毛促進剤とわかめ…和には大江戸バナナ。
土産のクオリティで家族内格差が分かるw
緊張した面持ちで平伍が、倭世に餡の具合をみてもらっています。
「餡は要!味を守っていくのがあんたの仕事や。」
倭世にOKが出た所で、平伍の肩の力が抜けます。
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警策の鬼現る!祖母が孫に鬼のマンツーマン指導開始!!
「父さんはばあちゃんのこと…怒ってるのか、信頼してんのか、よう分からんな?」
「何を言ってるの…“繋がり”ってのはそういうもんや!」
率直な感想を述べた和を、富紀がたしなめます。
翌日から地獄でした…祖母による和へのマンツーマンスパルタ教育がはじまります。
「2つ、3つ、先のことを見越して動くんや!指示されんの待ってたら成長でけへん!!」
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そんな厳しい祖母ですが、祖父の仏壇に「きょうもみんなのこと見守って」と手を合わせる姿を見て和はほっこりします。
店には、祖母が旅先で知り合った人が続々と訪れます。
遠くにいても店のことを常に気にかけ、旅で知り合った人には必ず宣伝してくれているのです。
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護摩木に込めた祖母の思い…亡き祖父との“繋がり”を感じる大文字焼き。
16日の早朝、大文字の護摩木を書きに行くために倭世と和と一果で出かけます。
倭世は、亡き夫と“商売繁盛”の文字を護摩木に書いたエピソードを2人に話して聞かせます。
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倭世は“延寿福来”!
倭世は、和に長寿を祈願した理由を述べます。
このとき、和には倭世の後ろに祖父が見えた気がしました。
大文字焼きを見ながら、おくり団子の代わりに葛饅頭を食べた倭世。
「うん…ええ塩梅や!」
目を閉じて味わった後、満足気に呟くのでした。
盆を終えて、東北の岩手へと旅立った倭世から絵葉書が届きます。
「警策の腕がなまってた…お寺で修業しとく!」
祖母の追伸を読んだ和、「それはもうええ!」とツッコミを入れるのでした。
アニメ『であいもん』の次回に期待するもの
心でつながる関係は尊いです。
もう会えないけど心の中にずっとちゃんといる…
そんな“想い人”をもつひとに響くお話だったのではないでしょうか。
第6話「芋名月」は、家族全員で参加する学区運動会のお話。
ほっこりストーリーかと思いきや…
一果の母・雪平真理(坂本真綾)が一果を引き取りにやってくる!
和、父親がわりお役御免となってしまうのか…はたして、一果の決断は?