アニメ『であいもん』第10話あらすじ/ネタバレ感想!和菓子が結ぶ…2人の“小梅”の愛おしいお話。未熟な花びら餅がツイテない息子を救う!

出典:であいもん公式ページ

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自分の名前に込められた想いを知っているでしょうか?

名付けは生まれた子に授けられる初めてのプレゼント…

第10話「春待ち偲ぶ」は、2人の“小梅さん”が紡ぐストーリー。

“小梅”という自らの名前が嫌いになっちゃった女の子に素敵なできごとが起こります。

憧れと尊敬と感謝でいっぱい…名前を大切に呼びたくなるイイ話です!

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アニメ『であいもん 』前回第9話のあらすじと振り返り

雪平一果(結木梢)は約束が苦手です。

そうなったのは、幼い頃に母である真理(坂本真綾)から誕生日を一緒に過ごすという楽しみにしていた約束を破られてしまったのが原因です。

そんな母から「クリスマス一緒に過ごさない?」とお誘いが…

再び破られてしまうのではと躊躇する一果を、納野和(島﨑信長)が後押しします。

ちゃんと真理はクリスマスに会いにやってきました。

カフェでまったり母と過ごしていると、一果の視界に衝撃の光景が飛び込んできます。

和が、和に思いを寄せている2人の女性と“3人デート”しているではありませんか!

鈍感な和は2人の恋心に気づく訳もなく…

一果は、3人の行く末を小さな胸の内で心配するのでした。

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約束を守ることは、思い出を大事にすることでもあると感じさせられた第9話。
第10話は、思い出を大切に偲びながら前向きに生きる人々たちが主人公。
お人好しの放蕩息子がまた温かいおせっかいを“やらかし”ます!
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【ネタバレあり】アニメ『であいもん』第10話あらすじと感想

お得意さんだけにおくる特別な“花びら餅”…父が息子に想いを託した大晦日。

大晦日の夜、除夜の鐘が聞こえる和菓子屋緑松の厨房。

8日まで年始休業の緑松ですが、納野平伍(小山力也)は昔からのお得意さんだけから予約を受けている正月の花びら餅の仕込みをしています。

余った花びら餅の材料は、息子の和(島﨑信長)に「好きに練習していい」と渡します。

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宮中の行事食である“菱葩(ひしはなびら)”を原形とした上品で美しいお菓子“花びら餅”!

三日三晩煮込んだ甘いゴボウを、淡い紅色に染めた白みそ餡と一緒に求肥で包んだもの。

「お客さんのためにも、下手なものは作れない!」

平伍は、息子に和菓子職人としての想いを伝えます。

その気持ちを和は心に刻みます。

そして迎えた元旦の朝。

まだほの暗いベランダに、息を白くさせながら雪平一果(結木梢)が出てきます。

少し遅れて和も…2人は遠くの山から顔を出した初日の出を拝みます。

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一果と和の絶妙な距離感。

2人一緒に同じ空間にいることが自然になってきた感じがすごくイイ!

久しぶりに食べる、白みそに湯がいた丸もちが入ったお雑煮を美味しそうに頬張る和。

平伍が一果にお年玉を渡します。

和もあらかじめ用意していた栗柄のポチ袋を一果へと渡します。

放蕩息子が出会ったもう1人の放蕩息子、元旦のできごと。

納入家に緑松の従業員お鶴さん(ゆきのさつき)家族がやってきます。

春心の娘・小梅ちゃんが元気よく挨拶します。

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春心はお鶴さんの娘で、和の幼馴染…小梅ちゃん&優梅ちゃん姉妹のお母さんです。

お鶴さんたちが帰ると、和はお得意さんへの配達へ!

すると、緑松の前で茫然と立ちつくす男性が1人。

和が今日は予約分のみと伝えると、男性は肩を落とし来た道を引き返していきます。

配達からの帰り道、和は先ほどの男性が公園のベンチに座っているのを発見!

ついほっとけずに声をかけると、彼は亡くなった母のお墓参りにきたそうで…

最近、身近で“よくないこと”が頻発していて、それがお墓に参ることをおざなりにしていたからではないかと懺悔の気持ちで来たらしい。

お詫びの気持ちを込めて亡き母の好物であった緑松の和菓子を墓前に…と

考えたのにうまくいかず落ち込んでいました。

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足の小指骨折、メガネ踏み壊し、奥さんと喧嘩して顔面に蹴りを食らうなど…

男性は災難続き!

「俺と知り合いになりませんか?」和が、ツイてない男性に謎の提案をします。

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このあと、放蕩息子から放蕩息子へ…ステキな提案が!

未熟者たちの所業…“未熟な花びら餅”が親孝行の助けとなる!

緑松へ戻った和は、厨房でコソコソと練習用の花びら餅を小さな箱に詰めます。

一果に見つかってしまい、事情を話します。

「修業してるもんが作ったのは売り物にならへん…けど、味は緑松のや。」

「袋持ってくる…私も修業中の身、一蓮托生です。」

一果は目をつぶってくれました。

「修業中のもんが作った未熟なお菓子です…知り合いやからお譲りします。」

「次は、お客さんとして来ます。」

ツイてない男性は袋を大事に両手で抱え、丁寧にお礼を述べます。

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平伍が隠れて見ていた…怒られちゃうのか!?

納入家は初詣に向かいます。

「どこぞの誰かが、自分の作った菓子を“未熟なもん”って言わなくなりますように!」

平伍は、聞こえるよう声にだしてお願いします。

ギクッとした和&一果。平伍は未熟者たちを怒りませんでした。

同じ頃、もう1人の放蕩息子はお墓の前で天国の母と一緒に花びら餅を食べていました。

「うんっうまい!」穏やかに唸る声が聞こえたのでした。

名前が嫌いになっちゃった小梅ちゃんの憂鬱。

梅のつぼみがモチーフの菓子“未開紅”が店頭に並ぶ季節。

節分の頃に食べるお菓子で、その愛らしい見た目から緑松の茶房でも大人気です。

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余談ですが、一果は復縁を狙う元カノ&片想いJKと3人で節分祭に行く予定。

一果は「平和だといいな」とポツリw

お休みのお鶴さんが、保育園帰りの小梅ちゃんたちを連れて茶房へ。

なんだか今日の小梅ちゃんはご機嫌斜めです。

未開紅の可愛さにテンション上がるも、梅がモチーフだと知った途端に食べるのを拒否!

実は小梅ちゃん、保育園でシゲくんと大喧嘩したらしい。

シゲくんが梅干しキライを公言して「小梅の名前に梅入ってる!しわしわの梅干しばーちゃんや!」と小梅を弄ったのが発端でした。

怒った小梅は、大好きなアニメキャラの必殺技をシゲくんにお見舞いしました。

保育園から事情を聞いてきた春心に、小梅は自分の名前が嫌いだと涙を流して訴えます。

名前が嫌だと泣く小梅を見て、お鶴さんが切ない表情をします。

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実は“小梅”の名前の由来は、お鶴さんの過去が関係しているんです…

「一生付き合うものやし…」

小梅たちを見送りながら、納野富紀(大原さやか)が心配します。

“緑松の小梅さん”を猫耳ニット帽の少女が探しにやってきた!

その日から、小梅ちゃんは自分の名前を捨ててモナカと名乗るようになりました…

お鶴さんの目を盗んで、小梅は1人で緑松へ。

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和はすぐにお鶴さんに保護連絡!

バタバタしていると、猫耳ニット帽の少女が誰かを探しに緑松を訪問します。

「小梅さんってこちらに?おじいちゃんのお遣いできました。」

40年位前の祖父と芸妓・小梅のツーショット写真を富紀に見せます。

彼女のおじいちゃんは現在入院中…一番大好きな未開紅の和菓子を見て思い立った祖父から「緑松の小梅にこれを返してくれ」と小さな桐箱を預かったそう。

「私も名前に梅入ってるんよ…梅花。」

梅に拒否反応を示す小梅に、梅花は花言葉を教えてくれました。

「梅の花は品があってちっちゃくてカワイイよ?」

小梅ちゃんは、たちまち梅にゾッコンになります!

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赤は優雅、白は厳かな美、桃色は清らか…

和は“清らか”の意味を、小梅に“めっちゃキレイ”と説明!

小梅さんを探すと言いだした小梅ちゃん。そこへやってきたのはお鶴さん。

「芸妓の小梅さんって知らん?あのお姉ちゃんが探してる!」と小梅。

それを聞いたお鶴さんの瞳が揺れます。

“小梅さん”と“小梅ちゃん”の真実!小梅ちゃんが名前を大好きになった日!

すると、厨房から出てきた巽政(岩崎ひろし)が「小梅さん」とお鶴さんに話しかけます。

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そう…お鶴さんが“芸妓の小梅さん”で!

梅花は祖父からの願い事を果たし、お鶴さんから未開紅をお土産にもらって帰っていきました。

跡取りだった梅花の祖父と小梅とは好き合った関係でした。

でも、家族の反対があり添えず…

別れを告げた小梅が去り際に残した“梅の花の簪”を、彼はずっと大事に持っていました。

お鶴さんが受け取った、簪が入った桐の箱には彼の想いが添えてありました。

“小梅 東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春な忘れそ”
「そばにおらんからゆうて、春を忘れんといてや…な、小梅」

春心は和に話します。

「娘たちの“梅”の字は母さんから…母さんが築いてきた芸の道は私の憧れ!だから、自分の子に“憧れ”を名付けたの。」

自分の名前がすっかりお気に入りになった桃瀬小梅は祖母に告げます。

「小梅は、名字を合わせると“ピンクの梅”…それって“清らか”って意味があるんやて。」

孫の言葉で、お鶴は小梅という芸名をお姉さんから授かった日を思い出します。

「あんたほっぺた桃色でおぼこいから小梅って名前にしよし。桃色の梅は清らかゆうんや…よう似合うてる!」

アニメ『であいもん』の次回に期待するもの

自らのルーツを知ることは、時として生きる糧になります。

注がれた愛情は、思い出として心の栄養に…時を超えた愛情を感じたお話でした。

第11話「よきかな」は、高校時代の和と雪平巴(松岡禎丞)について描かれます。

雪の季節に父に捨てられた一果にとって、きつい季節がやってきます…

一果が心配でなりません。

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