『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!指輪を受け取る妻は誰だ?

ドラマ『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想!

出典:『わたし旦那をシェアしてた』公式ページ

子供たちを救い出すためとはいえ、文江(夏木マリ)の腕にガラスでケガを負わせてしまった茜(岡本玲)は、息子が危篤状態というときにも限らず逮捕されてしまいました。

晴美(小池栄子)が「後のことは私に任せて」というと、恭平(平山浩行)が指輪を渡そうとした人物は晴美だとわかります。

恭平は最後に「指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」という言葉も残していたのですが…これはどういう意味だったのか。

晴美が指輪を受け取る予定だったのはあくまで憶測。

だからこそ文江は最後の課題を晴美に出しました。

その課題とは、「加奈子(りょう)を納得させる」というもの。

ふたりの妻の最終決着。そして晴美は、文江や恭平との決着をつけることになりました。

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『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)あらすじ

茜(岡本玲)は、美保(渡辺真起子)に逮捕される。

彼女は取調べで、恭平(平山浩行)が指輪を渡そうとしていた相手は晴美(小池栄子)だと証言する。

恭平は茜に「一番心の強い女性に指輪を渡す」という言葉と「この指輪を受け取る人間は、一番不幸になる人間だ」という謎のメッセージを言い残していた。

晴美、加奈子(りょう)、文江は美保から、茜の証言を聞く。

指輪が自分のものになるにもかかわらず、戸惑う晴美。

一方、加奈子は、晴美が指輪を受け取ることを認めない。

ドラマ『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)あらすじ①

晴美は文江(夏木マリ)から、“加奈子を納得させる”という最後の課題を与えられる。

晴美は加奈子と話し合おうとするものの、拒絶されてしまう。

悩む晴美は、拘置所にいる秀明(赤楚衛二)に会いに行く。

「恭平から選ばれても、まったくうれしくない」と苦しい胸の内を秀明に明かす晴美。

秀明は「恭平さんがどうして、あなたを選んだのかが分かる」と言い、さらに「それは、あなたにとってつらい現実かもしれない」と告げる。

晴美は秀明の言葉を聞いて考えた末に、恭平がなぜ自分に指輪を渡すつもりだったのか、ある結論を導き出す。

ドラマ『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)あらすじ②

晴美は、恭平が殺された事件現場に加奈子を呼び出す。

加奈子との“戦い”に決着をつけるつもりだった。

対峙する晴美と加奈子。晴美は加奈子に、自分が“妻”として恭平に選ばれた理由を語る――。
出典:『わたし旦那をシェアしてた』公式ページ

【ネタバレ】『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)の感想

茜(岡本玲)は晴美(小池栄子)が指輪を受け取るはずだったと納得する

慎吾(森優理斗)は危篤状態なうえ、心臓移植が必要な状況にあり、母の茜(岡本玲)は胸が張り裂けそうな想いでそこにいるのですが、ここで塚本(渡辺真起子)が現れます。

防犯カメラの映像から、茜が文江(夏木マリ)を殺そうとした現場を見つけ、逮捕に向かったのです。

実の息子が大事な時に!なんて思いますが、警察も証拠隠滅を危惧して出向いたのでしょう。

茜が警察に連れて行かれそうになると、晴美は言います。

「慎吾くんのことは、私たちがなんとかするから!」

その言葉を聞いた瞬間、晴美こそが指輪を受け取る人物だったのだと、茜は思いました。

心の強い人だからこそ、そんなことが言える。

実は、恭平(平山浩行)はもうひとつ言葉を遺していました。

「指輪を受け取った人間は不幸になる人間だ」

恭平が決めた人は、人の不幸も背負うことになる。

だからこそ、それに負けない心の強い人に、指輪を渡そうと思ったのです。

そうであれば、晴美であることが納得できます。が、これはあくまでも憶測にすぎません。

茜がそうだと言っても、もう一人の妻の加奈子(りょう)が納得するはずがありません。

しかし、3億円の使い道はみんな一致しています。

でも!それで納得してくれる文江ではありません。

そこで出された今回の課題。それが「加奈子を納得させること」でした。

恭平(平山浩行)ならどう考えるか…妻たちの答え

加奈子を納得させろと言われても、加奈子は加奈子で納得したくはありません。

受け入れてしまえば、自分の中の恭平がいなくなってしまうからです。

なので、晴美が話を持ち掛けてきても、聞く耳を持つことができません。あまりにも辛い。

だからこそ、こんなことも言います。

「早く私を納得させて」

どうしたらいいのかわからない晴美は、拘置所にいる秀明(赤楚衛二)を訪ねます。

そこで語られた晴美の胸の内は「選ばれても嬉しくない」というものでした。

恭平に選ばれても彼はもういない。なんだかんだで、加奈子と茜と一緒に過ごしてきた生活は充実したものです。

それをすべて手放して指輪だけ残っても嬉しくはないのです。

これは晴美にとってつらい現実。確かに、不幸になる人間ですね。

自分の想いを言葉にし、秀明には「本音に従えばいい」というような言葉を貰い、やっと晴美なりに答えを見つけ出すことができました。

晴美は加奈子を呼び出します。そこはシェアハウスではなく、恭平が殺された場所です。

決着をつけるなら、やっぱりここなのです。

そこで語った晴美の見解はこうです。

自分なら、恭平を陥れる書き込みをした茜も、恭平を見殺しにした秀明も許すことができてしまう。

辛い現実が起きても、それを受け入れることができる。現実から目を背けない。

だから、不幸になることも受け入れられるだろうと、自分を選んだと…。

この話を聞き、加奈子もやむなく晴美を認めることにしました。

すべては解決したと思ったが…復讐心の心は未だ消えず

課題をクリアした晴美は、自分が指輪を貰うべき妻だと文江に主張します。

一人に決まれば、約束通り3億円は晴美のもの。これで慎吾の心臓移植手術をすることができると思ったのですが。

「認めない!」

と!まさかの文江が認めないのです!

えー、話が違う…と言いたくもなりますが、これはもはや遺言に従っての問題ではなく「恭平の母」としての心理です。

息子がどうして晴美を選んだのかがわからない!

恭平がどうしてこんな手の込んだことをして死んでいったかがわからない!

実の息子のことなのに、何も理解できなかった苦しみを味わう文江。

その怒りの炎が消えないため、刑務所にいる茜から「心臓移植手術を受けさせてほしい」と言われてもこれを拒絶します。

同じ痛みを味わえばいいわ。そう言って茜の前から去っていきました。

しかし、晴美は思ったのです。

恭平は母である文江のことをよく理解しているからこそ話さなかったのではないだろうか?

というのも、晴美も娘の沙紀(平澤宏々路)から何も話してもらえなかった時、そう言われたのです。

話さなかったのは、母親がどう言うかをよくわかっているから。

だから恭平も文江に自分の考えを言えば、どう言われるかわかっていたのでしょう。

それは文江にとって悲しすぎる答え。余計に3億円を渡してくれません。

このドラマの最大の敵はやはり「姑」ということになるみたいです。

最後はまさかの妻たちから課題を出される文江(夏木マリ)

一番恭平の死を納得していないのは、母の文江。これには塚本も頭を悩ませます。

というか…慎吾を危険な状態にさせた文江に殺人未遂の罪はないのだろうか…とか思うんですが…まぁ置いておきましょう。

どうやったら文江を納得させられるかを考えた末に、晴美はひとつの案を思いついたのです。

それは、晴美たちが出した「課題」を文江にクリアしてもらうこと。

最後の課題には驚かされました。

それは「恭平ときちんとお別れをすること」です。

そのため、晴美は恭平の職場の関係者などを呼び、彼の葬式を執り行いました。

晴美が妻に選ばれた以上、彼女が喪主を務めることになんの問題もありません。

文江も最初は納得しませんでしたが、晴美が恭平の関係者の前で旦那をシェアしていたことを言い、それでも自分たちそれぞれを愛してくれたと告げました。

そして文江も、最終的には息子である恭平との思い出を語り、別れを受け入れたのです。

今まで強制的に3人に課題をやらせていた身でしたが、オウム返しの如く、選択権はなかった文江。

しかし、これで文江は3億円譲渡を認め、しかも彼女自身が慎吾を連れてアメリカへと旅立っていきました。

旦那をシェアしていたシングルマザーたち。一つ屋根の下で平穏に…と思ったら、10個目の嘘がとんでもなかった

数ヶ月が経ち、慎吾は無事に手術を終え、アメリカから帰国。そして、茜も戻ってきました。

ハウスに集った3人の妻と文江は何事もなかったかのように、3人で協力して子供たちを育てながら生活をしていくこととなりました。

確かに、恭平が指輪を渡そうと思った相手は晴美かもしれません。

しかし、それで他の2人を切り捨てるということは、恭平ならしないでしょう。

むしろ晴美だからこそ、加奈子のことも、茜のことも受け入れてくれると思ったから指輪を渡したのだと思われます。

つまり、誰が本当の妻!ではなく、3人とも恭平の妻なんです。

これからも亡き旦那をシェアしていく妻たち、笑顔あふれる生活をしていくことに…。

しかも指輪にいたっては、晴美の指にも、加奈子の指にも入りませんでしたからね。

じゃあ茜だったか?いいえ、指輪がぴったりとハマったのは慎香(池谷美音)。

形だけのものっていうのは、どうやらこの人たちにはいらないみたいです。

これで終わりかと思いきや、ここにもう一人シングルマザーが加わったのです。

それは塚本。一人息子と共にやって来た塚本に、全員が驚きです。

これこそが、恭平が残した嘘の10個目。

事実婚4人目がいたこと!しかもそれが塚本!

穏やかにハッピーエンドでした~でレビューも終わりたかったのに…恭平、やってくれたな。って気分です。

『わたし旦那をシェアしてた』第10話(最終回)あらすじ・ネタバレ感想まとめ

先が読めないどころか読ませないようにうまく作られていた気がしました。

晴美が妻に選ばれるのはまぁ、主人公ポジションだから予想できましたし、よくよく見たら茜が裏切者?みたいなポジションなのも予想できないことなかったんですよね。

オープニングにも出てくる黒いドレス姿の3人。茜だけなんかドレスの質が違った、みたいに。

しかし、塚本が4人目の妻は!さすがに驚きましたよ。

途中で文江が母であることも驚きましたがね。

しかし、最終的に心の強さ、人を受け入れることのできる優しい人だからこそ、余命僅かの恭平は色々と託し、復讐に向かったんだろうなあと思うこともできました。

「あなたの妻は私でしょ!」と大騒ぎだったこのドラマもこれで終了。楽しめました。

また、Huluで7年後の妻たちという続編が配信されているので、そちらも見てみたいと思っている次第です。ありがとうございます。

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