嘘ついたら羊羹千本飲ます!と指切りをした約束のお出掛け日がやってきた!!
第12話(最終話)の「春暁に鯛」は、父に置いてけぼりにされた少女と和菓子屋に出戻った放蕩息子の誕生日デートが描かれます。
待ちに待った日にそれぞれが感じたキモチは?
疑似父娘のひらパーお出かけには、たくさんのきゅんが詰まっています!
目次
アニメ『であいもん 』前回第11話のあらすじと振り返り

出典:であいもん公式ページ
熱をだして眠る納野和(島﨑信長)は、夢の中で高校時代を辿ります。
憧れてやまない先輩・雪平巴(松岡禎丞)と過ごした大切な思い出の記憶。
初めてギターを教えてくれたその人は、和菓子屋緑松のお菓子が大好きで…
でも、家族とまで慕った巴先輩はいま行方知れず。
そういえば最後に会ったとき、先輩は言ってた…
「心に決着つけたいとき、ここに和菓子を食べにくる」って!
いつか再会することを夢見て、和は和菓子を極める決意を固めます。
一方、雪平一果(結木梢)はバレンタインのトラウマで眠れぬ夜を過ごしていました。
父の巴に「ぜんざいを食べよう」と誘われ緑松に置いていかれた日がもうすぐやってくる。
もしあのときに父の誘いを断っていたら…?
一果はあれからぜんざいを食べられなくなりました。
知ってか知らずか…バレンタインの日、和は一果を雪降る外へ連れ出します。
一緒に雪だるまを作ったら、一果は少しだけぜんざいを食べてみたくなったのでした。
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2人の心の雪解けを感じた第11話。
不思議な縁で結ばれた2人が見つけた“かけがえないもの”を描く最終話。
裏切らない、あったかい結末が待っています!
【ネタバレあり】アニメ『であいもん』第12話あらすじと感想
約束が苦手な少女と、約束が待ち遠しすぎる男。

出典:であいもん公式ページ
雪平一果(結木梢)が和菓子屋緑松に来て2年の月日が経ちました。
最近は父親を探して京都駅に通うこともなくなった様子。
前向きになったのか、それとも諦めたからなのか…
納野和(島﨑信長)は、一果のことが少し気がかりです。
もうすぐ3月26日、一果の誕生日がやってきます。
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約束が苦手な一果は、和と交わした“お誕生日のおでかけ”がちょっと不安です。
一果の知らないところで、大人たちは彼女のお誕生日を心待ちにしています。
納野富紀(大原さやか)は今年も唐揚げを大量に作る計画を…
巽政(岩崎ひろし)&私市緋色(早見沙織)は、オリジナル和菓子ケーキを創作する予定。
中でも、一番心待ちにしているのは和。
いつも持ち歩いている“おでかけ券”を抱きしめ「いよいよこれを使う時がきたー!」と意気込みます。
それはもう…瀬戸咲季(永塚拓馬)が引くほどの心待ち度です。
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失くしたら無効のため、肌身離さず持ち歩く姿がなんともいえないw
放蕩息子から跡取り息子へ…一粒万倍日の覚悟!

出典:であいもん公式ページ
緑松の主・納野平伍(小山力也)は、花見祭りの茶会菓子の確認に余念がありません。
めずらしく、平伍は和に「東京の“長命寺”はどうだった?」と尋ねます。
和は、東京では2種類の桜餅を売っている所も多かったと答えます。
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関東は焼いた薄皮で餡を巻いた“長命寺”。
関西は道明寺粉を蒸して餡を包んだ“道明寺”。
「この春来とか、底に金粉まわして陽光が差してる感じにしたらよくない?」と和。
「安易に金箔使うてバランス崩れたら下品になる!」
平伍はそう突っぱねたものの、昔から和のセンスには一目置いています。
彼の祖父が存命だったときも、幼いながらに饅頭の色について的確な助言をしてきたことがありました。
最近は雑務に慣れた和、仕事を先回りしてこなすようになってきました。
平伍は、縁起がいい一粒万倍日(3月26日)を選び、和に初めて餡炊きを教えます。
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何かをはじめるのにこれほどのいい日はない!
職人の師匠としての想いと父心が垣間見える、素晴らしい日にちのチョイス。
夜遅くに餡を炊く、和の真剣な眼差しを見た一果。
戻ってきて1年…あのちゃらんぽらんだった和はもうそこにはいませんでした。
ついにきた、一果バースデー!

出典:であいもん公式ページ
咲季にリサーチして来たるお出かけ日のための準備に余念がない和。
「明日、寝坊はナシです!」
前日、一果にそう言われ、和は夢じゃなかったことに感激します。
その日は夜遅くまで、一果とのデートの予習に励む和がいました。
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一果のお誕生日がやってきました。
起きた一果に、ロンドンの母から届いた可愛いバックのプレゼントが渡されます。
朝から和は車を準備し、お出かけの準備万端!
そして、平伍は和と出かける一果に「嫌になったらこれ使って帰っておいで」とお小遣いを渡します。
行先は以前一果に拒否されて行けなかった、ひらかたパーク。
一果は父親と来ている子を見て、雪平巴(松岡禎丞)と来たときのことを思い出します。
和から「来たことある?」と聞かれた一果…「初めて」と嘘をつきます。
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祇園祭も、ぜんざいも、ひらパーも…一果は父に繋がるモノは避ける傾向が!
父を思い出しての切ない表情が印象的。
念願のひらパーデートは波乱の幕開け!

出典:であいもん公式ページ
“寝る前シュミレーション”通りにいけば…高校以来のひらパーに終始緊張気味の和。
和は、夜なべして作成した寅の巻マップを自宅に忘れてきてしまいました。
目に見えて落ち込む和w
一果が「いつもの和さんで…変に気を遣わないで!」とフォローします。
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一果に言われた通り普段通りを取り戻した和は、立て続けに絶叫系を制覇!
お腹が空いたのも忘れるほどに満喫します。
「もっと一果がはしゃいでる写真が欲しい!」
雪平真理(坂本真綾)に写真を頼まれているため、一果のいいショットが欲しい和。
人一倍はしゃいでいる人の横でははしゃげないと心の中で呟く一果。
2人は店員さんに頼み、ツーショットを撮ってもらうことに!
「お父さん、真ん中寄ってください。」
和は歓喜!一果は店員さんに必死で否定します。
午後はワンダーガーデンで動物を見たり、待望のパチャンガに乗ったりと、あっという間に時が過ぎていきます。
一果は和が携帯のカメラを自分に向ける度に、記憶に残る父の巴の姿と被って…
ふいに切なくなります。
ひらパーではぐれるピンチ!きょうだけ“お父さん”!?

出典:であいもん公式ページ
そろそろ帰る時刻。富紀に帰ると連絡するため、和がちょっと離れます。
一果はママとはぐれて泣いている子がママと再会して泣くのを見ます。
ふと、一果は電話する和と離れたことを後悔します。
「1人だって何とかできる…」
心は急に不安でいっぱいになり、息ができなくて心臓がギュッとなります…
そのときでした…一果の目に人ごみの中で和の姿だけがはっきりとみえて!
一果が駆け寄って服の裾を掴むと、和は「服伸びん程度にな」と優しく受け入れます。
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あの頃とは違う2人の絆と成長をみて胸アツ!
ひらパー前のたい焼き店。
一果は「前に来たとき、パパに買ってもらったお店かも!」とつい口走ってしまい…
嘘を自分でばらしてしまうという失態に焦ります。
嘘を責めることなく、和は2匹購入!
「お父さんと2人で遊びにきたん?」
店主に声をかけられた一果は、「もう面倒やし、きょうはそれ(お父さん)でいい」と。
大げさに喜ぶことはせず、和は微笑みます。
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それはたい焼きを頬張って笑顔を見せる娘の顔で…
安心できる場所だから…私はここで待てている。

出典:であいもん公式ページ
臨時休業の緑松では、一果の誕生日お祝い会がはじまろうとしています。
堀河美弦(鈴木みのり)は手作りストラップを…
従業員一同のプレゼント選びを頼まれた咲季は一果のために子供用メイクセットを…
みんな思い思いの品を携えて集まります。
帰ってきた一果を待っていたのはものすごいご馳走!
「お父さんに間違われてな…きょうはそれでええって!」
和は、みんなに間違われエピソードを嬉しそうに話して聞かせます。
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納入家がお祝いで盛り上がっていた頃…近くの橋にはギターを抱えた雪平巴の姿が!!
一果がいる緑松の方へ視線を向けながらも、反対方向へ歩いて去ってしまいます。
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「お父さんも、いまがその時じゃないだけで会えるときがきっとくる。安心してここで待っといたらええ…」
和が一果に言うと、彼女は微笑みながら答えます。
「和さんは私をまだわかってない。安心できてる場所だから、私はここで待ててる。」
「まだまだ(父のかわり)修行がたらんわ…」と、和は嬉しそうにするのでした。
アニメ『であいもん』まとめ
和菓子を知りながら、人の心も学ばせてくれるアニメでした。
クスッと笑えて、時には泣けて…
底抜けに優しい男と、気丈に頑張る少女に励まされました。
巴は戻ってくるのか…この続きもぜひアニメで見たい!
続編を期待しています!